関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第43話 黒真珠

ばたばたばた、バーン!!
ユリ「たっだいまあああ!(ピョンピョン)」
スヨン「あー、うるさい。なに浮かれとるんや?」
ティパニ「CMに単独出演が決まったんや」
ジェシカ「そらおめでと。そやけどユリはCM出とる方やろ?」
スヨン「単独やったらユナに次いで2番手くらいやないか」
ユリ「今までのCMとは訳が違うねん。ウチの魅力を存分にアピール出来るんや(クルクル)」
ティパニ「トリンプのCMなんやて」
ヒョヨン「下着? よう事務所許可したな」
ティパニ「破格の出演料提示されたらしいで。それに本人が乗り気やから仕方ないて、クッキーマンが…」
ヒョヨン「ついにウチらもお色気路線か?」
ジェシカ「自分は一生ないから安心せい」
ティパニ「ユン・ウネかて下着のCM出てるんやし、アイドルやからゆう聖域はもはやないのかも」
ジェシカ「日本なんか、まず水着グラビアで、みたいな売り方やからな」
スヨン「ウチやったら人前に下着で出るのはちょっと抵抗あるけどな」
ユリ「ウチのセクシーな身体は見せるために存在するんや。自分みたいな骨皮筋右衛門とは素材が違う」
スヨン「フ…フン、胸は似たようなもんやないか」
ユリ「胸なんて寄せて上げたらなんとかなる」
ジェシカ「まー確かに。テヨンなんて背中の肉まで寄せて上げたうえにパット3枚重ねやからな」
スヨン「マジで?」
ユリ「そこいくとウチは贅肉なく絞れているのに女性らしい柔らかな質感とシルエット、美しい顔と漆黒の髪、完璧や」
ヒョヨン「しかし人気はない」
ユリ「自分にゆわれとーないわ!」
ジェシカ「素材の良さはみんなが認めてるのに何故か売れない。少女時代のNON STYLEやな」
ティパニ「一発屋にもなれないという…」
ユリ「そうゆう悪評を今度のCMで全部吹き飛ばす! 年齢にふさわしく成長した少女時代のセクシーアイコンとして大活躍や。
 新曲も下着で踊るで。目標は『国民のオナペット』呼ばれることや!」
ティパニ「入る世界間違うたんやないか?」
がちゃ
テヨン「帰ったでぇ」
ユリ「あ、テヨンねえ、聞いてえな。ウチな…」
テヨン「やかまし!(ガキーン!)」
ヒョヨン「出た、出会い頭のギャラクティカ・マグナム!」
テヨン「くっそー、あのヘボ技師のおかげでウチの歌が下手やと騒がれとるやないか。むかつくわー。
  飲まなやっとられん。誰かチャミスル買うて来いや!」
ユリ「きゅうう」


ヒョヨン「で、結局あのCMどうなったんや?」
スヨン「CMて?」
ヒョヨン「下着のCMや、ユリが出るゆうてた」
ティパニ「あー、あれはポシャった」
ヒョヨン「なんで? 決定事項みたいな話し方やったやないか」
ティパニ「ほとんど決まりかけとったんやけどな、ライバルメーカーがヒョリ姐さんを起用したことがわかってん」
スヨン「うわ、最悪や。絶対勝てへんやん」
ティパニ「誰かてそう思うわな。そんでトリンプも急遽8eightのチュヒ姐さんにチェンジしたんや」
ヒョヨン「結局は美乳対決かい(笑)」
ティパニ「…て、表向きはなっとるけどな。実は違うねん。トリンプの社長がユリの写真みて激怒したんや」
スヨン「激怒?」
ティパニ「こんな肌黒のモデルを使えるか!、ゆうてな」
ヒョヨン/スヨン「わはははは!」
ヒョヨン「下着のCMやからなー」
スヨン「なんでいまいち華がないかわかった気がするで(笑)」
ティパニ「そんでも自分よりはあるけどな」
スヨン「…」






※実際にはこんなCFの話はない。


ユン・ウネ…日本にもファンの多い女優で、代表作は『宮』『コーヒープリンス1号店』。
 人気アイドルグループ”Baby V.O.X”に所属していたため、元アイドルであり少女時代の先輩と言えるかも知れない。
 特に美人ではないが、人気は高く、出演ドラマは常に高視聴率をマークする。
 またファッションリーダーとしても知られ、自らも服のデザインをしている。
 彼女が専属モデルをしている下着メーカーは『ビビアン』。
    
    化けたなぁ…(笑)


※2009年9月11日ソウル国際ドラマアワード祝賀公演でテヨンが歌うドラマ『ベートーベン・ウィルス』の主題歌『聞こえますか』が
 ファンが選ぶOST第1位に選出された。その模様はKBS2で中継放送された。
 この時のスペシャルステージで、パク・ヒョジンとともに『ごめん、愛してる』の挿入歌『雪の華』を歌ったのだが、
 キーが高すぎてうまくハーモニーを作ることが出来ずアンチの攻撃の的となった。
 テヨンの数少ない弱点が高域にあることはファンもアンチも認めるところだが、実際に歌唱を非難されるのは極めて珍しいので、
 事務所は慌てて「テヨンは体調がよくなかった」と声明を出した。だがどうもこれは勇み足。
 その直後に音響に問題があったとイベント主催側が認めたからである。
 またパク・ヒョジンも自身のミニ・ホームページに「自分のキーに合わせて貰ったため」とテヨンを擁護するコメントを載せている。
 キーを取り損なったくらいで大騒ぎになるのだから、少女時代の注目度がどれほど高いかよくわかるエピソードである。
 ちなみにテヨンは翌日のイベントでは見事な歌唱を披露し、さすがだと評された。
     『雪の華』は2分20秒頃から

    『雪の華』が日本の中島美嘉の歌だということは概ね浸透している。