関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ミニそにょ281

特集! 少女大戦


わし「前回まで2015年の新曲をほぼ時系列に紹介してきた訳やが、なんちゅうても曲数が多くて、なかなか手間取っておるのじゃ」
JOO「おっちゃんが脱線ばっかりしとるからや」
わし「そうこうしとるうちに少女時代もカムバックしてしもうたし、今や少女大戦のまっただ中!」
JOO「少女大戦?」
ジェシカ「臨! 兵! 闘! 者! 皆! 陳! 列! 在! 前!!!(カッ)」
わし「おのれ、加藤めーっ! …おや?」
JOO「すぐそうやって遊ぶからあかんのやないの?(怒)」
わし「め、面目ない」
ジェシカ「つーん」
わし「このままいつまでも時系列にこだわっておっては、少女時代を紹介する頃にはとんだ間抜けたことになりそうで…」
ジェシカ「まぬけ時空発生!(がしょん!)」
わし「(大平透の声で)まぬけ時空の中では普通の人間は4倍もまぬけになってしまうのだ!」
JOO「だーかーらー!(怒)」
わし「か、重ね重ね、すまん」
ジェシカ「つーん」
わし「そおゆう訳で、今回はいったん時系列を無視して、一斉にカムバックしたガールズグループを大特集してみようと思う」
JOO「おお、それは盛り上がりそう」
ジェシカ「いままでインディーズとか国楽少女とか、スカみたいな曲ばっかりやったからなぁ」
わし「スカゆうなよ。ワシ、結構好きなんやから」


わし「少女時代の夏カムバックがまことしやかに囁かれ始め、その時期は6月なのか、7月なのか、ライバルたちが戦々恐々としておった頃、真っ先にカムバックを決めたのはKARAやった」
ジェシカ「KARAから始める少女大戦。…KARAだけに(にや)」
JOO「ベッタベタ(呆)」
わし「前作『Mamma Mia』から9ヶ月。直前まで日本でトリプルAシングル活動をやってたから、彼女たちからすれば結構どたばたしたカムバックやなかったろうか?」
JOO「そのせいか、韓国の水卜ちゃんの異名を取るヨンジがちょっと痩せたような」


     KARA『CUPID』


わし「ぶっちゃけワシは『Mamma Mia』の方が好きやったな。いかにもKARAっぽくて」
JOO「あれは見事なセルフコピーでしたね」
わし「そこ行くと今回は大人しい感じがする」
ジェシカ「そやけど、こうゆ路線もKARAにはもともとあったけどね」
JOO「作詞作曲はe.oneとEJ Showが担当。
  e.oneはボーカルグループV.O.Sのチェ・ヒョンジュンと作曲家チョン・ホヨンが組んだ作曲チームで、これまでにEXOの『Lucky』やApinkの『Crystal』等を手がけてます。
  MVの監督は例によってDigipediっす」
わし「なるほど。ビジュアル面は大変美しいです」
JOO「あと作詞にはナッソンが絡んでますな」
ジェシカ「おおっ、懐かしい。ウリチベノロワ」


     ナッソン『遊びにおいで(feat.ハン・スンヨン)』


わし「スンヨンが一番可愛かった頃やなぁ」
JOO「だから脱線するなって」
ジェシカ「今見たら、これE-トラやったんやね」
わし「E-トラ得意のコミックソングで、ナッソンとは『U-Go-Girl』からの繋がり。この時期“来てた”組み合わせやったな。
  それは置いといて、5月下旬のこの時期にカムバックってことは、KARAはあからさまに少女時代を避けたってことかいな」
ジェシカ「確かに、日本でこそライバルのようにゆわれてるけど、韓国ではあきらかに違うステージやからね」
JOO「いやぁ、逃げる気はなかったと思いますで。その後にハラグーのソロ出陣が決まってたし、予定のスケジュールでしょう」
わし「そうかなぁ」
JOO「そやなかったら、いくらなんでもこのタイミングでハラグー出さないでしょ。少女時代のカムバック時期が判ってないときから、もう決めてたんすよ」
わし「なるほど。確かに、ハラのソロアルバムが7月14日発売で、少女時代と丸被りの活動になってしもうた。ソロデビューとしては最悪のタイミングやもんな」
JOO「ハラグー自身、数ヶ月前から決まってたとゆうてますもんね」
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2024657
わし「まぁ結果的に少女大戦にク・ハラも参戦した形にはなったな」


