関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第433話 野球パボに捧ぐ


統一マイクとは、音楽番組やイベントごとにマイクの特性が変わるのは、パフォーマンス上よくないとの意見から使用が始まった、K−Pop界の共通マイクロフォンのこと。
「演出上の差異はあって当然だが、技術上の差異は極力なくさなければならない」として数年前からK−Pop機構が問題提起し、昨年より取り入れられた。
テレビやイベントで使われるマイクは以後すべて、K−Pop機構の仕様通りにアメリカのSHURE社が製造したものだけが許可されてきた。
だが、今年になって、一部の歌手の声だけが大きすぎるのではないか、と統一マイクに対する疑問が持ち上がり、ネットなどで話題となっていた。
これに対し、K−Pop機構では一貫して噂を否定し、統一マイクはすべて同じとの姿勢を貫いてきた。
が、先月行われた少女時代のコンサートで、メンバーの一人ティファニーさんの雄叫びで、数人の観客の鼓膜が破れる事故が発生し、統一マイクに対する疑問はますます大きくなっていた。
事故の起きた会場にいたファンも、「パニの声だけ異常に大きかった」と証言しており、K−Pop機構の対応に世間の関心が集まっていた。
そうした中、今日の午前になって、K−Pop機構のKコミッショナーが「でかい音がするマイク」を一部で使用していたと認める発言をした。
コミッショナーによると、従来の統一マイクの音響増幅係数0.4134〜0.4374を上回るマイクを試験的に製造し、特定の歌手に対し使用していたと言う。
その歌手とは、少女時代のティファニーさん、APinkのウンジさん、ソロ歌手のエイリさんと見られている。
ただティファニーさんの場合、素で声が大きすぎたため、観客の鼓膜を破るという非常識事態を招いた模様。
今後K−Pop機構がどのような対策に出るか、注目される。