関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第711話 身代わり罵倒堪忍

NC.A「(るんるん♪次の駅そして次の駅をすぎて 降りる駅を過ぎ また過ぎても…
ティパニ「待てや、こら(ずい)」
NC.A「あ、これはTTS先輩(ぺこりん)。お揃いで、どないされたんですか?」
ソヒョン「どないもこないもあるかい」
ティパニ「機嫌良く、歌いながらテレビ局闊歩してるんやねーど、パボやろめこのやろめ」
NC.A「しえー(め、めちゃめちゃ機嫌悪い。いつもここからのコントくらい機嫌悪いで)」
テヨン「…(じろじろ)」
NC.A「あのー、ウ、ウチがなにか?」
テヨン「(ふん)とりあえずは、新曲のリリース、おめでとお」
NC.A「あ、ありがとおございます(ほっ)。クラウドファンディングに参加していただいたペンの皆様のおかげです」
テヨン「なんやて? あれ、クラウドファンディングやったんかい?」
NC.A「へぇ。おかげさまで評判もよく、次のシングルも同じ方式でリリースしますねん」
ティパニ「ちっ、稼いでるんやからペンに頼んなや」
NC.A「そんな。ウチなんてちっとも稼いでまへんで」
テヨン「謙遜せんでええ。出せば売れるの判ってるから、たまーにしか歌手活動せんでおれるんや。そんなお大尽、滅多におらんで」
NC.A「え?」
ティパニ「大概はソウンみたいに4ヶ月おきに出しちゃ空振ってるか、マジ売れないんで事務所に見捨てられたジュニかミンジュみたいな奴らばっかやで」
NC.A「いや、あの、ウチがそのソウンちゃんなんですけど」
テヨン「そこ行くと自分はドラマばっか出てて、よおやっと新曲出した思うたら、あっというまに1位かっさらって行きよって」
ソヒョン「トンビかっちゅうねん」
ティパニ「まぁ確かに自分はすごい。さすがのチョン・ウンジも手も足も出えへんかったからな」
ソヒョン「ちゅうても、アレは自分のカムバックに被せてきた奴の慢心のせいやから文句は言えんけどな」
NC.A「あ、あの〜、みなさんなにをおっしゃって…」
テヨン「そやけど、そのウンジも地元にまで乗り込んで来られてロケされたんじゃたまったもんやないわな」
ティパニ「ああ、『夜の手紙』か」
NC.A「ん?『夜の手紙』…?」
ソヒョン「あのMVて、かつての釜山鉄道庁長官の宿舎やった家で撮影したんやってな」
ティパニ「マジか? 露骨やなぁ」
ソヒョン「テヨンねえに当てはめたら全州の韓屋村でロケするような仁義知らずな暴挙やで」
テヨン「いやいや、あそこは国民みんなの財産。誰がロケしようがウチが文句言うスジやありまへん」
ソヒョン「よっ、大人! 太っ腹!(パチパチ)」
ティパニ「で、その1年半ぶりに出した新曲で1位ゆうけど、それすらアルバムの先行曲やからな」
ソヒョン「そおそお、“本命はまだこれからですよ”みたいに小出しにしやがって。犬のおしっこかっちゅうの」
ティパニ「先行曲でヌケヌケと1位獲っておきながら、“そろそろ宣伝してみようか”やないっちゅうの。ホンマ嫌みな奴やで、自分は」
NC.A「ちょ、ちょっと待ってくださいよぉ。それってひょっとしてIUせんぱ…」
テヨン「だまらっしゃい!(かーっつ)」
NC.A「ひえ〜」
テヨン「今更小物ぶっても無駄じゃ。おのれの魂胆は丸見えやよってな」
NC.A「こ、魂胆…」
テヨン「そうじゃ。釜山ロケで1位を獲ってウンジの顔に泥を塗るだけじゃ飽き足らず、今度は人気の男ミュージシャンとイチャイチャして女子アイドル全員にダメージを与えよおとは、可愛い顔して恐ろしい奴」
NC.A「人気の男ミュージシャン?」
ソヒョン「まずはhyukohのオ・ヒョクじゃ。ちょっと悪っぽくて、音楽は感性にあふれた、大人気の坊主頭」
ティパニ「いくら同い年やからって、アイドルが男と肩組んで宣材写真撮ったらあかんやろ? それともヒョナの線でも狙うとるんか? ペチャパイの自分には無理やから止めとけや〜」
ソヒョン「ははぁー、“ウチはアイドルやありまへん”言いたいんかなぁ? “作詞作曲もするし、アーティストです”てか?」
テヨン「アーティストやったらアイドルより偉いんか、ボケー!(うがー)」
NC.A「め、滅相もない…(なんでウチが責められなあかんの〜?)」
ティパニ「その次はG-Doragonにいさんや。オ・ヒョクはともかく、まさかK-Pop男子の頂点にまで手を出すとは思わへんかったで」
テヨン「恐ろしい子
ソヒョン「G-ドラはあかんど。テヨンねえかて以前引き込もうとして失敗した黒歴史があるんやから」
ティパニ「おととしな。そしたら事務所に反対されて潰されたんや」
NC.A「ええ? ほな、以前あったテヨン先輩とG-ドラ先輩の熱愛説は…」
テヨン「その話はやめれ!(ぴしゃり)」
NC.A「ひーっ」
ティパニ「G-ドラの影響力は駆け出しのオ・ヒョクとは比べものにならん。全世界に35億のペンがおる雲上人やからな」
ソヒョン「あと2千万」
NC.A「いやいや、ブルゾンちえみやないんやから、そんなむちゃくちゃな数では…」
テヨン「案の定、ジヨン(G-Doragon)のペンまで大して興味もない貴様の音源買うもんやから、新アルバムがずーっとオールキル状態や」
ティパニ「ホンマや。卑怯やで。まさに女K.Willやな」
ソヒョン「テヨンねえなんか、3歳年下のDeanとかシスコンのジョンヒョンとかとしかデュエットせえへんねんど。人気度外視や」
