関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第789話 そに散歩 〜フィリピン編〜(その1)

ソニ「(下からフレームイン)あんにょ〜ん、よろぶん!」
テロップ:散歩人 イ・スンギ
ソニ「最近歩いてますか? 散歩ってええですよー。さぁ、散歩に出かけましょう!」
♪ポロロ〜ン

OP
テーマ曲:BIG BELL「ほのか」
テロップ:散歩は 大人の休み時間
     一歩 踏み出せば 冒険が始まる


01:メトロ・マニラ

ソニ「今ウチが立っているのは、ピリピン最大の島ルソン島、マニラの街角でございます~」
ウェンディ「いよっ、海外ロケ!(パチパチパチ)」
ソニ「前回は同じ海外でも、日本のビンボ臭い田舎町を旅させられましたが、今回はリゾートの匂いがしますねー」
ウェンディ「ビンボ臭いとかゆうたらその町の人が気ぃ悪ぅしますで」
ソニ「自分は行ってへんからそんなことゆうねん。古ーい城下町とか、廃墟と馬糞しかない岬とか歩かされたんやで。少女時代にふさわしくない、オシャレ感覚ゼロの場所ばっかやってん」
ウェンディ「しえー。なんでまたそんなところに?」
ソニ「この番組のスタッフは、ここ(頭)がおかしいんじゃ」
ウェンディ「まぁまぁ番組冒頭からスタッフ批判しても仕方ありまへん。今回はそんな田舎ちゃうんやから、機嫌直して進行しまひょ」
ソニ「うむ、そやな。このアホどもにはなにゆうても無駄や。…えーっと、そんじゃ今回の旅のお供を紹介します。もおすでに登場してますが、魔女鼻と貧乳が印象的なこの女です」
ウェンディ「(ずこっ)鼻はともかく、貧乳は傷つくなぁ。ぶっちゃけクマちゃんの方がペチャパイやと思いますが」
ソニ「目くそ鼻くそや」
ウェンディ「そらねえさんはそこそこ豊かやからそお思うでしょうけど、我が社の女子アイドルは基本的にペッタンコばっかでっせ。それがSMの伝統でしょ」
ソニ「確かに以前はそおやった。そやけど、今は方針が変わったんだよ。Red Velvetかて、カン・スルギやパク・スヨンみたいなボリューミーな女がセンターを務めるよおになってるやろ」
ウェンディ「スヨンはともかく、クマちゃんのどこがボリューミーでっか?」
ソニ「顔」
ウェンディ「う…、否定できん」
ソニ「そして海外ってことで、今回も歩くWikipedia、ロボット三等兵ことペ・ジュヒョンを連れてきております」
アイリーン「ども~。ハッピネース!」
ウェンディ「ご苦労様です。そやけどペジュねえよりウチの検索の方が速いと思いますが」
ソニ「電波届かんとこに行ったらこいつのメモリが役に立つ」
アイリーン「そおでっせ。今回『地球の歩き方ピリピン篇('10~'11)』を丸暗記してきましたし」
ウェンディ「(かくん)いつのデータやねん」
ソニ「さて、それではあらためて場所の紹介ですが、ここはニノイ・アキノ空港からクルマで30~40分ほどのメトロ・マニラと呼ばれる地区で、ゆうてみれば一番の繁華街ですね」
ウェンディ「そーでんなぁ。ヘンテコリンなバスがよーさん走っとります」

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アイリーン「あれはジプニーちゅう乗り合いタクシーで、もともとはジープを改造して作ってたんでその名があるんですわ」
ソニ「なるほど」
ウェンディ「そしてほとんどの運転手さんには歯がありません。まるで競輪場の客のよおです」

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ソニ「ジプニーの運ちゃんに限らず、歯のないおっちゃんおばちゃんが多い。そやからタガログ語ってあんなぺちゃぺちゃしたしゃべり方なんやな」
アイリーン「すごい偏見かましてくるなぁ」
ウェンディ「さらに道がどこも大渋滞ですね。一国の首都ゆうのに、交差点に信号がなく、とにかく鼻先突っ込んだモンが勝ちって状況です」
ソニ「何百台てクルマのクラクションが鳴り響いて、まともに会話も出来んくらいうるさいもんなぁ」

