関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ミニそにょ276

ジェシカ「もお7月なった?」
わし「…(あー、ビール呑みたい)」
ジェシカ「なぁなぁ、もお7月になったんか?」
わし「んん? ああ、なったで。もお夏やな」
ジェシカ「そおかぁ、7月か(喜)。デザインの仕事で忙しゅうて、いちいち日にちなんて数えてられへんから全然気付かんかったわ。
  そんでも7月なったんなら、例の上半期の振り返りっちゅう奴、やってもエエよね?」
わし「そやな。ぼちぼちやるか」
ジェシカ「やろうやろう、ウチがアシスタントやってるで。忙しいけど」
わし「なんでそんなに熱心やねん?」
ジェシカ「…」
わし「忙しいのに、なんでそないにK-Popに関わりたがるんや、ゆうてんねん」
ジェシカ「…(つーん)」
わし「ちっ、わかったがな。もお訊かへんわ」
ジェシカ「最初の曲はなにかなぁ?」
わし「ちょっと待て、今思い出すから。
  だいたい1〜3月は歌謡祭の集計で忙しくて、ちゃんとチェックしてへんかったからなぁ。
  それに男歌手は基本的にカウントしてないし…」
ジェシカ「なんでもええから、早う思い出して(わくわく)」
わし「(ぴーん)そおや! 去年の年末に出たSONAMOOは今年も有効にする…ってことを思い出した!」
ジェシカ「(ずるっ)どおでもええがな」
わし「いや、案外大事なんやぞ。活動期間が3日しかないせいで選に漏れたら可哀想やろ」
ジェシカ「どーせ1票もとれやしないって」
わし「そおかなぁ。ワシ、結構好きやけどな」


     SONAMOO『Deja Vu


ジェシカ「おー、SONAMOO。懐かしいなぁ」
わし「懐かしいかな?」
ジェシカ「歌謡界を離れてやがて1年。久しぶりに触れたK-Popは、なにもかもが懐かしい」
わし「ああ、沖田艦長の心境やな」
ジェシカ「そやけどSONAMOO…この路線じゃ一生売れんで」
わし「急にプロデューサーみたいなこと言い出したな」
ジェシカ「ウチかてもお事業主やから、ちゃんとビジネス勘が発達しとるんや」
わし「事業主はタイラーやないのか?」
ジェシカ「あれはただの雇われ社長。出資しとるのはウチや。
  ウチのアドバイスを聞かんから『Catch me if you can』は2万枚しか売れんかったんやで」
わし「え、助言したの?」
ジェシカ「タイラーにな」
わし「(かくん)あかんやん」
ジェシカ「そんで、今年最初の曲は?」
わし「えーと、確か1月8日にカムバックしたHello Venusやったような」
ジェシカ「ヘロビってお色気路線に転んだ奴らやったっけ?」
わし「その代表格やな」


     Hello Venus 『Wiggle Wiggle』@Show Music core_20150103


わし「今年もケツを振りまくる振りまくる」
ジェシカ「去年EXIDがハニの尻をきっかけに、突然チャートを逆走したよって、その流れに乗ろうと必死やな」
わし「ま、この路線のワシのNo.1は未だにStellarなんやけどね」
ジェシカ「えー、4Lやないの?」
わし「あれはまたジャンルが違うねん。尻じゃなくて股やから」
ジェシカ「そらマタ露骨な」
わし「でもなぁ、セクシー路線はなくならないとしても、4Lみたいな過度のパフォーマンスは、エロがあふれて話題作りにならなくなった時点で減っていくと思うで。
  その証拠に4MINUTEなんか、ついにエロを卒業したし」


