関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第331話 マンハッタン・スタイル

テヨン「♪涙はない 涙はない 明日に微笑みあるだけ…
ヨンミン「(ぐすん)ええ歌やなぁ」
クッキーマン「よーし、テヨンはOKやそうや。次、ユナのパート」
ユナ「うひゃ〜、テヨンねえの後に歌わせられるのはかなわんなぁ」
がちゃ
スマン「やってる〜?」
ヨンミン「あ、これは先生」
クッキーマン「ど、どないしはりました? 急にレコーディングの現場に来られて」
スマン「いや、それが、プロモーション担当から聞いたんやが、まだ新曲のタイトルが決まってないんやて?」
クッキーマン「いえ、そんなはずは」
ヨンミン「決まってますで、『マンハッタン・スタイル』」
クッキーマン「世界中で売れそうなええタイトルやと、社長と喜んでおったところです」
スマン「アホかー!(がおーっ!) そんな恥知らずなタイトル、我が社のアーティストに歌わせる訳にいくか!」
クッキーマン「まぁ確かにちょっと『江南スタイル』と似てますけど、こっちはよりグローバルやし」
ヨンミン「曲そのものはまったく別物ですから」
スマン「曲が別物ならタイトルも別物にせえ。YGのところのタレントを真似るなんて、SMのプライドが許さん!」
ヨンミン「しゅーん(そんな怒んなくても)」
テヨン「(ずい)おっちゃん、よおゆうてくれたわ。最近の上層部の計画性のなさゆうたら、そら酷いモンなんよ」
ジェシカ「そうそう。日本での新曲を斉藤和義に発注して、伴奏がギター一本やったり」
ティパニ「その新曲が『ボクの見た竹島は韓国の中』てタイトルやったんで、慌てて活動曲を『Oh!』に差し替えたり」
ヒョヨン「『Oh!』日本語版のお披露目を土浦のショッピングモールでやろうとしたり、迷走にも程があるっちゅうねん」
スマン「それは酷いな。なんでそんなことになるねん?」
ヨンミン「それが、日本滞在中につい『梅ちゃん先生』にハマってしまいまして。寝ても醒めても堀北真希のことしか考えられなくなっちゃって」
クッキーマン「ワシもです。少女時代のことなんかもうどうでもええのです」
ヨンミン/クッキーマン「梅ちゃん先生、可愛いよなー♡」
スマン「アホか! いくら入れ込んでも、梅毒にかかって鼻がもげて死ぬゆう悲劇のラストを迎えるのが『梅ちゃん先生』や。あきらめて真面目にマネジメントせえ」
ヨンミン「(ぴゃーっ)マジっすか?」
スマン「スヨンの『大惨事病院』やないけど、医療ものを選んだ時点でアウトやな。
  医療ドラマと山岳ドラマは主要登場人物が不幸になるのが定め」
ティパニ「え? そんならスヨンも梅毒で鼻がもげるん?」
スヨン「ラストは秘密です!」
スマン「そんなことより問題は『マンハッタン・スタイル』や。ウディ・アレンとPSYが混ざったような、そんな醜男なタイトルは認めんぞ。今すぐ新しいタイトルを考えろ!」
ヨンミン「それは困ったなぁ。そもそもどんな内容の歌やったっけ?」
クッキーマン「(こけっ)それくらい把握しておいてくださいよ」
テヨン「街を歩くあの子は爆弾娘。ニューヨークの街中を魅了する原爆娘。ああ、恋のマンハッタン計画、みたいな内容や」
ヨンミン「だったら『恋のマンハッタン計画』にしたら?」
スヨン「それが通らないから『マンハッタン・スタイル』に変えたんやないの。元に戻してどおするねん」
ソヒョン「大体歌詞に『マンハッタン計画』が入ってる時点でアウトやと思うけどな」
