関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第667話 Up & Down

ヒョヨン「ええーっ!? 自分、年収9億もあるん?」
テヨン「どしたん、急に?」
ヒョヨン「そやかて『名簿年間』で20〜30代の財閥スターで8位やって、いまテレビで」


【少女時代 テヨン、驚きの個人収入額が話題…グループで1位】
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2037590


ソニ「お、ホンマや」
スヨン「おー、ついにユナを抜いて、少女時代の稼ぎ頭になったか」
テヨン「はっはっは。確かに去年はよー稼いだな。親に高いマンション買うてやったし、自分でも高いマンションに住んでるし、高いクルマにも乗って、ノリでフロントガラス割ったりしたし」
ティパニ「それ、ダメな芸人がやることやで」
テヨン「そやけど、こんだけ働いても大台(10億)に届かへんのもん、ウチなんかまだまだや」
ヒョヨン「ぴゃー、9億でまだまだやて」
スヨン「目標は女ヨンサマか?」
テヨン「小さい小さい。女ビル・ゲイツか女スティーブ・ジョブスや。なんなら今度からウチをステヨン・ジョブスて呼んでもええで」
ヒョヨン「ものすごい野望や。底の知れん奴やで(がたがた)」
ソニ「震えるほど恐れ入ってるけど、自分の年収はどのくらいなん?」
ヒョヨン「いやー、お恥ずかしくて、とても実家が財閥のソニ様やパニ様やスヨン様にお聞かせ出来る額ではございまへん」
スヨン「財閥じゃねーわ。イヤミか」
ソニ「ある程度格差があることは判っとる。そんでもどのくらいの差か知りたいやん。ひょっとしたら力になれるかもしれんし」
テヨン「そやねー。下々の事情を知っとくのも後学のためかもねー(ほじほじ)」
ティパニ「ハナほじるなよ」
ヒョヨン「さいでっか? ほな、ちょっとだけお教えしましょう。お耳を拝借」
ソニ「なになに」
ヒョヨン「…(ぼそぼそ)」
ソニ「ええーっ! 1300万? たった?」
スヨン「ぴゃー。差があるとは思うてたけど、まさかここまで幾何級数的に開いているとは」
テヨン「よく恥ずかし気もなく生きてるなぁ」
ヒョヨン「それでも全盛期のKARAよりは多いんでございますよ。えへへ」
ソニ「あそこのタレントと比較したら、VIVIDIVAかて金持ちや」
ティパニ「去年出したファッション本の印税は?」
ヒョヨン「実家の借金を埋めるのに使いやしたが、焼け石に水で」
ソニ「苦労してんやねぇ」
スヨン「見かけによらずとゆうか、見かけ通りとゆうか」
テヨン「やはり個人活動の多寡が収入の差に直結するんやな」
ヒョヨン「そやねん。同じ下級家庭出身者としてユナやテヨンには親近感を抱いておったけど、今ではふたりとも別の世界のお方」
テヨン「ウチは下級ちゃう、中流家庭や」
スヨン「目くそ鼻くそや」
ティパニ「シカん家も貧乏やなかった?」
ヒョヨン「そやけど、奴こそホンマに別世界の人になっちゃったやないの」
スヨン「確かに(笑)」
ソニ「個人活動ゆうたら、今度バラエティ番組に出演が決まったんとちゃう?」
ティパニ「あ、そやそや。『Hit the Stage』とかゆうMnetのダンスバトル番組」
ヒョヨン「そおなんやけど、出るなら出るで、ダンスコーチ雇うたり練習スタジオ借りたり、レッスンにかかる費用が結構嵩むんもんで、大して増額にならんのよ」
スヨン「ええっ、SMは面倒見てくれへんの?」
ヒョヨン「だって、練習生相手のトレーナーよりウチの方がダンス上手いモン」
ティパニ「そらそうやな。とゆうて梨乃さん級はみんな忙しいやろし」
ヒョヨン「で、それらを払うた後に残ったわずかなお金も実家の借金に…(しくしく)」
スヨン「わかったわかった」
ヒョヨン「せめてあと一つ二つは個人活動での臨時収入が欲しいところやな(はぁー)」
テヨン「うーむ…そんなに困ってるなら、仕事がないこともないけど」
ヒョヨン「え。ホンマ?(ずい)」
テヨン「ちょうど新しいアルバムに入れる『Up & Down』ゆう曲でラップ歌手を探してたとこなんやけど…」
ヒョヨン「ラップ…」
テヨン「いくら自分がSMAPのリーダーに匹敵するくらい歌が下手でも、ラップくらい何とかなるやろ」
ソニ「ジャニーズ事務所に怒られるで」
スヨン「確かにメロディいらんよって、リズム感だけありゃ歌える気もするな」
ソニ「ヒョはダンサーやからリズム感だけなら超優秀やで」
ヒョヨン「へぇ、その点は4月の熊本並にジシンがございます」
スヨン「くだらねー」
テヨン「ほな、超一流歌手のウチの歌に被せるラップやから、本来はBEGのミリョねえさんとか2NE1のCLとかキム・ヒョナとか一流のラッパーが欲しかったんやけど、復興支援と思うて自分に発注してやってもええで」
スヨン「なんでそのジシンに乗っかる?」
ヒョヨン「ホンマでっか?」
テヨン「ウチのアルバムやから軽く10万枚は売れるはず。そこそこの収入になると思うが」
ヒョヨン「あ、ありがたい。感謝するで」
テヨン「パボ野郎!(バチーン!)」
ヒョヨン「あっ(よろよろ)」
テヨン「それが感謝しとる奴の態度か? 頭が高いんじゃ」
ヒョヨン「…うう。おおきに、えろーすんまへん(ぺこりん)」
テヨン「まだまだ、誠意が足りん。そや、ウチの靴に額を押しつけてみそ」
ヒョヨン「そ、それは…」
テヨン「いやならええんやでぇ。この仕事、EXIDのLEかMAMAMOOのムンビョルにでも回そうかなぁ」
ヒョヨン「やりますやります。土下座させていただきます」
すりすり、すりすり
ヒョヨン「ううう…」
ティパニ「げー、マジで靴に額押しつけてるで(呆)」
テヨン「はっはっは、なんならつま先にキスしてもええんやで。さっき犬のババ踏んだ靴やけどなぁ」
スヨン「うげー、サイテーや」
ソニ「9年前にデビューした時はメンボ全員横一線のはずやったのに、いつのまにこんなヒエラルキーが構成されたんやろうな」
スヨン「デビューしてすぐのような気もするけど」
ティパニ「同じグループなのに、勝ち誇る者と屈服する者。まさに『Up & Down』やなぁ」
テヨン「ぬははは! 日陰の花たる貴様は、一生太陽であるウチを見上げて生きるんやでー!」
ヒョヨン「ち、ちくしょー(涙)、テヨンにガキが出来たら誘拐してやるからな」
ソニ「若き日の山崎努か!」


    
    テヨン『Up & Down(Feat.Hyoyeon)』