関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第287話 ウイークエンダー

ソニ「今週一週間の芸能界の動きを振り返る、”お昼の少女時代ワイドショー”!」
少女時代「わーわー(ぱふぱふ)」
スマン「なんやなんや?」
スヨン「忙しすぎて世間の動きについて行けないSM首脳陣のために、ランチミーティングの時間を利用して、ウチら少女時代が優しく教えてあげる企画ですけど」
スマン「ほぉ、そら気の利いたことやな(もぐもぐ)」
クッキーマン「…(あっけ)」
ソニ「あ、そこのあなた、今”アホなことやっとらんと新曲の稽古せいや”ゆう顔をしましたね」
クッキーマン「い、いや別に…」
スヨン「気持ちは判りますが、これも個人活動のシミュレーションなんですよ」
ソニ「そう、ドラマとバラエティをほぼ制したウチらが次に狙うのは、朝あるいはお昼のワイドショー。この周辺のレギュラーを勝ち取れば、お茶の間の浸透度はぐっと上がりますからね」
スヨン「それに”あの子らアイドルなのに時事解説も出来るやん”って好印象も期待出来ます」
クッキーマン「はぁなるほど…(だが、そおゆう発想がお笑い芸人と同じなのは如何なものやろうか?)」
ソニ「とにかく、お偉いさんは飯喰いながら、余興思うて見ててください」
ヨンミン「まぁええやろ。やってみぃ」
スマン「ええで、ええでぇ」
ソニ「それでは、今週最初の話題はこちら!」
♪パッパラッパ パッパーーー! ←クインシー・ジョーンズ『鬼警部アイイアンサイド』のテーマ
ソヒョン「新聞によりますと、国民妹歌手のアイユが全国ツアーを始めた模様です。井上公造さん、よろしくお願いします」
ヒョヨン「あのですね、歌手のアイユなんですけども…これ絶対に言わないでくださいね」
クッキーマン「(こけっ)井上小公造じゃねえか」
ヒョヨン「コンサートでは、非常に特殊なマイクを使って使っていますがぁ、実はぁ、あのマイクはお手製だそうですよ」
ヨンミン「ええっ?」


  IU「(がさがさ)ああ、ウチのマイク、ウチのマイクはどこ? あれがないとコンサートで歌えへんやん」
  マネージャー「家に忘れて来たんやないか? 仕方ない、ここは技術さんが用意してくれた普通のマイクで歌お…(バシッ)ひでぶっ!」
  IU「アホ抜かせ。あれはウチが子供の頃に知り合いの家の暖炉から削りだした命のマイクやぞ。ここ一番って時は必ずあれで歌うことにしとるんや!」
  マネージャー「お前はブライアン・メイか!」
  IU「一流の歌手なら、専用のイヤモニとともに専用のマイクを持っとるもんや。
    テヨンねえさんかて、雷が落ちて二つに割れた実家の樫の木を削って作ったワンダーボーイゆうマイクを持っとるんやで。握りのところに稲妻マークが入っとるねん」
  マネージャー「『ナチュラル』かっ! 今時誰も覚えとらんわ、そんな映画」
  IU「とにかくウチのあのマイクは、『トラブルメイカー』を演るときに絶対必要な極太マイクやねん」
  マネージャー「なおさら却下や、ボケ!」


    
    ↑たぶん左手に持ってるのがマイク。
     普通のハンドマイクにスワロフスキーで装飾した筒を嵌めただけのように見える。


ヒョヨン「ちなみにぃ、私の父もマイク職人でぇ、どんなボールを打っても絶対に折れないんですよ」
スヨン「『父の魂』かっ!」
♪ちゃんちゃん
ヨンミン「…(ぽかーん)」
クッキーマン「なんか、へんなミニコントが入ったような」
スヨン「再現ドラマの代わりです」
ソニ「うふふ、斬新な番組構成にみんな感動しとるな」
ソヒョン「そうかなぁ?」
ソニ「では次のニュース!」
♪パッパラッパ パッパーーー!
ソヒョン「新聞によりますと、人気グループf(x)のソルリがSBSの新ドラマ『花盛りの君たちへ』の主演に決まったそうです」
ヨンミン「それは知っとる。一期ずれるが初恋アイコンであるJYPEのスジと対決やな」
ヒョヨン「あのですね、これ絶対に言わないでくださいね。…ソルリがライバル視してるのはスジじゃなくて、前田敦子らしいですよ」
ヨンミン「マジで?」


  ソルリ「ウチが制作発表会で”ライバルは堀北真希”ゆうたら世間はどう思うやろう?」
  クリスタル「まぁ掲示板が炎上することは間違いないね」
  エンボ「炎上するかな? そこまで有名やないやろう」
  ソルリ「でも堀北ゆうたら朝ドラのヒロインやし、めっちゃ人気ありますよ。かなり有名なんじゃ…」
  エンボ「アホか、有名やないのは自分の方や」
  ソルリ「そ、そうっすか(シオシオ)」
  ルナ「よし、ウチが絶対に勝てる方法を教えてやる」
  ソルリ「ええ、ホンマ?」
  ルナ「簡単や(にやり)。勝てる相手としか勝負せんことや」
  ソルリ「つまり?」
  ルナ「堀北との勝負は避けろ」
  ソルリ「ああ、なんて親切な仲間なのかしら…ってこら!」


