関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第712話 そに散歩 〜釜山編〜(その1)

ソニ「(下からフレームイン)あんにょ〜ん、よろぶん!」
テロップ:散歩人 イ・スンギ
ソニ「最近歩いてますか? 散歩ってええですよー。さぁ、散歩に出かけましょう!」
♪ポロロ〜ン


OP
テーマ曲:BIG BELL「ほのか」
テロップ:散歩は 大人の休み時間
     一歩 踏み出せば 冒険が始まる





01:海雲台



くぇー、くぇー ←カモメ
ソニ「今日の『そに散歩』は、じゃーん、後ろにある海岸をご覧くだ…」
ざっぱーーーーん
ソニ「そお、わが国で最も有名な海水浴場の一つ、海雲台(ヘウンデ)で…」
ざっぱーーーーん
ソニ「おー、海も歓迎してくれて…」
どっぱぁ〜ーーーん!
ユリ「やかましーわ! 波の音で全然聞こえへん」
ソニ「今日はちょっと風が強くて波が荒いよおです(へへへ)
 てことで、今日は韓国第二の都市釜山広域市にやって参りました。同行者は少女時代のユリさんです〜(ぱちぱちぱち)」
ユリ「どーも、黒真珠ことユリでおま」
ソニ「“なんや、ユリか。どおせならユナかテヨン出せや。せめてパニやんくらい用意できへんかったんか”と思われたみなさま、申し訳ございません。番組の予算とスケジュールの関係で今回はユリになりました」
ユリ「裏事情はぶっちゃけんでええ」
ソニ「ただみなさん、お喜びください。釜山散策ゆうことで、案内人にはこんな素敵な方に来ていただいております〜」
ウンジ「(フレームイン)どもー、ぱぴぷぺPON! APinkのチョン・ウンジです〜。いきなり出てきてびっくりポン」
ソニ「スッキリ〜!」
ユリ「ZIP!〜」
ウンジ「朝番組のPON!じゃなかと。妙な挨拶返さんでよか! 新曲に引っかけて“びっくりポン”ゆうたボケが台無しばい」
ユリ「新曲?」
ウンジ「そうたい。日本のアニメの主題歌ばい。ちーと聴いてみらんね」



Apink『ぱぴぷぺPON!』振付けコンテスト


ユリ「うわ、なんじゃこりゃ?」
ウンジ「可愛かろーもん」
ソニ「うーむ。低迷しとるとは思うとったが、まさかここまで下落するとは」
ユリ「もともと褒められたダンススキルやなかったけど、これならLOOΠΔ1/3の方がちゃんとしとる。ちゅーか、日本市場舐め過ぎちゃうか?」
ウンジ「しぇからしか! 踊っとっとはウチらやなか。よお顔ば見てみんしゃい、素人丸出しやろうもん」
ユリ「目くそ鼻くそやんけ」
ウンジ「うきーっ。ぼてくりこかすけんね」
ソニ「(どおどお)そんなウンジさんには、今日一日釜山の町を案内していただきまーす」
ウンジ「おお、ウチが生まれ育った港町は韓国一よかとこたい。じっくり案内ばしちゃる」
ソニ「てことで、『そに散歩〜釜山編』始まり始まり〜」
ユリ「ぱちぱちぱち」



ユリ「で、今いるのが海雲台海水浴場って訳ですな」
ソニ「そのよおで」
ウンジ「“そのよおで”て、ねえさんたちがいくら田舎モンてちゃ海雲台は知っとろーもん。よー映画のロケ地にもなりよーけん」
ユリ「もちろん観たことあるで」
ウンジ「そやろ?」
ユリ「南の沖にある対馬が大地震で沈んで、この海岸が大津波に飲み込まれるとゆうディザスター映画や」
ウンジ「あー『TSUNAMIーツナミー』ね。あらぁヒットしたばい」



