関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第772話 第7回関西ソニョシデ歌謡祭:表彰式01

がやがや…
アイリーン「…」
イェリ「おねえ」
アイリーン「…」
イェリ「おねえってば」
アイリーン「ん?」
イェリ「なんかゆわんと」
アイリーン「ウチから?」
イェリ「そらもおリーダーなんやし」
アイリーン「そーなん? ほな、今から『第7回関西ソニョシデ歌謡祭』の表彰式を始めまーす」
ジョイ「(ずるっ)感動、薄っ」
アイリーン「ウチ、こおゆう仕事、あんま向いてないねん」
スルギ「それはなんとなく判るけど(困)」
ウェンディ「まぁそんな訳で、今回の仕切りはウチらRed Velvetが務めさせていただきます。どうぞよろしゅう」
Red Velvet「ハッピネース!」
パチパチパチ…
スマン「ハッピネースゆわれてもなぁ」
ヨンミン「のっけからグダグダやないけ」
クッキーマン「今年もイヤな予感がしますなぁ」
ジョイ「ご意見番は例年通りSMのスリーアミーゴス、イ・スマン先生、キム・ヨンミン代表、クッキーマンにいさんでーす」
ヨンミン「誰が斉藤暁じゃ、ボケ!」
イェリ「ゲストとしまして、たまたま世に出したTwiceが歴代級の大ヒットになったんで、なにも関わっていないにもかかわらず自分の手柄みたいな顔してるパク・ジニョンのおっちゃんと…」
JYP「正式にSME訴えるぞ(怒)」
イェリ「最近アイドルが儲かることに味をしめて来たけど、アーティスト事務所づらがやめられないヤン・ヒョンソクのおっちゃんで〜す」
YG「おたくは所属タレントにどーゆー教育をしとるんでっか?(呆)」
スマン「まぁまぁ。どんな形であっても、ちゃんと教育はしとるがな。チミんとこみたいに自分で育ててないよって金づるのPSYやエピカイにすぐ逃げられるよおな失態は犯さんつもりやで」
YG「むきーっ!」
JYP「それより、今回のこの会場ですけど、一体どーゆー思考の果ての選択なんでっか? 去年の告別式会場より更に訳が判らんのですけど」
スマン「えー? ただのハンバーガーレストランやけど」
JYP「それは看板見たら判ります。“Harrty's All-Night Hamburgers(ハリーの終夜営業ハンバーガーショップ)”て書いてありますよって。実際店に入ったらウェイターに注文とられましたわ」
スマン「ええやんけ。好きなもん食ったり飲んだりしながら、リラックスして表彰の様子を見学すればええ。なんも問題ないんとちゃう?」
JYP「看板がハングルやなくアルファベットで書いてあって、ウェイターもバリバリネイティブの美語で語りかけてくるのが問題なんです!」
スマン「そらそおや、なんちゅうてもここはアメリカ合衆国やからな(はっはっは)」
JYP「はっはっは、ちゃいますがな(うきーっ) 一体なんでこんなところで表彰式やるんでっか?」
YG「アメリカでもだいぶクソ田舎でっせ。韓国から20時間以上かかりましたわ」
クッキーマン「説明しましょう。いま新大陸では空前のK-Popブーム。SMTOWNもチリで開催したし、来月Red Velvetはカナダでコンサートツアーをします。社長んとこのBlackPinkもアメリカ進出するちゅう話やし、WMのOh My Girlゆうグループはブラジルとアメリカでツアーするらっしいでっせ」
ヨンミン「日本でもU.S.A.がえらい流行っとるらしいし」
JYP「それはK-Popと関係ないのでは?」
スマン「とにかく、今この波に乗らない奴は興行師としては無能やぞ」
クッキーマン「てことで、アメリカはここウェスト・バージニア州ラクストン郡サットン町での開催が決まったんですよ」
JYP「そやから、なんでこんなアパラチアの山奥でやるんでっか、ちゅうてんです」
スマン「都会は会場費高いやないか」
YG「だったら南米でええでしょう。ブラジルでもチリでも」
JYP「そおそお。まだここより行きやすいですわ」
ヨンミン「それがメキシコとの国境に難民排除の塀が出来てて南に行けへんねん」
イェリ「ヘエー」
ジョイ「真に受けるなって」
スマン「幸い、ここのオーナーが快く場所を提供してくれたんで、気兼ねなく騒げるで。宇宙人が来てもバレへんよおな場所やから」
JYP「いや、騒ぐ気はないですけど」
スマン「そおや、チミらにもオーナーを紹介しておこうかの。ハリーさんや」
YG「そらそおでしょうな。ジョージやったらビックリしますわ」
ハリー「(ぬっ)Hello,ヨロブン! Hello,VIFAM! Hello,World!」
ウェンディ「うわ、うさんくさっ」
ヨンミン「アニメの主題歌連呼する程、ハリーさんはアジアの音楽がお好きなんや」
スルギ「てか、見た目完全にアジア人なんやけど」
ジョイ「おととしSMT Tokyoでシェフやってたイ・ナフクっておっさんにそっくりやん」
イェリ「ななつ星の車掌にも似てる気が…」
スマン「こらこら、自分らは主催側なんやから、そおゆうとこ突っ込んだらあかん」
ハリー「一番好きな歌は鹿取洋子の『星のデジャ・ブー』でーす。♪サザーン・クロスロード きらめくララバーイ 作詞:三浦徳子、作曲:佐藤勝だよ。佐藤健は“さとうけん”であって“さとうたける”とは別人でーす。大橋純子の旦那さんでーす」
イェリ「知らなーい」
アイリーン「そろそろ成績発表していいですか?」
ハリー「えー?」
スルギ「ぶれない人やなぁ(呆)」
ウェンディ「他がぶれまくってるから、おねえがこおゆうキャラで助かる」
ジョイ「電池さえ切れなきゃね」
アイリーン「例年は、GP部門を最後に発表したらそれまで待てないで飽きちゃう人が出るんやないかと一番始めに発表してましたが、今年は2部門やし参加者の数も少なかったので、GP部門を後に回して新人部門から発表したいと思います」
スマン「そおやな、大賞は最後の方が望ましい」
アイリーン「新人部門は9人の投票で、33組が選ばれています。歌謡祭の特徴として、基本的には対象の全員が女子です」
ジョイ「Pink Fantasyの大王はどっちなのかなぁ?」
スルギ「あれはどお見ても女子やろ」
イェリ「公園少女のミヤは?」
スルギ「あれは男(きっぱり)」
ウェンディ「(くりくり)Wikipediaの“2018 in South Korean music”の項によると、去年の新人が43組。その内半数が男子とすると、Wikiすら把握していない新人にもけっこうな票が入ったってコトになりますね」
ハリー「おー、ニッポンのKポヲタ、すごいですねー」
アイリーン「そおゆうところも気にしつつ、結果にご注目ください。それでは参ります。第7回関西ソニョシデ歌謡祭の新人部門は…」

