第424話 マンネの毒日記02
○月○日
パニねえに続いて、テヨンねえやユリねえまで犬を飼い始めた。
羨ましいなぁ。
テヨン「羨ましい? 自分もペット飼いたいんか?」
ユリ「なに飼いたい? チワワ? ポメ? プードル?」
ソヒョン「人」
ユリ「は?」
ソヒョン「ニ・ン・ゲ・ン」
テヨン「やめろ。ばれたら大事や」
ソヒョン「大丈夫やって。生きてる内は絶対シャバに戻さんし。なんなら使用済みのマルタは、スヨンねえの胃袋に送り込んでもええ」
ユリ「怖い怖い」
テヨン「わかった。そんなにゆうなら、とりあえずミンジュでも飼うてみるか?」
ソヒョン「JOOねえさん? なんで?」
テヨン「万が一消えても誰も気づかへんからな(がっはっは)」
○月×日
日本での新曲『Love&Girls』発売を記念して、大阪でフラッシュモブをやらされた。
映画の街が人だらけだった。
テヨン「♪やって来ましたUSJ〜」 ←ダディ竹千代&東京おとぼけキャッツ『北千住』風
スヨン「USJってなにが美味いのかなぁ?」
ジェシカ「こんなテーマパークに美味いモンなんかあるか。USH(ハリウッド)と同じや」
スヨン「夢がないなぁ。ジョーズ焼きとかあるかもしれへんやろ?」
ユナ「なぁなぁ、USHよりUSJの方が、ちょっとだけJYJに響きが近いと思わへん」
ソニ「JYJて誰?」
ヒョヨン「どーでもええわ、そんなこと。目の前にこれほどたくさんのペンがおるっちゅうのに、自分ら、そんなアホみたいなことしか言えへんの?」
ユリ「ホンマやで。ウチなんか感動のあまりオシッコちびりそうやのに」
ユナ「それは単なる老化現象(笑)」
ソニ「それにしても4000人とは集めたモンやなぁ」
テヨン「全然あかんで。PSYにいさんなんか2万人やから」
ソニ「あんな化け物と比べるなよ。こんだけ集まれば充分やって」
テヨン「ちぇー、もの足りんなぁ。自分はどお思う?」
ソヒョン「はっはっは。人がゴミのようや」
テヨン「…訊いて悪かった」
○月▲日
MissAのスジのインタビュー記事がネットに上がってた。
ティパニ「(くりくり)なになに、”国民の初恋のイメージに義務感を感じている。
清純な服と派手な服があれば、清純な服を選択する。それが国民の初恋というイメージに相応しいから”」
ジェシカ「絶対IUに対する嫌がらせやな(笑)」
ユナ「むかつくわぁ」
ソヒョン「よし、ウチがなんとかしてやるわ」
ソニ「え、どおすんの?」
ソヒョン「(ぴぽぴぽ)よぼせよ〜、にいさん? またお見舞いに行って欲しいところがあるんやけど。うん、今度はペ・スジの家で、住所は…」
テヨン「また?」
スヨン「”にいさん”て、まさか?」
ユリ「ちゅうことは、例の事件も仕込み?」
ヒョヨン「マジでおとろしい奴(ぞー)」
○月◆日
スヨンねえさんがドラマでバタバタしてる。
そやけど、それ以上に”今度はポッポがあるんやで””ぴゃー、どないしょー、恥ずかしいわー”と毎日うるさくて仕方がない。
あんな粘膜の接触、唾液の交換に興奮するとは、マーキング命の犬以下やと思う。
トントントン
スヨン「ちょっと、まだなん?(いらいら)」
ソヒョン「もう少し」
スヨン「自分、ホンマとろいなぁ。歯ぁ磨くにも5分以上もかかってるし。朝飯くらいチャチャッと作れへんの?」
ソヒョン「むか」
スヨン「あーもお。ドラマの集合時間に遅れたら自分のせいやからな」
ソヒョン「いっぱしの女優気取りか、むかつくわー。そや、嫌がらせに味噌汁に唾入れたろ(でれーーーー)…ふん、これでよし」
どん!
ソヒョン「へい、お待ち!」
スヨン「ああ、やっと出来たか。もお飢え死にするところやったで」
ソヒョン「…(遅刻しそうなら朝飯抜いてちゃっちゃといけばええのに)」
スヨン「(ずずー)なん、この味噌汁? めっちゃい美味いやん」
ソヒョン「マジ?」
スヨン「自分、やれば出来る子やんか。えらいえらい」
ソヒョン「うーむ。おねえの奴、根っから唾液の交換が好きなんやな(笑)」
○月◎日
誰かがTSUTAYAで『ゼブラーマン〜ゼブラシティの逆襲〜』を借りて来たのでみんなで見た。
ゼブラクィーン『♪裏から見たら 表が裏よ 黒から見たら 白が黒よ
5分だけ、5分だけ、すっきりしたいわ〜』
ティパニ「おお、仲里依紗エロい♡」
スヨン「これでウチらと同い年とは…(呆然)」
ユナ「結局この話はさ、本来白黒のゼブラーマンが白と黒に分けられて、その黒い邪悪な部分がゼブラクイーンになったってこと?」
テヨン「そうみたい」
ジェシカ「(ふっ)普段から裏も表もないウチには無縁の話やな」
ユリ「アイドルなんやから、多少は裏表の区別つけろよ」
ソニ「マンネはそれだけの暗黒志向やから、やっぱり人間の黒い部分だけで出来てるんだよね(笑)」
ソヒョン「ウチ? ウチは白やよ。本来のソ・ジュヒョンの白い部分だけで出来てるの」
全員「またまたー(笑)」
ソヒョン「ほんなら自宅に置いてきた、真っ黒なウチの片割れ、明日連れてこようか?」
全員「(ぞー)い、いや、それには及びませんけど」
ソヒョン「あらそお? 遠慮せんでもええのに。あいつはいつでも外の出たがってるんやから(ニター)」
全員「…(ひ、ひえーーーー)」
※あーあ、マンネの誕生日やってのに(苦笑)