関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第137話 Supersonic n’ hypertonic

ひげ八にて
全員「カンパーイ!」
少女時代「おめでとお、おめでとお!」
f(x)「おおきに(グス)…おおきに(ペコペコ)…」
スヨン「さ、おねえ、ひと言」
ビクトリア「う、うん。…みなさん、どうもありがとうございました。
  デビュー以来いろいろありましたが、こうやってミュティズンを獲得できたのは、ひとえにスマン先生、スタッフの皆さん、ソシねえさんたちのおかげです。
  これからももっと努力して良い歌をお聴かせするf(x)になります。マニマニ、サランヘヨ」
パチパチパチ
ソニ「ホンマやな。ウチらが気を利かせて韓国での活動を遅らせたから獲れた1位やで」
ジェシカ「それをゆうたらあかんやろ」
ルナ「でも確かにそうですわ。
  ソシねえさんが同じ時期にカムバックしとったら、ダブルどころかトリプルスコアくらい差ぁつけられてミュティズンどころやなかったわ」
スヨン「いやいやいや、そんなご謙遜を…」
ルナ「でもまぁ、そう言うねえさん方もデビューしたてのチャン・グンソクにあっさり敗北したわけやけど(ふっ)」
ティパニ「(ピキン)自分らに遠慮したせいで、発売日が奴と重なってもうたんや」
エンボ「ほお(ズイ)、ウチらのせいゆうんでっか?」
ティパニ「いや…そこまではゆわんけど(こいつ怖いなぁ。犯されそう)」
エンボ「まさか天下のソシねえさんが、デビュー戦の・俳優の・しかもあんな暗い歌に負けるなんて、思ってもみませんでしたわ、はっはっは」
クリスタル「ジョゼねえ、それは言い過ぎや。ソシねえさんかて一生懸命やっとる」
ジェシカ「そうやそうや(ええど、わが妹)」
クリスタル「で、一生懸命やった結果がツクツクなんやから、結局そこが限界やってことや」
ジェシカ「え?」
クリスタル「日本じゃKARAねえさんにも負けとるし、所詮2位止まりやねん」
ソルリ「もお落ち目なんかなぁ。いずれ世界でも2位止まりってことになったりして(うしし)」
テヨン「貴様、ガキの頃から面倒見てやった恩も忘れて増長しやがって…」 (ビギンズ4話参照)
ソルリ「いつまでもガキ思うとったらあきまへんよ(ずーん)」
テヨン「うっ(で、でかい…背と唇が)」
ユナ「ふん。主演の経験もない半端女優が偉そうやないか。
  ウチらは曲を出せば必ず1位、ドラマに出れば常に主役。そう言ったスターの星の下に生まれついとるんや。
  長い目で見ればKARAもグンソクも敵やない」
スヨン「その通り(ぱちぱち)」
ユリ「ええことゆうで」
ソルリ「あれ、ねえさん方も常に主役でしたっけ?」
スヨン/ユリ「うっ」 ← ドラマ・映画とも主演なし
ヒョヨン「ふん。本業の歌手活動では、デビューひと月でミュティズン獲得しとるし、以来9曲総てでミュティズン獲っとるわ。
  自分らなんか4曲目でやっとやないか」
ソヒョン「1位までに19ヶ月かかっとる(笑)。ウチらそんな時間も必要なしにアジアのトップに君臨したもんね」
エンボ「(むかむか)いつまでも過去の栄光にすがっとったら、足すくわれますよ」
ビクトリア「ホンマやで。ペットくんに負けるなんて、自分らマジで大丈夫なんか?
  韓国で新曲出しても2位止まりやったらシャレにならんぞ」
テヨン「このゴルグル乱立時代にウチらを脅かすような本格的グループはおらん!」
ルナ「ウチらf(x)を前に失礼な」
クリスタル「いや、カニがおるで。作者を始めおっさんペンはカニの太い脚が大好きや。アレは伏兵やな」
ルナ「太い脚なら負けへんで」
クリスタル「ルナねえのは”太い”やなく”ごつい”や(笑)」
ソルリ「段々シルエットがザ・グレート・サスケみたいになってきてるで」
ルナ「むきーっ! サスケスペシャかましたろうか!」
エンボ「まぁまぁ。カニに負けるようならウチらかて遠慮しまへんよ。堂々と同門対決を制して、名実共にSMのトップに君臨してみせますわ」
テヨン「ウチらがあんな下手くそなカニに負けることはありえへんわ!」
ティパニ「でもアイユには負けたりして(笑)」
テヨン「まぜっかえすんやないっ!(げしげし)」
ティパニ「キャインキャイン」
女給「マッコリおかわりお持ちしましたー!」
ヒョヨン「おおきに。とにかく敵は周りに仰山おる。身内でチクチク皮肉言い合っとっても仕方ないやろ。乾杯して結束を固めようや」
ビクトリア「ヒョヨンのゆうとおり。ウチらは姉妹や、共に外敵に立ち向かわねば」
ソニ「うむ、そうやな」
全員「カンパーイ!」
わいわいわい
うはははは
スヨン「うっ(ピキーン)」
クリスタル「はわっ(ズキューン!)」
ティパニ「あががが(グルグルグル)」
ソニ「ウ、ウチ、ちょっとトイレに…(冷や汗)」
ヒョヨン「あかん、ウチが先に行く」
ユナ「ウチや、ウチが先に使う」
ソルリ「ねえさんといえども、こればっかりは譲れまへんで(そろそろ)」
ソヒョン「こ、これは即効性(スーパーソニック)で高浸透圧性(ハイパートニック)な下剤の症状…水酸化マグネシウムか? ゆ、油断した(脂汗)」
ジェシカ「い、一体誰が…うう」
女給「(ぼそっ)ふっふっふ、敵が歌手と俳優だけや思うたら大間違いでっせ。SMが嫌いで嫌いで仕方ない人間もおるんやから」
ひげ八オヤジ「へーい、イカスミ茶漬け上がったよ! 4番テーブルね、チユル!」
女給「はーい、ただいまー!」