ヨンミン「ファインマン博士にちなんで『ご冗談でしょう、少女時代さん』てタイトルにする?」
クッキーマン「それこそ冗談やありまへんよ」
テヨン「『ヒロシマ』とか『ナガサキ』は?」
ヨンミン「日本から総スカン食らうがな」
テヨン「いやー、記憶を風化させへんようにとかなんとか言い逃れ出来るやろ」
クッキーマン「そう思うんやったら自分でやれ。ワシはいややで」
テヨン「ちぇ」
ティパニ「もお内容に関係なくても、適当にオシャレで格好いいタイトルにしちゃったら?」
ソヒョン「うん。それやったら”夏”をくっつけたらええと思うわ」
全員「夏?」
ユリ「原爆が8月やから?」
ソヒョン「違うわ! 日本ではドラマのタイトルに”夏”ってつけると流行るらしいんや。
  例えば一昨年賞を総ナメにしたヤン・イクチュン監督の映画『うんこバエ』は、世界的には『息もできない』ってタイトルで公開されたけど、日本ではそれをパクッて『息もできない夏』ってドラマを作ったし、
  映画『愛なんていらない』はもともと日本のドラマで『愛なんていらねえよ、夏』ってタイトルやった」
ユナ「夏が好きな奴らやな」
スヨン「そおゆうたら、確かに”姑獲鳥の夏”とか”キンチョウの夏”とかあるね」
ヨンミン「日本人は季節感が出ると喜ぶ民族やからな」
ヒョヨン「サザンやチューブも大人気やし」
クッキーマン「そやけど、この新曲は別に日本向けやありまへんよ」
ユリ「オシャレ感が増すからええんやないの? ほんなら『マンハッタンの夏』ってタイトルにする?」
ソニ「ええ加減そっから離れろや」
ヨンミン「なら『梅ちゃん先生の夏』ってのは?」
スマン「NHKに権料払うの勿体ないからダメ」
ティパニ「逆に『夏ちゃん先生』は?」
スマン「惜しい! ひらがなで”なっちゃん”やったら堀北真希くくりで成立したのに」
ソヒョン「夏ちゃん…『夏子の酒』やと、和久井映見か」
ヨンミン「じゃあ両方とって『夏ちゃんの梅酒』では?」
ジェシカ「主演が倉科カナに変わったやんけ(笑)」
ヨンミン「倉科カナもええなぁ。可愛いし、グラマーだし、同じ朝ドラ出身やし。文句なしや」
クッキーマン「じゃあその線で決めますか?」
ヨンミン「よかろう。倉科カナで日本に交渉してくれたまえ」
ソヒョン「倉科カナは今期『花のズボラ飯』で忙しいみたいやで」
スマン「誰がドラマの話をしとるかっ(どかーん!)。真面目に新曲のタイトルを考えろ!」
クッキーマン「わーっ!(ごろごろ)」
ヒョヨン「ともかくもうすぐ秋夕やのに”夏”とつけるのはいかがなものか」
ティパニ「そもそもウチらの曲って『Gee』とか『Oh!』とか、簡単な英単語の曲ってイメージやない?」
テヨン「じゃ『DOG』ってのは?」
ソニ「却下!」
ジェシカ「冷静に考えると『Gee』も『Oh!』も似たような意味やな」
ティパニ「そうやね。ほんなら同じ路線で『WAO!』ってのは?」
ユナ「なんだか岡田圭右のギャグみたいでヤダ」
ユリ「『Dwooom!』は?」
ヒョヨン「それは?」
ユリ「村上ショージ
ヒョヨン「(こけっ)その時点で不発フラグが立ってるわ」
ソヒョン「原爆の歌やのに不発とはこれいかに」
スマン「うまいことゆうとる場合か!」


ナレーション:結局いつまでたってもタイトルは決まらないのやった







※このころ少女時代のカムバックは10月と言うもっともらしい噂があった。
 が、その一方で日本で11月14日にシングルを発売すると公式に発表があり、年内のカムバックは難しくなった。
 『江南スタイル』の異常なヒットで、今年は賞取りに絡めないと判断したからかどうかは謎。