関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第755話 ペンミセッション

クッキーマン「なにぃ? 個人ペンミを開きたいやと?」
ユリ「うん。ペンからも“ユリちゃんはいつペンミやるの?”“必ず行くからね”ってよおゆわれるし。ユナもシカもスヨンもマンネも、みんなペンミを通して仰山のペンと交流してるやん。今朝聞いたらパニまでアジアでペンミ開くって。そやからウチも…」
クッキーマン「パボ野郎!(ばちこーん!)」
ユリ「ひえーっ(ごろごろごろ)」
クッキーマン「貴様ごときがペンミやなんて、世迷い言を抜かすんじゃねぇ!」
ユリ「ご、ごときって…(よろよろ)」
クッキーマン「ユナは韓国歴代級のアイドルやぞ。自分と同列に語るなんて何様のつもりや。シカかてその天衣無縫なキャラで根強くペンから支持されておる。マンネは『泥棒野郎、泥棒様』での演技が高く評価されて新人賞貰うたし、いくつになっても清純なイメージで愛されとる。ペンミを開いて成功するのはそおいったキラキラ輝くスターの方々や」
ユリ「スヨンは?」
クッキーマン「そらタデ喰う虫も多少はおるがな」
ユリ「あいつはタデの葉っぱか?」
クッキーマン「とにかく貴様はあかん。ペンがひとりも来んかったらSMのタレントとして非常に恥ずかしいし、これ以上少女時代に落ちぶれたイメージをつけとおない」
ユリ「落ちぶれてへんわ! それにひとりも来んてことはないやろ。元SDK48のKONANでさえ多少は熱心なペンがおるゆうのに」
クッキーマン「ほな必ず貴様のペンミに現れると自信を持ってゆえるペンは何人おる? 数えてみれや」
ユリ「んーと…あのおっさんとぉ、あの大学生とぉ、ウチの親戚のユヒョンちゃんとぉ、あとはえーとえーと…(ばちーん!)あうっ」
クッキーマン「3人しかおらんやないかっ!」
ユリ「な、なんも殴りつけんでも…(ひぃひぃ)」
クッキーマン「やかましい! 貴様のよおに人気のないファッキンエセアイドルなんか殴られて当然。いかにクソみたいな存在か、体に教えてやっとるんじゃ」
ユリ「ひ、酷い…」
クッキーマン「ほなもお一回ペンの数を数えてみい。確実に会場に来てくれるペンやぞ」
ユリ「うう…ひとり、ふたり、さんにん、えーと…(ぱーん!)痛い痛い」
クッキーマン「全然増えてへんやないか。もっかいペンの顔を思い出して数え直せ!」
ユリ「(しくしく)1…2…3…」
クッキーマン「4!(ペペペペペーン!)」
ユリ「ぴゃーっ!」
クッキーマン「もお一度や!」
ユリ「1、2、3」
クッキーマン「4!(ズパーン!)」
ユリ「あばばばっ」
クッキーマン「もお一度!」
ユリ「1、2、3」
クッキーマン「4!(ズパーン!)」
ユリ「ひぼぼぼっ」
クッキーマン「もっと速く!」
ユリ「か、勘弁してくらふぁ〜い」


ユリ「…てな訳で、ウチはマネージャーに9分19秒間殴られ続けた。そして不当な圧力により、当分の間ウチのペンミは開かれんことになったんや。ユルペンのみんな、ごめんなぁ」
ヒョヨン「嘘つけ(笑)」






※参考文献:「少女時代」ユリがファンミーティングを開けない理由


※『泥棒野郎、泥棒様』…ソヒョンがSM離脱後、本名のソ・ジュヒョンとして出演したドラマ。全50話というなかなかの長編である。邦題は『恋する泥棒〜あなたのハート、盗みます〜』 ソヒョンはこのドラマで2017年MBC演技大賞女性新人賞を受賞している。