関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第575話 第3回関西ソニョシデ歌謡祭:大反省会

     「本日ほろ酔いSETはありません」


チユル「んしょ…、後はトイレに貼って、と」
ペタペタ
チユル「マスター、店中に貼り紙、貼り終わりました」
ひげ八親父「よーし。ヒメカンテンナマコやらミカワエビやら、怪しい深海生物も大量に仕入れたし、どーんと来いや」
チユル「今年はビール売りのバイトはいないんですか?」
ひげ八親父「ののきゃんか。あれ以来テレビや雑誌でえらい売れちゃってなぁ、もおビールの売り子は卒業したみたいや」
チユル「えーっ? てことは私が売り子を?」
ひげ八親父「いんや。今年は勝手に呑んで貰う!(どーん)」
チユル「こ、これは業務用ビールサーバー…」
ひげ八親父「セルフで飲み放題の大盤振る舞いや」
チユル「ひゃー。でも、半端なく呑みますよ、あの人たち。赤字になるんじゃ…」
ひげ八親父「大丈夫、中身はホワイトベルグやから」
チユル「と言うと、木馬のような強襲揚陸艦…」
ひげ八親父「それはホワイトべースや。キミまでボケてどないすんねん」
チユル「す、すみません」


    


ひげ八親父「ホワイトベルグ第3のビールとゆわれる発泡性アルコール飲料やが、その中では抜群に上手いと評判や。これならいくら呑まれても原価は知れとる」
チユル「えー、でもビールと同じような味はしないんでしょ?」
ひげ八親父「もともと奴らに味なんか判るもんか。
  それにどうせモッコリ(ビール+マッコリ)やポクタンジュ(ビール+焼酎)に使うんやから、これで充分やって」
チユル「なるほどー」
わーわー、がやがやがや
ひげ八親父「ん? そんなことゆうとったら、早速来たみたいやな。
  いらっしゃーい!」
チユル「いらっしゃいませー。奥へどうぞー」
ウンジ「ありがとう(しゃなりしゃなり)」
チユル「…! ウンジ、そ、その格好は?」


    


ウンジ「ん? 今夜はウチから重大発表のあるけん、正装して来たとよ」
ひげ八親父「重大発表?」
ミナ(AOA)「ユギョンが辞めた原因が”実はイジメでした”ってことなら、もうみんな知っとるばい」
ユナ(AOA)「そがん、そがん」
ウンジ「イジメやなか!(うきーっ) 重大発表の中身は今は言えん。そん時になってのお楽しみたい」
ミナ(AOA)「どーせ大したことやなかろうもん」
ユナ(AOA)「そーたい。たーだドレスば着てみたかっただけやろち」
ウンジ「それもちっとはある(てへへ)。
  こんドレスかて去年のKBS演技大賞ん時にしか着とらんけん、勿体なかしね」
ミナ(AOA)「そらぁあーたの勝手ばってんが。背中丸出しで風邪ひかんごてしなっせよ」
ウンジ「おう、まかせんね。チユルねえちゃん、席はここでよかと?」
チユル「え、えーと、外国語を話す人たちは、こちらの隅へどうぞー(よく判らないけど、どうやらあの格好で通すつもりみたいね)」
ユナ(AOA)「む、九州モンやけんて差別されたばい」
ミナ(AOA)「九州モンやなか、釜山モンや」


ソニ「酒や、酒や、酒持って来〜い!」
スヨン春団治か」
ソヒョン「知っとる? 『浪速恋しぐれ』で歌われている桂春団治は、初代とゆわれてるけど、実際には二代目やったんやで」
ユナ「そんな蘊蓄、どーでもえーわ」
チユル「ビールは飲み放題です。セルフでお願いしまーす」
ミナ(AOA)「ビールやらいらんばい。C1ば持って来て、C1ば」
チユル「し、C1はちょっと…。うちはチャミスルしか」
ウンジ「(けっ)こっだけんソウルはスカンたい。焼酎ゆうたらC1に決まっとるでしょうが」
ミナ(AOA)「そぎゃんそぎゃん」
ジェシカ「ウチはモヒートシカ呑みません。モヒート、プリーズ」
ユリ「お、さすがファッションデザイナー、オシャレやな。ほんならウチも。モヒート、モヒートつください」
ヒョヨン「(ずこ)全然オシャレやない」