     ク・ハラ『Choco Chip Cookies(Feat. Giriboy)』


JOO「む、ハラグーが男といちゃいちゃしてまっせ」
わし「だからって、ジェラシーは感じまへんな、ハラグーやし」
JOO「ハラグーやから?」
わし「彼女からはフェロモンを感じないんだよねー。だから露出が多くても全然興奮しない」
JOO「そおゆうもんなんや(へー)」
わし「だから純粋に歌としての評価になるが…わはは、ハラグーとしては頑張ってるな」
ジェシカ「歌唱力に恵まれた娘やないからね」
わし「ま、好きな人は好きでしょうし、ファンは応援してあげたらええと思います。
  が少女大戦で勝ち組になるかと言えば、厳しいかな」
ジェシカ「KANAだけに(にや)」
JOO「掛かってへん、掛かってへん」


わし「KARAの次にカムバックしたのは…えーっと、CLC」
ジェシカ「そんなマイナーちゃんは少女大戦にふさわしくない。飛ばせ飛ばせ」
わし「じゃ、じゃあ、次回で紹介します。とすると、次は7学年1班…」
ごん!
わし「げふぅ!」
ジェシカ「7−1のどこが少女大戦なんじゃ。どんどん飛ばせや。そんなペースじゃ紹介しきれんぞ」
わし「へ、へい。では半月以上飛ばしてAOAの『Heart Attack』では?」
ジェシカ「お、AOA。今ノッテるセクシー姉ちゃんどもやな。ええでしょう。少女時代と張り合うにはちと力不足な気もするけど」
JOO「それ言い出したらApinkまで飛ばすしかないで」


     AOA『胸きゅん(Heart Attack)』


わし「1年前の『短髪 (Short Hair) 』の流れを汲むコスプレコンセプト。前回が職業コスプレなら、今回はスポーツコスプレとまさに王道のエロさ」
JOO「AVの解説にしか聞こえん(呆)」
わし「女子大生という設定で、LovelyzやGFriends、OMG等の新人とは差別化を図ったか。
  ヒップ抑えめ、脚多め。健康的なお色気で、殿方のハートを射貫くさまは、まさ錦織圭のサーブか石直球。
  ビジュアル的に非の打ち所がない、最強の“魅せるおえねさん”グループや!」
ジェシカ「曲の印象は?」
わし「…はっ。全く聴いてなかった」
ジェシカ「(ずる)あかんがな」
わし「そやけど、この時期、SistarやBIGBANGなどと競合してて、音楽中心では彼らを抑え1位に輝いたんやから、悪くない活動やったんじゃないかな」
JOO「そおでしょうか? 勝ちさえすればええ、そんな考えは間違っていますよ」
わし「お?」
JOO「例えばこのMVですが、間違いだらけの家庭の医学です。ラクロスで男女対抗なんて、そんなパボなことありえへんでしょう」
わし「そこ?」
JOO「見ての通り、男子ラクロスはプロテクターを装着する程、激しくぶつかり合うアメフトやアイスホッケー並に危険な競技。
  一方女子ラクロスは相手の身体へのチェックが禁止され、防具で身を守る必要がない。
  1チームの人数も男子10人に対し、女子12人と、全く違う競技と言ってよいのです。
  それが同じフィールドで試合をするなんて、ラクロスなめてます!」
ジェシカ「…なるほど、これはあれやな」
わし「あれって?」
ジェシカ「作者が特に語るべきことがないグループが出て来た時によく使う手や。
  関係ないこと捲し立てて煙に巻こうとしてるんや」
JOO「ちなみに1チーム7人でやるラクロスを“ラクロス7”、植民地でやるラクロスを“ラクロス・フロンティア”とゆいますね」
わし「あ、ホンマや」
ジェシカ「AOAに関してはこれ以上意見が出ないってことやから、さっさと次行くで」