ウンジ「この時海雲台を襲ったのは高さ100m、時速800kmちゅうメガ津波やという」
ソニ「やだ、怖ーい。早く逃げようで」
ウンジ「フィクションたい、フィクション。太平洋に面しとる訳じゃあるまいし、そんな大波が来る訳なかばい」
ソニ「そおなん?」
ウンジ「太平洋に比べれば東海は小さな海。たいがい穏やかや」
ユリ「つまり太平洋がTwiceで東海がAPinkてことかな?」
ウンジ「いちいちそぎゃんモンに例えんちゃよか!」
ソニ「そーゆーたら、『青い塩』でこの光景見たことあるなぁ」
ウンジ「(かくん)ころころ話題ば変えんとよ」



映画『青い塩』より


ユリ「あ、確かに」
ウンジ「ソン・ガンホとシン・セギョンたいね。
 ここは他にもいろんな映画の舞台になっとーとよ。いわば映画好きの聖地たい。そやから海水浴シーズンでもなかとに、たくさんの観光客が訪れて、映画の登場人物になりきり記念写真ば撮って行きよーと」
ソニ「なるほどー。ほんならウチらもやってみるか」
ユリ「そやな。ちょっとポーズ作るから、自分写真撮ってや」
ウンジ「へい。お安いご用たい」
ソニ「では(おほん)…もおだめーーー!」
ユリ「あきらめるなーーーー!!」
ウンジ「『TSUNAMIーツナミー』はもおよかて!」


ユリ「ところで、橋が見当たらんよおやけど?」
ウンジ「はし?」
ユリ「そおや。あの白い、でっかい吊り橋や」
ソニ「うんうん、判るで。ソン・ガンホが黄昏とった、あれやな」



映画『青い塩』より


ウンジ「あー、そらーダイヤモンドブリッジたい。それはこっからは見えんよ」
ソニ「ダイヤモンドブリッジ? そんな大層な名前がついとるんか?」
ウンジ「正式には広安大橋(カンアンテギョ)ゆうとばってん、その美しか姿からダイヤモンドブリッジて呼ばれよっとたい」
ユリ「ぴゃー、田舎モンのくせに無理くりシャレた愛称を付けたなぁ」
ウンジ「誰が田舎モンね! 釜山は超都会バイ」
ユリ「ハイハイ。で、それはどこにあるん? ソン・ガンホが見てたんは海雲台じゃないんか?」
ウンジ「広安大橋があっとは海雲台の隣の広安里海水浴場たい。近かばってん角度的にこっからじゃちょこっとしか見えん」



ユリ「あ、あれかぁ」
ウンジ「どがんね、近くに行ってみる?」
ユリ「そらまぁいろいろ散歩するのがこの番組の趣旨やからな」
ウンジ「わかった。そんなら案内するばい。ついてきんしゃい」
ユリ「合点承知の助や…ありゃ、ソニは?」



釜山ホテルの庭にいた猫


海雲台の猫「にゃー」
ソニ「うにゃにゃ〜。こっちにおいで〜(ごろごろ)」
ウンジ「なんか声とかシルエットとか、めっちゃおっさん臭くなかね?」
ソニ「ウチは猫を見るとオヤジになる体質やねん。ま、細かいことや、気にしない気にしない」
ユリ「アイドルにとっちゃ致命的じぇねーか!(ユリラリアット)」
ソニ「へぶぅ!」
海雲台の猫「にゃっ(脱兎)」
ソニ「あ、逃げた! ちぇ、遊びたかったのにぃ」
ウンジ「心配せんでもよか。釜山は港町、至る所に猫のおるばい」
ソニ「マジで?(喜)」
ウンジ「マジたい。釜山は韓国の田代島てゆわれとるくらいやけんね」
ソニ「ぴゃー」
ユリ「うそつけ」


