関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第801話 おわりのうた

テヨン「おやおや、SMの2トップが雁首揃えてテレビ局に来るなんて一体どないしたん?」
スマン「ワシは頻繁に現場に顔出してるで。別に珍しくないやろ」
ヨンミン「結局ワシらの仕事は現場に支えられておる訳やし、おろそかには出来んちゅうことや」
テヨン「ホンマか? 嘘くさいなぁ」
スマン「(おほん)時にキム・テヨンよ、今回のバスキングの旅はどやった? 楽しめたか?」
テヨン「そらもお最高やったで。国内のコンサートやイベントやったらどおしたってペンの前で歌うから応援されるのが当たり前みたいになっとるけど、ウチの顔が知られてへん異国での路上ライブやから、ウケるかどうか歌うてみるまで判らへん。それだけに観客が曲に合わせて身体を揺らしてくれたり、拍手してくれた時は、普段の活動では得られへん感動がありましたわ」
スマン「そやろそやろ(笑)。ワシも美国におった時はよお公園で歌うたもんやけど、路上ライブには独特の雰囲気があるな」
ヨンミン「顔知られてへんゆうても、『韓国のスーパースター』て紹介されとったやないか(笑)」
テヨン「あれはポール・キムにいさんの悪ノリやわ。いらんハードル上げよって」
ヨンミン「照れるな照れるな。めちゃめちゃ受けとったで」
テヨン「最初に行ったドイツは、韓国と縁が深いから受け入れられやすかったのかもしれんけど」
スヨン「うむ。それにもともとドイツ人音楽好きやしな」
テヨン「とにかく韓国人が炭鉱夫と看護婦ばっかりと思われるのを少しは防げたんやないかなぁ」
スマン「ハナからそんなこと思われてへんて」
ヨンミン「いやー、バスキングが気に入ったんなら、番組出た甲斐あったな。よかった。大変よかった(えへえへ)」
テヨン「…ん? まさか、ふたりともそんな話をするために、わざわざ出向いた訳やおまへんやろ? 何企んでますのん?」
ヨンミン「(どきっ)た、企むなんて、人聞きが悪いなぁ」
テヨン「ひょっとして会社に何か問題でも?」
ヨンミン「(どきどきっ)ベベベ別に問題なんかありゃーせんて」
スマン「そやで。音楽部門の下半期の売り上げは7~8月だけで上半期を上回るくらい好調やし、今度ローンチさせるSuperMはアメリカ市場からも大注目や。BTSに匹敵するヒットメイカーになること間違いなし」
ヨンミン「それに年内にはEXOとNCT、Red Velvetのアルバムリリースが決定しとるし、来年は新しい男子グループと女子グループをデビューさせる。イケイケどんどんやで」
テヨン「ホンマ? ほななんもネガティブな要素はないっちゅうの?(じー)」
ヨンミン「(ううっ)ま、まぁ、強いてゆうたら、最近の韓日関係のもつれから、日本での売り上げがちょっと落ちてまうかなぁ、なんて。なはは」
テヨン「日本での売り上げて、そらでかいやないの。コンサート活動だけでSMの総売上の1割5分から2割近くになるで」
スマン「よお知っとるな(汗)」
ヨンミン「まだそおと決まった訳やない。今後関係が改善されへんかったら、コンサート開きにくぅなって、結果的に売り上げ落ちるかも、ちゅうだけや」
テヨン「確実にそおなるがな。他には?」
ヨンミン「え?」
テヨン「他にも不安材料あるんやろ?」
ヨンミン「強いてゆうたらあるかも」
テヨン「ほな強いてゆうてみなさい」
ヨンミン「えーっと、どれから話そおかな」
テヨン「そんなに仰山あるんかいっ!」
スマン「こ、これはワシが悪いんやないで。ワシは音楽が専門やもん。そやけどヨンミンがどーしても外食やりたいなんて言い出すから」
ヨンミン「あ、汚ねぇ」
テヨン「外食ちゅうと例の高級レストランとかカラオケ事業とか?」
ヨンミン「ちょっと初期投資しすぎちゃったかなぁ。思うとったほどには回収が追いつかへんでね」