♪ダラララララ…じゃん
第32位タイ(1P)
 Sugar Tint/スン崎さん(10位)
 Dream Note/関ソシ(10位)

第30位タイ(2P)
 KHAN/遊煮亭円志庵さん(9位)
 SoRi/関ソシ(9位)

第27位タイ(3P)
 gugudan SEMINA/ひろさん(8位)
 ii(アイアイ)/スン崎さん(8位)
 Yuri/関ソシ(8位)

参加者「おーっ…(ざわざわ)」
ユリ「ウ、ウチが27位て…(がっくし)」
ソニ「票が入っただけ奇跡や(笑)」
ジョイ「そおでんな。投票者からは“忘れられがちですが、大物のソロデビューですよ。”とコメントが」
ユリ「忘れてんじゃねーよ!(うきーっ)」
アイリーン「一方、年間まとめでも紹介してなかったKHANが30位タイに選ばれています」
スマン「なんや、その『スタートレック』の悪役みたいな名前は」
アイリーン「解散しちゃったTHE ARK出身のユナ・キムとチョン・ミンジュによるデュオです」
JYP「チョン・ミンジュて、あのチョン・ミンジュ?」
クッキーマン「いや、社長が見捨てたJOOやなくて、別の人物です」
JYP「見捨てたってゆうなよぉ」
ウェンディ「それについては“第579話 しくじり先生 in Korea(後編)”で説明してますのでご参照ください。ちなみにKHANはこんな歌を歌ってます」


