関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第765話 11月1日では遅すぎる

アイリーン「全員揃うた? ぼちぼち撮ってもらおうか」
イェリ「あい」
マスコミ「ほんならそこのボードを背に並んでくださいねー」
ぱしゃっ



マスコミ「こんなことゆうたらなんでっけど、今年は皆さんえらい地味っすね。例年はもっと気合い入っておったでしょ」
アイリーン「そおでんな。デビュー以来ずっと、このイベントは重視させて貰うて来ました」



2014年



2015年



2017年


アイリーン「そやけど今年は予算削減されたりして、出来ることに限りがあったんですわ」
マスコミ「限り?」
ジョイ「SMTownハロウィーンパーティゆうたら、全社を挙げての秋の恒例行事。当然皆さんのような媒体各社も仰山来てくださって、大きく取り上げていただいてますぅ。そやから会社からも“やるならちゃんとやれ。中途半端はあかん”ゆうて、グループごとに予算割り振ってるんです」
イェリ「その予算が[STATION]シーズン2の売り上げ低下で大幅削減になって」
マスコミ「あ、自腹やなかったんですね」
スルギ「気合いの入った人は予算に自分のお金を足して参加する人もいてますよ」
マスコミ「予算てどれくらいなんでっか?」
ジョイ「タレントによって違うんでっけどぉ…(ひそひそ)ウチらみたいな下っ端は5人で50万₩くらい」
マスコミ「なんや、『リンカーン』の1000円ヒーローよりだいぶええやおまへんか」



リンカーン』1000円ヒーローより


スルギ「あれはそもそもクォリティより笑いがメインの企画ですやんか。ウチら真剣に仮装するよう社命が下ってるんでっせ」
ウェンディ「そやけど今年はめっちゃ忙しゅうて、そこまでの準備が出来へんかったもんやから。予算の件もあって、どおしてもクォリティダウンなんですわ」
イェリ「てゆいながら、クマねえとワニねえ、朝からメイク室閉じこもってえらい塗りたくってたやないの。ふたりの化粧品代だけでほとんど予算使い切ったて、マネージャーがゆうてたで」
マスコミ「吸血鬼と『呪怨』の佐伯俊雄ですね。ええ出来やと思います」
スルギ「そおゆうけど、あんたのKISSチョコレートかて結構予算食うてるで」
ジョイ「まったくや。おかげでウチはおとんのコート借りて来て、無理矢理『哭声/コクソン』のチョン・ウヒ先輩やゆうて誤魔化さにゃならんかったわ」
アイリーン「ウチなんか服借りる家族もおらんよって、さっきGS25で買うて来た雨合羽で『ギャグコンサート』のレインコート兄弟でっち上げるのが精一杯やったんや。挙げ句に“今年は気合い入ってへん”とかゆわれるし(ぶちぶち)」
声「ロボットのくせにぼやくんじゃねぇ!(どすこーい!)」
アイリーン「げはぁ(ごろごろどーん)」
Red Velvet「だ、誰?!」



声「見ての通り、『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』のグルートやけど」
ウェンディ「グルートは判るけど、中身が判らんのですわ(呆)」
声「ふっふっふ、世の中ミステリアスな方が楽しいと思わんか?」
イェリ「程度もんやって」
声「なんじゃ、貴様! ねえさんに向かってずいぶん偉そうな口きくやないか(ぐにゅにゅにゅ〜)」
イェリ「ひててひてて」
マスコミ「えーっと、皆さんの次はf(x)のルナさんの番になってますね」
ウェンディ「ソ、ソニョンねえさん!?」
スルギ「ゆわれてみれば、あのぶちかましは確かに…」
ルナ「ピンポーン! どお、この仮装?」
アイリーン「いや、ええと思いますけど」
ジョイ「ちゅうか、オリジナルがどこにも覗えまへんやん」
ルナ「それはこの美声で補えばええんや。栄えあるSMTownハロウィーンパーティを盛り上げるためには、ここまでやらねば」
イェリ「さすが社畜…(ひてててて)」
アイリーン「よお予算内でそんなモン作れましたな。自腹足したんでっか?」
ルナ「ちょっとは足したけど、なにしろ知っての通りf(x)は空中分解状態。参加するのはウチだけやから、予算総取りや(はっはっは)」
ウェンディ「笑うてる場合でっか(呆)」
ジョイ「そやけど、えらいクォリティでんな。これなら今年の1位はねえさんに決まりやないっすか?」
ルナ「いやー、キー(呼び捨て)おるからな。奴は今年不参加のクセに、等身大のパネル作ってオニュに持たせたらしいで」
マスコミ「キーさんの仮装は毎年このパーティの名物ですもんね」
ジョイ「『マジ歌選手権』の劇団ひとりみたい(呆)」



ウェンディ「ヴォルデモートか。ものすごい完成度やな」
ルナ「これだけ頑張ったのに、不参加の奴に負けるのはイヤやなぁ」
ユリ「(ぬっ)みんな力入れすぎなんよ。そんなに張り切ったら、パーティ楽しむ前に過労で倒れてまうわ」
マスコミ「おや、少女時代のみなさんもご到着や」



ジョイ「ミニオン、可愛い❤」
ウェンディ「確かに似合うてるけど、えらいあっさりした扮装ですね」
ユリ「ウチ、ドラマでも妙な格好させられてるんやで。いくら秋の一大イベントゆうたかて、プライベートでそんなに凝る気はないわ」



MBC木曜ドラマ『テジャングムが見ている』より


スルギ「なるほど。これでは公私の区別が付かなくなりますね」
ユリ「そおそお。パーティの本質は美味い料理や酒で会話を楽しむこと。仮装なんて、これくらいでええんよ」
テヨン「パボ野郎!(ギャアーーーーン)」
グサッ、バリバリバリ
ユリ「わぁ、あぶなっ」
スルギ「チェ、チェーンソウ攻撃や! シャレにならん!」
テヨン「こっちは遊びでやってんじゃねーんだよ! やるなら必ず勝つ! それがテヨン様哲学や!(チュイーーーーン)」



イェリ「こ、怖ーい(がたがた)」
ジョイ「悪夢か?」
スルギ「ただでさえ普段から怖いお人やのに、こんなカッコされたら死ぬまでうなされそおや(イヤな汗)」
アイリーン「てか、アナベル人形にチェーンソウの組み合わせは間違いなのでは?」
テヨン「相手をぶち殺せれば何でもええんじゃ、ボケ。呪うど」
ウェンディ「ロボットに呪いって効くのかなぁ」
テヨン「試してみるけ?」
アイリーン「遠慮します」
マスコミ「なんだか異常に殺気立っておられますな」
ルナ「やっぱあれやないの? ジウンちゃんの曲が今回もヒットしたから…」
ウェンディ「そおか。ソシねえさんの10周年記念曲は黒歴史でしたもんね」
テヨン「うきーっ! 奴の名前を口にするんじゃねぇ!」
イェリ「うわ、目が据わってる」
テヨン「ここにいる全員コロス! そんで、奴を引きずり下ろす黒ミサの生け贄にしてやる! 死ねえええーーーーーーい!(ギュイーーーーン)」
ユリ「あ、危ないってーーー」
どったんばったん


声「ひょ〜、噂には聞いてたけど、すごい賑わいや〜」
受付「ん? もう全員到着したはずやけど、まだ誰か?」
声「なんとか間に合ったかな? 仕事が押して日付変わってもおたらハロウィーンにならんから心配しとったんよ」



受付「自分誰やねん?」






※偉大なる物理学者にして作家フレッド・ホイルに捧げる ←うそ