関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ミニそし362

ワシ「よーし、これでええやろ。では(どきどき)…ポチっとな」
ポチ。
ウ、ウィイイーン
ワシ「…! やたっ、直った! さすがワシ(えっへん)」
JUNIEL「(ぴょん)なにやってるんですかぁ」
ワシ「おう、自分か。見ての通り、クルマを修理しておったのじゃ」
JUNIEL「あら、おじさまってそうゆう自動車修理工みたいな、油臭〜い貧乏臭〜いこともなさるんですね。てか汗臭いの、ジュニ嫌〜い」
ワシ「自動車修理工の方々に謝れや。広範な専門知識がないと出来ん仕事やぞ」
JUNIEL「ジュニは笑って歌って巨万の富を稼ぐから、そんな生き方無縁だもん(つん)」
ワシ「ふん、FNCからギャラ貰えなくて辞めたくせに」
JUNIEL「(無視)あら、この安っぽそうな自動車…まぁ軽だから安いのは当然だけど、以前乗ってた傷だらけのクルマと違う気が」
ワシ「よく気付いたな」
JUNIEL「色が全然違いますからね。前のクルマはどうなさったんですか?」
ワシ「壊れた。いや、実際には壊れてなかったが(バッテリーのケーブルが外れてただけ)、とにかく動かなくなったので、急遽これに乗り換えた」
JUNIEL「軽から軽へ、中古から中古へ。ボロからボロへってことですね」
ワシ「聖書かよー。クルマの葬式かよー」←『神の舌を持つ男』式事務的突っ込み
JUNIEL「それで、修理してたってことは、新しいクルマなのにもう壊れたんですか?」
ワシ「いんや、このクルマは買うた時から壊れておったのじゃ」
JUNIEL「あら、欠陥車てこと?」
ワシ「まぁ前の持ち主のおばはんが乗ってたのをそのまま持って来たってクルマ屋がゆうてたからな。
 実際、ハンドルには趣味の悪い水玉模様のカバーがかかってたし、運転席に座布団敷いてあったし、中も外も汚れでべたべたのジャリジャリ状態。
 灰皿にはたばこの吸い殻がそのままで、ドアポケットやダッシュにはなぜか折れたチョークが数本。石灰で真っ白になってたのじゃ」
JUNIEL「お言葉ですけど、今のチョークは石灰じゃなくてホタテの殻から作るってるんですよ」
ワシ「なんでそんなこと知っとる?」
JUNIEL「日本時代、ラジオのパーソナリティやってるときに、そんな原稿読んだ記憶が」
ワシ「なにしに日本に行ってたんだか(呆)
 で、引き渡しの時にクルマ屋に言われたのが“パワーウインドーのスイッチが壊れてて、運転席側の窓を一回開けたら閉まらなくなるので触らない方がええですよ”」
JUNIEL「ひどーい、そんなクルマを平気で売るなんて、ペンからお金を集めて作ったCDをペンに売りつけるソウンちゃん並みの厚かましさね」
ワシ「(すっかり毒舌キャラになっちまったな)いや、出資者にはただでサイン入りCD送って来るらしいで」
JUNIEL「あらそうなの(ちぇ)」
ワシ「クルマに関しては、12〜3年も前の年式やし、13万キロも走ってる老骨やから仕方ない。急遽動くクルマが必要やってことで、クルマ屋も仕入れたばかりの奴を慌てて持ってきたようなのじゃ」
JUNIEL「でも窓が開かないクルマを売るなんて酷すぎ。アヨンの整形前の顔くらい酷いわ」
ワシ「…(闇がすごい)とにかく運転席の窓が開け閉めできないんじゃ駐車券も取れないし、不便でかなわん。
 ディーラーに持ってたら修理に25000円かかると言われた。部品代2万に技術料5000円なんやって」
JUNIEL「まぁ。少女時代さんの『THE BEST〜New Edition〜』並みのぼったくり商売ですね」
ワシ「自分、少女時代を尊敬してたんやないんか?」
JUNIEL「それはそれ、これはこれ」※島本和彦著『逆境ナイン』より
ワシ「と、とにかく、数万で買うた車に数万の修理費を払う気は毛頭ない。そこでクルマ屋に相談したところ、ネットオークションに多数の中古パーツが出品されているという。
 早速ググってみると、ディーラーで2万円と言われた部品が、たった2000円で売ってあった」
JUNIEL「あら、マジでぼったくってたのね、正規店」
ワシ「まぁネットオークションは廃車から取った中古やから、新品と同列での比較は出来んがな。そやけど、ワシのクルマも相当くたびれた中古車やし、なまじ真新しい部品をつけるより中古の方が違和感がないかもしれんと思うてな」
JUNEIL「中古部品ばかり集めるとBob Gilrsみたいな車になりますよ」
ワシ「わぁ、懐かし。てか中古メンボでうまくいかなくて解散したグループやないか。ゲンが悪いことゆうな、早々に廃車になるがな」
JUNIEL「それにしても、よく自分ひとりでパーツをつけられましたね。パコンってはめるだけ?」
ワシ「いやいや、ドアの内張りはがしたり、ケーブル結線したり、ちゃんとやり方が判ってないと出来るもんやない。
 それでも今はネットにいろんな人が整備の仕方などをアップしてくれているので、それを参考にしてやってみた」
JUNEIL「なるほどー。そこで冒頭に戻る、て訳ですね」
ワシ「そおそお。ポチッとスイッチ押したら、ちゃんとウインドウが開閉できるようになって喜んでた訳や」
JUNIEL「すごーい、『デッドプール』か『チョン・ウチ 時空道士』みたいな構成だわ」
ワシ「やってみたら意外に簡単ゆうか、なんとなく内装の構造が判ってきた。どれも溶接や接着なんかしてなくて、整備出来るようにネジやボタンで留めてあるだけなんで、固定場所が判ればすぐ外せるようになる」
JUNIEL「習うより慣れろってことですね」
ワシ「そうそう。やってみたら結構楽しかったし、これを機に、いろいろ欠けてたり汚れが染みついてたりするパーツも安くとっかえていこうかな」
JUNIEL「そんなにいろんなパーツがネットで売ってるんですか?」
ワシ「そやねん。次に替えたいと思ってるセンターコンソールは1000円で出てたし、フューエルリッドなんかまであるで。
 ワシ的には助手席に座ってくれる女の子が出品されてないかなー思うてるんやけど」
JUNIEL「…いいいなぁー、クルマは(溜息)」
ワシ「(突っ込めや)」
JUNIEL「人間の体のパーツなんてそう簡単に取り換えられないから、アヨンみたいな顔に生まれたら一生の不幸だものね」
ワシ「そ、そお?(結構かわいいと思うけど)」
JUNIEL「そこいくと私、美人に生まれて本当によかった。自分に感謝ね」
ワシ「…(そこは生んでくれた親に感謝なんやないのか?)」
JUNIEL「あ、これ見てくださいよ。最近の私のインスタグラム。めっちゃ可愛い写真ばっかりでしょ?」


    


    


    


ワシ「…(ど、どんどんブスになっていくな、こいつ)」
JUNIEL「さぁおうちに帰ってお風呂に入ろう。持って生まれた部品に磨きを掛けなくっちゃ」
ワシ「はいはい…(欠陥車じゃねーか)」