     MAMAMOO『Um Oh Ah Yeh』


わし「ほぼ同じ時期、最も新人らしくない新人と異名をとるMAMAMOOがカムバック」
ジェシカ「MAMAMOOはどおなんかなぁ、少女大戦的に」
わし「もともと大物感はあるし、この曲はだいぶメジャー寄りになったし、ええんやないの?」
JOO「おっちゃん、この曲好きやモンね」
わし「えへへ、結構はまっちゃいました」
ジェシカ「また自分の好みかい」
わし「感嘆詞を並べただけの意味不明なタイトルやけど、曲もMVもなかなか面白いんよね」
ジェシカ「顔でかっ!」
JOO「これは特殊メイクですねん。こっちにメイキングビデオが…」


     MAMAMOO『Um Oh Ah Yeh』Making


JOO「最後の方に登場する妹役はダイエット歌手のパク・ボラムですね。
  このグループは『Mr.Ambiguous』のMVでもべク・ジヨンがドッキリやったりしてて、毎回広い人脈を使った客演者と凝った演出が見所です」
わし「セクシーでも清純でもなく、独自のエンタテインメントであろうとするプロ意識を感じるな」
JOO「第590話でも触れてますけど、男装したフィインやファサは全州出身者です」
ジェシカ「マイノリティやな」
わし「いやいや頼もしいで。今後もタッグを組んで、全女のステータスを守ってくれるに違いない」
JOO「全州出身て、そおゆう意味やないから」


     Sistar『Shake It』


わし「で、さっきもちらっとゆうたけど、AOAと同じ時期にカムバックして熱い火花を散らしたのがSistar」
ジェシカ「『火花』で芥川賞とったのは又吉(やった、タイムリー♥)」
JOO「(無視)彼女らは夏の定番グループですね」
わし「そやね。去年の『I Swear』はわしも音源買うたしな」
JOO「いまではすっかり“韓国のTUBE”と呼ばれています」
わし「さすがそれはウソやろ」
ジェシカ「今回はただひたすら腰を振りまくる振り付け。“フォーッ”とか叫びたくなっちゃうね」
わし「せいっ!(意:嘘つけ)」
JOO「あと、チチがでかーい」
ジェシカ「Sistarは肉感的なのが売りやからな」
わし「あと、顔がこわーい」
ジェシカ「ヒョリンは爬虫類顔が売りやからな」
JOO「この曲もMカやShow Championで1位になりやした。やっぱ夏は強いっすわ」
わし「でも、曲は単純すぎて、Sistarのベストとはゆえないね」
JOO「ほお? じゃSistarのベストとゆうとなに?」
わし「やっぱ『Give It To Me』やない?」
JOO「夏関係ねーじゃねーか(呆)」


     NSユンジ『蜂蜜サマー』


JOO「実績的にライバルになるか微妙やけど、コンセプト的には充分少女時代に対抗してるやないかと」
ジェシカ「ウチらと同世代やしね」
わし「制服ドルの青い魅力もええけど、やっぱしこおゆう大人の女の確信犯的な水着姿も捨てがたいなぁ(デレー)」
JOO「涎、涎」
わし「大人の女性が海辺のリゾートで戯れるMVとゆうたら、ヒョニーの『Summer Dance』を思い出すよね」
ジェシカ「ふるっ」


     イ・ジョンヒョン『Summer Dance』


わし「ああ、ショートカットのヒョニー、今見ても可愛ええわぁ」
JOO「ちょっとは『蜂蜜サマー』についての情報を語れや!」
わし「えーと、ソングメイクはスタートラックです」
ジェシカ「どの時代の?」
わし「『スタートレック』違う、スタートラックや。
  実は少女大戦てことで飛ばしてたんやけど、アンタッチャブルのラッパーSLEEPYとSecretのソン・ジウンが組んで6月中旬にリリースした『クールな夜』って曲を手がけておる。この曲は次回にでも紹介する。
  他にもB.A.Pのアルバムに参加したり、今売り出し中の3人組作曲グループ、それがスタートラックや」
ジェシカ「なかなかポップでええと思います」