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ウェンディ「なんで信号作らないんですかねぇ」
ソニ「作っても誰も守らないからやないの?」
アイリーン「さっきから偏見が酷い」
ソニ「とにかくみんなやりたい放題って感じがする。治安とかも悪そお」
ウェンディ「街の角々に拳銃持ったおまわり立ってますよ」
ソニ「拳銃どころかウチが見たおまわりはショットガン持ってたで」
ウェンディ「(ぴゃー)マジっすか?」
アイリーン「犯罪抑止のためにわざと見せているのでは?」
ソニ「ほな弾込めてないと思うか?」
アイリーン「そ、それはやっぱり装填してるでしょうね」
ソニ「間違いないって。そんなもん近くでぶっ放されて巻き添え食ったらシャレにならん」
ウェンディ「確かにホテル一歩出たとたんにタカリのおっちゃんたちに取り囲まれましたもんね。ビビりますわ」
ソニ「うむ。働きもせんと他人から金貰うことばっかり考えてやがる。民度が低い」
アイリーン「ええ加減ピリピン政府から怒られまっせ」
ソニ「まぁソウル駅の回りにも似たよおな奴はおるけどな」
アイリーン「全然フォローになってないし」
ウェンディ「とにかく、こっからふたブロック先にでっかいショッピングモールがあって、灯りが煌々とともってるのに、道を渡るのさえ怖くて行けまへん。ホテルの前から動けないでおるのです」
アイリーン「もお夕方やからなおさら怖いよね」
ソニ「こんなヤバイ場所で『そに散歩』が成り立つのか、と思うたあなた、ご安心くだされ。今日はとりあえずピリピンに入っただけ。明日別の場所に移動して、そこが今回の舞台となるのです」
ウェンディ「別の場所ってどこですの?」
ソニ「それが“行けば判ります”てアホスタッフが繰り返すのみで教えてくれへんのや」
アイリーン「(かくん)なんでそんな『LEVEL UP PROJECT』方式なんです?」
ソニ「多分アホなりに『LEVEL UP PROJECT』観て研究したんやろ。いらんこと覚えやがって(ぷんすか)」
ウェンディ「ピリピンゆうたらやっぱ海でしょ? ちゅうことはセブ島とかなのでは? マリン・アクティビティとかダイビングとか」
ソニ「やったらええけどな。一応水着数番持って来たし」
アイリーン「そんなロケに、水が苦手なウチやスンワンを連れてきますやろか?」
ソニ「うっ」
ウェンディ「確かに」
ソニ「なんか太平洋戦争の跡地とか巡って、日本兵の墓参りさせられそおな気がしてきた」
ウェンディ「そんなアホな」
ソニ「あり得るんやって。日本でも神社やら寺やらばっか行かせよるんやから」
アイリーン「今の両国の関係だとなかなか危険な企画ですね」
ソニ「とにかく極めつけのアホどもやからな。何考えてるか判ったもんやない」

ナレーション:あっは、アホアホ失礼なソニさんですねぇ。少しはスタッフを信用してください。とにかく旅の本番は明日。今日は大人しくホテルで過ごして、間違ってもショットガン警官を刺激しないよおに。本当に撃たれちゃいますからね。
 さて、旅の舞台は一体どこなんでしょう? それは次回明らかになりますよ。






※今回の旅は10年前の記憶に基づいておりますので、現在のフィリピンと違っている可能性があります。あくまでフィクションてことでよろしくお願いします。m(__)m

※「ソウル駅の回りにも似たよおな奴はおるけどな」…以前ソウル駅の前でぼーっと立ってたら、タカリのおっさんにタバコを無心されたことがある(この頃はまだタバコを吸っていた)。一本差し出したら強引に二本引き抜いてニタリと笑った。その目が「ニホン人だけに~」と言っていた。←ややうそ