第802話 機動戦士クィーンダム ~君は生き延びることが出来るか~
ヒョジョン「貴様ら、全員集合!」
全員「へい、隊長!(ささっ)」
ヒョジョン「先のクィーンダム第二次戦役ではご苦労やった」
ジホ「やってやりましたねぇ(へっへっへ)」
スンヒ「まさか、1位に躍り出るとは」
ユア「ウチは確信してたで。ウチらなら必ずやれると」
ミミ「自分、突っ立っとっただけやないか」
ユア「存在感や、存在感」
ヒョジョン「1位になったのに喧嘩すな。全員よおやった」
ユア「おおきに」
ビニ「これで『Destiny』は完全にウチらの曲として認知されましたね。今ごろLovelyzの奴ら、ホゾを噛んでおることでしょう」
アリン「代表曲の横取りでありんす~(笑)」
ジホ「本来ならLovelyzはウチらの曲をカバーせにゃあかんかったのに、アホなゲームで勝って曲替えカード引きよったからな。その結果異常に敷居の高いブアゴル先輩の『Sixth Sense』を選ぶとは愚の骨頂(笑)」
スンヒ「『Sixth Sense』はエッジとパワーがなにより大事。あんなにフニャフニャ歌うとっては台無しや」
ユア「素直にウチらの『LIAR LIAR』でもやっとりゃ弱点が目立つこともなかったのに」
ビニ「こんな大事な戦(いくさ)の最中に、人気メンボをソロデビューさせるくらいアホな連中やから仕方ない」
アリン「負けた時の言い訳のために戦力分散させてるのでは~?」
ヒョジョン「そおかもしれんが、いつまでも敗残兵のことを話題にしとっても進歩はない。大事なのは次の戦いじゃ」
ミミ「サー、イェッサー!」
ヒョジョン「第三次戦役の第1ラウンドはこれまでと違うてチーム戦やない。選抜されたメンボが他グループのメンボと組んで競う、言わば連合軍対連合軍の戦い。それだけに組む相手の能力と相性が非常に重要になる!」
ビニ「確かに」
ヒョジョン「そして貴様らもすでに知ってのとおり、ボーカル組にはウチが、パフォーマンス組にはユ・シアが選抜された」
ジホ「これは陰謀やね」
ミミ「陰謀?」
ジホ「おまごるでダンス担当ゆうたら確かにシアねえやけど、おねえは足を怪我してボーッと立ってることしか出来ん」
ユア「ボーッは余計じゃ」
ジホ「それやのに敢えてシアねえを選抜するところに制作側の悪意を感じる」
スンヒ「そおやな。歌担当ゆうたら何を置いてもウチのはずやのに、何故外されたのか、その辺りも判らん。ウチが選抜されてファサねえさんと組んだら、それこそ優勝確実やのに」
ヒョジョン「ブス同士でコンビ組んだらテレビコードに引っかかるから外されたんじゃ。常識で考えろ」
スンヒ「ひーっ」
ユア「まぁウチの足は万全やなくとも、そこを逆に感動に変えるよお、あざとく頑張りますわ」
ヒョジョン「うむ、頼んだで。他のメンボは銃後の守りを固め、しっかりバックアップするよおに」
全員「へい、隊長」
ミミ「して、隊長は誰と組むおつもりで?」
ヒョジョン「ウチか? (にやり)案ずるな、ちゃんと考えてあるわい」
アリン「誰やろ~?」
ビニ「まぁ隊長なら多少のブスと組んでもテレビ的には大丈夫やろ」
ヒョジョン「その通り。ここは思い切って大ブス狙いでいくで!(どーん)」
コンコンコン、がちゃ
ヒョジョン「アンニョンハセヨ~」
ボム「わっ、また来た」
ミンニ「さっき一瞬覗いて出て行ったから、てっきり他の人と組んだ思うてましたよ」
ヒョジョン「あら~、ミニーちゃん、まだおったん?」
ミンニ「そらおりますがな。出て行く理由がない」
ヒョジョン「ウチなぁ、先に自分がおったから他を回ってみたけど、今んとこフリーなんはヘジョンねえさんだけやってん。ほら、ウチ、普段チーム内で妹たちに囲まれとるから、年上っちゅうのがちょっと苦手で~」
ミンニ「はぁ? ボムねえさんなんか超年上やん」
ボム「超まで行ってへんて(怒)」
ヒョジョン「確かにボムおねえさんも年上ですけど、あんまり若々しいからちっともそんな風に思えなくて(ニコニコ)」
ボム「あら❤」
ミンニ「よお笑いながらそんな大嘘つけるな(呆)」
ヒョジョン「それに選ばれた6人の中で、ボーカル実力は圧倒的にボムおねえさんが優れているやないですか。やっぱりそんな人と組みたいですもん」
