第402話 やけど
ユナ「コンサート活動が終わって、つかの間の休息期。
ウチはドラマやCMにことさら頑張って来たし、ここらでガッツリ海外旅行とかしてもええんやないかと思う」
ソヒョン「それは自分の権利やからお好きなように。そやけど、頑張ったゆうても、結果が出てない仕事では、思い切り羽根を伸ばせないんちゃうの?」
ユナ「む? それはどおゆう意味や? ウチは常にきっちり結果を出して来たで」
ソヒョン「いやなに、先日グンソク兄さんのこんな記事が出てな(ぽち)」
チャン・グンソク、大やけど
5月1日にKBSクールFMの『Verbal Jintのポップスポップス』に出演したチャン・グンソクは
「最後に出たドラマ『ラブレイン』で大やけどしちゃったわ。ユン・ソクホ監督ってことで期待したけど。
やっぱり顔だけでアイドルになったような娘と共演するのはリスクが大きいわね。
だってあの子、サンウ先輩の『シンデレラマン』もコケさしたんでしょ? ヤバさ、半端ねーわ。業界のすべらせ女王よねー」と語った。
ソヒョン「これは”きっちり結果を出した”ゆえるんやろうか?」
ユナ「うきーっ! ウチひとりが原因ゆうんかい! 連帯責任だろーが」
ソヒョン「ウチに当たられても。それにおねえのライバル、国民の初恋スジは、今出てる『九家の書』も含めて、出演した映画・ドラマ全部で結果出して来てるで」
ユナ「本業以外はな(ふん)」
ソヒョン「ユナねえの本業かて、ホンマはテヨンねえやパニねえ、シカねえが歌唱部門を支えてるおかげで評判ええんやないの?
アイドルとして、おねえがスジに圧倒的に勝ってるとは思わへんけどな。第一、向こうの方が若いし」
ユナ「(むかむか)そうはゆうても、こっちは一流、あっちはまだ二流なんや。
お茶の間での好感度が即数字に表れる広告業界での実績がそれを物語ってるわい」
ソヒョン「(にた)それも、もううかうかしてられへんで(ぽち)」
miss A スジ、国民の初恋からCMクイーンに
”国民の初恋”というあだ名を持つスジが、今回は”広告少女”というあだ名まで頂戴した。
スジひとりの広告売上が100億ウォンを突破したのである。
現在、韓国で6億ウォン以上のギャラをもらっている女優としてはコ・ヒョンジョン、チョン・ジヒョン、ソン・ヘギョなどが挙げられる。
ガールズグループメンバーの中では少女時代のユナがスジと同じレベルだ。
しかし、女優たちはスジよりギャラは高いものの、広告品目や数の面ではスジが断然優位だという評価を受けている。
ユナ「(がーん)マ、マジか? もうそんなギャラ貰てるんか」
ソヒョン「そうや。血は繋がってなくともスジの姓は”ペ”。あのペ・ヨンジュンと同じなんやから、高額ギャラ家族となる宿命なんや」
ユナ「零崎みたいなことゆうなよ」
ソヒョン「あと、最近じゃ、こんなライバルも出現しとるで」
ファンタ
ユナ「ぴゃー、コ、コカコーラ・ボトリングのCMにウンジが出とる!」
ソヒョン「ウンジもドラマで評判良かったから、今売り放題なんや。
それに引き替え、おねえは2回連続で”やけど”したから、今後はじり貧になるんちゃうか?」
ユナ「うう…あ、そうや。日本でウチが単独で出ることになってたCMは? あれで巻き返そう」
ソヒョン「そのCMなら、もうとっくに三吉彩花って娘が代わりに出てるで」
ユナ「うそーん」
ユナ「…がっくり」
ソヒョン「だいたい、この枠は堀北真希、北乃きい、川島海荷が歴代やって来てるんやから、出るならまだ青春の香りがするソルリやろ」
ユナ「とほほ。時代がウチの脇をすり抜けていく…これが歳をとるってことなのね。
やっぱり長期休暇を取って、リフレッシュして来よう(ふらふら)」
ソヒョン「おお、それは引退ってことですか?」
ユナ「違うわ、ボケッ! 治療じゃ治療」
ソヒョン「あー、なるほど、そうゆうことか。ヒョヨンねえさんも休みの度にきれいになるからなぁ」
ユナ「それは治療じゃなくて工事や」
ソヒョン「ほんならパニねえさんは? あの人も美国に帰る度に病院に行ってるようやけど」
ユナ「それはマジで治療や。泌尿器科に行ってる…って、そんなことはどおでもいいんじゃ。
ウチの治療は心の治療。傷ついたハートを南国人魚姫になって癒してくるわ」
ソヒョン「へいへい。太陽のごとき現地美青年の笑顔に焼かれて、やけどしないようにね」
ユナ「ちっとも上手いないわ、ボケ(むかむか)」
※少女時代のメンバーは日本でのセカンドコンサートツアーを終了し、休息期に入った。
一説ではテヨンはイギリスからオーストリア、チェコ
ジェシカとスヨンはフランス
サニーはマレーシアからクエート
ユリはマレーシア
ヒョヨンはタイからインドネシア
ティファニーはアメリカ
と世界中を旅行しているようである。
といっても完全にフリーな訳ではなく、何人かはグラビア撮影なども兼ねた旅行のようである。
※チャン・グンソクが5月1日にKBSクールFMの『Verbal Jintのポップスポップス』に出演し、
「最後に出たドラマ『ラブレイン』で大やけどしちゃった」と語ったのは事実だが、それ以外はフィクション。
グンソクの発言の意も、半ば自嘲であり、笑いをとるために語ったと思われる。
スジの記事などは事実通り。
※「日本でウチが単独で出ることになってたCMは?」…そんな話はありません