関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第286話 彩芽さんにご報告

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     『飛雄馬スマホを買う』


がちゃ
JYP「ここが練習室や」
ペク・アヨン「ほえー(キョロキョロ) 汗くさぁ」
JYP「自分、ここで一所懸命稽古積んだら、なるだけ早くデビュー出来るよう、ワシも努力するから」
アヨン「おおきに。『K−Popスター』で優勝出来へんかったから歌手になるのは無理かと思うたんですけど、JYPEに拾われて幸運です。死んだ気で頑張ります」
JYP「うむうむ。自分には期待してるよって、同じ練習生でも特別待遇やで」
アヨン「ありがとうございます」
JYP「学生やったら基本料金が3年間無料やし、JYP同士の通話料も無料。家族の通話料も無料や」
アヨン「え? そもそも練習生のレッスン代はタダなんでしょ? それに通話料って?」
JYP「それだけやなく、自分には特別に個人トレーナーをつけることにした」
アヨン「個人トレーナー?」
JYP「(パチン)入って来いや」
JOO「♪お呼びですかぁ〜
アヨン「わ、誰?」
JOO「(がくっ)誰てあるか、誰て。JYPの宝石、韓国の蒼井優、ジュ様やないかい」
アヨン「あー、そういえばいたなぁ(懐かしー)」
JOO「(ムキーッ)貴様、自分の先生に向かってええ度胸やな。いぢめてやる!」
JYP「まぁまぁ、落ち着けや。アヨン、ミンジュはこう見えても歌唱力ではウチの事務所トップクラスや。彼女のゆうことをよく聞いて、まずはプロにふさわしい実力を養うんやで」
アヨン「だぁってぇ、この人、歌唱力はプロ級としても、それに見合う活躍してないやないですか」
JYP「まぁ確かに。インフォバーがどんだけオシャレで使いやすくても、販売実績が上がらないのと同じことやけどな」
アヨン「よくわかりまへんけど、プロの世界って実力だけやないと思う」
JOO「(ズキッ)実力がなかったら、売れようもないんじゃ、ボケ」
JYP「そりゃあ実力だけの世界やないけど、JYPEのタレントにはその名を背負うにふさわしい水準が必要や。水準に達しない者をプロにはさせられん。
  つまり、ジュがOKとゆわん限り、自分のデビューはないゆうことや」
アヨン「だからって、なんでジュさんなんでっか? JYPには2AM先輩とかいらっしゃるやないですか」
JYP「だってジュが一番ヒマなんやもん(笑)」
JOO「(ズキズキ)いてて、心臓が痛い」
JYP「ええ子にしとったら、いずれグォンでもチャンミンでもつけてやるから」
アヨン「ちぇー、仕方ない。ほな我慢しますぅ」
JOO「我慢するとはなんじゃ、こら」
アヨン「だってそうなんやもん」
JYP「とにかく、ジュ先輩のゆうことをよく聞いて、早くデビュー出来るように頑張れや」
アヨン「はーい」
ばたん
アヨン「ほな、ジュ先輩、お願いしますぅ(ペコリン)。とりあえず何から歌います? JYPEやからやっぱ『Be My Baby』ですかね」
JOO「ここはカラオケルームか! まずは体力作りと発声練習に来まっとるやろう」
アヨン「出た出た(笑)。そんなことやから売れないんですよ」
JOO「なんやとお? 昔から歌手とアナウンサーと声優になるためには、腹筋と発声練習が何よりの基本やぞ」
アヨン「大丈夫かなぁ、こんな昭和なトレーナーに習ってて(ぼそぼそ)」
JOO「聞こえとるぞ」
アヨン「じゃあ先輩はさぞかし真面目に基礎練習をおやりになったんでしょうね?」
JOO「そらもお血反吐を吐くほどな。いっかいデビューした後、また練習生に戻って2年半、基礎練習は欠かしたことないで」
アヨン「ははぁ、なるほど。だからバラードしか歌えないんですよ」
JOO「はぁ?」
アヨン「アタシはねえ、そもそもSMEに入りたかったんです。テヨンさんが憧れなんです。あんな風に、何でも歌えて、可愛くて、人気がある歌手になりたいんですよ」
JOO「そやから一所懸命稽古せえよ。テヨンねえさんかて、中学の時から毎晩遅くまで…」
アヨン「そんなん長澤まさみです、都市伝説ですよ。テヨンさんは生まれつき歌が上手いから、まともに練習したことないそうです」
JOO「アホかいな、いったい誰がそんなことを?」
アヨン「テヨンさん自身が。『K−Popスター』で一緒にやったときに。
  ”アヨンは生まれつき上手やから、練習なんか一生せんでええ。気持ちよく心のままに歌うのが一番や”てアドバイスをくれました」
JOO「うわぁ…(ねえさん、こんな子どもまで潰そうとそんな嘘を…。恐ろしい人やな)」
アヨン「ホンマに素敵な人やったわ、テヨンさん。(チラリ)誰かさんと違ってね」
JOO「…」
アヨン「だいたいアタシってJYPゆうよりSME顔やと思いまへんか?」
JOO「いや、だいぶJYP顔やと思うで」
アヨン「そうかなぁ。きゅっと目尻が上がった感じが、BoAさんやテヨンさんみたいやと思うんやけど」
JOO「あのふたりはそれをきつく見せない柔らかい輪郭とか可愛らしい要素があるんや。自分、吊り目なだけやん」
アヨン「そんなん眉毛ボーボーの先輩にゆわれてもなぁ(プンプン)」
JOO「(ウッキー)そんなにSMEがええんなら、あっちに行けばええやろ! なんでJYPに入って来たんや!」
アヨン「だぁってぇ、SMEは採用してくれへんかったし、誘うてくれたのがJYPEやったから、妥協して」
JOO「(こ、こいつ、どうしてくれよう)うーん…そんな信念のないことでプロになれるかなぁ」
アヨン「信念?」
JOO「そや。”SMEがあかんやったからJYPで”ゆうのは主体性がなさすぎや。
  たとえば、JYP師匠が用意したデビュー曲がバラードやったとしたら、間違いなくそれでデビューしてまうやろ。
  自分、一生バラード歌手ゆうイメージ持たれるんやで」
アヨン「そ、それはちょっと嫌かも」
JOO「デビューの衣装が師匠好みのシースルー、もしくは半裸やったら、それでもデビューするか? それを突っぱねるだけの信念が貴様にあるんか?」
アヨン「う、そうゆわれたら…(汗)」
JOO「ところで、ウチの知っとるお人で、甲子園で準優勝した投手がおるんやけどな」
アヨン「はぁ(急になんの話?)」
JOO「準決勝で爪を負傷してなかったら、間違いなく優勝してたやろ。
  その実績もあって、高校を卒業するとき11球団からスカウトされたんやけど、彼の意中の球団だけが唯一スカウトに来なかったんや」
アヨン「なんだか江川っぽいし清原っぽいけど違うような」
JOO「そやからその人は、11球団からの誘いをすべて蹴って、意中の球団にテスト入団で入ったんやで」
アヨン「へー。それでその人、プロで活躍出来たんですか?」
JOO「勿論や。球質が軽いゆう弱点があったけど、数々の魔球でそれを克服したし、現役を退いた後も携帯電話会社のCMに起用されるなど、ずっと人気者や」
アヨン「つ、つまり、アタシも意中の事務所にこだわれと? SMEにテスト入団しろと?」
JOO「さぁ、それは自分が決めることや。とにかくこの事務所におる限り、自分のトレーナーはウチな訳で、ウチは腹筋と発声練習は絶対やらすからな」
アヨン「そうか、ここがアタシの信念の見せ所ってことやな。
  このままJYPEにおってもしょせん練習生やし、だったらSMEにオーディションで入っても同じこと。
  それならかったるい基礎練習なんかしとらんと、思い切ってSMEの扉をノックすべきや。そうゆうことですよね、先輩?」
JOO「それはウチの立場ではなんとも(ピーピー)。自分のあった道を選択したらええ」
アヨン「意外に役に立つことゆうやないですか。それではそのようにいたします」
JOO「はーい、頑張ってね」
アヨン「SME歌手ペク・アヨンのデビューを心待ちにしててくださいね。バイバイキーン!」
JOO「うむ。無事デビュー出来たら彩芽さんに報告してやろう」