ミンニ「歌唱力ならファサねえさんもおりまっせ」
ヒョジョン「ほなミニーちゃんがそっち行ったらええわ。ウチはファサねえさんのボリューミーな体型が苦手で」
ミンニ「ボムねえさんの方がでかいっちゅうねん」
ボム「判るで。あの女は圧がすごい」
ミンニ「(ずこっ)あらっ」
ヒョジョン「そおなんですよ~。さすがボムおねえさん、よお判ってらっしゃる」
ボム「で、結局ファサは誰と組んだん?」
ヒョジョン「ウチが覗いた時はケイちゃんと。ようお似合いのふたりですわ」
ミンニ「なんやねん、ウチにファサねえさんと組めゆうたり、ケイねえさんと似合うてるゆうたり。笑顔作りすぎて脳みそ腐ってきてるんか?」
ボム「ファサとケイ? 似合うてるかな?」
ヒョジョン「ファサねえさんの圧倒的重量感とケイちゃんの空気より軽い雰囲気がベストマッチですぅ(ニコニコ)」
ミンニ「さも褒めてるみたいな顔して、実はエグいことゆうてはる!(驚)」
ボム「そやけど、ウチ、ミンニと一緒にやるって約束してもおたしなぁ」
ミンニ「そおそお」
ヒョジョン「えー? そやけど、人生なんて何度でもやり直しがききますわ。雰囲気に流された口約束に縛られるのはおろかですよ」
ボム「そお?」
ヒョジョン「そおですとも。それに手のひら返しはYGエンタのお家芸やないですか」
ボム「ん?」
ミンニ「いやいや、それはいくらなんでも…」
ヒョジョン「ミニーちゃんはネズミさんみたいに可愛いから、どこ行っても受け入れて貰えるって。ウチにはボムおねえさんしかいてへんの(よよよ)」
ミンニ「ネズミてなんや、似てるのは名前だけやないかい」
ボム「うーん、どっちにしよおかなぁ」
ミンニ「(ぴゃー)マジで悩んではる!」
ヒョジョン「(ぼそ)おねえさん、これを」
ぎゅ
ボム「ん、なんか握らされたけど」
ヒョジョン「つまらない物ですが、ご笑納下さい」
ボム「あかんで。ウチに袖の下は通じへん…こ、これはゴー・ピルズ!(アンフェタミン)」
ヒョジョン「(ふっふっふ)膠着した局面を一発でひっくり返す。これぞ秘密兵器ソーラレイの威力や」
ボム「い、いったい、どおやってこの薬を手に…」
ヒョジョン「蛇の道は蛇ゆいましてね、いくつか入手経路は知っとりまっせ。どないだす、ウチと組めばもっと差し上げてもよござんすよ」
ミンニ「ちょっと、ふたりで何をコソコソ話してはるんでっか?」
ボム「よし、決めた。ウチはこいつと組むで!」
ミンニ「どっひゃーっ!(ごろごろごろ)」
ヒョジョン「やったーっ!」
ミンニ「しょ、しょんな~」
ヒョジョン「ザコとは違うのだよ、ザコとは」
ミンニ「誰が雑魚じゃい!(怒)」
ヒョジョン「そおと決まったら、さっそく曲を決めましょう。善は急げですわ(ニコニコ)」
ボム「それはええけど、…自分、誰やったっけ?」
ヒョジョン「(カクン)まだ覚えてへんのかいっ!(呆)」
※ホンマはタイトル通りガンダムっぽいオチで終わらせたかったんですが、最近の私の力量じゃこんなもんですわ(哀)
※『Sixth Sense』…Brown Eyed Girlsの2011年のヒット曲。恐らく彼女らの代表曲は『Abracadabra』になると思うが、個人的にはブアゴルと言えば『Sixth Sense』と言うくらい好き。ちゅうか、この曲でブアゴルにハマった。なのでLovelyzのパフォーマンスには「は?」となってしまった。比べてみればすぐ判る。
Brown Eyed Girls版(MVも素晴らしいのでぜひ観てみてください)
Lovelyz版
ブアゴルは4人でLovelyzの10倍くらい音が詰まってる。大迫力なのである。そしてなんともエロかっこいい。これを再現するにはMAMAMOO辺りじゃないと無理なのでは? もちろん再現することがテーマではないのだが、それにしてもLovelyzのパフォーマンスは中途半端。
ちなみにブアゴルは今月カムバックすることが決まっているが、ある情報によると『QUEENDOM』の影響で『Sixth Sense』のオリジナル曲やライブビデオがチャートを逆走してファンダムが狂喜乱舞なのだそうな。『QUEENDOM』の本当の勝者はブアゴルだという話も(笑)
関連記事:
sportsworldi.com