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あの津波が何もかも奪ってしまった。 屋台も、ガス台も焼き器も、生きる気力さえ… 不景気で客足が減ってどうにもならなくなり、商売仲間の多くが新しい河岸を求めて旅立って行った。 僕は、あの娘が来るかも知れないとずいぶん粘っていたけど、春を待たずに…
はじめは日本人かと思った。 少し肌の浅黒い女の子だった。 初めて来た時、しばらくこちらの様子を見ていたが、目が合うと覚悟を決めたように指を一本立てた。 1パックと言うことだ。 僕が焼き始めるとじっと作業を見ている。 普通の客は焼き上がるまで、あ…
がちゃ、どやどや ティパニ「あかん、心臓破裂しそうや」 ソニ「ウ、ウチも」 ジェシカ「やっとゲネプロ終わったところやで。本番までまだ3時間もあるのに、そない緊張しとって大丈夫かいな」 スヨン「とにかくお弁当食べぇな。今しか食う時間ないんやで(…
役員A「それで、例の日本人の件はどないなっとるの?」 役員B「幸いなことに外部には漏れへんかったようや」 役員A「頼むでホンマ。トンバンのゴタゴタの上、スジュも問題続きや」 役員C「f(x)も今イチ伸びんしなぁ。結局少女時代しか残ってへんのやで」…
<告> 当社契約歌手キム・テヨン(少女時代) 上記の者、少女時代リーダーの資格を剥奪する。 また就労時及び当社が認めたる者の同行する場合を除き いかなる理由があろうと自室にて謹慎を申しつける。 尚この命令は即日有効とし、期間は無期限とする。 ス…
ソニ「ココマ、あんた、何も感じんか?」 テヨン「なにを?」 ソニ「なんかこの部屋、気配がするねん。昨日も夜中にカサカサ音がして…」 テヨン「そ、そうか? ウチは気付へんかったなぁ。爆睡しとったから」 ソニ「コンサートの準備とかでくたびれとるのは…
がちゃ テヨン「(そー)スズキさん、おるの?」 チョンジュ「わん(ててて)」 スズキ「あ、テヨンさん(ごそごそ)」 テヨン「すんまへんな、クロークの中は狭いやろ。いつも残りモンで悪いけど、これ晩御飯な」 スズキ「こっちこそ、えらい迷惑かけてもう…
ソヒョン「こんばんは、お花をどうぞ〜。はい、お花をどうぞ」 ヨンファ「今夜も来ている…。 最近この清渓川で、毎晩のようにピンクの花を配って歩いてとるあの娘は誰なんやろう? 今時マタンゴの着ぐるみなんてセンス良すぎるで」 ソヒョン「お花をどうぞ〜…
私は恋愛が苦手である。 恋愛するのも、恋愛小説を読むのも、恋愛映画を観るのも苦手だ。 だから関西ソニョシデに恋愛的要素はあまりない。 実際の少女時代も恋愛禁止だからそれで良いはずだし。 ただし、根拠のないスキャンダルやアンチの立てた噂にはすぐ…