関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第428話 クラス分け

スマン「アイドルをクラス分け? どうゆうことや?」
ナム・グンチャン(ローエン・エンターテインメント理事)「いや、どうにもこうにもアイドルの数が増えすぎで、全員同じ扱いでええもんかと思うんですわ」
JYP「…? いまいちピンと来まへんけど」
グンチャン「そやからアイドルが多すぎるから、その資質によって階級分けをして、音楽番組の集計とか音源売り上げとかも各クラスごとに行ったらええんやないかと。
  それが本当の意味での平等でしょう?」
YG「いやいやいやいや、音楽に関しては昔から全員が同じ土俵。大相撲と一緒で、男も女も老いも若きも、えこひいきなしのガチ勝負が鉄則ですわ」
グンチャン「そらオタクにはPSYゆう双葉山クラスの大横綱がおるさかい、そおゆわはるんでしょう。
  そやけどウチはか弱い乙女が主力選手ですからな。あの子らを守りつつ歌謡戦線を勝ち残っていく必要があるんです」
スマン「IUたんて乙女やったか?」
グンチャン「乙女ですとも(きっぱり)」
YG「ゆうてもIUかて充分小結クラスでしょう。何を恐れることがありますの?」
グンチャン「重量級の新人がおるんですわ。そいつが『U&I』ゆう、もろにIUにロックオンした曲でカムバックして来たんです」
JYP「ああ、エイリか」
グンチャン「そのインパクトが重すぎて…」
スマン「インパクトが重い…?」
グンチャン「文字通り”重い”のです。なまじ同じタイトルだけに、軽量級のIUでは土俵下まではじき飛ばされてしまいます。
  IUはいまスキャンダルとドラマ疲れでボロボロなんです」
YG「それはローエンさんの管理の問題でしょう?」
グンチャン「そやけど、あの重さで同じタイトルなんて卑怯ですよ」
スマン「そおなん? ほんならちょっと、そのエイリの新曲、聴いてみようか」
グンチャン「へえ。こちらになります(ぽち)」


     Ailee『U&I』


スマン「わぁ、こ、これは豊田真奈美…」
グンチャン「そうです。全盛期の飛翔天女そのものです」
YG「まぁ衣装は似てますが」
グンチャン「これでおわかりのように、女子アイドル界は大相撲ではなく女子プロレスに近い世界なのです。
  こんな重量級に被せられては、工藤めぐみ並のIUでは跳ね返すのも困難というもの」
YG「ウニョクには覆い被せられても平気なのに?」
グンチャン「エイリとウニョクでは重さの単位が違います。エイリはキロではなくトンで計るべき存在。
  資料によりますと、エイリは身長167cm、体重50Kgとありますが、とんでもない。
  桐谷美玲3人分、河北麻友子ならゆうに5人分の体積質量を有しておるのです。
    
  このダンサーなんか、エイリに体重預けられて脊椎粉砕骨折したらしいですよ」
YG「怪獣か!」
スマン「それで階級分けをと?」
グンチャン「そうですねん」
スマン「確かにエイリとかウンジとかヒュリンとかは階級が違う気がするな」
JYP「先生とこのヒョヨンもちょっと北斗晶っぽいですね」
グンチャン「エンボなどは神取忍そのものですよ」
スマン「そおかなぁ」
JYP「確かにウチのアヨンなども軽量級ですな。そやけど、軽量級には軽量級の魅力がある」
グンチャン「そうでっしゃろ? そやから階級別に棲み分けを図るべきなんです。
  きちんとクラス分けされたら、IUはアヨンとかJUNIELなどと、可憐な世界で競えますねん」
JYP「JUNIELって軽量級かなぁ」
グンチャン「少なくともヘビー級やないでしょう」
スマン「うーん。ちょっとみんな集めて検討してみるか」
YG「先生まで。どこの世界にアイドルを体重別に評価する国がありますか」
グンチャン「そやから世界に先駆けて、K−Pop界がその規範を打ち立てるのや」
YG「まさか、2NE1を恐れて、少女時代を中量級に逃がそうという考えでは?」
スマン「アホなことゆうな。ソシは誰と競っても負けん。あの子らは常に無差別級や」
JYP「おお、かっこいい」
スマン「設立して1000年、少女時代に敗北の二文字はない」
YG「ソシ圓明流かい!」