チユル「マスター、全員焼酎かカクテルで、ホワイトベルグが全然売れません」
ひげ八親父「がーん!」
チユル「普通にデンプシービールで良かったんじゃないですか?」
ひげ八親父「いや、ホワイトファング違うから」


商店街会長「それでは、お疲れ様でしした。乾杯!」
全員「コンベー!」
チャーン!
ソニ「(ぐびぐび)なんで商店街会長のおっさんが乾杯の音頭をとるんやろ?」
スヨン「(がびがび)全州からわざわざ出てこんでもええのになぁ」
春日三球「それ考え始めると、一晩中眠れなくなっちゃいますね」
テヨン「(うわっ)自分も来たんかい!」
JOO「それでは今年もお楽しみ、全投票結果の一覧表を配りまーす」
NC.A「下の文字をクリックしてダウンロードしてくださいネー」


  第3回歌謡祭_総投票結果(改).xls 直


APink「どれどれ、早速拝見(くりくり)…うわー、これは凄い」
AOA「ウチら、票割れ過ぎやー」
ヨンミン「AOA、IUが票割れで1曲しかない少女時代に惜敗と言う構図がよく判りますね」
クッキーマン「APinkも『Mr.Chu』と『LUV』で割れた感じやな」
JYP「KARAは1曲しかないのにこの順位ですけどね」
スンヨン「放っとけや」
ヨンミン「あとLABOUMの躍進が目立ったところか」
JOO「順に見ていきましょう。
  去年の反省ネタとしては、フォームがイッコしかないことで投票者の混乱を招いたってことでしたが」
商店街会長「今年は各部門に専用のフォームを作ったので、その辺の混乱はなかったと思います。
  歌謡祭も3回目だし、各賞に関しては何度も説明してるので、その規定を守れなかったものに関しては仕方なく無効としていますが、ご容赦ください。
  これくらいええやろ、と言う確信犯の方もおられますが、その旨ひと言ないと認めることが出来ません。コメント欄を有効にお使いください」
NC.A「去年の反省が概ね生きたってことですね」
商店街会長「そうやけど、必須順位が多すぎたかもってのは反省しとる。
  実際必須項目を埋めないまま投票された方も何人かいらっしゃった」
JOO「なるほど」
商店街会長「それに関しては、こっちの見通しが甘かったということで、基本的には認めてます。来年はもう少しハードルを下げようかなと」
NC.A「ビデオ部門やGP部門の5位までってのは、さすがに多かったかも」
商店街会長「ただ、違反される方にひとこと言いたいのは、他の多くの方は一所懸命考えて規定を満たしてから投票されています。
  そんなK−Pop仲間のためにも、自分だけならええやろと言う甘えを、この趣味のブログに持ち込むのは遠慮願いたい。
  こんな狭いブログではひとりのわがままが大きく結果を左右することになりかねないからです。
  事実、GP部門におけるしるれじまぬさんの投票では、有効とするかしないかで非常に悩みました。
  結果事情を顧みて採用した訳ですが、無効としていれば、今年のGP賞はAPinkの『Mr.Chu』となっていたのは集計表の通りです」
スマン「あー、確かに」
商店街会長「しるれさんはやむを得ない事情をお書きでしたので、有効としたことに反省はありませんが、もしコメントがなければ無効にしていたかもしれません」
ボミ「あっ、そおか(がーん)」
商店街会長「コメント欄の活用について、この事例を通しても再度お考え願いたいと思います」
JOO「あと、フォームの仕様によりハングルが表示されない訳ですが、禁止としつこく書いてあるのにハングルで投票されて来た方がいますね」
商店街会長「多分ハングルなんやろね、文字化けしとるけど」
JOO「こういう投票に関してはいかがですか?」
商店街会長「これは仕方がない。こうゆう人はなに言っても直らないから。
  ビデオ部門にそのような投票があった訳ですが、動画のURLが貼ってあったので特定出来ました。それで良しとします。
  URLがなく特定が不可能となれば無効にするしかありません」
NC.A「ま、そうやね。結局自分に返ってくる訳やから」
商店街会長「加えて、ワシが”いらっ”としますけどね」
NC.A「おっちゃんの気持ちはどおでもえええわ」


