関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第468話 模範生シンデレラデート

スマン「なぁなぁ、最近のスヨン相武紗季に似て来てへん?」
ヨンミン「知りまへんがな」
スマン「同じ工事業者なのかな?」
ヨンミン「工事とかしてませんて。くだらないことゆうてないで、ちっとは広報室長の相談に乗ってやってくださいよ」
スマン「ん? どないしたん?」
広報室長「ユナの交際を認めたのはええんですが、”お互いを知っていく段階”て具体的にどういうことやと、マスコミ各所から山のように問い合わせが」
スマン「そら”昨日は先っちょ、今日はカリまで…日々深さを増してる段階”ゆうことやろう?」
ヨンミン「発想がアメリカンエロ娘と全く同じですな(呆)」
スマン「実際はどうなん?」
ヨンミン「本人は”通帳の中身を少しずつ教えあっている段階”やと」
スマン「つまらん人生やなぁ」
広報室長「どっちゃにしても、マスコミに流せる内容ではないかと」
スマン「(うーん)ユナは今どこにおるねん?」
ヨンミン「靖国神社で参拝中です」
スマン「わーお、デンジャラス。恋愛するより刺激的やん」
ヨンミン「ソヒョンのたっての希望でして」
スマン「あいつもなに考えてるんや(呆) とりあえずユナに連絡して、も少し詳しい情報を教えて貰えや」
広報室長「了解しました。すぐ電話します」
スマン「あかん。経費節減のため、LINEのメールでよろしく」

ぶるぶる、ぶるぶる
ティパニ「ん? 誰かおしっこ我慢してへんか?」
ソニ「ちゃう。ユナのスマホに着信や」
ティパニ「ユナは?」
ソニ「おしっこ我慢出来なくてトイレ行ってる」
ティパニ「なんやねん(ずるっ)」
ヒョヨン「初詣のトイレゆうたら、1時間は帰ってこれへんぞ」
ユリ「イ・スンギからの電話かもしれんのに。よし、ウチが代わりに出たる」
スヨン「やめとけや」
ソニ「ホンマ他人の私生活好きやなぁ」
ユリ「なんや、LINEやった(ぶりん) しかも会社からや」
ティパニ「正月にかいな。で、なんて?」
ユリ「えーと、”イ・スンギってどんな奴?”やって」
スヨン「あーあ、読んじゃったよ」
ソニ「なんで事務所がそんなこと知りたがる?」
ソヒョン「マスコミ対策なんじゃね?」
テヨン「なるほど。そうとなれば急いで返事を書かねば(ひょい)」
ユリ「自分が書くんかい!」

♪ぽーん
広報室長「あ、返事が来ました!」
スマン「よしよし。イ・スンギはどんな奴やって?」
広報室長「…え? えーと、”仮性包茎”やそうです」
スマン「(かくん)なんや、それ。仮性やったらヨンミンくんかて同じやぞ。なぁ?」
ヨンミン「バラさんといてくださいよぉ」
スマン「そう言うことやなくて、スンギの人柄とか普段のデートの様子を教えて貰えや。
  自分の訊き方が悪いから変な返事が返って来るんやで」
広報室長「すんまへん。もっかい送りますわ(かちゃかちゃ)」

ぶるぶる、ぶるぶる
ティパニ「ん? 誰かおしっこ我慢してへんか?」
ソニ「それはもおええ」
ヒョヨン「”仮性包茎”なんて書いたから、広報室長、めっちゃ怒ってるんちゃうか?」
テヨン「海の向こうでいくら怒っても無駄…お、別に怒ってなさそうやぞ。スンギの人柄とか普段のデートの様子とか訊いて来たわ」
ティパニ「ウチの彼氏やないから人柄までは判らんなぁ」
テヨン「ユナに惚れるところを見ると、スケベではなさそうや」
ユリ「そやな。スケベならウチかソニかパニかジェシカに惚れるはず」
ソヒョン「股が緩そうやから?」
ユリ「誰の股が緩いか! 体つきがセクシーだからじゃ!(半歩崩拳!)」
パカーン!
ソヒョン「きゃんきゃん」
ティパニ「ユナもそっちには淡泊な方やし」
テヨン「てことは、(ぽちぽち)”デートはセックスレスで”」
ソニ「金の勘定ばっかしてそうやな」
ジェシカ「コーヒーの一杯も飲まんでな」
ティパニ「それどころか靴底が減るゆうてクルマから一歩も降りへんの違うか?」
テヨン「(ぽちぽち)”クルマの中でコーヒーも飲まずただ話をするだけ。クルマから降りへん”と」