     4MINUTE『冷たい雨』


ジェシカ「あっと驚くバラード路線!(呆)」
わし「T-araの『DAY BY DAY』を見た時くらいの脱力感やったで」
ジェシカ「まさか4minuteがこんな路線で来るとは」
わし「”エロいだけのグループやありまへんで”っちゅうメッセージかな?」
ジェシカ「するとEXIDも次はバラードでカムバックしたりして(笑)」
わし「あながち冗談でもなかったりしてな」
ジェシカ「そんでキム・ユジョンとキム・ソヒョンが超セクシー路線でデビューと」
わし「それだけは勘弁して欲しい。可憐な花は摘み取っちゃダメ」
ジェシカ「いつまでも子どもと思うな、アイドルと少年A」
わし「なんのこっちゃ…次はWa$$up」
ジェシカ「ひえー、まだおったんかい?」


     Wa$$up『Stupid Liar (Feat. 니화)』


わし「ほーら、またバラードや」
ジェシカ「ホンマやねぇ。これが今年の流行か?」
わし「なんか4minuteのコピーグループに見えてきたわ」
ジェシカ「4minuteの方がメロディアスちゅうか、ストレートなK-Popやけどね」
わし「1月最後はA.KORやな」
ジェシカ「A.KOR?」
わし「“エーコア”と読むらしい。2014年7月にデビューした5人組ヒップホップグループやな」
ジェシカ「SONAMOO、4MINUTE、Wa$$upとヒップホップ色の強いグループが続くね」
わし「そやね。と言っても曲はバラードやった訳やけど、この娘らは普通にポップスで勝負や」


     A.KOR『Always』


ジェシカ「わ、普通。タイトルも普通」
わし「うむ。去年の7学年1班の曲も『Always』やったな」
ジェシカ「こんな特徴のないグループ、4分で忘れるわ。逆4Minuteや」
わし「ところが、去年デビューしてすぐ、まだ高校生やったメンバーのケミが、こともあろうに大先輩の2ME1のパク・ボムをディスる歌を発表して大騒ぎになったんや」
ジェシカ「マジで?」
わし「そう言う意味じゃ、気合いの入ったグループやし、特徴的とも言える」
ジェシカ「なんでまたボムをディスったん? ミョンスオッパと仲ええから?」
わし「そんな理由でボムを嫌うのは自分くらいや。
  2010年にボムがアンフェタミン82錠を密輸しようとした事件を皮肉ってるらしい」
ジェシカ「あー、あったなぁ、そんな事件。お菓子(ジェリー)の箱に入れて偽装してたんやったっけ?」
わし「そうそう。日本ならパンツの中に隠すけどな」
ジェシカ「ふるっ」
わし「で、その件をYGが隠蔽しようとしたとして、ヤン・ヒョンソクまでディスってるんよ、この娘」
ジェシカ「ひゃー、怖いモノ知らずやなぁ」
わし「1997年生まれ。NC.Aより年下の、まだ子どもなんだよ。で、その歌ってのがこれね」


     A.KOR ケミ『Do The Right Rap』


わし「“ジェリーの箱に薬が落ちたって? 消えたあんたの4錠は、誰が見逃した? 検察はいつからこんなに甘くなったんや”とか
  “立派な会社の陰に隠れて、ほとぼり冷めたらまた出てくるんやろ?”、“代表(ヤン・ヒョンソク)が小説書いて”みたいな内容やね」
ジェシカ「ひゃー、本気でケンカ売りに行ってるやん」
わし「まぁヒップホップゆうたら誰かをディスるか社会批判するかって感じやからな」
ジェシカ「かっこええなぁ。よし、ウチもラップでディスってみよ。
  ♪Yo,自分ら8人、八犬伝、会社の犬
   ウチはひとり、女ひとり、京都大原三千院、恋に疲れた女がひとり…おや?」
わし「…ラップのセンスなし(呆)」
ジェシカ「おかしいなぁ。絵のセンスはあるのになぁ」
わし「嘘つけ。
  で、このケミとミンジュのラッパーふたりでA.KOR BLACKゆうユニットを作って、6月に曲をリリースした」


