関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第722話 Kポーの一族

ソウォン「おう、おめーら全員集合!」
イェリン「へい、おやびんっ!」
さささっ、ピシッ
イェリン「全員揃いやした!」
ソウォン「うむ、休め。…(うるうる)やってやったなぁ、ウチらやってやったで」
イェリン「は?」
ソウォン「またパワー清純かい、となじられながらも、ウチらにはこれしかない、少女時代先輩の正当後継者としていつにもまして激しく美しいカル群舞をお見せするんだと、果敢に挑戦した甲斐があった。
 その結果のチャート1位や。ウチらの選んだ道は正しかったんや!」
ユジュ「そおでんなぁ。あまりのTwice人気に我を忘れ、道を踏み外した宇宙少女の二の舞にだけはなりたくないと、キープコンセプトに徹して良かったですわ」
オムジ「今度もパワーレンジャー路線てゆわれた時はさすがにキンタマぞわぞわするくらい不安やったけど」
ソウォン「パワー清純路線な」
ウナ「そやけど、今回は限界まで脚を露出したし、果敢な挑戦もちゃんとあると思ウナ」
オムジ「そおですわ。もおキンタマ見えるくらい短パン食い込ませて、スカート上げましたもんね」
ソウォン「その結果の1位や、みんな胸を張れ。Red Velvet〜EXOと来たSME流れをいったんここでぶち切ってやったんやから」
イェリン「へい、おやびん」
シンビ「そやけど…」
ソウォン「ん?」
シンビ「来週には少女時代先輩がカムバックしてこられるんですよね」
イェリン「そうやった。世界中が待ちに待った女王の帰還や。ウチらの1位なんぞあっさり吹き飛んでまうやろ」
ウナ「そウナ〜。どう考えても少女時代先輩に対抗出来る訳ないウナ」
オムジ「ひーっ。キンタマぞわぞわする〜」
ソウォン「それは仕方あるまい。少女時代先輩ゆうたらKポの眷属の中でも“最初の3組”と呼ばれる上位存在。ウチらのように最近生成(プロダクト)されたアイドルとは血の濃さが違うんじゃ」
ユジュ「その“最初の3組”のワンゴル先輩もKARA先輩もすでに消滅(ロスト)なさった中で、少女時代先輩だけはいまだ現役、のみならず世界中に下僕を増やしつつ最前線で活動されておられる。まさに生ける伝説や」
イェリン「女子アイドル界であの方らの最長活動記録を抜く者は今後も現れまい」
ソウォン「それ故ウチらはロールモデルに少女時代先輩を掲げ、手足の先まで揃いきったカル群舞とフォーメーションワークを売りにしてきた」
イェリン「今回の『耳をすませば』かて先輩方の『エチュード』を真似て、裸足で水の中で踊るっちゅうのをやってみたし、これまでかて、少しでもあやかろうと雨の中で転けまくり、ジェシカ先輩のクローンであるシンビをメンボに入れたりしてきたのじゃ」
シンビ「え? ウチってクローンやったの?」
ソウォン「楽屋に忍び込んでジェシカ先輩の髪の毛拾うて来てな。うちの社長がちゃちゃって作ったんよ」
シンビ「うひー。キンタマぞわぞわする」
ウナ「自分までゆウナよ(かくん)」
ソウォン「そんな少女時代先輩やから、来週発表される新曲もとんでもないレベルのモノと思われる」
イェリン「一説では日体大の集団行動のプロがフォーメーションの指導をしとるらしい」
オムジ「マジで?」
イェリン「移動方向や周りのメンボを一切見ないで素早く完璧に移動する能力は少女時代先輩ならではのモノ。それに一層磨きがかかると思われる」
ソウォン「10周年の記念イベントや広告展開にもイダレソニョ並の予算を投入するらしい」
ユジュ「(ぴゃー)そらー敵わんなぁ」
ソウォン「まぁウチらが少女時代先輩に勝つなんてありえへんのは判ってる。そやけどせっかく同じ時期に活動する訳やし、一緒のステージに立って先輩たちの1位獲得をお祝い出来たらそれが何よりの喜びじゃ」
ウナ「うう、なんて健気なヨジャチングなんやろうウナ(うるうる)」
ばーん!
マネージャー「大変やぁ!」
ソウォン「どないした、急に?」
マネージャー「少女時代のカムバックが無期延期になった」
女友達「えーーーーーーーっ!?」
イェリン「なんで?」
マネージャー「今回導入した振り付けが激しすぎて、全員ぎっくり腰なんやって」
オムジ「ダッチョやなくて?」
マネージャー「なんでダッチョやねん(呆)」
ソウォン「うーむ。さすがの上位存在も寄る年並みには勝てなんだか」
ユジュ「アイドル、長くやるもんじゃねぇな」
シンビ「全員クローンにしたらええのにね」





※2017年7月下旬、女友達が5枚目のミニアルバム『PARALLEL』でカムバック。タイトル曲は『耳をすませば(LOVE WHISPER)』である。



制服こそ着ていないが、夏を強く意識した露出の高い衣装とパワー清純というキープコンセプト路線で、たちまち音源チャートの1位に駆け上がった。
宇宙少女が大きく路線変更して賛否両論あった中で、彼女らはキープコンセプトで成功した訳だ。女友達の個性は誰でも真似出来るモノではないので、評判がいい内はこの路線で行くのが正解だと思う。いずれ成長すればいやでも違う道を選択しなければならなくなるのだし。
てことで、新時代少女グループの代表格と旧世代の生きる化石少女時代が、来週激突する(ぎっくり腰にならなければ)。
切磋琢磨していただきたい。非常に楽しみである。