     9Muses『傷つく(Hurt Locker)』


わし「AOAと並ぶ大人数ビジュアルドル、9Musesが6月末にカムバック」
JOO「翌週に少女時代が控えてる訳やから、度胸ありますよね」
わし「9人組から8人組へ、長い手足に群舞が得意、ゴージャスで華麗なパフォーマンス、と字面では少女時代と同じようなイメージやけど、見てみると全く違うんだよね。
  相変わらずキレイやし、カラフルなコンテナを使って撮り方にもメリハリをつけた映像は頑張ってると思いますが」
ジェシカ「そこが“越えられない壁”とゆわれ続けてる少女時代の力量なんやないの?」
わし「確かに見比べてみると、ひとりひとりが画面に抜かれた時の画力がまるで違う」
JOO「少女時代は全員4番打者やけど、9Musesは8番バッターの寄せ集めみたいですもんね」
わし「そやから全員野球にならざるを得ない。8人で群舞してる時の映像は魅力的なんやけど。
  そお言う意味でも、ライバルと思うてたAOAにさえ水を空けられちゃったかなーと」
ジェシカ「もともとAOAの方がだいぶ上やったで」
JOO「9Muses初めての夏曲やったってことですが?」
ジェシカ「いっそ水着コンセプトやったらなぁ。コンテナは見た目暑すぎる」
わし「9Musesやったら前回の『DRAMA』の方がよかったなぁ」
JOO「『DRAMA』?」
わし「あ、実は紹介し忘れてたんやけど、1月にカムバックしてたんだよね」


     9Muses『DRAMA』


JOO「今頃慌てて紹介すんなよ(呆)」
ジェシカ「ドタバタやな」
わし「でもでも、こっちの方が、彼女ら本来のゴージャス感が出てる気がせえへん?」
ジェシカ「そうかねぇ」
JOO「いずれにしても、メンバーの交代が相次いで、かつての一体感は薄れたし、ビジュアル面も厳しくなったと思います」
ジェシカ「ブスが増えたってことやな」
JOO「せっかくオブラートに包んだ表現してるのに」
わし「とにかく、これではAOAに勝てないと思うので、頑張って欲しいです」


     MINX『LOVE SHAKE』


ジェシカ「なんでここにMINXなんか持って来た? 勝負になる訳なかろう?」
わし「おねえさんグループのダル★シャーベットがこの大戦に参加していないので、代わりに」
JOO「つっても、これ、コンセプト的にはSistarの妹分みたいに見えますね」
わし「あー、ホンマやね(笑)」
ジェシカ「ダルシャと組んだ『Rockin' Around The Christmas Tree』はなかなか良かったんだけど、やっぱ単体じゃ厳しいな」
わし「ハッピーフェイス・エンタとして参戦の義務は果たしたぞ、って所かねぇ。じゃ、次」


     Girl's Day『Ring My Bell』


わし「ついに7月第2週、少女時代のカムバックを翌日に控えて帰還を果たしたのは、なんとGirl's Day!」
JOO「これは勇気ある挑戦と言えるでしょう」
わし「アンドレに立ち向かった前田日明のようや」
JOO「あれは試合として成立してないやんか」
ジェシカ「それにしても、よお人前で水着になれるなぁ。恥ずかしゅうないんかいな」
JOO「(ずる)ねえさんがゆう?」
わし「彼女らとしては思いっきりセクシーに振ってはいるけど、過剰にエロくはなく、相変わらず軽快で小気味いい曲調で、個性は生かしてると見た。
  ただ、ヘリのビジュアルも含めて、今回少し大人になったかなって気はする」
ジェシカ「ソジンねえさんのこと考えれば、決して若いグループやないから」
JOO「一番の見所はどこやと思う?」
わし「それはミナの胴回りでしょう」
JOO「は?」
わし「かつてのティパニを思い起こさせるズン胴ぶり、昨今のアイドルとしてはなかなかのものです」
ジェシカ「ははぁ、その胴のことでユラにからかわれ、そんでいじめに発展したんやな」
JOO「え? Gilr's Dayがいじめ?」
ジェシカ「そやで。今朝のニュースに載ったばかりやけど、ミナがユラを露骨に無視していじめておるらしい」
JOO「えーっ!?」
http://www.koreaboo.com/trending/girls-day-minah-fire-alleged-rudeness-towards-yura/
JOO「ホンマやー」
ジェシカ「おっちゃんはどっちに味方する?」
わし「うーん、顔はユラやけど胴はミナやなぁ。全身のパーツを3つにバラして、そういう風に入れ替えられたらその娘を応援する」
ジェシカ「『未来少年コナン』のアイキャッチか!
JOO「とにかくこの『Ring My Bell』、一瞬ではありますが音源ランキングで少女時代より上に出たこともあり評判は上々。
  ケンカせずに頑張っていただきたいものですね」
わし「さぁいよいよ7月7日、少女時代がカムバック!
  8人体制になって初めてのカムバック、年末年始に活動が多い彼女らが夏に活動するのは2009年以来6年ぶり、熱愛報道の影響は?
  と、いろんなネガティブ要素を取り上げられつつ、世間大注目の中『PARTY』でその真価を世に問うた訳や」