     A.KOR BLACK『HOW WE DO』


ジェシカ「●●ブラックってユニット、多すぎじゃね?」
わし「だからって、鎧武とかドライブって名前にする訳にもいかんやないか」
ジェシカ「誰が仮面ライダーの話をしとるか!」
わし「女の子ふたりのヒップホップユニットと言えば、日本のアレを思い出すなぁ」
ジェシカ「ハルカリ?」
わし「いんや、MaryJaneや」
ジェシカ「はぁ?」


     MaryJane ( LUNA & TSUGUMI ) 『HOW HIGH』


わし「栗間太澄の娘だよ」
ジェシカ「知らんがな。いたずらに動画の件数増やすなよ(呆)」


わし「2月に入ると再び4minuteが『미쳐(Crazy)』でカムバック」
ジェシカ「はやっ」
わし「どっちも6枚目のミニアルバムに入ってる曲やから、予定どおりの継続活動なんやろう。こっちの方が本来の4minuteらしいヒップホップ曲やね」


     4minute『미쳐(Crazy)』


わし「これは3つの音楽番組で1位になったし、評判よかったね。
  ヒョナがいるせいで4Minuteはセクシーグループと思われがちやけど、この曲に関しては女の子ペンが7割を占めるらしい。
  ま、女の子が憧れる格好良いグループゆう認識やね」
ジェシカ「へー」
わし「さっきのWa$$upもそうやし、もっと言えば2NE1や少女時代にもそうゆう要素はある。いわゆる”ガールクラッシュ”と呼ばれる現象や」
ジェシカ「結局韓国のアイドルシーンは女子が支えてるんやねぇ」
わし「その通り。日本のアイドルシーンはオッサンが支えてるけどな」


わし「続きまして、Berry Goodの『この頃自分のせいでウチは』でございます」
ジェシカ「べりーぐっど?」
わし「2014年5月に『Love Letter』って曲でデビューしたグループで、第568話で紹介しとる」
ジェシカ「あら、最近ね」
わし「ほぼApink路線なんだけど、売れないからすぐセクシー路線に転ぶぞ、と予想してたら、またも妖精路線でカムバックや」


     Berry Good『この頃自分のせいでウチは』


わし「5人組なんやけど、デビュー曲の時から残ってるのは2人だけ。3人はこの1月末に入れ替わってる。
  つまり第568話でAOAユナの妹のソユルがいると紹介した時は、まだ入ってすぐの時やったんやな」
ジェシカ「メンバーがコロコロ替わるのは妖精ドルとしてはいかがなモノか?」
わし「ただ、圧倒的に若い! 3人が98年生まれ、テヨンの妹のハヨンとタメや」
ジェシカ「げぇ」
わし「リーダーのテハが1番年上ゆうても95年生まれやからな」
ジェシカ「なんか、これはこれで需要があるような気がしてきた」
わし「そやろ?(笑) 次、妖精ドルの次は毒婦アンダや!」


     ANDA『S大は行けてたはずやのに』


ジェシカ「わー、誰こいつ? ヒョヨンの妹?」
わし「それ、誉めてるの?」
ジェシカ「ディスってるに決まってるやんか」
わし「そ、そうやろね。
  ソロシンガー・アンダとは…賢明なる読者諸君は憶えておいでやろうか? 第1回関ソ歌謡祭の新人部門で紹介したANDAMIROの存在を!(第372話参照)」ドーン!
ジェシカ「いや、憶えてない」
わし「(こけっ)ほら、『ヒプノタイズ』って曲あったやないの?」


     ANDAMIRO『HYPNOTIZE』


ジェシカ「あ、思い出した。ホラー映画みたいなMVやったな」
わし「そうそう。そのアンダミロ(ANDAMIRO)がアンダ(ANDA)と名前を変えて生き延びていたんや」
ジェシカ「すごい生命力やな」
わし「意外に今までの間に何曲も活動してたみたいやで。
  ANDAMIRO時代もいくつかあるけど、ワシのお気に入りはこれね」