ヨンミン「それで前田敦子をライバルに?」
ヒョヨン「マエアツ版は超低空飛行でしたからね」
ソニ「なにしろ堀北版の平均視聴率17%に対しわずか7%しか数字をとってません」
ユナ「(ガーン)『ラブレイン』より全然いいやん」
ソヒョン「あ、変なところに飛び火した(笑)」
スヨン「ソルリが”ライバルはユナ”と言い出さんよう祈っとこう」
♪ちゃんちゃん
ソニ「続いてはこちら!」
♪パッパラッパ パッパーーー!
ソヒョン「新聞によりますと、飽和気味なK−Pop界にあって、さらに多数の新人グループがデビューする模様です」
ヒョヨン「あのですね、これ絶対に言わないでくださいね。…これに関してはブログ『イヌ企画』さんが詳しく報じられてます。
  http://d.hatena.ne.jp/k2atweb/20120603/1338738929
  http://d.hatena.ne.jp/k2atweb/20120605/1338896423
  手を抜いたこと、絶対黙っててくださいね」
クッキーマン「(がく)ネタ3つめにしてもう手抜きかよ」
ソニ「そうやありまへん。我がワイドショーは独自の道を行くのです」
ヒョヨン「”もうグループはええ”と食傷気味のあなた、IU、Aileeに続く実力派のソロシンガーが登場しました」
クッキーマン「それがJOOとかゆうオチやったら、もう帰ってもらうからな」
スマン「まぁそおカリカリするな。楽しいやないか」
ソニ「さすが叔父はんは器がでかい」
ジェシカ「それに比べて…ふっ(横目)」
クッキーマン「うるさい。ワシは仕事上細かいだけや」
ヨンミン「それで、そのソロシンガーゆうのは?」
ヒョヨン「ここだけの話ですけどぉ…ひとりはAndamiro(アンダミロ)と言う歌手なんですねぇ」


    
    

スマン「うわー、ごつい顔やな」
ヨンミン「アンダミロと言うよりアンドロ軍団とゆうた方が…」
クッキーマン「荒川静香を東南アジア人にしてダンプで2回ほど踏んだような顔ですな」
ソニ「でもパフォーマンスはなかなかですよ」


     Andamiro (안다미로) 『말고』 (feat. YDG)


ソニ「所属はTROPHYエンターテインメントです」
クッキーマン「あっと驚くディスコサウンド。懐かしや」
スマン「どう思う?」
ヨンミン「レトロでええと思いますけど、魅力としてIUやAileeに届くかと言えば微妙ですね。グループで言えばPiggy Dolls的ポジションやないかと」
スマン「それは厳しいなぁ」
ヨンミン「国内消費だけやったらええですけど、いまやK−Popは輸出文化ですからね。中途半端に欧米志向なのはかえって個性を売りにくい」
テヨン「ルックスだけとってもSM水準やないから、ウチらが気にしても仕方ないんやないん?」
スマン「売れたら売れた時と?」
テヨン「まぁね。そん時は全力で潰すけどな、はっはっは」
クッキーマン「自分がゆうとシャレに聞こえへんな」
テヨン「シャレゆうたつもりはないけど」
ヨンミン「もっと怖いわ」
ソニ「さて、もうひとり注目の新人がおります」

    
    


スマン「あ、これは可愛いやん」
ヒョヨン「JUNIEL(ジュニエル)ゆうシンガーソングライターで、K−Popには同じような形態の歌手が少ないので高校の時日本へ渡って修行したそうです。
  日本ではすでにシングルCDを3枚リリースしています」
ティパニ「聞いたこともないからきっと売れなかったんやな」
ジェシカ「たぶん河村隆一プロデュースやで(笑)」
スヨン「やかましい!」
ヒョヨン「日本での歌はこんな感じ」


     JUNIEL『さくら〜届かぬ想い〜』


ユリ「なんか微妙」
ジェシカ「『桃』よりはええ」
ヒョヨン「そうそう、『桃』と言えば…ここだけの話ですけど、歳もアイユと同じ。直接のライバルになる可能性が高いです」
テヨン「アイユより性格は良さそうやな」
ジェシカ「そやけど、こんなJポップJポップした奴がこの国で売れるやろうか」
ティパニ「売れるかも知れんで。ユンナの例もあるからな」
ユナ「やったらライバルはユンナでええんやないの?」
テヨン「もしくはメン・ユナやな(笑)」
ティパニ「誰やねん?」
♪ちゃんちゃん
ソニ「そんなアホばかりゆうとるテヨンさんが率いるテティソですが、先週無事活動を終えました」
♪パッパラッパ パッパーーー!
ヒョヨン「あのですね、これ絶対に言わないでくださいね。…なんと1ヶ月の活動で4つのランキング番組ですべてトリプルクラウン、12個のトロフィを貰ったんですね」
ヨンミン「それはゆうてもええやろ」


