関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第44話 10年後

キャスター「10年前、社会現象まで巻き起こした伝説のアイドルグループ。そのメンバーのひとりが何故このような恐ろしい事態を引き起こしたのでしょうか?
  ここでもう一度現場を呼んでみましょう。ユンさん!」
記者『はい、こちらではすでにサティアンと呼ばれる施設を機動隊が2重3重に取り囲んでいます。鉄板を打ち付けた窓がサーチライトに照らされています。
  内部の様子はわかりませんが、警察発表によるとソ・ジュヒョン容疑者が数人の信者と潜んでいるのは確実だということです。まもなく突入と見られています』
キャスター「わかりました。動きがあったら伝えてください。
  ソ・ジュヒョン容疑者逮捕が秒読み段階に入ったようですが、スタジオにはソ容疑者と数年に渡り寝食を共にし、
  最も容疑者を知ると言ってもよい、元少女時代のメンバーの方々にお越しいただいてます。よろしくお願いします」
全員「せーの。こんばんは、少女時代です!」
キャスター「”元”少女時代のみなさんです。キム・ヒョヨンさんはソ容疑者と同じ部屋で生活していたそうですね?
  当時アイドルだった容疑者に今日を思わせるような言動などはありましたか?」
ヒョヨン「あったもなにも、昔から『ハンバーガーなんか食うとったら死ぬで』ゆうとったし(笑)」
スヨン「夜中12時には寝んといかん信じとったな」
ジェシカ「だからって、永遠に眠らせるのはやり過ぎやで」
キャスター「するとハンバーガーに毒物を混入したり、深夜の住宅街に毒ガスをまき散らしたりといった大量虐殺は、自らの信条を具体化したものなんですね?」
ヒョヨン「そういうて信者集めとる訳やから、世の中その通りになってくれんと困るやろしな」
キャスター「あと教団の活動としては生ゴミをまき散らすというのもありますが」
スヨン「それも当時からやってたで。クルマの中臭くなってウチら大迷惑や」
ユリ「奴がグループやめる言い出したときは、これで悪臭と縁が切れる思うてホッとしたな」
ヒョヨン「そやけど教祖になって、妄想を実践するとは思わへんやったで」
ソニ「考えたら、奴が抜けたせいでウチら解散することになったんちゃうか?」
ティパニ「そうやないて。その前にテヨンが抜けたんや」
ユリ「そやそや。世界にうって出るゆうてな。それが解散の原因やったで」
ヒョヨン「あいつ今なにしとるん?」
ティパニ「結局、日本の北海道でお土産屋を経営しとるて手紙来た。(ごそごそ)これが同封されとった写真や」
ジェシカ「うわ、ジュンスにいさん禿げたなあ。まるっきりマリモッコリやん」
ユリ「テヨンねえも老けたで。にいさんの化粧品会社が潰れて相当負債抱えたらしいしな」
ティパニ「そやけど幸せな方ちゃうん? ハゲやけど優しい旦那さんと子どもに囲まれて。
  (ごそごそ)こっちが子供の写真。双子、双子、三つ子の順に生まれたそうや」
ソニ「うわ、みんなぶっさいくやな(笑)」
スヨン「結婚に一番縁遠そうなテヨンねえがさっさと片づいて、お嫁さん願望が強いウチやヒョヨンがまだ独りゆうのも、10年前には予想できへんやったな」
ヒョヨン「世の中理不尽やな」
キャスター「えーと、みなさん、思い出話も結構ですが、今は事件に集中していただいて…」
ヒョヨン「はいはい。…結婚願望ゆうたらシカも強かったな。最近どうなん?」
ジェシカ「未だ泥沼の戦いや。ミョンスオッパの奥さん絶対別れんゆうとるし」
ティパニ「女医さんやからな、プライド高いんやろ」
スヨン「自分の不倫も解散の遠因やったな。少女時代のイメージ悪うなったし」
ジェシカ「なんや、ウチのせいゆうんか(キー!)」
キャスター「みなさん、すいませんが…」
ソニ「ところで、自分なんで韓国におるん? LAでビジネスやっとったはずやろ?」
ティパニ「商品の買い付けに来たんや。今韓国式シークレットブーツがあっちで大流行りでな。もちろんウチが仕掛けたんやけど(笑)」
ユリ「順調みたいやな。その天地真理みたいな体型見たらわかるわ。今いったい何キロあるん?」
ティパニ「体重の話はやめてや。アメリカにはでっかい女がぎょうさんおるさかい、ウチはスマートな方やで」
ユリ「努力せな。ウチ見てみい、昔とちっとも体型変わってへんで」
ジェシカ「そら、あんたはボディが商売道具やからな。またヘアヌード写真集出すんやて?」
ユリ「DVDもセットでな。違法DLはあかんで。ちゃんと買うてや」
スヨン「自分の裸なんか見飽きとるわ」
ユリ「そや、せっかくテレビ出とるんや、告知したろ。えー、全国のユリマニアのみなさん、このたびワタクシの5枚目となります…」
キャスター「やめてくださいよ!」
ソニ「結局ユナとシカが女優で、ヒョヨンが子どもダンス教室の先生、ウチがマネージャーと、この辺は予想通りやけど歌で食うとる奴ひとりもおらんな(笑)」
ジェシカ「ユリのエロタレントも予想通りなんか?(笑)」
ティパニ「スヨンの転身はソヒョン、テヨン以上やろ? LAで聞いて腰抜かしたで」
スヨン「まさかこうなるとは、本人のウチかてビックリしとるわ。あれはたまたま6年前に…」
キャスター「あ! 突入が始まったようです! ユンさん!」
記者『たった今機動隊によるサティアン内部への突入が始まりました。側面の壁を爆破して開けた穴から多数の警官が吸い込まれるように突入しております。
  あっ、施設の屋根に人影が…!』
ピカー!
記者『ソ・ジュヒョン教祖です。ソ容疑者がサーチライトに照らされながら小銃を乱射しています!』
ソヒョン『みんな死ねえええ(バリバリバリ) わははははっ!』
ピューン!
記者『わぁ! ソ容疑者の放つ弾が我々取材陣のすぐ近くまで飛んできています。大変危険な状況となっています』
ジェシカ「映画みたいやなー」
ソニ「ダンスもあれぐらい頑張れば良かったのにな。お、今度はなんや?」
ドッカーン!!
記者『ロケット弾です。ソ容疑者、今度はロケット弾を発射しております! 警察は軍に出動を要請した模様です』
ティパニ「軍? か弱い少女相手に大袈裟な」
ヒョヨン「さすがに軍相手やと分が悪いな。ウチら応援したろ」
ジェシカ「そやな。がんばれー、ソヒョン! ヒムネやでー!」
ユリ「もっと撃てー!」
ティパニ「ウチのコネで米兵貸したるぞ!」
キャスター「おーい、誰かこいつらつまみ出せ!」


