関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第783話 ミス・ハンムラビ

コツンコツン…
テヨン「それではV.Iゲート事件に関する社内裁判を開始します。被告人は起立してください」
ユリ「ひ、被告人て。ウチが一体なにしたっちゅうねん? なぁ?」
テヨン「(カツン)私語は慎むように。人定質問を行いますから早く起立してください」
ユリ「しょ、しょんな~(ふらふら)」
テヨン「被告人…本名クォン・ユリ、1989年12月5日生まれ、京畿道高陽郡知道邑(現・高陽市徳陽区)出身。本貫は安東権氏に間違いありませんか?」
ユリ「そらそおやけど」
テヨン「結構。被告人を本人と認めます。続いて検察官、起訴状を読み上げてください」
ヒョヨン「はい(すっく)。被告人はV.Iゲート事件において取り調べを受けているBIGBANGのV.Iことイ・スンヒョンおよび歌手チョン・ジュニョンとの関わり合いが深く、SMエンターテインメント並びにガールズグループ少女時代に多大なる悪影響を及ぼすものと考えられ、よってここに起訴いたします」
ユリ「いやいやいや、全然深く関わってないって」
ヒョヨン「黙らっしゃい! その方の悪事、このキム・ヒョヨンがしかと見届けておるぞ」
ユリ「水戸黄門かよ」
テヨン「検察官、被告はV.Iゲート事件とどのように関わっておるのでしょおか?」
ヒョヨン「へぇ。実は直接関係はないよおです」
ユリ「(かくん)だったらなんで起訴する?」
ヒョヨン「そやけど、被告の実兄クォン・ヒョクジュンがV.Iやチョン・ジュニョンが参加するカカオトークのグループのメンボやったんです」
テヨン「ほお? そのトークグループちゅうのは今話題になっとる性接待の指示や盗撮動画閲覧を行ったちゅう例のアレですか?」
ヒョヨン「例のアレですわ」
ユリ「(うきーっ)例のアレてなんやねん! そんなええ加減な裁判あるか!」
テヨン「私語を慎まないとヴェノムを取り憑かせますよ」
ユリ「怖っ」
ソニ「余計騒がしゅうなるやん(呆)」
ヒョヨン「V.Iゲートは時間がたつにつれ拡大する一方です。遠からずクォン・ヒョクジュンにも捜査の手が伸び、あんな罪やこんな罪が被せられると思います。そんで刑務所にぶち込まれ、牢名主のキム・サンホにチ○ポぶち込まれちゃうに決まってます」
ユリ「アイドルがチ○ポとかゆうな」
ユナ「(すっく)裁判長、検察官は起訴理由と関係ないことを喋ってます」
テヨン「そおなん?」
ヒョヨン「いや関係ありまっせ。ユリの兄はんが有罪になることはもお確定。例え冤罪でも、国民感情からゆうてちょっとでも事件に関わった人間は全員スケープゴートにされちゃうのです」
ユリ「マジで?」
ヒョヨン「そーすると次なる矛先は当然ユリへ向きますな。国民的アイドルグループのメンボが犯罪者の家族ちゅうことになったら、スキャンダル大好きなマスコミやネチズンが鬼の首でも取ったように大喜びするでしょう。そしてその後に来るのは少女時代そのものへの糾弾です」
テヨン「ありえるなぁ」
ヒョヨン「そのよおな事態に陥る前に、検察はユリちゅう存在をSMエンタおよび少女時代から切り離しておきたいと望むものであります」
ユリ「無茶苦茶やん。まだ起こってもないことで生け贄にされるのはかなわんで」
ヒョヨン「起こってへんゆうけど、実際自分はこれまでにも散々メンボに迷惑かけて来たやないけ」
ユリ「はぁ?」
ヒョヨン「そもそも自分がお調子もんやからウチらまで品がないと思われて来たんやで。『青春不敗』の第1話におけるお尻ダンスをを思い出してみ?」
ソニ「(うんうん)あれは酷かったなぁ」
ユリ「受けてたやん、お百姓さん達に」
ヒョヨン「それに少女時代10周年ちゅう節目の活動が1週間しか出来へんかったのも自分が怪我したからやないか」
テヨン「そやったなぁ」
ユリ「ちょ、ちょっとちょっと。あの時はマンネがドラマで忙しかったことも…」
ヒョヨン「Oh!GGかて自分のせいで一切活動出来へんかった」
ユリ「ウチだけのせい? 全員のスケジュールが合わへんかったからでしょ」
ヒョヨン「いや、ウチはスケジュール空けてたで」
テヨン「ウチもや」
ソニ「ウチなんか他に仕事ないんやから、当然Oh!GGに全力投球する気満々やったで」
ヒョヨン「弁護人は?」
ユナ「えーっと…」
テヨン「答えて下さい。あなたは去年の9月、Oh!GGで活動出来へんほど忙しかったですか?」
ユナ「いやー、出来へんて程でもなかったよおな。あは、あはは」
ユリ「ちょっと~(がっくり)」
ヒョヨン「このよおな迷惑常習犯が、軽率な兄のせいとはゆえ、今回もウチらと会社に被害を及ぼすことは確実なのであります」
テヨン「よお判りました。お座り下さい」
ヒョヨン「ありがとうございました(がたん)」
テヨン「では弁護人の方からなにかありますか?」
ユナ「えーっと、えーっと…」
ユリ「なんやその不安げな態度は? 頼むでホンマ」
ユナ「特にありませんねぇ」
ユリ「(うぎゃーっ)ぶち殺すど、この裏切り者! 最近ウチの方がドラマで売れてるから陥れよおとしてるんやな!」
テヨン「(カツカツ)静粛に。法廷で暴行を働くと拘束しますよ」
ユリ「そ、そやかて…」
ユナ「ウチは最近映画で忙しいんやモーン。おねえが出てる安っすい安っすいウェブドラマとかどーでもええモーン」
ユリ「くっそー。四面楚歌とはまさにこのことや(涙)」
テヨン「ほんならぼちぼち最終的な判断を下しましょう。右陪席、こちらへ」
ソニ「あい」
テヨン/ソニ「ひそひそひそ…」
ユリ「もお判決なん? 独裁国家の裁判かてもうちょっと手間かけるやろ」
テヨン「ほなそおゆうことで」
ソニ「あい」
テヨン「判決を申し渡します!(ほじほじ)」
ユリ「鼻くそほじりながらゆってんじゃねーよ」
テヨン「主文、被告を死刑に処す」
ユリ「(がーん!)な、なんでぇ?」
テヨン「理由、被告は過去12年に及ぶ少女時代の活動を通して圧倒的に不人気であった。被告が足を引っ張らなければ、少女時代が今ごろグラミー賞を受賞していたことは間違いないと思われる」
ユリ「んな訳あるかい」
テヨン「にもかかわらず自分は人気者と勘違いし、最近では数都市でペンミを開くなどして会社に多大なる損害をもたらした。よって極刑をもって臨むほかない」
ユリ「もおウチのお兄はん関係なくなっとるやないか!」
テヨン「以上!」
ソニ「全員、起立! 退廷!」
ぞろぞろ…
ヒョヨン「いやー、ええ裁判やった(笑)」
ソニ「どお考えても奴はいらんメンボやからな」
テヨン「うむ、スッキリした。さぁ、早よ家帰って、奴を除いた新ユニットの名前考えよっと」
ソニ「おお、もお次のことを考えて」
ユナ「さすが名奉行や(笑)」
テヨン「はっはっはっは!」

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ユリ「やかましーわ、ボケ!」





※ミス・ハンムラビって言いたかっただけ(笑)