     ANDAMIRO『訊かんといて(feat.YDG)』


ジェシカ「非道い衣装センスやな」
わし「60年代のボンドガールみたいでええやないの。この娘はこうゆうエッジの立ったコンセプトが似合うの」
ジェシカ「BLANC&ECLARE的にはれー点や」
わし「で、このアンダが6月に入って更に新曲を出して来た」
ジェシカ「(うげー)まだあんの?」
わし「はっはっは、生命力はクマムシ並」


     ANDA『Touch』


ジェシカ「イントロはゴスペラーズ山下達郎かっちゅう雰囲気やのに、歌になったとたんのこの毒々しさ(呆)」
わし「ワシはもおすっかり、このクサヤのような、シュールストレミングのような魅力にどっぷりはまってます」
ジェシカ「ウチは無理。発酵臭がすごいわ」
わし「そおゆうなよ。今度『もやしもん』貸してやるから」
ジェシカ「いらん!」

バーン!
JOO「(どたどたどた)あっ、もお始めてる!」
ジェシカ「(どもども)お先っす」
わし「おお、ええ所に来た。今、アンダの魅力について語ってたんやけど、こいつちっとも理解しようとせんねん」
ジェシカ「理解出来るか。こんなんアイドル違うわ!」
JOO「どれどれ…あー、これは発酵しまくっとるなぁ」
ジェシカ「そやろ?」
JOO「ウチ、嫌い」
わし「(かくん)ガールクラッシュやないの?」
JOO「全然違うわっ」
ジェシカ「パーボ、パーボ、死ねや、ボケ」
わし「ちょっとアンダの肩持っただけで、えらい言われようやな」
JOO「次行きなさい、次に」
わし「へーい(とほほ)。えーと、次はチャムソニョ」
ジェシカ「関ソニョ?」
わし「Chamsonyeoや! 芸人のチョン・ヒョンドンと歌手Defconnがラジオの企画でプロデュースしたガールズユニットで、G.NA、4Minuteのクォン・ソヒョン、AFTERSCHOOLのリジ、KARAのヨンジが参加しとる」
ジェシカ「うーむ、微妙なラインナップ」
JOO「初期の楽天イーグルスみたいやな」
わし「どおゆう意味?」
JOO「2軍の寄せ集め」
ジェシカ「上手い!(拍手)」
わし「怒られるからやめなさい。それに最初はそうでも、数年後には優勝するまでに成長するかもしれんし」
JOO「それにはマーくん級のスターが必要や。そおそおおらんって」
ジェシカ「丁度ここに戦力外通報を受けてフリーになった、マーくん級のジェシカ・ジョン選手がおるんやけど、どおやろ?」
わし「何にでも入りたがるんやない!(めっ)」
ジェシカ「ちぇ」


     チャムソニョ『今年の呪文』


ジェシカ「キヨミソングじゃねーか」
わし「似てるけど違うんや」
JOO「サンド伊達じゃねーか」
わし「似てるけど違うんや」
JOO「これって本人たちのためになるんかなぁ」
ジェシカ「チョン・ヒョンドンと絡むとロクなことにならん、と昔テヨンがゆうとったなぁ」
わし「そやなぁ。これを評価するのはたこさんだけかも知れん。じゃ、次行きまーす」


     Rainbow 『Black Swan』


ジェシカ「おお、『レオン』のマチルダが、こんなに成長して…」
JOO「ナタリー・ポートマン、関係ないから」
ジェシカ「RAINBOW BLAXXじゃない普通のRAINBOWが歌ってるん?」
わし「そうやで」
ジェシカ「ほんなら本家RAINBOW BLAXXが歌うとすれば『Black Black Swan』になるん?」
わし「いや、『Black Swan BLAXX』やろ?」
JOO「どーでもええ」
ジェシカ「それにしても、ブラックなんたらって名前、多すぎじゃね?」
わし「だからって、鎧武とかドライブって名前にする訳にもいかんやないか」
JOO「誰が仮面ライダーの話をしとるか! 曲の感想をゆえ!」
わし「ん〜、特にありまへん」
JOO「(かく)」
ジェシカ「こちらからは以上です」