関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第361話 カンプク・ダンディ

テヨン「(てててて)プディン!」
ヒョンドン「プ、プディン?」
テヨン「久しぶりやねぇ。ロビーで見かけたから、嬉しくなって走って来ちゃった(ぺろ)」
ヒョンドン「う、うん。テヨンさんも久しぶり。ずいぶん綺麗になったね」
テヨン「綺麗になった? うふふ、嬉しいわー(ぎゅう)。プディンに言われるとなおさら嬉しい」
ヒョンドン「わー(何気にハグされたで。これはまさか?)」
テヨン「そおゆうたら、プディンの曲、ずいぶんヒットしてるみたいやね。これからしばらく音楽番組で一緒にすごせたら幸せやなぁ(むにゅむにゅ)」
ヒョンドン「ぴゃー(そ、そんなとこ押しつけたらあかーん)」
ソヒョン「(ぬー)あら、ヒョンドンにいさん?」
ヒョンドン「や、やぁ、ソヒョンさん、久しぶりやね」
ソヒョン「にいさんこそ、ご活躍でなによりですぅ」
テヨン「そやそや、せっかく会うたから一緒に写真撮ろ。ソヒョンちゃん、ウチのバッグにカメラ入ってるから…そうそう、それでウチらを撮って」
ヒョンドン「ウチらって、ツーショット?」
テヨン「ええやんか。元夫婦なんやから(ぐいぐい)」
ヒョンドン「わわ、ほっぺたくっつけ過ぎやって」
ソヒョン「ほな撮りますよ。キムチー」
テヨン「キムチー(ちゅっ)」
パシャッ
ヒョンドン「わーーーーー!」


ヒョンドン「その後、テヨンさんの態度が豹変しまして、”戸田恵梨香似の美人嫁にこの写真見せられたくなかったら、『江北ダンディ』の活動をひかえろ”と、えらいドスのきいた声で脅されましてん」
ミョンス「そら自分、油断しすぎやろう(笑)」
ヒョンドン「そやけどウギョルの時はまだ子どもみたいやったのに、久しぶりに見たらすっかり大人の女性になってたから、ついポーッとなってしもおて」
ミョンス「それで鼻の下のばして写真撮られたか、ダメな奴」
ヒョンドン「(むか)そんな言い方せんでも…。にいさんかて、少女時代のメンボとは昔から噂が…」
ミョンス「しーっ! (きょろきょろ)なにゆうてんねん? ワシの家庭の平和ぶちこわす気か?」
ヒョンドン「そやけど連中に弱み握られたら、にいさんかて脅されるんでっせ」
ミョンス「大丈夫。シカたんはそんなせこいことする子やない。あの子はホンモノの天使やから」
カッカッカ…
ジェシカ「ポチ?」
ミョンス「は、はいー(ぴょーん)」
ジェシカ「そろそろ帰るで。クルマ、廻して来て。これ鍵(ポイ)」
ミョンス「わっかりましたー(ふりふり)」
ヒョンドン「うそーん。まるっきりコントやん」
ジェシカ「あ、そおや。そこの太ったコメディアンが歌うてる歌、自分が作曲したんやって?」
ミョンス「はい、はい、させていただいたんでございます、これがまた、何の因果か柄にもなく奇遇にも」
ヒョンドン「ワシに気付いとるなら挨拶くらいせえよ(ごん)いてて」
ミョンス「シカさまが貴様ごときにお声を掛けてくださるはずなかろう。調子こくなよ」
ヒョンドン「うひゃー、さすが格差国家韓国やな」
ジェシカ「なかなかノリのええ歌やん。チャートもトップ独走やて?」
ミョンス「と、とんでもございません。たまたまちょっと売れた瞬間もございましたけれど、少女時代さまの『I Got A Boy』には遠く及びません。
  あれこそ『江南スタイル』を凌ぐ名曲だと、こちらのヒョンドン共々感服しておったところでございます。
  2人揃って”感服ダンディ”なんでございます」
ジェシカ「つまんない(ぷい)」
ミョンス「ああ、芸人として、なんてありがたいお言葉や(平伏)」
ヒョンドン「駄目だこりゃー」







※MBCのバラエティ『無限に挑戦』で2013年1月5日に公開されたコメディアン、チョン・ヒョンドンの『江北ダンディ』は発表以後音源チャートを独占し、
 『I Got A Boy』さえ2位に従えるという事態を起こしている。


     『江北ダンディ』


 作曲はコメディアンのパク・ミョンスで、それほど優れた曲には思えないのだが、
 『江南スタイル』を強く意識させる上に、少女時代の『I Got A Boy』が音楽的に高度すぎて、庶民の聴きたい曲という気持ちから乖離したところに
 上手くはまったようである。
 今のところ『江北ダンディ』は音源公開だけなので、音楽番組での『I Got A Boy』の順位にそれほど大きな影響は与えないと思うが、
 なにが流行るのか本当に予測出来なくなったいい例である。