関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第756話 夏の女王

どったんばったん
ウェンディ「1,2,3,4…(はぁはぁ)」
イェリ「2,2,3,4…(ふぅふぅ)」
スルギ「3,2,3,4…(ひぃひぃ)」
どったんばったん
ジョイ「(うきーっ)暑いわっ! こんな蒸し風呂みたいな状況で稽古なんか出来るかーーー!」
ウェンディ「そやけど今週末はコンサート、来週はカムバックやで。暑かろうが焼け死のうが、やらにゃ間に合わんやない」
ジョイ「ぴゃー、信じられへん。ウチの命よりコンサートや新曲の完成度の方が大事なんやて」
スルギ「さすがどのグループにもひとりはおる社畜メンボやで」
ウェンディ「人聞き悪いことゆわんといて。やるならちゃんとやりたいだけやないの」
イェリ「とにかく、もおこれ以上動くのは無理。(ごろん)誰かセブンイレブンでシロクマちゃん買うて来て」
ジョイ「自分で行けや! 末っ子のくせになんでいつもそお偉そおやねん!(ゲシゲシ)」
イェリ「しえー、マンネ虐待やぁ。MASC事件の再来やぁ」
ジョイ「おお、チビンみたいに告発してみぃ。いつでも辞めたったるで!(ゲシゲシゲシ)」
アイリーン「…うきょ」
スルギ「ん?」
アイリーン「ぬぴょぴょぴょ…(ぶぅうん)うな、うな加藤」
スルギ「うな加藤?」
アイリーン「夙川アアアトム、木曽さんちゅう、おおお大家志津香ぁぁぁ」
ジョイ「なんじゃなんじゃ?」
ウェンディ「あかーん、熱暴走や。論理回路が混乱しとる」
スルギ「混乱しとるのはいつものことのよおな」
イェリ「なんで消えたお笑い芸人の流れで池アイドルの名が?」
ジョイ「おねえの中では同じククリなんやない?」
ウェンディ「とにかくこれでは稽古にならん。仕方ない、ペジュねえが冷えるまでちょっと休憩しよか」
イェリ「やったー! ほなスヨンねえ、シロクマちゃんはいちご味の奴ね」
ジョイ「そやからなんでウチが買いに行くねんて! いっそ体温なくなるまで冷凍庫入れといたろか(ゲシゲシ)」
イェリ「きゃんきゃん」


ウェンディ「うー…」
ジョイ「むぅ…」
イェリ「あっつい〜」
スルギ「腹減った」
アイリーン「(ぱちくり)」
イェリ「あ、おねえが目を覚ました」
ウェンディ「クールダウン出来たんか?」
アイリーン「て」
イェリ「て?」
アイリーン「天馬博士…」
ジョイ「(かくん)2003年4月7日の鉄腕アトムかっ」
アイリーン「夙川アトム
ジョイ「それはもおええから」
スルギ「ちょっともぉ、暑苦しいやりとりせんといて(ぷしゅー)」
イェリ「ほんまやで。ちっとは涼しい会話でもしよおや」
ウェンディ「涼しい会話っちゅうと?」
イェリ「そやなぁ。怖い話は? ローソク並べてひとりずつ語るねん(わくわく)」
スルギ「ひっ」
ウェンディ「あかん。クマちゃん泣くから」
イェリ「そやった。図体の割にビビりやったな、クマねえ」
スルギ「せ、繊細てゆえよぉ」
ジョイ「ほなどーすんの?」
スルギ「ウチらは歌手やで。歌で勝負せんかい」
イェリ「歌ともーしますと?」
スルギ「夏にふさわしい歌をみんなで観て爽やかな気分になるんや」
イェリ「(かくん)女子高の昼休みか」
ジョイ「平和やなぁ」
ウェンディ「まぁクマちゃんおったらこんなもんやろ。そやけどウチらは“夏の女王”と呼ばれる夏強者。今回も夏真っ盛りにカムバックする訳やから、ええ勉強になるかも」
イェリ「うわ、真面目(呆)。さすが社畜
ジョイ「夏にふさわしい歌てなによ? 怖い奴はダメなんやろ?」
スルギ「ダメー」
イェリ「そんな言い方したって西野七瀬みたいに可愛ゆくはならへんで」
アイリーン「(キュイーン)そおゆうことは美しきデータベース、このペ・ジュヒョンにまかせなさい。ウチのポジトロン脳にはK-Popのすべての歌が収まっておるからな」
ジョイ「嘘つけ。ストレージ8Gしかないくせに」
ウェンディ「そんじゃ、おねえの一押しの夏歌、教えてくださいよ」
アイリーン「ええとも。…んーっと、んーっと」
イェリ「検索、遅っ」
アイリーン「出ました! ペ・ジュヒョン的歴代夏歌第1位はこれです!(じゃーん)」