     少女時代『PARTY』


JOO「わー、ゴージャス。『兼高かおる世界の旅』みたい」
ジェシカ「(かくん)せめて『旅サラダ』か『世界さまぁ〜リゾート』みたいてゆえや」
わし「これに比べると、さっきの9MusesのMVが『クレイジージャーニー』か『イッテQ』みたいに思えるな」
ジェシカ「そ、そんなに?」
わし「ティーザーを観た瞬間から、“あ、やっぱ少女時代は別格やな”とは思うてたんやけど、MV本編も全く裏切らなかったね。
  この豪華で幸せなスペシャル感は少女時代ならではのものですよ」
JOO「べた褒めですなぁ」
わし「そやかて仕方ないやん、格が違うんだもの。相撲でゆうたら横綱の中の横綱千代の富士ですよ」
JOO「よく判りませんが」
わし「とにかく清純とかセクシーとかビキニとか、そんな各論はどおでも良くて、彼女らは全く別の地平を目指していることが明白になったってこと」
JOO「全く別の地平?」
わし「彼女らの目指すアイドル像とは、同級生とか隣のおねえさんのような、ともすればAV着エロに転化出来る卑近な存在やなく、決して手の届かない雲の上の存在、永遠の憧れであること。
  いわば人間の肉体で表現出来得る最高の芸術の域にまで到達することや」
JOO「おお、まるでバレリーナかオペラ歌手のような」
わし「それをポピュラーの世界で実現させようとしておるのが少女時代や。歌謡界という先の見えない荒野に、ただ一筋伸びる黄金の道(ゴールデンパス)。
  それを見ることが出来、我ら愚民を導くことが出来るのは彼女らだけ。まさにクイサッツ・ハデラッハ。“道の短縮”や」
JOO「毎度ながら訳判らんけど、SistarやAOAの時とは力の入れようが段違いなのは判った」
ジェシカ「(ずずい)アイドル界の王道を切り開き、進み続けるために、少女時代は10年以上も厳しい訓練を積んできたのです。誰にでも到達出来る領域ではありません」
JOO「わ、急に出て来た」
ジェシカ「宗像コーチや桂コーチの命がけの特訓で、ようやく世界が見えた。でも、まだひとつ覚悟が足りなかったのです。
  そこであたくしは彼女らにこう言いました。“ひろみ、この先を目指すのならあたくしを倒してからおいきなさい”と」
JOO「ははぁ、それで倒されちゃったんですね」
ジェシカ「ひろみは見事にあたくしを踏み越えて世界へと飛び立っていきました。
  そやから、今の少女時代があるのは、すべてウチのおかげなんやで! ウチが犠牲になったから、今の少女時代があるんや。それを忘れたらコロス!(がおー)」
JOO「はいはい(呆)」
わし「この曲出てすぐ、鈴木妄想さんが久しぶりにブログ更新したし、やっぱ特別な存在やなとつくづく思い知らされた。
  例えば最近AOAがこんなステージを持ったんやけど…」