JYP「なにぃ、やめた?」
JOO「へい。もうその日のうちに」
JYP「貴様、いぢめたんやないやろな?」
JOO「とんでもない。チクチク、チクチク…どっちかとゆうとウチがいぢめられたようなもんですわ」
JYP「はぁ…(がっくり)アヨンは逸材やったのになぁ。期待してた自分はさっぱり売れへんし、オーディションで落としたアイユは大化けするし、ここ数年巡りが悪いなぁ」
JOO「それって、docomo帝国とソフトバンクに挟まれた某携帯会社の嘆きに似てますね(笑)、JYPエンタあらためauエンタにしたらどうです?」
JYP「やかましい! 人ごとみたいにゆうな!」
バーン!
アヨン「(はぁはぁ)遅くなりました! さぁ早速稽古お願いします。まずは腹筋ですか? 発声練習ですか?」
JOO「はぁ?」
JYP「ペク・アヨン、自分、やめたて聞いたけど?」
アヨン「な、何をおっしゃいますか。アタシは生まれたときからJYP顔。ここ以外の事務所なんて考えたこともありまへんて。あは、あははは」
JOO「ははぁ、SMのオーディション、落ちたんやな」
アヨン「エ、SMってなんの話ですか? スごくきれいなミンジュねえさんの略かしら、ホホホ」
JOO「やれやれ…彩芽さんになんとご報告したらええもんか(ため息)」
JYP「ああ、逸材取り放題のSMEがうらやましいなぁ」







※今回ちょっと時事ネタがきついので、トップに動画を貼らせてもらったけど、この動画が閲覧禁止になったらどうしよう(ぶるぶる)。
 私はdocomoユーザーなのでauのことはよく知らないが、auユーザーの知人がけっこうソフトバンクに乗り換えているので苦戦している気がする。
 ちなみに私は殉教するつもりで、少女時代がサムソンの”オムニア”を宣伝してたときはdocomoと別にソフトバンクと契約して”オムニア”を買ったし、
 LGの”チョコレートフォン”をやってるときは日本で出たら買おうと思っていた(韓国でも評判が悪いのは知ってたけど)。
 今はアイユが宣伝してるサムソンの”ギャラクシー”を使っている。パナソニックの携帯に換えてすぐ出たので、泣く泣く2台分端末代を払っているのだ。
 ”ギャラクシー”は”オムニア”よりはるかに進化してるが、国産でないのでお財布機能がない。少女時代やアイユのコンサートは電子チケットなので、このままでは行けないことになる。
 なかなかに「ワイルドだろーぉ」な携帯生活といえよう(笑)。
 ちなみに私の知ってるアイユ病みのブログ主さんは、”ギャラクシー”ではないスマホを使っている。


docomoユーザーとしては、剛力的ショートカット女優波瑠が出ているCFがちょっと気になる今日この頃。
    


※ペク・アヨンに関しては第271話を参照のこと。
 イヌ企画さんにもいい記事があります。
 http://d.hatena.ne.jp/k2atweb/20120524/1337863313


都市伝説の女