イ・ジョンヒョン『Summer Dance』


全員「な、なんじゃ、こりゃ〜〜〜!?(どっすん)」
アイリーン「ヒョニー大先輩の名曲やけど」
イェリ「こ、こんな有史以前のMV見せられても(いてて)」
スルギ「さすがデータベースが昭和や」
ジョイ「しかも画質が異常に悪いど。裏ビデオみたい」
ウェンディ「アイドルが裏ビ○オとかゆうたらあかんよ」
イェリ「伏せ字の意味ないし」
アイリーン「画質が気になるんならLive版もあるで。もうちょっとマシや」



이정현 (Lee JungHyun) - Summer Dance 07/20/2003


ウェンディ「まぁこれならギリギリ雰囲気が判るかな」
イェリ「イ・ジョンヒョンさんて女優の?」
スルギ「そおそお。今はAVA(エイヴァ)ゆう名前でも活動してはるけど、歌手としても結構なヒット曲持ってはるんよ。『ワ』とか『パックォ』とかな」
イェリ「知らなーい」
ジョイ「テクノの女王呼ばれて、めちゃめちゃラディカルな芸風が売りやったのに、これは完全なアイドル曲やんか」
ウェンディ「そやな。可愛いし細いし、見た目のレベルは相当高いで」
アイリーン「ヒョニー先輩は元々童顔で可愛い系やから、アイドルで押し切ろう思うたら充分行けたお人やったんや」
イェリ「ほななんでそおせんかったん?」
アイリーン「アーティスト指向やからやない?」
ジョイ「変わり者なんよ」
イェリ「わ、バッサリ」
スルギ「しかし、このダンスはなんじゃい。『ワ』で見せたキレの欠片もないやないか」
ジョイ「お遊戯レベルやな。これに比べたら今ウチらがやってるダンスの複雑怪奇なこと」
ウェンディ「複雑はええけど、怪奇てゆうなよ」
スルギ「でもJYPなんか未だにこんなもんやで」
ウェンディ「他事務所の悪口はやめなさい」←真面目
イェリ「おねえの夏歌1位はなんなん?」
ウェンディ「ウチ?」
イェリ「昭和じゃない奴やで」
ウェンディ「ウチはそおやなぁ…シカねえさんの『冷麺』かなぁ」
ジョイ「うぉおお、懐かしい❤」



ミョンカドライブ『冷麺』


スルギ「ハゲ&天使による世紀級名曲や」
ウェンディ「シカねえさんの鈴を転がす様な声がなんとも涼しげやないか」
ジョイ「確かに、これは夏にふさわしい。ハゲは見ただけで暑苦しいけど」
イェリ「へー、意外」
ウェンディ「なんで?」
イェリ「そやかて、シカねえさんて反乱分子やん。社畜のワニねえらしからぬ選択やな〜と思うて」
ウェンディ「さっきから社畜社畜かましいな。ウチかて好きでまとめ役に廻っとる訳ちゃうで。本来まとめ役たるリーダーがポンコツやから仕方なくやってるだけや」
スルギ「あら、そおやったん?」
ウェンディ「(かくん)しっかりしてくれよぉ。自分、2番目に年上なんだからよぉ」
ジョイ「ポンコツ具合も2番目やから(笑)」
イェリ「ほんじゃ社畜としてはどおなん?」
ウェンディ「意味がわかりませんが?」
イェリ「反乱分子じゃない、正当SM歌手の曲なら何を選ぶかってことですよ」
ウェンディ「あー、それならやっぱりBoA大姐御ちゃうか?」



BoAアトランティスの少女』


イェリ「ほぉ、そお来ましたか」
アイリーン「ゆうきまさみの『パンゲアの娘 KUNIE』?」
ジョイ「(かくん)ちょっとしかカスってないわ」
ウェンディ「まだ冷却が不十分なんかな〜」
ジョイ「これは如何にもワニねえらしい選択やな。テヨン姐御もこの曲カバーしてるし、SMのビッグネーム同時にふたつ墜とす抜け目ない作戦」
アイリーン「え? テヨンねえさんが『ピピのうた』をカバー?」
ウェンディ「誰も知らんて(呆)」



テヨン『アトランティスの少女』


スルギ「そやけど、これ夏の歌か?」
ウェンディ「爽やかやんけ」
スルギ「それは認めるけど、夏でないとあかんちゅう必然性には欠けるよおな」
ウェンディ「自分、BoA様とテヨン様に逆らうんか?」
スルギ「うっ…(汗)」
ジョイ「(虎の威を借る狐や)ほなクマねえオススメの夏曲はなに?」
スルギ「ウチはもお断然『I Swear』や」
ウェンディ「うぉ、他事務所!」



Sistar『I Swear』


ジョイ「おお、夏っ! これは完全に夏っ!」
スルギ「そやろ?(えっへん)」
ジョイ「元祖尻職人Sistarか」
ウェンディ「倉持由香みたいな言い方やめろ」
イェリ「見てるだけで涼しくなるね」
スルギ「そやろそやろ?(えっへんへん)」
イェリ「ヒョリンねえさんの顔が怖すぎて」
スルギ「そおゆう見方すんなよ。次から見れなくなるじゃん」
イェリ「ビビりやなぁ」
ジョイ「涼しげなMVゆうたらソシねえさんのこれもあるで」