ジェシカ「すいませーん、モヒートおかわりください」
ユリ「ウチのも(ひっく)モヒートつ」
ソニ「しつこいわ」
チユル「カクテルばっかりですねぇ」
ひげ八親父「(くそー)よし、ソーダ水の代わりにラムをホワイトベルグで割って出そう」
チユル「そんな無茶な」


JOO「今年はジェシカ部門が特設された訳ですが…」
スマン「良かったんやないの? シカがどれほどみんなに愛されていたか、よく判った」
商店街会長「集計、大変やったけどね」
ヨンミン「印象的には『冷麺』『始球式』『画伯』この3大ネタやな」
スマン「『画伯』が『冷麺』食いながら『始球式』をやるって三題噺が出来そうやな(がっはっは)」
ジェシカ「ウチで遊ばんといて、クビにしたくせに(ヒーン)」
スマン「あ、『ヒーン』もあったな」
NC.A「来年はソルリ部門とかやれそうな気がしますね」
ソルリ「やめてや、シャレにならん(びくびく)」


JOO「ビデオ部門については先ほども言いましたが、とにかくAOAの票割れが凄かったっす」
NC.A「集計してみたら、他のグループと演ったスペシャルステージまで含めると、AOAが獲得した票は丁度100ポイントになります」
ソルヒョン「どしゃー(楳図かずお風ずっこけ)」
JOO「まぁIUとともに、さまざまな場面でペンを魅了したと思えばええんやないでしょうか?」
ヘギョン「くそー、今年は1曲のみで勝負してやる!」
ユギョン「パボ野郎! なにゆうてんのや。今年こそAOAブラックを復活させるんだい!」
ジミン「あんた誰?」
ユギョン「…!(がーん)」


クッキーマン「ビデオ部門ゆうのは、もともとMV部門として始まった訳でしょ?」
商店街会長「そやね。第1回はそうやった」
クッキーマン「そやけど、今回の結果を見るとMVへの投票は少ないですね」
ヨンミン「そやな。割と一度放送されただけのレア動画とか、EXIDのチャート逆走のきっかけになったファンカムとか目立つわ」
JYP「ビデオ部門の1位がキム・ユジョンのパフォーマンスですからね(笑)」
商店街会長「その辺に、この歌謡祭の独自性が見てとれてええと思う。
  特にEXIDのファンカムはトピックやったから、何らかの形で賞賛されてええはずや」
JOO「そおゆうたら、歌謡祭以外でこうした動画を取り上げる企画はありませんね」
商店街会長「そこに歌謡祭の意義がある訳や(えっへん)」
NC.A「自画自賛(笑)」


スヨン「しーましぇん、もひート、おかわりー」
チユル「はーい(タタタタ)」
テヨン「なんや、なんや、奴ら、なに呑んでるや?」
ティパニ「もてようとして、カクテルばっかり呑んでる奴らがいるんですよー」
テヨン「なーにぃー! やっちまったなぁ」
ティパニ「男は黙ってー」
テヨン「猿酒!」
ティパニ「男は黙ってー」
テヨン「猿酒!」
ティパニ「発酵するまで待てないよう」


