関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第607話 エンブレム

01
ティパニ「(くりくり)おー、東海の向こうはエンブレム問題で大騒ぎになっとるようやな(笑)」
ソニ「あー、これが」


    


ソニ「これとかに」


    


ソニ「クリソツとかゆう奴やな」
ソヒョン「国立競技場問題といい、オリンピックに関しちゃゴタゴタが続くなぁ」
スヨン「国の威信がかかったイベントやから、注目度も大きいし」
ヒョヨン「ちゅうか、そもそもザハや佐野の知名度に頼って計画を丸投げにするやり方が雑なんじゃ」
ユリ「役人は管轄外のことにはてんであかんからな」
ユナ「そやけど、こんな世界注視の中で盗作するなんざ、いくら役人が(ぴー)としても、舐めすぎじゃありやせんかい?」
ソヒョン「ホンマやなぁ。ヒョリ姐さんやあるまいし」
ティパニ「こら」
スヨン「以前のオリンピックの時は、もっと簡単なデザインやったのに、こんな騒ぎにはならなかったみたいやで」


    


ソヒョン「ホンマはこれかて『怒り新党』のパクリやのに」


    


ヒョヨン「嘘つけや」
ソニ「やっぱあのエンブレムは盗作なんかなぁ?」
テヨン「コトの真偽はともかくとして、あれは“T”を元にデザインしたモンやろ? そんなありふれた素材をあれだけ抽象化してもうたら、なにかと似てくるのは必然。
  ここはいっそ、西洋貴族の紋章のように、複雑かつひと目で見分けのつくデザインを採用すべきなんや。
  そお、ハプスブルグ家の“双頭の鷲”やイギリス王室の“ライオンとユニコーン”のように!」
ソニ「“双頭の鷲”かて山程ある…(げしっ)いててて」
テヨン「そや、ここはひとつ、絵の得意なウチが佐野某に代わって“TOKYO2020”のエンブレムをデザインしてつかわそう!」
ティパニ「余計なことすんなって」
テヨン「そりゃっ(ささささ)…どやっ? この複雑且つ優雅なエンブレムは?」
ユリ「おおっ、一気に書き上げた…」


    


全員「(ずるっ)ウチらのロゴやないけ」
テヨン「あかんか? 高貴な雰囲気やと思うが?」
ソニ「これこそパクリやないか」
テヨン「こんなのもあるんやけど」


    


ユナ「ますますあかんわ(とほほー)」
ヒョヨン「東京オリンピックやのにハングル使うてるし、だいたい“2013”て廃物利用丸わかりやん」
テヨン「一応×で消してみたんやけどな」
ソニ「そんなロゴがあるかっ(がおー)」


02
ジェシカ「おほほほ! 日本てなんて無様な国なの。おほほほ!」
タイラー「なんでも、あのエンブレムは使用中止になったらしいで」
ジェシカ「マジで? 何千万も出して発注したのに?」
タイラー「仕方ないな」
ジェシカ「それは勿体ない。よし、ウチが有効利用してやろう」


    


ジェシカ「どや?」
タイラー「どやじゃねーよ。なんのブランドだよ(呆)」