関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ミニそにょ130

前回の3枚目の画像で、水にぷかぷか浮いて決死のギャグかましてる野郎の正体が、『新機動戦記ガンダムW』の主人公ヒイロ・ユイであることが判明いたしました。
すうぃまぁ〜さん、タレコミありがとうございました。
そこで今回はこの『新機動戦記ガンダムW』について語ってみたいと思います(つってもそんな深い話じゃありませんが)。
そもそもガンダムと言えば『ファースト』か『逆シャア』と決めている私。
もう少し広く捉えても、宇宙世紀でなければガンダムではないと思っております。
K−Popと言えば少女時代と決めているのと同じく、いたって王道な、なんの捻りもない選択です。


 でもこの世には宇宙世紀じゃないガンダムもあるんです。
 それも、ガンダムでオリンピックする『G』、ガンダム初の打ち切りとなった(初代を除く)『X』、結構当たった『Seed』、スパイじゃあるまいし『00』、最近じゃ『Age』などいろいろあります。
 判らない人にはF1のチームくらい訳判らない状況かと思いますが(そもそも「宇宙世紀ってなによ」と言われても、もうそこからあらためて説明する気はない)、
 まぁガンダムってのはひとつの流れの中にあるお話じゃなく、互いに独立したいろんなお話があるひとつのジャンルだとお考えください。
 もうロボットアニメ界のグリム童話です。←やけくそ
 でその中で、ルーツであり主流を占めているのが、宇宙世紀ものと言われるガンダムで、未だに絶大な人気を誇っています。
 アムロとかシャアとか出て来るのはこれで、ガンダムピューリタンはこの宇宙世紀シリーズしかガンダムと認めていないんです。
 いかん、ガンダムの解説してたら徹夜になる(汗)。
 

ところが、そんな私ですが、実は脱宇宙世紀ガンダムの中でも『新機動戦記ガンダムW』だけは観たんです。それも、結構夢中になって観た記憶があります。
『新機動戦記ガンダムW』とは、このイメージイラストにあるとおり、
    
5人のイケメンが5機のガンダムに乗って闘うと言う女子向けコンセプトになっております。今の平成仮面ライダーシリーズみたいなものでしょうか。
なにしろタイトルの『W』も”ダブリュー”じゃなく”ウィング”と読むし、終いにゃ天使の羽が生えた文字通りの”ウィング”ガンダムが登場した、メカメカしさを極力排除したガンダムでありました。
    
狙い通り当時は女子人気が高かったようです。
これにBL要素があればもっと人気出たんでしょうが、さすがにガンダムでBLする度胸は当時のバンダイにはなかった。そこで一線踏み越えてれば、歴史に残るガンダムになったのに(残念)。
ま、その代わり歴代のガンダムファンから総スカン食らったと思いますけど(笑)。
で、なぜ宇宙世紀シリーズしか認めない私が、ついこのイケメンパラダイスなガンダムに手を出したかと言うと、放送中だった当時この番組のエンディングをつい観てしまったせいです。
    
ヒロインであるリリーナ(てことを後で知った)を前面に押し出したイメージのエンディングですが、これまでガンダムのヒロインと言えば、安彦さんデザインの柔らかい優しげなイメージしかなかった私にとって、これは衝撃でした。
この後ゲーム『ファイナルファンタジー』などを手がけることになる村瀬修功によるキャラクターデザインは、極めてサディスティックなまなざしが印象的なお嬢さん。
しかも歌詞がすごい。
♪前ぶれもなく呼び出すの 天気がいいから
 私を待ちぼうけさせて 何様のつもり?
 走ってきたの わかってるけど
 そんなことは当たり前よ!
ぴゃー!(がくがくぶるぶる)
自分で前ぶれもなく呼び出しといて、待たせたからって怒る。
必死で走ってきた彼に”そんなの当たり前よ”と言い放つ。
こんなガンダムヒロイン、今までいたでしょうか、いいえいませんでした(反語)
このエンディングを誰が作画したのか知りませんが、見下し感が素晴らしいです。
さらに半ばで登場する白い犬のお腹を足でグリグリするくだりに至っては、もう精虫数匹出ちゃっても仕方ありません。ドMのハート鷲掴み♡
今すぐ犬に代わってグリグリされたい。出来ればお腹の20センチ下をグリグリされたい。
と言う、どストライクなエンディングだったので、ずっと気になってたガンダムでした。
で、後日レンタルビデオになってから、TSUTAYAに行って借りてきて観ましたよ。
そこにはどんな居丈高なヒロインが主人公を困らせるガンダムが展開されるのかとわくわくしながら。
…ところがですね、第1話から主人公がこのヒロインに向かって「お前を殺す」とか言うなかなか挑戦的な内容なのに、実はカナダ産メイプルシロップより甘い展開だったんです。
このヒロインは吊り目のクセにすごく良い子ちゃんで、世界の人民を救うためなら自分の命なんかすぐ犠牲にしちゃいそうな少女で、
主人公は「お前を殺す」どころか、そんなヒロインにツンデレで、「お前を守るためなら世界中の全員を殺す」とか言い出しそうな勢いです。
でも、第1クールから主人公が主人公メカ(ガンダム)と共に自爆しちゃうって過激な展開もあり(それでぷかぷか浮いてたんだっけ?)、先の読めないドキドキのストーリーで面白かったんです。
宇宙世紀ガンダム大河ドラマなら、この『W』はまさに韓流ドラマのような美形キャラが無茶しまくるガンダムでありました。
最終的にハッピーエンドだったのが日本のアニメらしい所ですが。
こんな過激な展開なら、韓流だったら主人公の手足の1〜2本は…
ああ、だから『MS08小隊』は…!?(こらこら)






※「そもそもガンダムと言えば『ファースト』か『逆シャア』と決めている私。」…
 もちろん『ポケ戦』とか『∀』とかも好きだが、話が複雑になるので省いた。