※2011年4月29日、KBSの音楽番組『ミュージックバンク』で、少女時代の妹グループf(x)が4ミニッツを抑えて初の1位に輝いた。
 デビュー以来4曲目、実に1年7ヶ月を経ての快挙であった。
     パフォーマンスと発表の瞬間
 SMのタレントだけあって、デビューからルックス、実力とも充分なグループだったが、
 やはり姉が偉大すぎたのかf(x)ならではの個性の確立に苦しんだようだ。
 が、それも前作『NU ABO』でブレイクスルーし、5人それぞれの個性を生かしながら、それを上手くミックスした一体感を見せるようになった。
 少女時代のように見事なまでに色をそろえるのではなく、おもちゃ箱のような楽しさがf(x)の個性だと思うし、それが2010年の間にずいぶん浸透して来た。
 人気一番のエンボが長期間戦線離脱していたが、この2月から復帰。彼女らと同じくファンもカムバックを待ち望んでいた結果が1位獲得に繋がったのだと思う。


チャン・グンソクにあっさり敗北…一方、少女時代は4月27日に初の日本語オリジナル曲となる『MR.TAXI』を発売したが、
 同日に韓国のイケメン俳優のチャン・グンソクも『Let me cry』で歌手デビュー。少女時代を抑えてオリコンデイリーチャート1位に輝いた。
 韓国の歌手が常に日本で1、2位を競う(トップテンの半分は韓国)と言うのは3年前には想像も出来なかった。
     『Let me cry』Teaser
    K−Popと言うよりビジュアルバンドみたいな路線だな。


※「でかい…背と唇が」…ソルリがデビューしたときは「タラコみたいな唇だなぁ」と思っていたが、最近あまり気にならなくなった。
 どころか、どんどん可愛くなって来た。実はf(x)ってクリスタル、ビクトリア、エンボ(美少年風)と非常に美形揃いのグループなのだな。
 ひとり中澤裕子みたいなのがいるけど(笑)。


カニ…7人組少女グループ『A Pink』(エイピンクと発音する)のこと。キューブ・エンターテインメント所属。
 2011年4月11日にアルバム『Seven Springs of A PINK』でデビューした。デビュー曲は『몰라요(知らんがな)』。
     『知らんがな』
 特徴的な手の振り付けから『カニ』とあだ名されている。
 少女グループ乱立時代にあって、相当意図的にデビュー当時の少女時代にイメージを近づけたと思われる。
 これまでも第2の少女時代と言われるグループはあったが、最初期のイメージで攻めてきたのはA Pinkだけである。
 最初期の少女時代はとにかく性を感じさせない少女らしい(子供らしい)清楚清純さが目立っていて、そこにおじさんファンが食いついたわけだが、
 A Pinkもすでにかなりの数のおじさんファンが注目しているようだ。
 判っていてもやられる…ファンとは悲しい生き物である。
 ただし、歌、ダンスともSMの品質とはそれなりに差があるのは事実。