関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第55話 テング

ティパニ「わはははは! 飲めや歌えやあ!」
スヨン「歌えや舞えや!」
ユナ「露出が足らんで、もっと脱げ−!」
どんちゃんどんちゃん
テヨン「(がちゃ)帰ったで−。わ、なんや、えらい鯛や平目が舞い踊っとるな?」
ジェシカ「ユリとマンネが入試に合格したんよ。その祝いや」
ソニ「ユリなんて中央大と東国大、ふたつ通ったんやで」
テヨン「ほうかぁ、そらめでたいな。ウチも着替えてから混ざるわ」
ユリ「あ、テヨンねえや(ヒック)、おかえり。なぁなぁ、ウチどっちのガッコ行ったらええと思う?」
テヨン「ウチ大学のことはよう知らんし、好きな方に通ったらええんちゃうん?」
ユリ「なんや、どっちも行きたいから相談したのに」
テヨン「(イラッ)なら両方行ったらええやん」
ユリ「そやな、それやったら上半身は東国大に、下半身は中央大に行くことにするわ。…て、ちょいちょいちょい!」
テヨン「…はいはい」
ユナ「そおゆうたら、テヨンねえはちっとも大学の話せへんな。行く気ないんか?」
テヨン「ないなあ、今んとこ」
ユナ「なんで? おねえならどこでも一発合格やろ?」
テヨン「人が大学に行く目的は2種類や。仕事を探すか、専門分野を研究するかやろ。
  そやけどウチはもうプロとして2年のキャリアを積んどる。毎日が真剣勝負のプレッシャーの中で、先輩プロからいろんなことを吸収し研究しとる。
  芸能界ゆう大学に通よっとるのと同じやんか。今さらトーシローが集まる一般の大学なんて(ケッ)アホらしい。むしろ講師で呼ばれたいわ」
ユナ「(しょぼーん)」
ユリ「そやけど、キャンパスライフで彼氏出来るかもしれんし」
テヨン「芸能界の方が圧倒的にええ男多いし、同世代の素人なんかガキ臭くてやだ」
スヨン「そらまぁそやけど、仕事忘れて友達出来たら楽しいやん」
テヨン「友達ゆうんは同じレベルの利害関係のない人間同士がなるもんや。
  ウチが行くとしたら音大やろうけど、そこにいるのは商売敵ばかりや。第一ウチと同じレベルの歌手はおらん」
ジェシカ「そやな、ウチぐらいやな、自分と張り合えるのは…」
………(ひゅ〜ううう)
テヨン「さ、シカ効果が利いてる内に着替えてくるで」
がちゃん
ジェシカ「キー! なんやなんや、あの態度。このトップミュージカル女優に…。許せん!」
ユリ「そやそや。高校かてほとんど一日も行ってない実質中卒のくせに」
ユナ「あれは天狗になっとるな」
ティパニ「テングだけに…(ヒック)」
ユリ「ニャハハハハ!」
ソヒョン「そやけど、実際おねえは子どもの頃から願望をすべて叶えて来たらしいで」
ユリ「5歳の時には全羅北道の保育園全部シメとったゆう話や」
ソニ「そうゆう話やないやろ」
ジェシカ「むかつくわー。つまり、挫折を味わったことがないねんな」
ヒョヨン「ウチが挫折の味みっちり教えたろか」
ソニ「ウチにまかせえ!」
全員「えー?」
ソニ「ウチがイ家の誇りに賭けて、あの天狗の鼻へし折ったる。そのために入手したんがこれや!」
キララララーン!!
全員「そ、それは…!?」
ティパニ「勝てる! それなら勝てるでぇ!(ヒック)」
ユリ「(ニヤリ)」
ソニ「…次回いよいよ短身対決!」





※2009年10月29日のニュースによると、ユリが中央大学演劇映画学部(演技専攻)に合格した。
 ユリは一浪しているが、今回は見事23倍の倍率を勝ち抜いた。
 更にその後ソヒョンと同じ東国大学校演劇映画科にも合格している。
 結局ユリは中央大へ入学しスヨンと同窓に、ソヒョンは東国大でユナと同窓になった。


※テヨンは”大学進学しないのか”という質問に対し、「いずれは行きたいが、今は仕事優先なので受験しない。学歴を満たすためだけに入学するにはイヤだ」
 と答えている。これはまともな高校生活を送れなかった自戒の念もあると思う。