第500話 Girl Hoot
がやがやがや
クッキーマン「さぁリハまであんま時間ないで。楽屋入ったらすぐ着替えるように」
ジェシカ「ほんならいつまでも室内におらんとさっさと席を外せや。いつまでたっても着替えられんやないか」
クッキーマン「そ、それは通達事項があるから仕方なしに…」
ユナ「覗きや覗きや。エロ親父やー」
クッキーマン「ちょっと、人聞き悪いこ…」
ティパニ「お、あったあった。この楽屋やな」
がちゃ
キム・ユジョン(35)「…? どなた様?」
ティパニ「あれ、先客?」
ジェシカ「なんや、おばはんがおるな」
パク・スア(28)「おばはんとは失礼な。ウチはまだ20代やで。子どもはふたりおるけどな」
クッキーマン「てか、なんでこの子らの楽屋に熟したご婦人方が?」
ワン・ヒ(35)「いいえ、ここはウチらの楽屋でっせ」
ソニ「え?」
ヒョン・イェウン(30)「もう一度楽屋の入り口を確認してくださいな」
ヒョヨン「どーゆーことやねん(ぶつぶつ)。…あー、なんじゃこりゃー!」
ジェシカ「どないした?」
ヒョヨン「『소녀시대』やなく『소녀시절』て書いてある」
ジェシカ「ソニョシジョルー?」
キム・ユジョン(35)「いかにも。ウチら、この春デビューした『少女時節』いいますねん」
少女時代「えええーーーーーっ!?」
クッキーマン「パ、パクリか?」
ワン・ヒ(35)「パクリとは失礼な。見た目も構成人数も全然違いますやん」
ソニ「そ、それはそうやけども」
ヒョン・イェウン(30)「ウチらの名前はかのアーサー・C・クラーク先生の名作SF『幼年期の終わり(Childhood's End)』からいただいたものですわ」
ソヒョン「うそーん」
パク・スア(28)「おばさんたちが少女時代を振り返り、あの時叶えられなかった夢を叶えるという意味なんでっせ」
ヒョン・イェウン(30)「ま、実際、結婚して子どももおるのに、こうやって夢叶ってアイドルなれた訳やから、ぴったりと言えばぴったりやし」
クッキーマン「ちゅうと、全員主婦?」
キム・ユジョン(35)「そうなんですよ。みんな3年から8年の結婚経験がありますし、ワン・ヒ(35)以外は子どももおりますねん」
クッキーマン「へー。それにしちゃ、みなさんお美しいですな(でれー)」
パク・スア(28)「でっしゃろ。平均170cmの長身にこの美貌とスタイル。なにより男に愛されてきた肉体が放つ色香…(プワーン)」
クッキーマン「た、確かに経産婦だけが持つ緩い色気がたまらん。ヘソ出しコスチュームなら妊娠線バッチリや。
小娘だらけのアイドル戦線に、強力なアンチテーゼで殴り込みとみたで」
キム・ユジョン(35)「ね? それだけでも少女時代はんとは全然違いまっしゃろ?」
テヨン「確かに、ウチらにはセクシーなメンボがおらんな」
ソニ「感心しとる場合か! 名前パクられとるんやで。自分ら事務所はどこや?」
ワン・ヒ(35)「SCエンターテインメントでーす」
ソニ「…事務所からしてパクリっぽいやないか!」
キム・ユジョン(35)「気のせい気のせい。(すく)さ、そろそろ出番やで。気合い入れを」
少女時節「おーっ!(すっく) 今は少女時節、これからも少女時節、永遠に…」
ソニ「(ずる)もろパクッてるやないか!」
キム・ユジョン(35)「デビュー曲は『Mrs.Mrs.』ですねん」 ←うそ
ソニ「どっひゃーっ!」
ティパニ「(くりくり)あ、あった、この記事や。少女時代のおばさんバージョンとか書いてあるわ」
http://news.donga.com/Main/3/all/20140324/61944941/1
ユリ「マジか?(ぴゃー)」
テヨン「これは意図的な剽窃やな」
パク・スア(28)「違いますって」
テヨン「わかったものか。こら、そこの小娘!」
ぴょーんぴょーん、ぴたっ
NC,A「へ? ウチっすか?」
テヨン「ええところに通りかかった。(かくかくしかじか)自分、どお思う?」
NC,A「んー、少女って騙ってる時点で同罪やと思いまーす」
少女時代「ずるっ!」
AD「(ぱたぱたぱた)少女時節さーん、そろそろ収録ですよって、スタジオに入ってくださーい」
キム・ユジョン(35)「はーい。ほんなら気合い入れるで!」
少女時節「おーっ。今は少女時節…!」
ソニ「それやめろ!(うきーっ)」
※2014年3月25日、何の前触れもなく唐突に少女時節という熟女アイドルグループがデビューした。
最近のK−Popの充実ぶりには日本も負けそうである。
소녀시절『여보 자기야 사랑해』
関連記事:http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1991358&categoryCode=KP
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1991383
ルックスとか雰囲気は悪くないんですよ。
でもダンスはご愛敬としても、その他のスキルも全然足りてない。
猛烈な修行が必要だが、すでに熟女なので時間がない。精神と時の部屋があったらなぁ。