関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第712A話 そに散歩 〜釜山篇〜(誕生日おめでとう特別編)


ナレーション:それは一行が海雲台ビーチから地下鉄駅に向かっている時のこと…


ソニ「お、なんかガラス張りのおしゃれビルがあるで。カフェかな」
ユリ「カフェの前にあんなおちゃらけた看板あるか?」



ソニ「どんなにありえない顔ハメ看板でも穴が開いてたら人はハメてしまう説」
ユリ「なにゆーてんの、自分?」
ウンジ「あれはカフェやなか、おでん屋たい」
ソニ「おでんやぁ?」
ユリ「釜山にはえらいファンキーなおでん屋があるんやね」
ソニ「おでん屋ゆうたら屋台くらいしか思いつかんもんな」
ウンジ「やっぱ海の近かけんね。練り物の量と味はソウルとは比較にならんばい。入ってみるね?」
ソニ「そやな、小腹もすいてるし、ちょっと覗いてみるか」



ユリ「おー、デパートの食品売り場みたい」
ウンジ「1階はおでんの具をいろいろ売ってるスペースたい」
ソニ「紀文みたいやな〜」
ウンジ「紀文てなんね?」
ソニ「な、なんでもないなんでもない(あんまり日本通やと思われたらアンチがうるさいからな)。2階はどーなっとるん?」
ウンジ「2階はイートインたい。1階で買うたおでんば喰わるっとよ」



ソニ「ほー、確かにまるでカフェやな」
ウンジ「ウチの知り合いの日本人のおっちゃんが2月にここに来たとはよかばってん、システムが判らんかったらしくておでんば食われんかったらしかと」
ユリ「アホやなぁ。システムならちゃんと書いてあるやんけ」
ソニ「日本人やからハングル読めなかったんやない?」
ウンジ「ちゅうか、外で気軽におでん食う文化のなかけん理解不能やったごたる。はい(ひょい)」
ソニ「ん?」
ユリ「あ、ウチからも。はい(ひょい)」
ソニ「なんやなんや、ふたりしておでん差し出して。なんの真似なん?」



ウンジ「せっかくおでんの店来とるとにおでん食わんちゅうのもおかしかけんね。奢っちゃるばい」
ユリ「ウチからもや。ちょうど小腹が減ったゆうとったし、遠慮せんと食うたらええ」
ソニ「うーん、どおゆう風の吹き回しやら。そやけど、確かに美味そうやな。ほなお言葉に甘えていただくとするか」
ウンジ「うんうん…(じー)」
ソニ「(ぱく、すんぎゅすんぎゅ)ん、これは美味い。すり身の甘さと唐辛子のピリ辛と出汁の味が絶妙にマッチして最高や!」
ウンジ「そやろ? 釜山のおでんは韓国一やけんね」
ユリ「さぁさぁ、ウチのおでんも食って食って」
ソニ「わかったわかった(すんぎゅすんぎゅ) うむ美味い。これも美味い」
ウンジ「それはよかった。それ、誕生日の祝いやから」
ソニ「は?(すんぎゅ)」
ユリ「ウチのおでんもや。ソニ、せんいるちゅっかへよ〜(ぱちぱちぱち)」
ウンジ「(ぱちぱちぱち)」
ソニ「待て待てい。世界の美少女ソニちゃんの誕生日、こんなおでん1本で誤魔化そおっちゅうのかい」
ウンジ「モノよりキモチたい!」
ユリ「そおじゃそおじゃ、腹減ってるゆうたろーが。黙って食えや」
ソニ「とほほ〜。もっと高いモンがよかったなぁ(すんぎゅすんぎゅ)」


ナレーション:あっは。小腹が空いていたせいで安い誕生日プレゼントとなってしまったソニさん。
 この後屋台で天ぷらもおごって貰ったそうです。よかったですね。


たこすけ「ええから早よ続きを書けや!(うきーっ)」





※おまけ…「どんなにありえない顔ハメ看板でも穴が開いてたら人はハメてしまう説」
http://www.dailymotion.com/video/x5lr8ml