NC.A「それもどーなんでしょう?」
テヨン「ほっとけ」
ティパニ「とにかく、虎の威を借りて達成した人気なんかホンマモンとちゃうからな」
テヨン「あと、音楽番組でIU対IUの戦いになったり、出演なしで1位獲得したり、派手にご活躍やけど、それ全部ウチが先にやっとるからな」
ソヒョン「そおやで。3歳年下のDeanと歌うた『Starlight』とソロの『Why』が大激突や。こん時おねえはソロコンサートやっとって番組に出演なしやったけど、1位獲ったで。ソロの『Why』が3歳年下のDeanと歌うた『Starlight』を下しての栄冠や」
NC.A「それっていちいち3歳年下とかゆう必要あるんでっか?」
テヨン「とにかく! 自分はまず実力で勝負せえ。ジヨンやヒョクやハゲ芸人の力を借りてばかりおるんやない。
 それからサイン会におっぱいを強調したエロい服で出るな。ウチは自分のそおゆう生臭いとこが大嫌いやねん」
ソヒョン「くさいくさい」
NC.A「そやからそれはIUせん…」
テヨン「さっきもゆうたけど、自分の快挙は全部ウチの後追いやからなぁ。K-Pop女子ソロ界の序列は、1にテヨン、2にヨジン、3、4が抜けて5にBoA姐さんて決まってるやで」
NC.A「ヨジンて誰ですねん?」
テヨン「判ったらええ気になるんやないで」
ソヒョン「ないで」
テヨン「自分なんか、日本じゃウサギのババほども売れてへんのやからな。まずはウチを尊敬し、態度に表すことや。わかっったな?」
ソヒョン「な?」
NC.A「は、はぁ。それはもお尊敬はしておりますが」
テヨン「ほな、今日のところはこれで勘弁してやったるわ」
ソヒョン「たるわ」
テヨン「ほな行くで。達者で暮らせよ」
ソヒョン「よ」
どたどたどた…
NC.A「………い、いったいなんやったんや、今の?」
JUNIEL「(ひょい)これはテヨン先輩、かなり頭にきてるわねぇ」
NC.A「ジュ、ジュニねえさん! どっから?」
JUNIEL「思うに、ソウンちゃんはIUねえさんの身代わりに罵倒されたのよ。馬頭観音なのよ」
NC.A「意味不明ですが」
JUNIEL「昔ならテヨン先輩、すぐIUねえさんの首根っこ捕まえて、大道具倉庫か地下駐車場でヤキを入れてたはず。それなのに、今はそれが出来なくなったってことね」
NC.A「そ、そんな世界なん? 『女囚セブン』みたいな?」
JUNIEL「どっちかって言えば『不良少女とよばれて』だと思うけど」
NC.A「古すぎて観たことないっす」
JUNIEL「とにかく、今のIUねえさんはホットパンツ穿いて“BooBooBoo”って踊ってた頃のねえさんとは格が違うの。国民の妹だもの」
NC.A「それは判りますけど」
JUNIEL「その上策士だから、元々ユ・ヒヨルさんを味方につけてる上に、今度はK-Pop界の頂点であるG-ドラ先輩と若手の台頭著しいヒョクくんを同時に引き込もうとしてる。これって俳優で言うならペ・ヨンジュンさんとナムグン・ミンさんを味方につけるようなものよ」
NC.A「特に俳優に例えへんでもそこらへんも理解できますから」
JUNIEL「じゃあ将棋界でゆうと加藤一二三九段と藤井聡太四段を同時に味方につけるようなものってとこかな?」
NC.A「そこは加藤九段じゃなくて羽生三冠でよくねーっすか?」
JUNIEL「ジュニは一二三ちゃんが好きなの!(ぷんすか)」
NC.A「はいはい。それで?」
JUNIEL「とにかく、思い出したかのようにカムバックしてはパッと1位になっちゃうIUがムカつく存在なのね、テヨン先輩にとっては。いいえ、TTS全員にとってもよ」
NC.A「ジュニねえさんにとっては?」
JUNIEL「言わずもがなよ。あんな奴、G-ドラがついてなかったら廊下ですれ違っても進路を譲らないんだから」
NC.A「ほな今は譲ってるんですね」
JUNIEL「それ以前に廊下で会う事ないけどね(とほほ)」
NC.A「なるほど。棲んでるステージが違うのか」
JUNIEL「で、裏返って金になっちゃったIUにはさすがのテヨン先輩も手が出せない。でも何か言ってやらないと腹の虫が治まらない。そこでソウンちゃんを身代わりに罵倒したって訳よ」
NC.A「そこが判んないですけど。なんでウチなんすか?」
JUNIEL「だって若手のソロ歌手で、そこそこテレビに出てて知名度があって、と言ってバックに実力者がついてないと言ったらソウンちゃんくらいしか」
NC.A「ウチかてユリサンジャのパク・スンファさんが後ろ盾におられますが」
JUNIEL「ふふん」
NC.A「あ、鼻で笑うた」
JUNIEL「そんなデビュー17年目でやっとソロアルバムをリリースした素数蝉みたいな歌手、G-ドラの敵じゃないわね。もちろんSM女子No.1のテヨン先輩だって鼻で笑うわ」
NC.A「しょぼーん」
JUNIEL「とにかく、他のソロ歌手と言ったらメン・ユナさんとか、ハン・グルさんとか、JOOさんとかでしょ?、そんな人を凹ませたところでテヨン先輩の腹の虫は収まらないのよ」
NC.A「(消息不明の歌手ばっかりやんけ)なるほど、それでジュニねえさんも身代わりにはならなかったんやね」
JUNIEL「そうそう、そうなのよ。ジュニも消息不明だしねー。…て、ジュニのことは放っておいてよ!(ぷんすか)」
NC.A「もうすっかり芸人やなぁ(呆)」






