関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第495話 もうひとつのミスタ・ミスタ

スマン「はいはい、お笑い評論家の”ラリーひでみつ”でっけど。
  …あ、週刊プレイボーイさん。これはどーもどーも(ぺこぺこ)。
  …ああ、先日のR−1GPについてひと言と?
  そうですなぁ、流れを見とったらまっとうな結果かも知れまへんが、
  実は去年の三浦マイルドもそうですけど、いやもっと遡って、中山功太あべこうじ土肥ポン太も、
  R−1の優勝者て、実はその後ほとんどお笑い業界で花を咲かせてないんですな。
  え、土肥ポン太は優勝してへん? 佐久間一行やろうって? ああ、それは失礼すんまへん 。
  優勝したんは皆ちゃんとしたコント師やと思うけど、コント芸人なんて、実は台本あってなんぼの生き物。
  バラエティ主体の今のテレビではいじりづらい。需要がないんです。
  テレビ界にとっては、いじり甲斐のある馬と魚が優勝した方が美味しかったかも知れまへんで(笑)
  R−1に限らず、キング・オブ・コントかて優勝者が活躍してへんでしょ。理由は同じですわ。
  あー、バイきんぐは小峠が意外にいじられキャラで、そこが受けたんです。それだけ。
  今後はKOKやR−1に勝ったからって、即売れるとは思わん方がええ。
  出場する芸人にも、そうゆう割り切りが必要やと思いますよ」
どたどた、ばたーん、ごろごろごろ!
ヨンミン「てーへん、てーへん」
クッキーマン「てーへんですわ、親分!」
スマン「ほなそうゆうことで。コメント料はいつもの口座に。へえへ、毎度おおきに(ぷち)
  …どないしたんや、江戸弁になるくらい動転してからに」
ヨンミン「へえ。ウイニング・インサイトMのイ・ソンホ社長から抗議が来まして」
スマン「ウイニングなんやて? サッカー? 競馬?」
ヨンミン「イレブンでもポストでもありまへん。ウイニング・インサイトM。芸能企画社ですわ」
スマン「聞いたことないなぁ」
クッキーマン「去年デビューした女子グループのKiss&Cryがおるとこですやん」


     Kiss&Cry『Domino Game』


スマン「へー。Kiss&Cryとゆうより、Cry&Cryな感じのグループやな」
ヨンミン「まぁそう思うのは仕方ありまへんけど」
クッキーマン「他にはDIAとか…」


     DIA『사귈만큼 사귀었어(Breaking up)』


クッキーマン「Bellaとか…」


     Bella『Don't let go』


クッキーマン「そんなんがおる事務所ですわ」
スマン「えらい丁寧に説明してくれてるけど、さっぱり興味持てへんわ」
ヨンミン「ほんなら”MR.MR”ゆう男子グループもご存じない?」
スマン「いや全然。製薬会社の営業さんが作ったグループかな」
ヨンミン「まるっきり違います」


     MR.MR『Do you feel me』


スマン「へー(ほじほじ)」
ヨンミン「鼻ほじるのやめなさいよ」
クッキーマン「で、ウイニング・インサイトMのイ・ソンホ社長がゆうには、MR.MRと少女時代は今まで音楽番組で何度も共演しているのに、何の相談もなく新曲のタイトルを『Mr.Mr.』に決められた。
  おかげで以後MR.MRを検索しようとしても、すべて少女時代がヒットして、彼らのMR.MRが無視された状況になっている。
  これは巨大資本のスーパーが地元の小売店を脅かすようなモノだ、と批難しています」
スマン「ちゅても、マジで知らんかったしなぁ、そんなグループ」
クッキーマン「何度も共演してる以上、知らんはずはないちゅうのが先方の考えです」
スマン「そやけど、Mr.Mr.なんて特別な言葉やなし、偶然被ることかてあるやろう。
  最近じゃ『Somthing』とか『U&I』とか同じタイトルの曲も多いし」
ヨンミン「”曲名が同じであることと、現在活動中の新人歌手のグループ名を曲名に使うことは確実に別の問題です”だそうですわ」
スマン「もー、めんどくさいなー。どうせごねてはした金でも貰たれゆう狙いやろ?」
ヨンミン「あるいは」
スマン「(うきーっ)天下のSMも舐められたもんやな。こうなったら徹底抗戦してやるもんね。あっちのMR.MRとこっちのMr.Mr.、どっちが強いか白黒つけてやる。
  あとで泣いて土下座しても知らんけんね!」
クッキーマン「わー、怒らせた!」
ヨンミン「先生、落ち着いて。事を荒立てても、少女時代のイメージに得なことはありゃしまへんて。
  いっそウイニング・インサイトM社もイ・ソンホ社長も、”それ誰?”リストに入れたらいかがですか?」
スマン「JYJみたいにか?」
ヨンミン「へい(JYJのこと、ちゃんとわかってるやないか)」
スマン「そうねぇ。わかった、どうせすぐ事件は沈静化するやろうし、今後そんな弱小と絡むこともあるまい。
  ゆわれたとおり、無視することにする」
クッキーマン「(ほっ)了解いたしました。それで『Mr.Mr.』のカムバック以後のメディア戦略についてなんですが…」
スマン「『Mr.Mr.』? それなに?」
クッキーマン「(ずこっ)そっちは忘れたらあかんがな」





※2014年3月6日。ネットニュースに以下のような記事が載り、人目をひいた。
 MR.MR側、少女時代批判に対し「大手事務所SMの横暴」と公式立場を発表
 http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1990031
 ネタにした内容はこの通りだが、それ以前の”批判した”事実がそもそも伝わってなかったので、
 なんだかウイニング・インサイトM側がSMEに対して一方的に噛みついているように見える。
 事実そうなのだろう。
 調べてみると、このMR.MRと言うグループはコードVのオカマ版と呼ばれているらしく、
 メンバーのホンに同性愛疑惑がかけられ、ホンはその責任をとってすでに脱退しているとのこと。
 http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1989266
 ここまで身を削って話題作りをしてきたのに、少女時代の新曲とグループ名が被ったために、
 2年間の努力を全部持って行かれたとしたら、そら怒っても当然かも知れない(笑)。
 だがこの件でSM側が何か反応するとは全く思えないのである。