JOO「新人賞部門についてはいかがご覧になります?」
スマン「今にして思えばLABOUMてのも納得やけど、最初は驚いたなぁ」
ヨンミン「デビューがあまりパッとしませんでしたからね」
スマン「ある意味、2曲目の『オットカレ』だけで勝ったようなもんやで」
商店街会長「そおゆう意味じゃ、LOVELYZはデビュー曲のみで、よおここまで上がってきたな」
ヨンミン「イメージ戦略の勝利でしょうね。蓋を開けてみたらそこまで可愛くなかったし(笑)」
JYP「2曲目で馬脚を現して失脚って可能性もあるし(笑)」
ユリ「♪なんだし」
ソニ「やめろ!」
商店街会長「今年は同じ路線でヨジャチングがいるし、ますます厳しくなる気がする」
JYP「CLCってAPink路線なんすかね。そっち方面の新人も増えるやろうな」
クッキーマン「AKMUちゃんが下馬評では1位予想やったんですけど」
商店街会長「そうなんだよねー。スヒョンの可愛さがイマイチ理解されなかったようや」
ソヒョン「スヒョンに食いつくのは玄人ばっかりやからね」
商店街会長「玄人? 音楽の?」
ソヒョン「いや、その道の」
商店街会長「…?」
ヒョヨン「変態ってことやな(笑)」
商店街会長「ピンポーン(笑)」
JOO「おっちゃんが本当に好きなのは7學年1班やもんね」
商店街会長「うむ、あれはいい!」
NC.A「げっ」
クッキーマン「なにがそんなに気に入ったんですか?」
商店街会長「水卜ちゃんの集団みたいで可愛ええやないの。
  もともとK−Popの魅力ってああゆう垢抜けなさやと思うとるからね。
  初期のワンゴルやKARAも田舎くさかったし、ソシですら昭和の香りをさせてたもんや」
スマン「なるほど。最近の洗練されたK−Popへのアンチテーゼという意味で注目しとる訳やな」
商店街会長「そうかも。素朴さとゆえばジョイス・チューなんかもそうで、これもアンチテーゼ的ポジションやな」
ソヒョン「トータルして変態の目線や」
ヒョヨン「間違いない」


ジェシカ「もヒーと、おくぁわり」
スヨン「ウヒも」
ジェシカ「なんや、途中から急に美味なったな」
スヨン「ホンマやなー(へっく)」
ひげ八親父「大正解(しっしっし)」


クッキーマン「個人的にはMAMAMOOが上位に来たのがちょっと驚きですわ」
ヨンミン「みんなちゃんと芸を見てるってことかな」
JYP「思いの外熟女好きが多かったのかも」
クッキーマン「いや、熟女っぽく見えますけど、少女時代より全然若い。4人の内ふたりはソルリより若いくらいです」
JYP「マジで!?(驚愕)」
NC.A「ホンマは少女時代ねえさんが一番の熟女グループやからなぁ」
テヨン「熟女てなんや! ウチらは永遠の少女グループじょい!」
ティパニ「…じょい?」
テヨン「し、しまった」
ウンジ「ほら、無理するけん噛んだたい(笑)」
テヨン「くそー(不覚)」


JOO「最初に戻りますけど、GP部門では完全にAPinkが頭ひとつ抜け出してますね。
  少女時代と共に4次元の壁を築いたとゆえるんやないでしょうか?」
スマン「そやろなぁ。今年になって急に転けるとは思えんし」
JYP「AOAはまだそこまで盤石とはゆえまへんね。今年の活躍次第でしょう」
ソニ「まさか、ウチらに続くのがAPinkやとはなぁ」
テヨン「T-araみたいに仲間割れしろ。そしたらすぐ転落するから」
ハヨン「ん? 少女時代ねえさんみたいに、ですって?」
テヨン「(むか)貴様、ウチの妹と同じ名前でも容赦せんど」
ハヨン「いやーん、怖いー」
ウンジ「(すっく)みんな静かにしてくれんね!
  ウチらん名前の出たところで、重大な発表のあるとたいねー」
テヨン「は?」
ミナ(AOA)「重大な発表があるらしかです。釜山弁は”が”が”の”になっとですよ」
テヨン「かー、ぼっけぇ根性の腐った方言じゃー」
ユナ(AOA)「ねえさんに言われたないです」
JOO「で、発表とは?」
ウンジ「へえ。前回も春日三球先生がゆうとらしたとばってん、ウチらの表記たいねー」
ソニ「は? ユートランド姫神?」
ミナ(AOA)「いちいち気にしない」
ウンジ「ウチらは『APink』なんか『Apink』か、はたまた『A-Pink』か『A Pink』か。
  つまり”P”は大文字か小文字か問題、並びに”A”と”P”の間に記号はいるのか問題に結論ば出させて貰います」
スヨン「(どーでもええわー)」
ウンジ「ハナクソほじらない!
  今後ウチらの表示は『APINK』または『Apink』のどちらかでお願いするとばい。
  これまでのAとPが大きい『APink』は7人体制までとさして貰いますけん。
  ちなみに、AとPの間は”ツメ”です。」
全員「…(しーん)」
ウンジ「わかったとね?」
全員「ふぁーい」
ウンジ「よし。ああ肩の荷の下りたばい(どっか) C1ばはいよ、C1」
NC.A「…だ、そおですよ」
商店街会長「まぁ本人がそおゆうのなら仕方あるまい。今後このブログではそおさして貰うわ」
JOO「せっかくウンジが背中開きのドレス着て来たのに、NC.A表記問題以上にどおでもよかったっすね」
商店街会長「それをゆっちゃ可哀想やろ」
ナウン「…(ぼー)」
チョロン「ちょっと、ナウン」
ナウン「んん?」
チョロン「ぼーっとしとったらあかん。黒いの、見えてるで」


