第６２０話 桃太郎に見る主従関係または私は如何にして心配するのを止めて企業買収を愛するようになったか

IU「犬よ」
ナウン「わんっ！」
IU「猿よ」
ウンジ「キキッ！」
IU「キジよ」
チョロン「ケーン！」
IU「みんな揃うたか。ほんなら、鬼退治に出発するで」
ウンジ「は？　鬼ちゅうと？」
IU「ウチにペットボトルを投げつけた、上海の鬼に決まっとるやないかっ！（憤怒）
　　中国の奴ら、白村江といい丙子の役といい、韓国人を舐めすぎとるよって、一回ぎゃふんとゆわせたる」
チョロン「それになんでウチらがつきあわにゃあかんねん？　キビ団子貰うた訳でもあるまいし（ぶつぶつ）」
IU「何故ならウチとこのLOENが、自分らA CUBEの大株主になったからや。こっちが主でそっちが従。黙って働けや、ボケ」
チョロン「（ぴゃー）マジで？」
ウンジ「そのLOENの資金もほとんどIUねえさんの売り上げちゅう話したいねー。そやけん、ウチらはIUねえさんひとりに買われたようなもんばい」
ナウン「とほほ〜」
IU「判ったなら、さっさと行けや」
ボミ「（てってけ）なんやったらF-16戦闘機で上海まで飛んで、ミサイルで攻撃しちゃいましょうか？」
IU「わ、なんか別の奴が出て来た」
ボミ「アライグマです。以後よろしゅう」
IU「アライグマなんか、昔話にいらんわ。てか、えらい浮かれとるけど、あいつら露助ちゃうから」
ボミ「ロシアも中国も赤は赤ですって、桃太郎の旦那（ウインク）」
IU「雑やなぁ」
ハヨン「赤狩りに行くんならついでにパステルローズピンクも狩りましょうよ。あの目の上のたんこぶ少女時代の奴らに気化爆弾投下して殲滅しちゃいましょう」
IU「今度はペリカンかい」
ウンジ「桃太郎がApinkと共にパステルローズピンクを退治しに行くちゅうのはちゃんと理解されるとかいねー？」
ハヨン「大丈夫。ヲタクはその辺きっちり区別出来るよって」
ナムジュ「気化爆弾なんか生ぬるい。落とすなら水爆やで」
IU「自分は？　もはや動物ですらないやないか」
ナムジュ「ストレンジラブ博士とお呼びください、総統！」
IU「無茶苦茶もええ加減にしなさい！　…そやけど、自分らとはなんか上手くやって行けそうな気がする」
ボミ「おっしゃる通り。国民の妹と妖精アイドルの組み合わせ、上手く行かない訳がありまへん」
ウンジ「よか業務提携やったねー（笑）」
ナウン「…（そうやろうか？　全体に薄らボケな感じがするけど）」

※音楽界の再編が急ピッチで進んでいる。
　２０１５年１１月２５日の理事会で、IUが所属するLOENエンターテインメントは（正確にはIUが所属するのはグループ内のLOEN TREE）、Apinkやホ・ガクが所属するA CUBEの株を７０％取得したと発表した。
　プレスリリースによると「LOENとA CUBEエンターテインメントが戦略的投資契約を締結し、K-POPビジネスシステムをさらに強固なものにすることとなった」とのこと。
　LOENはA CUBEの優良コンテンツの制作及びアーティストマネジメント力など、持続的な成長潜在力を綿密に検討、分析した結果、買収に至ったと思われる。
　この結果資本的にはA CUBEはLOENの傘下に入るが、経営陣の異動などはなく、これまで通りのブランド展開が出来るようである。
　SMグループに於けるWoollimのような立場となるようだ。
　LOENは以前もSistarが所属するStarshipエンタなどを買収しており、レコード会社から総合芸能企業へと舵を切っている。

※「ウチにペットボトルを投げつけた」…IUは１１月８日に上海体育館で単独コンサート「IU＆You in Shanghai」を開催したのだが、その時観客が投げ込んだミネラルウォーターのペットボトルが顔面にぶつかるというアクシデントにあった。
　　　　
　この事態は、トーク中にIUが観客席に向かって「お水をください」と頼み、最前列の観客が水を差しだした時に起こった。
　IUは水を受け取ろうと身をかがめ、手を差しのばした。その瞬間、上手側の別の観客が投げたペットボトルが顔に当たったのである。
　投げた観客も「水を下さい」と言うIUの願いに呼応しての行為であるようで、純粋なアクシデントのようだ。　
　が、この動画では肝心の瞬間が映っていないが、結構激しくぶつかっており、IUは相当動揺したようである。