ソヒョン「…おねえ、そろそろ起きい(ツンツン)」
スヨン「はっ…」
ユナ「また食いもんの夢か?」」
スヨン「………。あかん、もっかい寝よ(ごそごそ)」
ソニ「寝てるヒマあるかい。もう出番やで」
スヨン「そやかてウチだけ将来どうなるんかわからんかったんやもん。気になる(ごそごそ)」
ヒョヨン「起きんかー、コラ!」






※メンバーの中で結婚願望が強いのはスヨンジェシカ、ヒョヨンらしい。


※2009年8月28日放送のバラエティ『親友ノート』(SBS)で、ソヒョンの生真面目な性格による奇行がメンバーによって冗談半分にバラされている。
 曰く「男が嫌いなので心配だ」「肌細胞再生時間には寝てなければならないと言って必ず夜12時には寝る」「朝7時には起きて読書をする」
 「未だにケロロのCDを聴いている」「ハンバーガーを食べてると死にますよ、と真面目な顔で言う」「サツマイモを生で喰う」
 「そのゴミを放置して車内を臭くする」など。
     これはその一部
    韓国のアイドルは芸人並みに身を削っている


※『冷麺』の後、ジェシカとパク・ミョンスが不倫しているという内容の妄想小説が韓国のネットで話題になった。
 どんな国にも妄想しないと生きていけない輩がいるらしい。