    


ナウン「…あ(閉じ)」
ナムジュ「気ぃつけた方がエエですよ。全州の会場にはパンチラのプロがおったよって」
ボミ「パンチラのプロ?」
ナムジュ「へえ、去年までは『なにか』ゆうIUブログやってた人が、今年はそっちの活動を辞めてKアイドルのパンチラ専門ブログをやってるんですわ(ほら)」
blog.livedoor.jp/sexykpopidol/
ナウン「う…(恥)」
ヨンミン「こ、これはなんと素晴らし…いや、あ、悪質な」
商店街会長「あ、そこかぁ。そこはあんまり悪質なんで、毎日覗きに行ってるわ」
JOO「なんで悪質とかいいながら、何度も見るねん?」
商店街会長「用心やがな、用心。安全の為のパトロールですよ」
JOO「ホンマかなぁ」
ナムジュ「とにかく油断した姿なんか、すぐ写真に撮られて掲載されますからね」
ナウン「(こくん)用心する」
ウンジ「ウチも後ろ姿撮られんごて用心しよ」
ボミ「今更遅いがな」
blog.livedoor.jp/sexykpopidol/archives/42721840.html ←載ってました(笑)


NC.A「てなことで、今年の反省会も無事終了でーす」
JOO「お疲れ様でした」
商店街会長「お疲れ様でした。
  来年はこの反省を生かして、もっといい歌謡祭にしたいと思います」
JOO「来年も出来ればね」
商店街会長「う…(一抹の不安)」






※C1…釜山広域市でメジャーな焼酎の銘柄。
    
 韓国では地域によって呑まれる酒類の銘柄が大きくことなる。地元のメーカーが幅を利かせるためだ。
 一般に焼酎と言えば「チャミスル」を思い浮かべるが、あれはハイト眞露酒造の銘柄のひとつで、主にソウル周辺で呑まれている。
 作者がテジョンに行った時はエコワン鮮洋(ソニャン)というメーカーが地元にあり、そこの銘柄「O2リン」が9割を超えるシェアを誇っていたし、
 全羅道ではペク・チヨンがCMに出ていた宝海醸造(ボヘヤンジョ)の焼酎「イプセジュ」や、済州島では漢拏山(ハンラサン)酒造の「済州焼酎」など、様々である。
 同じように釜山には釜山の焼酎があり、その代表的な銘柄がデソン酒造の「C1」である。
 「C1」とは「Clean No.1」の意味で、その名の通り水のような味がする。チャミスルのような甘みも香りもない。
 私がよく行く韓国料理店のオモニは釜山出身で、馴染みの客にはC1を奨めてくる。
 一般にはチャミスルの方が呑みやすいが、そう言うと釜山の人は気を悪くするので、通好みとか言って誉めておこう。