KHAN『I'm Your Girl ?』

JYP「まぁまぁ可愛ええやん」
イェリ「投票された遊煮亭円志庵さんのコメントでーす。“メンバーに元THE ARKのユナ・キムが居るんですけど、この人は「The Unit」を最終10位で脱落してるんですよ(定員は上位9名)。なので、せめてここでは10位より上の順位に投票しとこうかなって。そんなことをちょっと考えました。”
ヨンミン「それで9位投票か。結局10位でもよかったってコトじゃね?」
アイリーン「それは判りませんが」
ウェンディ「この遊煮亭円志庵さんて方は今回初参戦ですね」
ジョイ「そうかなぁ? 常連さんの変名なんやないの。神楽坂徘徊さんとかたこすけさんとか」
ウェンディ「そおゆうとこ詮索しないの」
スルギ「ともかく、名前からしてソウンちゃん推しみたいやね。きっとGP部門じゃUNI.Tに票を入れてるで」
ウェンディ「先読みもしない!」
アイリーン「ほな先行きますよ」

♪ダラララララ…じゃん
第25位タイ(4P)
 Minty/ひろさん(9位)+スン崎さん(9位)
 PURPLE/スン崎さん(7位)

第22位タイ(5P)
 SATURDAY/薄荷七つ星さん(10位)+遊煮亭円志庵さん(7位)
 Maywish/スン崎さん(6位)
 CHERRY ON TOP/遊煮亭円志庵さん(6位)

第18位タイ(6P)
 yyxy/薄荷七つ星さん(5位)
 GBB/スン崎さん(5位)
 ShaFLA/遊煮亭円志庵さん(5位)
 HONEY POPCORNTSUBAKIさん(5位)

スマン「おーっ、HONEY POPCORNが18位に入っとる(喜)。観よう観よう」
ウェンディ「観なくてええです!(ぴしゃり)」
スマン「ケチー」

第16位タイ(7P)
 SOHEE/ひろさん(4位)
 NeonPunch/遊煮亭円志庵さん(4位)

第14位タイ(8P)
 My Darling/スン崎さん(3位)
 GIRLKIND/遊煮亭円志庵さん(3位)

第13位(9P)
 FANATICS-FLAVOR/遊煮亭円志庵さん(2位)

スルギ「単独票やけど2位のグループも出て来て、この辺りから本気推しの気配がして来たね」
ウェンディ「みんな真剣に選んでるんやから、そんなことゆうたらあかんよ」
スルギ「いんや。絶対受け狙いの票があったモン(笑)」
ヨンミン「どのくらい本気なのか、ちょっとコメント読んでみて」
イェリ「へぇ。ほなFANATICS-FLAVORに9点入れた遊煮亭円志庵さんのコメントを。“PRODUCE48脱落者のキムドアを含む3人組。当然ながら売り上げも知名度もIZONEにボロ負けしております。でも、ガチ喧嘩ならキムドア一人であいつら全員フルボッコにできるはず。ファイティン。”
ジョイ「まぁ本気かな」
スマン「ちゅうてもFANATICS-FLAVORが判らんからなぁ」
クッキーマン「まだデビューしてないFANATICSちゅうグループが母体で、とりあえずこの3人が先行デビューしたんやないかと噂されてる謎のユニットです」
ヨンミン「最近そんなんばっかりやなぁ(呆)」
JYP「NCTかて似たよおなもんでしょ」
アイリーン「続いて12位です。ここから得点がちょっと上がります」

第12位(13P)
 Yubin/関ソシ(2位)+ひろさん(7位)

JYP「ぴゃー」
クッキーマン「社長のところの娘やないですか」
JYP「うむ、ワンゴルで唯一事務所に残ったキム・ユビンやな。評価されてよかった」
イェリ「ジジィにしか受けてへんと思うけど」
ウェンディ「こら」
ジョイ「投票者のコメントを紹介しまーす。“『淑女』で見せた姿は年寄りファンにはものすごいインパクトがあって、一発でトリコになりました。次の『Thank U Soooo Much』で持続性を持っていることを証明してくれて嬉しい限り。これは新鮮味のある新人と言えるのではないでしょうか? レトロだけど。良い意味でJYPらしい歌手です。”(関ソシ)
 “Wonder Girls時代は『見た目は凛々しいがファンサービスの良いラッパー』なイメージでしたが、結構歌えますね。(たしかにギリギリ昭和生まれではありますが)しかしまぁーなんて昭和が似合う女性なんでしょうか。”(ひろさん)」
イェリ「ほら、ジジィや(笑)」
ハリー「ワシのイメージするK-Popはまさにこれ。アメリカやヨーロッパ意識してオシャレになったらあかんのよ」
スルギ「偏ってるなぁ(呆)」