【TVPP】SNSD - Etude, 소녀시대 - Etude @ Special Stage, Show Music Core Live


ウェンディ「うわ、懐かしい」
スルギ「Sistarとは真逆の清純美少女路線ど真ん中やな。あの人たちの正体知らんかったら、危うく騙される映像やで」
アイリーン「夏っぽいちゅうククリなら、これは充分ありやないかな」
イェリ「そやね」
アイリーン「かつて我が民族の女性は人前で裸足をさらすのをタブーにしておったんやけど、ソシねえさんはこの動画で見事にその因習を打ち破った。文化的に見ても画期的な映像とゆうてええやろう」
ジョイ「(かくん)いつの話をしてるねん」
イェリ「そおゆうたら、f(x)ねえさんに『Ice Cream』ゆう歌あったね」
ウェンディ「あったあった」



f(x)『Ice Cream』


全員「(どっすん)この映像はあかんやろ!」
スルギ「SM女子の黒歴史やないかい!」
イェリ「そおかな? 本人は案外ケロッとしてるで」
スルギ「周りが気を遣うんじゃ、ボケ」
ウェンディ「曲はともかく、映像が夏らしくない。これは却下や」
アイリーン「f(x)でアイス絡みやと、こんな動画があるよ」



[HeartfxSubs] 150517 f(x) - Baskin Robbins I-Bing (Ice Cream Bingsoo) Song MV (eng)


ジョイ「爽やか」
ウェンディ「ジンリも映ってないし、これはええんやないの」
イェリ「シロクマちゃんもええけどベスキンラビンスも美味そおやなぁ。スヨンねえ、チョコピスタチオ買うて来て。ワッフルレギュラーで」
ジョイ「そやからなんでウチがっ!(ゲシゲシ)」
イェリ「ぐえぇ」
アイリーン「待って! 『Ice Cream』ゆうたらウチらにもそんな名前の歌があったやないの?」
ウェンディ「あったな」
アイリーン「なんやったっけ? 『アイヌクリーム』?」
ウェンディ「(かくっ)『ゴールデンカムイ』にも出てこんわ、そんな食いもん」
スルギ「涼しげだけども(笑)」
ジョイ「ペジュねえはまだちょっと冷却不足やな」



Red Velvet『Ice Cream Cake』


イェリ「名曲…(じーん)」
アイリーン「思えばこの『アイヌクリームケーキ』からウチらの夏の快進撃が始まったんやな」
スルギ「直らへんな」
ジョイ「もはやバグなんじゃね?」
ウェンディ「自分、こっから加入したんやったっけ?」
イェリ「そお。“先にデビューした4人組があんまり不甲斐ないから、どおか自分が面倒見てやってくれ”ゆうてスマン先生とヨンミン代表が床に額を擦りつけ…(バチーン)ひでぶっ」
ジョイ「話作ってんじゃねぇよ(ゲシゲシ)」
イェリ「ひえー、ご無体なぁ」
スルギ「まぁしかし、確かにちょっと涼しくなった気がするわ」
ウェンディ「そやな。よし、張り切って稽古の続きをやろう!(すっく)」
ジョイ「もお? ペジュねえは?」
ウェンディ「そろそろ大丈夫やろ。回路焼け切れたら、そん時はそん時」
ジョイ「急に雑っ(呆)」
アイリーン「確かにサボってる時間はないな。頑張ろう(よっこらしょっと)」
イェリ「えー? チョコピスタチオは?」
ジョイ「夏の活動終わってからひとりでゆっくり食いやがれ(ゲシゲシ)」
イェリ「いやーん、もお秋になってるやん」
ウェンディ「てな訳で、来週発売される新曲『Power Up』を是非ともよろしくお願いします(ぺこりん)」
スルギ「さすが社畜(感心)」






※夏の強者として知られるRed Velvetが2018年の夏にもカムバックを予定している。
 8月6日に活動曲『Power Up』をリリース(音源)、CDはSummer Mini Albumとして『Summer Magic』を8月9日に発売予定である。夏を席巻する大ヒットを期待されている。
 またそれに先立ちセカンドコンサート『RED MARE』を8月4日と5日の二日間ソウルオリンピック公園ハンドボール競技場で開催予定、新曲もここで初公開されるという。


※『Summer Dance』…
 イ・ジョンヒョンの『Summer Dance』は台湾の歌手で女優のシンシア・ワンがカバーしている。シンシアでこの曲を知ったと言う人も少なくない。
 
 シンシア・ワン『Honey』 


 少女の様に見えるが、Brown Eyed Girisのガイン姐さんより年上。
 彼女はまたOh My Girlの『A-ing』の原曲であるPapayaの『私の話を聞いて(Listen to me)』もカバーしており、K-Popに対する造詣の深さをうかがわせる。


 
 シンシア・ワン『爱你』



※『ピピのうた』…
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm12876503:MOVIE:w560
 これもある意味アトランティスの少女の歌。
 歌っているのはピピ役の声優だった広川あけみ。広川太一郎実妹である。


※追記…
 
 予定通り8月6日に公開され、すべての音源サイトで数日に渡って1位を記録した。