♪ぽーん
広報室長「”ガソリン代も勿体ないのですぐ帰る”だそうです」
スマン「つまらん。お前のデートはつまらん!」
ヨンミン「新しくなった水性キンチョール
広報室長「…どうゆうことです?」
ヨンミン「気にすんな。会長がかまってちゃんなだけや」
広報室長「はぁ」
スマン「クルマってなんや? ユナはなにに乗ってる?」
ヨンミン「確かVWのシロッコだったかと」
スマン「シロッコ? 宇宙船リングマスター号の船長、シロッコ・ジョーンズか?」
ヨンミン「さすがにそれはなんのことだか判りませんなぁ(お手上げ)」
スマン「はっはっは、勝った(ぐっ)」
広報室長「…(ついて行けない)」
ヨンミン「ちゅうか、あのケチなユナが自分のクルマでデートするでしょうか?」
スマン「それもそうやな」

ぶるぶる、ぶるぶる
テヨン「”スンギのクルマはなに?”やて」
ヒョヨン「知らんがな」
ユリ「適当に書いておけばええん違う?」
ソニ「ほんならウチにちなんでサニーやな」
ジェシカ「サニーなんて車種、もうないやろ」
ソニ「あるって。さっきも首都高でサニーGT-R見たし」
ユリ「ホンマかぁ?」
テヨン「そやけどスポーツカーは車高低いから外から覗かれる可能性が高い。デートに使うには4駆が向いとるで」
ユリ「おー、さすがお忍びデートの大家」
テヨン「誰がお忍びデートの大家や(バキッ)」

♪ぽーん
広報室長「”なんか4駆”やそうです」
ヨンミン「トヨタRAV4かな?」
スマン「えらい庶民的やな」
広報室長「アウディクワトロやないですか?」
スマン「あー、あのミシェル・ムートンが女性で初めて優勝したクルマな…て、古いわ!」
広報室長「すんまへん(やたっ、認められたで)」
スマン「4駆ゆうたらレンジローバーやろ。ワシも昔乗ってたで」
広報室長「へー」
スマン「飽きたから明石家さんまに譲ったけど」
ヨンミン「そらまた古い話でんなぁ」
スマン「あの頃は大竹しのぶと不倫してたから、しょっちゅう日本に行ってたし。実はIMALUの本当の父親は…」
広報室長「わー、それ以上ゆうたらあきまへんて」

ユナ「どいてどいてどいて…。(どかっ)あーしんど。こんな場所じゃ便所行くのも命がけやな」
ティパニ「携帯トイレくらい持って歩けよ」
テヨン「♪憚りか〜ついだ、き〜ん太郎〜」
ティパニ「そうゆう図柄やないから」
ヒョヨン「ところで自分、デートの時コーヒーも飲まんとエッチもないんやて(にやにや)」
スヨン「クルマから一歩も降りないとか」
ジェシカ「ガソリン代勿体ないからすぐ帰って来るんやて?」
ユナ「なんで知っとるの? その通りやで」
ソニ「(ずるっ)マジか? するとスンギのクルマはレンジ…」
ユナ「確か自由艦ゆう名前やったかなぁ。吉利汽車製の」
全員「(こけ)どこのクルマだよっ!」

  2013 関西ソニョシデ歌謡祭_部門賞(クリックしてね) ※ハングル不可です

  2013 関西ソニョシデ歌謡祭_NO.1(クリックしてね) ※ハングル不可です






シロッコ・ジョーンス…ジョン・ヴァーリィのSF長編『ティーターン』(1979)の主人公。
 クソ長い割にジョン・ヴァーリィの代表作『八世界シリーズ』には遠く及ばない。
 その証拠に『ウィザード』『デイモン』と続く三部作だが、三作目はついに翻訳されなかった。
 シロッコと聞いてクルマよりこの作品を先に思い浮かべるのはよほどのヲタクである。
 http://www.asahi-net.or.jp/~li7m-oon/doc/kaisetu/wizard.htm