  テヨン「ああ、また1位かぁ。たまには2位や3位の、いや最高が20位前後の奴らの気持ちが知りたいなぁ」
  ティパニ「贅沢ゆうなや。1位で何が不満やねん?」
  テヨン「だってぇ、麻雀すれば必ず天和みたいなもんやから、結局麻雀ゆうゲームのおもしろさが判らへんねんな。
    競馬なら一点買いで必ず的中ゆうんですか? それも万馬券を。
    底辺を知ってこそ歌謡界の奥深さを知ることが出来るのではなかろうか?」
  ソヒョン「そんならうってつけの先生がおるで」
  テヨン「誰?」
  ソヒョン「JOOねえさん」
  テヨン「あー、なるほど、底辺の人間とはあいつのことか。ああなるのは嫌やなぁ」
  ソヒョン「ご理解いただいてなによりです」
  

スマン「底辺ならもっと他におるやろう」
ソニ「とゆうと?」
スマン「のりPとかマーシーとか関・補丼とか”美夢成真”(台湾名)のキーボードとか」
ソニ「それはさすがにシャレになりまへんて」
♪ちゃんちゃん
ソニ「続いての話題でーす。ジェシカのキュウリ嫌いについてですが、最近ただ嫌いなのではなくアレルギーがあることが判りました」
♪パッパラッパ パッパーーー!
ジェシカ「だから食べられへんてゆうて来たやないか」
ヒョヨン「体質的に食べられないのか、嗜好的に食べられないのかが、こっちにははっきりせえへんかったんや」
ヨンミン「普段から空気読まんと好き勝手ばかりやっとるからそう思われるんや」
ジェシカ「なんや、ウチが悪いみたいやないか」
スマン「なんでそれがわかったん?」
ソヒョン「1日に放送されたMBCの『気分のええ日』で、ファンからの注文で芸能人に差し入れるお弁当を作る業者が紹介されてたんです」
スヨン「ああ、こないだウチもテティソの楽屋で食ったわ」
クッキーマン「その中で業者のおばはんが”ファンは少女時代の好みを熟知している。
  またジェシカはキュウリにアレルギーがあるし、テヨンはナッツ類のアレルギーだから、それらは材料に使わない”と語っていたんです」
    http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1943885
ヨンミン「なるほど。テヨンのピーナッツアレルギーは有名やが、ジェシカのキュウリアレルギーは初耳やったな」
ジェシカ「自社のタレントの体質くらい把握しとけよ」
クッキーマン「豆アレルギーのくせに小豆が大好物で、いつも豆兄弟を抱えて歩いとるのはどういう了見や」
テヨン「常に危険と隣り合わせのワイルドな人生ってことや」
クッキーマン「適当なことゆうな」
ソニ「それでは続いてのニュース。アフタースクールのカヒがグループを卒業」
♪パッパラッパ パッパーーー!
ヒョヨン「あのですね、…アフスクは新たにカウンを加えて第5期の活動に入るって話です」
ヨンミン「T−araと言い、ダル☆シャーベットと言い、グループ再編成が多くなって来たな」
スマン「思うように売れてへんところは大変やな」
クッキーマン「T−araは充分活躍してますよ」
スマン「コアコンテンツのキム・グァンスはドSで女の子いじめが趣味やから仕方がない」
テヨン「ははぁ、ヒョミンたちが泣くところを見たかっただけの再編成か。納得」
ティパニ「そんなんで納得するなよ」
スヨン「少女時代もそろそろ再編成した方がよくない? 最年長が独立してリーダー交代とか」
テヨン「アホ抜かせ」
スマン「いや、再編成は考えとるよ」
少女時代「え−っ!?」
スマン「テティソでえらい儲かったからな。今後少女時代を3つのユニットに分けたら3倍儲かると思うてるんや」
ユリ「まさかの少女時代1軍2軍3軍…」
ソヒョン「巨摩グン…」
ユリ「やかましい!」
スマン「いや、そうゆう分け方やない。3軍じゃ大して売り上げは期待出来んからな。
  人気と実力を兼ね備えたテヨン、ティファニー、ソヒョンはそのままで、名前をテティソ、ティソテ、ソテティと使い分けようかと」
ソニ「すぐばれるわ!」
♪ちゃんちゃん
ソニ「今週のニュースは以上でーす」
ヨンミン「なるほど、おもろかった」
スマン「うんうん、また頼むわ」
ソニ「作者の気が向いたらやると思います」
ソヒョン「それでは、今日のところはバイバイキーン!」
クッキーマン「オチはないんかいっ!?」







※おまけ…井上小公造
    


※『ナチュラル』…人道主義的な監督バリー・レビンソンの2作目。長くて地味なので万人にはお勧め出来ないが、いい映画だと思う。
 主演はロバート・レッドフォード。レッドフォード自身野球の特待生で大学に行った経験がある。
 https://note.mu/j_kohno/n/nddbbcbfe2745


※『父の魂』…
    
    貝塚ひろし
    絶対に折れないバットを作る職人を父に持つ、ハンパな野球少年の話。