※NC.Aの新曲…
 前曲『次の駅』は当ブログでもお伝えした通り、Makestarと言うクラウドファンディング方式による資金集めで実現した。(ミニそし370参照)
 これに気をよくしたJJホリック側は次のシングルも同方式で制作することに決め、資金集めを行っている。
 
 作者は今回参加していないが、このプロジェクトも早々に目標額に達した模様。
 今後この方式はいろんな業界にかなり浸透するだろうと思われる。


※『夜の手紙』…
 
 個人的にはIUのこんな曲を聴きたい訳ではないが、あっという間に再生回数が1000万を越えたのはさすが。
 問題のロケセットだが、本文の通り日帝時代に建てられた(1939年)釜山鉄道庁長官舎の跡で、東区の水晶洞にある。
 戦後、米軍宿舎、高級料亭などを経て、今はカフェ兼ゲストハウスだという。
 2階建ての木造和風建築で、同時期によく見られた帝冠様式ではなく書院造を意識したもので、文化財に指定されている。
 なんでわざわざこんな建物を撮影場所に選んだのかよくわからない。異国情緒が欲しかったのかも。
 参考文献:文化空間水晶・釜山水晶洞日本式家屋


※“そろそろ宣伝してみようか”…
 参考文献:IU、SNSで4thフルアルバムの予告イメージ公開「そろそろPRしてみようか」


※「アイドルが男と肩組んで宣材写真撮ったらあかんやろ?」…
 参考文献:IU&hyukoh オ・ヒョク、コラボ曲「愛がよく」予告イメージを公開…“強烈な眼差し”


※テヨンとG-Doragonの熱愛の噂…
 参考文献:G-DRAGON&少女時代 テヨンのとんでもない熱愛説…噂はどこから?


※テヨンの『Why』における1位獲得…
 2016年7月10日、テヨンのソロコンサート『Butterfly Kiss』のソウル2日目にSBS人気歌謡で獲得。
 当然テヨンは番組に出ておらずステージ上でこれを知らされた。アルバム先行曲の『Starlight』と競り合ったらしい。
 テヨンは喜んで「ウチがここで歌ってる間に、歌はちゃんと仕事をしてる。偉い」と所感を述べた。


※おっぱいを強調したエロい服…