第４２７話 犬の王子と氷姫
子イヌ「くーん、くーん（ペロペロ）」
ジェシカ「いやーん、めっちゃ可愛いやん（抱きっ）」
ティパニ「こらこら。まだ赤ちゃんや。あんまり強く抱いたらあかんで」
ジェシカ「判ってるがな。うひゃひゃひゃ、そんなに舐めたらくすぐったいって」
スヨン「おお、シカが犬を抱いてる」
ユリ「おかしいなぁ。シカとヒョヨンは犬が苦手やったはずやけど」
テヨン「確かに。どんだけオタマジャクシ喰うても、犬喰うてるところ見たことないモンな」
ユリ「いや、食料かどうか以前に、生物として苦手なんや」
ジェシカ「（おーよしよし）うん。そこはウチも不思議なんやけど、この子だけは平気なんや。なんでやろ？」
ティパニ「知らんがな」
ジェシカ「おねがい、ミヨン！ この子をウチに頂戴」
ティパニ「ミヨンゆうな！
自分、部屋の掃除も出来へん、飯も作れへん、自力で起床も出来へんような禁治産者やないか。
そんな奴にウチの可愛いワンちゃんは預けられません」
ジェシカ「そんなこと言わんと。ちゃんと世話するから、なぁなぁ」
ティパニ「絶対ダメ！」
ジェシカ「いやーん、飼いたいのぉ。こら、お前からもご主人に頼みこむんや。
どうかボクをシカ様のところで育ててくださいってな」
子イヌ「つーん、つーん」
ジェシカ「つーん、言うな！ …ん？ なんか、頭のてっぺん、毛が薄なって来てない？」
子イヌ「どきっ」
ティパニ「ほらー、頭撫ですぎでハゲてきたがな。
さぁプリンス、おねえちゃんのところに戻っておいで」
子イヌ「くーんくーん」
ジェシカ「そ、その犬、プリンス言うの？」
ティパニ「そうやけど」
ジェシカ「（がーん）こ、これは運命か？」
ティパニ「運命てなにが？」
ジェシカ「い、いや、なんでもない。
（ふっふっふ）これはええ。放っておいても、いずれその犬は自らウチのところに来る。それが王子の宿命やさかいな。はーっはっはっは！」
ティパニ「ちょっと。子イヌが怯えるからでかい声出さんといて」
ジェシカ「す、すいません」
ミョンス「おお、シカたんと子イヌの写真。めっちゃ似合うなぁ。やっぱりシカは天使や。
なになに、子イヌの名前はプリンスやて？
（じーん）シカたん、なんだかんだゆうて、今でもワシのこと…」
パク・ボム「なにiPad見て泣いとるんや？ もおそこまで呆けたか？」
ミョンス「呆けてへんわい！」
パク・ボム「まぁええ。それより、ウチもワンコ飼いたなったからペットショップ行くで。クルマ出してーな」
ミョンス「えー、ボム様ったら、ワシという犬がおりながらいけずやなぁ」
パク・ボム「やかましい！ さっさとクルマ回して来い！（ぱーん！）」
きゃいーん！
ミョンス「は、はい、ただ今！（ふりふり）」
プリンス「くーん、くーん」
ジェシカ「お、プリンスちゃん。飼い主が見てない隙にこっちへおいで。…（抱き）ああ、やっぱり可愛いわぁ」
プリンス「きゅんきゅん、ぺろぺろ」
ジェシカ「わはは、甘えるなよ、こいつぅ」
プリンス「…（ふるふる）」
ジェシカ「ん？ わーーーっ、バ、ババした！」
スヨン「そらまぁババくらいするやろ。生き物を飼うつーのは、結局ババと付き合うことなんや」
ジェシカ「人生のババばっかり引いてる自分はそうかもしれんけど、ウチは成功者やから」
スヨン「失礼な。ウチかて成功者じゃ。とにかくババを片付け。責任持てよ」
ジェシカ「う…く、臭い。やっぱり犬飼うのやめた（ぽい）」
プリンス「ぴゃーん」
スヨン「わ、ババの処理すんのが面倒で犬捨てやがった（サイテー）」
ジェシカ「プリンスなんて、大嫌い（つん）」
ミョンス「ああ、ジェシカよ。犬のプリンスのプリンスをワシのプリンスと思って可愛がるんやでぇ」
ボム「やかましいわ！（ぱかーん）」
ナレーション「こうして、今年の七夕もふたりが邂逅せぬまま過ぎて行ったのだった」
※２０１３年７月６日にジェシカはウェイベースを通じて、子イヌと戯れてる写真をアップした。
「Lovely ‘prince’ Pic. by fany」とあり、犬の名がプリンスで、写真を撮ったのがティファニーらしい。
これに関し「ジェシカが自分の愛犬を紹介、名前はプリンス」という記事も出たが、
ishimochさん主催のブログSNSDelightによると飼い主はティファニーとなっており
もう少し調べてみると、確かにプリンスの飼い主はティファニーのようだ。
（アリは食べられたと見られる）
実は以前からテヨンのインスタグラムで紹介されていた犬だったのですね。
さすがishimochさん。間違った記事を載せずにすみました（平伏）。
※犬が苦手…Mnetの『Mtv女時代』で見る限りでは、あきらかにジェシカとヒョヨンは犬が苦手のようである。
テヨンも以前チンチンラジオで「犬が苦手なメンバーがいる」的な発言をしていた。
だが、今回のシカ写真を見る限り、子イヌなら平気なようだ。
