関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第100話 アイユ時代

ドダダダダー!
IU「ここにおったか。どーーじゃ、こら、ババァども。こないだゆうたこと土下寝して謝れや!」
ソニ「なんやなんや、やかましなぁ」
IU「ふん。今すぐPC開いて芸能ニュースを見れ」
ユリ「どれどれ… おっ、これか。”SE7EN とパク・ハンビョルがMVでいちゃいちゃ”?」
ユナ「なんでそんな記事に謝らなならんねん」
IU「その記事ちゃう、もっと他にあるやろ」
ユリ「ええ? ”T-araに日本の芸能社から40億ウォンのオファー”やて?」
ジェシカ「奴らにそんな価値あるんか? ウチらの真似ばっかりしよるくせに」
ティパニ「で、自分、T-araに加入でもするんか?」
IU「するかー! 自分らワザとボケとるやろ」
ユリ「カルシウム不足ちゃうか? ああ、これやな、”ソン・シギョン&アイユがデュエット『あんたやね』、ガオンチャート1位”」
テヨン「おー、すごいやんけ」
ジェシカ「2NE1を引き下ろしての1位やで。これはホンマもんや」
全員「(パチパチパチ)おめでとう!」
IU「お、おおきに(あれ?)」
テヨン「自分ならいつかきっとやる思うてたで」
ティパニ「ホンマやな。その歳で歌も上手いし声もええ」
ジェシカ「愛らしいマスクに、美脚まで」
テヨン「(眼はちっこいけどな)」
ユリ「まさに、次世代のアイドルやな」
ユナ「あと1,2年頑張れば日本でもスターになれる器や」
IU「そ、そない褒められると、さすがに…」
ヒョヨン「いやいや、謙遜することないで。すでに日本でスターになったウチらやからわかる。自分はええ星の下に生まれついとる」
IU「おおきに。…あの、さっきは生意気な口きいてすんまへんでした」
ソヒョン「かまへんて。あんたはウチらの可愛い妹やないの。家族で敬語はおかしいわ」
ユナ「敬語キャラの自分がゆうてもなぁ」
全員「あははははっ!」
テヨン「とにかく、これを励みに頑張り。今の時代、女の子がバラードで1位獲るなんて大変なことやで」
IU「はい!」
ティパニ「それにしても、まいったなぁ。今度ウチらが韓国に帰るときにはアイユ時代が到来しとるかもしれんな」
ヒョヨン「もうすでにアイユ時代かもしれんで」
ソニ「そやな、今はアイユ時代…」
全員「これからもアイユ時代、永遠にアイユ時代や!」
IU「ぴゃー」
テヨン「ウチらの留守の間、この国の歌謡界は自分に頼んだで」
ジェシカ「しっかりトップを守り続けるように」
ユリ「大丈夫や、自分ならきっと出来る」
IU「はい、頑張ります! ねえさんらも日本での活躍を期待してます」
テヨン「まかせんかい!」
IU「ほな、失礼します!(スキップスキップ)」

ヒョヨン「やれやれ、やっぱり押しかけて来よった。単純な奴や」
ソニ「まぁしかし、2NE1に勝ったことは評価に値する」
ユナ「シギョンにいさんの人気やないの?」
ジェシカ「スロンにいさんとのデュエット曲でも1位やったで。意外にデュエットキャラなんかもしれん」
ソヒョン「皆藤愛子か」
ジェシカ「なにそれ?」
ソヒョン「アシスタントとして大物MCの横におるのが似合う」
ジェシカ「判りにくいわ!」
ソニ「なんでもええ、2NE1に勝てる奴は貴重な戦力や。豚もおだてりゃ木に登る。
  この調子でヒョリ姐さんとかもおだて倒して、ウチらがおらん間2NE1のボケどもが市場を独占するんを阻止するんや」
ユリ「こないだまでSM帝国を脅かす者はなんびとたりとも排除する、ゆうてたのに」
ソニ「その方針は変わらんけど、敵同士をぶつけて潰し合わせた方が効率的ゆうことに気付いた」
JOO「(スライド)さすが、ワンゴルねえさんがおらん間に業界を牛耳った空き巣グループや。同じ手でやられるのだけは我慢できんゆう訳やね」
ティパニ「お、韓国の蒼井優やないけ。またちょっと可愛うなったな」
JOO「おだてても無駄でっせ。ウチの時代が来ることなんか、一生ないんやから(どよーん)」
ティパニ「チッ」
テヨン「そう腐るなや。ミョンウォンにいさんがこないだ『ジュてええ雰囲気持ってるのにJYPの曲しか歌わへんのかなぁ。もったいない』ゆうとったで」
JOO「ミョンウォンにいさん…?」
ジェシカ「ああ、アン・ミョンウォンか? E−トラの片割れや」
JOO「ええ? あのE−トラがウチに曲を?」
テヨン「『JYPがウンてゆうたら、これまでのジュのイメージを覆すど派手な曲を書きたいなぁ』ゆうてた。マジで」
JOO「や、やたっ! ウチ、ど派手でもなんでもかましまへん。ダンスもバンバン踊りまっせ」
テヨン「そやけど自分JYPの宝石やし」
JOO「社長ちっとも曲書いてくれへんし、宝石どころか今じゃ石炭以下ですわ。このチャンス逃してたまるか。
  E-トラにいさんの曲歌わせて貰えるよう社長に直訴してきますわ」
ソニ「そやな、それがええ」
JOO「よーし、ポスト少女時代の座、アイユなんかに渡さへんで。俄然やる気が出て来たわ!(バババババ!)」
ユリ「おーおー、張り切ってからに」
ソヒョン「なぁなぁ、今さらジュなんか煽てたってしゃあないんちゃうの?」
テヨン「まとわりつかれるよりマシや。それに万が一にも奴の人気が復活したら、それだけ芸能界が混戦になって誰かひとりに人気集中するの防げるやんか」
ヒョヨン「かとゆうてE-トラが曲書く訳やないんやろ」
ソニ「その話聞いてJYPが書く気になるかもしれん」
ユリ「悪い奴らやなぁ」
イ・ウンミ「(てくてく)お、少女時代やないの。まだ韓国におったんか?」
全員「あらー、ウンミねえさん、久しぶりやないですか(わらわら)」
テヨン「相変らずええ声してはるわぁ」
ジェシカ「さすがの貫禄ですね」
全員「ホンマ、今はウンミ時代や!」







ソン・シギョン feat. IU「あなたですね」(그대네요)…
    
    リリースと同時に各チャートを席巻した。意外に今年下半期の代表曲となるかも。
    正確にはソン・シギョンの曲でアイユは参加してるだけ。
    それでも連続1位は嬉しいに違いない。



※イ・ウンミ…裸足のディーバと呼ばれる実力派歌手。
 2008年に「恋人います」を大ヒットさせた(第26話参照)。