関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第803話 機動戦士Zクィーンダム ~君は、年増の涙を見る~


ボム&ジョン『案山子』

ヒョジョン「(すぅーっ)♪どんな愛も刻(とき)が経てば 変わってしまうことを 何故私は気づかなかったの?
ボム「すぅー?」
ヒョジョン「(ぼひゅーっ)♪1年が過ぎて もう前ほど辛くはないけど…(うーん、なかなかええで。普段のニコニコ顔から一転しての憂いの表情。これはみんなの心をグッと掴んだんやないの? 思えばこの日のために作り上げてきたうそ笑顔であったかも)」
ボム「(なんや、あいつ。座っとるだけやのに音程が定まらんなぁ。ヘタクソめ。ちゅうか、ブレスノイズがでかすぎやないか? これやから弱小プロダクションはあかんねん。大手なら超一流のボイストレーナーがそおゆう細かい欠点までキチンと潰してくれるんやけどなぁ)」
ヒョジョン「(ひゅーーーっ!)♪この世にはみんな決まった相手がいるの そんな人 絶対忘れられなぁぁぁぁい
ボム「(これはまずい! 友軍がこんな出来じゃファサ・ケイ組には絶対勝てんど。こおなったらウチの単独攻撃で戦局をひっくり返すしかない)」
すっ
観客「おーっ!(パチパチパチ)」
ボム「あなたは私がすっかり忘れると思ってるだろうけど 他の男(ひと)と幸せに過ごしていると思ってるだろうけど…
観客「…ん?」
ヒョジョン「(あかーん、声がブレブレや。この大年増、本番前にアンフェタミンきこしめしやがったな)」
ボム「♪日が沈み みなが家路についてもほほほ
ヒョジョン「(ちょっとちょっと、ますます酷くなって来てるやん。一体どんだけアンフェタミン飲んだんよ)」
ボム「(ひゃっはーっ! やっぱウチって最高!)」

アリン「(ぴゃー)おねえがすごい顔でボム先輩を睨んではる~」
ミミ「モニター越しでも殺気が伝わって来るなぁ」
ユア「おねえの殺気は物理的に相手を傷つける威力があるらしいで」
スンヒ「すんげー。カミーユ・ビダンみたいじゃん」

ヒョジョン「(がひゅーーーーーっ!)♪あなたは私がすっかり忘れると思ってるだろうけど
ざくっ
ボム「痛っ」
ヒョジョン「(ぴゅるるるーーーーーっ!)♪他の男(ひと)と幸せに過ごしていると思ってるだろうけど
ヒョジョン/ボム「♪私はまだこんなにも忘れられないの
ざくざくっ
ボム「(いたたた、いたたた。さ、さっきからなにかが顔に飛んで来て、めっちゃ痛いやんけ)」
ヒョジョン「(ぶしゅーっ)♪私を置き去りにしても 案山子みたいにーーーーーーーーっ!
ざくざくざくっ
ボム「(うげーっ。こ、この小娘のでかい息継ぎのせいで唾が飛んできてウチの顔を叩いとったんかい! これはたまらん)♪一人立ってる 案山子みたいに~うぅぅぅ
観客「おおっ、感極まってボムが涙を!」
ボム「ううっ(しくしくしく)」
ヒョジョン「(なに泣いとるんじゃ、このアンフェタミン中毒の案山子野郎。貴様のせいで惨敗じゃ)」
ボム「ううううっ(こんな奴と組んだのが間違いやった。素直にミンニと組めば良かった)」

アリン「この戦役、敗戦濃厚でありんす~」
ユア「かくなる上は、ウチのダンスで逆転する!(すっく) …いててて」
ジホ「ダメやん(呆)」
ミミ「そんなんじゃ、立ってるのが精一杯なんちゃうの?」
スンヒ「まさに案山子やね(がっはっは)」
全員「…(白目)」
スンヒ「おや?」