     AOA『願いゆうたらんかい』@SBS The Show_20150717


ジェシカ「『ソマル』のコピーか」
わし「これを観ると、逆に少女時代が如何に輝いていたか、AOAなんかまだまだやってことが良お判るっちゅうもんや」
JOO「あー、AOAペンに怒られるで」
わし「だって本当なんだもの。仕方ないやん」
JOO「ゆうたってコピーやから、本物のようには上手くいかんでしょうが」
わし「いや、少女時代はカバーしても本物よりちゃんと出来る。ワンゴルの『Tell Me』がええ例や。
  自分もBoAの『My Name』コピーしたけど、本人より上手かったで」
JOO「あら、そおやったかしら?(喜) 確かに本物かどうかより、才能があるかどうかが問題かもね」
ジェシカ「丸め込まれてるで(呆)」
わし「(にこにこ)それにしても、この『PARTY』ゆう曲は華やかで爽やかで、ポップで耳馴染みが良くて、なんて少女時代に似合うんでしょう。
  これは新時代の彼女らの代表曲…ああっ!(がーん)」
JOO「今度はなんやねん?」
わし「や、やっちまった…パニの奴…(よろよろ)」
ジェシカ「ん? パニがなにしたん?」
わし「タ、タトゥーを彫ってやがる」
JOO「ええっ!」


    


ジェシカ「あー、ホンマや」
JOO「これ、タトゥーかなぁ。シミかなんかやないの?」
わし「いんや、タトゥーや。こっちの画像はもっとよく判る」


    


ジェシカ「確かに、なんか英語らしき文字が彫ってあるな」
JOO「“おかんはウチを動かす心臓やで”とでも書いてあるのかな」
わし「それはヒョナのタトゥーやろ」
ジェシカ「パボ野郎め。アイドルがタトゥーなど彫ってはあかんのに。顔面工事とは訳が違うんやで」
JOO「そおなんですか?」
ジェシカ「工事は成長と言い逃れ出来るけど、タトゥーはそおはいかんからな」
JOO「(がく)そおゆうことかい」
わし「こんな所に…乳房の横なんかにタトゥー彫ったら、彫り師に裸見られちゃうやないか」
JOO「おっちゃんはおっちゃんで、なに心配してるねん」
わし「そやけど、『蛇にピアス』でも吉高由里子が全裸になってたし、タトゥー彫る時は脱ぐことになってるから(そおに決まってる)」
JOO「それにしてもヒョナやヒョリンやヒョミンねえさんなんかの一部のアイドルはタトゥー彫ってますけど、清純派筆頭の少女時代メンボがタトゥー入れるなんて意外でしたね。
  あえて彫るとしたら、名前的にもキャラ的にもヒョヨンねえさんやと思いましたけど」
わし「ヒョがつくだけで彫るんなら、藤村俊二なんか全身彫りまくってるで」
JOO「くだらねーわ」
ジェシカ「まぁパニはアメリカ娘やから、判らんでもないけど」
わし「自分かてアメリカンやないか…て、まさか自分も?」
ジェシカ「(ふふふ)知りたい?」
わし「い、いや、ええです。教えないでください(ぶるぶる)」


JOO「まぁタトゥーの是非は置いといて、少女時代ねえさんのカムバックによって、少女大戦がいよいよ本格化しました。
  前後してカムバックしたガールズグループのほとんどは、それぞれ1位の常連。少女時代ねえさんのカムバック前には、今回の活動ですでに1位を獲得しているグループもありました。
  そのような包囲網の中、果たして女帝はその座を守れるのか、最初から興味はその一点やった訳ですが、結果は前回もゆうた通り少女時代ねえさんのひとり勝ち。
  まさに横綱対関脇クラスの格の差でしたね。
  この画像を見てください」


    


わし「7月15日の『Show Champion』やな」
JOO「へい。1位候補の面子がすごいです。BIGBANG、Sistar、Girl's Day、AOAと何かの音楽祭かと思う程豪華ですね。
  その中で集計可能な最初の週にして、あっさり1位を持って行ってしまいました。
  その前日の『The Show』や16日の『Mカ』、17日の『ミューバン』でも1位になっており、4日で4冠。恐らくオールキルは間違いないでしょう」
ジェシカ「…(汗)」
わし「じぇんじぇん勝負にならんかったやん」
JOO「やっぱりパフォーマンスを観ちゃうと、おっちゃんがゆうとおり圧倒的やからねぇ。
  福本伸行の漫画くらい圧倒的でしたわ」
ジェシカ「…(内心ざわざわ)」
わし「多分人気の面で一番の対抗馬はApinkてことになるんやろうな」
JOO「そうやね。そのApinkがまさに今週、新曲をリリースしやした」