スマン「あと、これもヨンミンが欲出したからやけど、観光事業とかワイナリーとか、全部赤字やねん」
ヨンミン「(うきーっ)先生の文化事業かてけっこう赤字出してますやん」
テヨン「ほななにか? 黒字なのは音楽事業だけと?」
ヨンミン「強いてゆうたらそおなるかなぁ」
テヨン「あほんだらーーーーっ!」
スマン/ヨンミン「キャーッ」
テヨン「ウチら歌手が身体ボロボロになるまで酷使して稼いだ金を、おっさんらの趣味につぎ込んでんじゃねーよ」
ヨンミン「いや、趣味やのおて」
スマン「事業拡大ちゅう奴で」
テヨン「そんな訳の判らん事業に投資なんかせんでええ。身の丈に合った活動で地道に稼げや」
ヨンミン「もちろんこれからはそうさせていただきますです」
スマン「パク・ソニョンに持ちかけた化粧品販売の副業も大して儲からんかったしな」
テヨン「(かくん)あいつの怪しげな商売の裏にはおっちゃんらが潜んでおったんかい。会社辞めた奴まで使うてなにやってんねん」
ヨンミン「とにかく、事情を理解していただいたところで、ご相談なんですが」
テヨン「ほら来た」
ヨンミン「さきほどバスキング最高ゆうてはったでしょ? どないだす、これから毎日街に出て歌うてみられては?」
テヨン「は?」
スマン「他の仕事入ってる時はそっち優先でええんやけど、夕方から夜にかけて暇がある日は、漢江か光化門か弘大辺りに出かけて有料路上ライブしたらどおかとゆう提案や」
ヨンミン「国民的大スターのテヨンさんが街角で歌うとなったらそりゃもお毎日黒山の人だかり。投げ銭を入れるこのギターケースも(ぱかっ)あっちゅう間に銭で満タンになることでしょう。いや、銭どころかお札を投げる人いてるかも」
テヨン「(かくん)そんな入れもんまで用意しとったんかい」
スマン「ワシが美国で客引きに使うとった台詞を教えてやろうか。ええか、出来るだけでかい声でこおゆうんや。“ヨロブーーーン! アンニョンハシムニッカ、アンニョンハシムニッカ! 私が誰かと申しますと、2009年にあのKBS2の学園ドラマ『花より男子』と共に社会現象を巻き起こした大ヒット歌謡曲であるところの『Gee』。それを歌唱しておりました少女時代のちびっ子リーダー、皆さんの人気者、思い出のアイドル、キム・テヨンでございます。私がここに立ったのは、皆さんの鬱憤とストレスを一発で吹き飛ばすためです。赤字で嘆いている社長さん。借金を踏み倒されて眠れない夜を過ごしている奥様。恋人に捨てられて落ち込んでいるおにいさん、おねえさん。その他鬱憤が溜まっているすべての皆さん。思い出のアイドル、キム・テヨンにお任せを。私が皆さんの人間ジュークボックスになります。ヒップホップからトロットまで、Twiceからソン・ソヒまで、どんなリクエストでもたちどころに歌い上げ、皆さんの心の清涼剤となりましょう!”
テヨン「『クライング・フィスト』のチェ・ミンシクかっ!」
ヨンミン「とにかく、今我が社が頼れるのは歌手部門だけ。中でも過去の実績からゆうてテヨンさんはグループでもソロでも無双状態の生きた伝説。一番すがり甲斐のあるお方なんですよ~(むぎゅ)」
テヨン「すがるな、きっしょい!」
スマン「今は100ウォンでも現金が欲しい時。自分を育ててくれた会社に恩返しをすると思うて、バスキングしてくれぃ!(土下座)」
ヨンミン「してくれぃ!(土下座)」
スマン「あと新しいアルバム出して1億枚売ってくれい(土下寝)」
ヨンミン「売ってくれい!(土下寝)」
テヨン「ライスのコントか! もおこんな会社にはおられん。辞めさせてもらうわ!」
ヨンミン「うそ~ん(ぴゃーっ)」
スマン「SM辞めて一体どおする気や」
テヨン「決まっとる。ソニョンと一緒に化粧品売るんや。ネット販売でも天下とったるでぇ!」
スマン「(かくん)こらあかんわ」







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