02:広安里


ソニ「えー、続きまして海雲台から地下鉄で約10分、広安と言う駅にやってきました」
ユリ「『ぴったんこカン・カン』の安住紳一郎かっ!」
ウンジ「広安里海水浴場はこっから南に1km弱ばい」
ユリ「えー、そんなに遠いの?」
ウンジ「大丈夫、道はずっと下りやけんね」
ユリ「てことは帰りはずっと登りやないか(とほほ)」
ソニ「まぁそれも散歩や。歩こう」
てくてくてく
ソニ「なんか、自動車屋とかバイク屋が多い町やなぁ」
ウンジ「そう言うたらそがんね。なんでかいな?」
ユリ「地元のくせに知らんのかい!」
ウンジ「なんでもかんでも知っとる訳やなかばい。一般にはここはカフェやバーの多い、デートスポットとして知られとうとばってん」
ソニ「確かにカフェも多いけど、ガラの悪いクルマ屋も至る所にあるな」
ウンジ「ま、治安はよか方じゃなかね、確かに」
ユリ「マジで? 貞操の危機やんけ」
ソニ「どの顔で貞操とかゆう訳?(呆)」
ウンジ「まぁ、昼間は安全たい。夜に独り歩きせんなら無問題ばい」
ユリ「そんならええけど(ちぇ)」
ソニ「ちぇ?」
ウンジ「お、見えてきた、ここが広安里ビーチたい!」



広安里ビーチと広安大橋


ソニ「おー」
ユリ「すげー、目の前にダイヤモンドブリッジが!」
ウンジ「歩いて来て判ったろーけど、この町は道が狭いのに交通量が多い。そやけん街中を通らんでよかごてバイパスとしてあん橋が作られたとたい」
ソニ「ほえー」
ウンジ「全長は約7.4km。さっき吊り橋ゆうたばってん、吊ってあるとは真ん中の900mだけったい。およそ8年の歳月と7900億₩の巨費を投じて完成された釜山の新名所たい」
ユリ「ここをシン・セギョンがバイクで走ってた訳やな。金に困っていた奴が渡ってたくらいやから通行料はタダに違いない」



映画『青い塩』より


ウンジ「いんや、有料ばい」
ユリ「えー? 多額の借金してる若い娘が有料道路を使うなんて、設定に無理があるやないか」
ソニ「そら映画やもの。観光スポットは押さえておかないと」
ユリ「ウチはリアリティを追求する主義」
ソニ「勢いでゆうな」
ウンジ「有料ゆうても通行料は1000₩くらいや。決して高くはなかばい」
ユリ「あ、そんなに安いんか? だったらありかなぁ」
ウンジ「あと、この橋は夜景がきれいなことでも有名やね」
ソニ「なるほど。次はぜひ夜来たいけど、今回はスケジュールの都合上無理やな」
ユリ「えー? 来ればええやん」
ソニ「夜来ることにすると、チャガルチ市場でおいしい晩飯ちゅう予定が狂いますが?」
ユリ「夜景は諦めよう(きっぱり)」
ウンジ「即答かーい(呆)」



ユリ「それにしてもカップルだらけやなぁ。腹立つ」
ウンジ「ねえさんがオスンと別れて結構たつよねぇ」
ユリ「あの男のことはもうきれいさっぱり忘れたが、たまに夜、熟れた身体が疼くのが辛くてなぁ」
ソニ「アイドルがエロい言い方すんな」
ユリ「あー、めちゃめちゃ腹立って来た。こうなったら石ぶつけてやる」
ソニ「やめなさいって」
ユリ「たぁっ!(ぴょーん)」
ソニ「わ、マジで投げやがった」
ユリ「食らえ、石直球!!」
ソニ「忘れてへんやないか!」
くるくる、ぽちゃーん
ウンジ「石直球、不発。明後日の方に飛んでって海に落ちただけばい」
ユリ「くそー。目的も果たせず、笑いもとれず、中途半端な結果になってもうた」
ソニ「まさに自分の恋の顛末と同じやな(笑)」
ユリ「放っておけや!」


ナレーション:あっは。と言うことで始まりました『そに散歩〜釜山編』。旅はまだまだこれから。どうなることやら。


ソニ「“あっは”ゆうな。『ぴたんこカン・カン』ちゃうわ」






※『ぱぴぷぺPON!』…この子たちは上手いよ。ビデオ賞候補や。
 
 ぱぴぷぺPON!ダンスコンテスト応募 by ちび・ばれりーなず