     Apink『Remember』


わし「おー、夏向け妖精ドル」
ジェシカ「みんなキレイになったなぁ」
JOO「ピンク、金色、栗色と髪色もカラフルでサーティーワンみたいやね」
わし「ボブカットの娘がテヨン並みにヘソ美人やな」
JOO「ええ加減名前憶えなさいよ」
わし「ただ、曲は相変わらずワシの好みやない」
JOO「あらっ」
わし「あと、例によって運動量が少女時代の半分以下や。これで1位になっては先輩に申し訳ない、と賞レースを辞退せんかなぁ」
JOO「する訳ないやん(呆)」
ジェシカ「辞退どころか、1位を渇望しとるやろね。圧倒的渇望」
JOO「まぁこれで出そろったんで、来週辺りが楽しみですね」
わし「ただ、Apinkと同時にスーパージュニアもカムバックしたやろ? これ、SMの作戦やと思うねん」


     Super Junior『Devil』


JOO「作戦?」
わし「少女時代と相打ちになっても、票をApinkには渡さないつもりなんじゃ」
JOO「まさか、同僚潰し?」
ジェシカ「会社とすればどっちが1位になっても、結果的には同じ。売り上げにも影響がないと踏んでるやろうね。
  それより直接対決でApinkに勝たれるのは避けたいはず。世代交代とか騒がれるしね」
JOO「やっぱ勝てる駒が仰山ある会社は強いなぁ」
わし「ポルシェとアウディを傘下におさめるフォルクスワーゲングループみたいやな」
JOO「SJも1日100万ビューの勢いでMV観られてるから、1位獲るでしょうし(怖い怖い)」
ジェシカ「Apinkに勝ち目があるとすれば、タトゥー彫るような不良がひとりもおらんちゅうことやね」
わし「とほほ」


JOO「さて、今後の展望ですが」
ジェシカ「少女時代は更に2曲隠し持っとるから、小出しにして長期支配を目論んでるやろ」
わし「隠しちゃおらんがな(呆)。そうあけど、ティパニなんか“夏中1位を狙う”とかゆうてるし、相当強気やで」
ジェシカ「もお対抗馬は出ぇへんの?」
わし「IUが来たら強力なライバルになると思うけど、少し間があるかな。
  個人的にはイメージチェンジを図ったNC.Aたんに期待してるけど」


     NC.A『Vanilla Shake』Teaser


わし「20日にカムバック予定やねん」
ジェシカ「勝負になるかいな」
わし「ブラのシルエット丸見えですよ(セクシー)」
ジェシカ「無駄無駄無駄」
JOO「あー、最強のライバルを忘れてた!」
ジェシカ「だれ?」
JOO「キム・ユジョン姐さんや!」
わし「えっ、キム・ユジョンがデビューすんの? …ん、姐さん?」
JOO「そお、少女時節のキム・ユジョン姐さん」
わし/ジェシカ「(ずこっ)しょ、少女時節かぁ」
JOO「ワン・ヒ姐さんは活動の度に釜山からソウルまでKTXで通うのが家庭内問題になって脱退、ヒョン・イェウン姐さんは第2子の妊活で脱退。
  残ったキム・ユジョン姐さんとパク・スア姐さんが、新たにシン・ジヒョン姐さんとチャン・ヒョナ姐さんを加入させて、新生少女時節として来週帰ってくるそうや。
  これは強力なライバルになりますよー」
ジェシカ「なるか、ボケっ!」
わし「ちょっと楽しみかも(笑)」


    






※おまけ…ひもドルStellarも還ってきた! 楽しみです。
     Stellar『震えます』(Teaser 2)


※「オールキルは間違いないでしょう」…17日の1位が実は少女時代にとって通算100勝目だったらしい。
 一度も1位候補になることなく散っていくアイドルがほとんどな訳だから、この大記録は筆舌に尽くせない偉業である。
 どのように努力したら1位になれるのか、それは1位になった者しか判らない、と言うか1位になって初めて見える地平がある訳で、彼女らが見てる景色は同じ経験をした者しか理解出来ないだろうな。まぁ端から見る程楽な道でないことは確かだと思う。
 ちなみに18日の『音楽中心』でも、BIGBANG、Gilr's Dayを退けて1位を獲得。通算101勝を飾った。
 もちろん、この週オールキルである。