第11位(15P)
 PinkFantasy/ひろさん(6位)+関ソシ(6位)+薄荷七つ星さん(7位)+遊煮亭円志庵さん(10位)

ジョイ「出たーっ(笑)」
スルギ「本年度イロモノアイドル賞第1位や(笑)」
アイリーン「違うよ。新人賞やから」
ウェンディ「それは判ってるんやって」
JYP「これ、おたくのシンドンくんがプロデュースしとるんでしょ?」
ヨンミン「そお。曲も提供しとるで」
JYP「どこまで本気なのかわかりまへんなぁ」
クッキーマン「まぁ元々お笑い芸人になりたかった奴ですからね」
イェリ「コメント読みますね。“曲が良く、よく見れば可愛いメンバーもいる『直視できるC級アイドルグループ』大王の扱いも含めまだまだ目が離せません。”(ひろさん)
 “シンドン率いるウサギ軍団で怪しさ満点。こう言う胡散臭さも印象に残るって意味では大事じゃないかと思いますね。気になって仕方がない大王の正体はアイドルとして返り咲きを狙ってるジェシカだと邪推。シンドンを抱き込んだな(笑)。”(関ソシ)」
スマン「そおなの?」
ヨンミン「そんな訳ないですやん」
イェリ「チョコプラのTT兄弟風いでたち+ウサ耳、かてて加えて兎大王って…こいつら何なんだ?「決して安易に心を許してはいけない」と警戒しつつ、気になった時点で術中にハマったも同然である。シンドン・プロデュース『IRIWA』の中毒性が半端ないって!”(薄荷七つ星さん)
 “元Awesome Babyのイェチャン在籍。彼女の歌声はかなり好きだったので、こんな形でも復活してくれて良かったです。こんな形でも。”(遊煮亭円志庵さん)」
アイリーン「てことで、その怪しげなパフォーマンスをご覧いただきましょう」


Pink Fantasy - IRIWA | 핑크판타지 - 이리와 [Music Bank / 2019.01.04]

JYP「SMびいきやないけ。ユビンの曲は紹介せんかったくせに」
クッキーマン「ユビンはGP部門でもノミネートされてるからやないでっか? そん時出るんでしょ」
JYP「そおなん? そんならええけど(えへへ)」
ヨンミン「てことは『イリワ』のGP部門はないってことか? シンドン残念」
ウェンディ「だから勝手な推測をしない」
アイリーン「いよいよここから新人部門ベスト10となりまーす」
スルギ「その前に一旦CMでーす」
YG「そおなると思うた」






※ハリーズ・バーガー・ショップ…アメリカのSF作家ローレンス・ワット=エヴァンズ(Lawrence Watt-Evans)の短編小説『ぼくがハリーズ・バーガー・ショップをやめたいきさつ(Why I Left Harrty's All-Night Hamburgers)』(1987年ヒューゴー賞短編部門受賞)の舞台となる店で、実在してはいない。本文にあるとおり、ウェスト・バージニア州サットンの人里離れた場所にあるのだが、何故か終夜営業。実は夜中に訪れる客のほとんどがエイリアン(正確には多元世界人)で、果てなく次元を旅する彼らの憩いの場所になっているのである。

※星のデジャ・ブー…
 D

Hello World!…ご存じアニメ『血界戦線』のOPソング
 
 既製の曲を主題歌にしたのではなく、ちゃんとオリジナルで作品の世界観が反映されている。原作者が何事につけこだわっている証左であろう。

※Hello,VIFAM…アニメ『銀河漂流バイファム』のOPソング
 
 日本のアニメ史上、全編英語で歌われた記念すべき主題歌。「英語の発音が…」とか言われることもあるが、今でもカッコいいと思っております。