関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ミニそにょ132

ごそごそ
JOO「(がちゃ)おっちゃーん、生きてるかー! …て、なにしとるの?」
わし「レコードの整理や」
JOO「レコードて(古ぅ)。あ、そか、今日からゴールデンウィークやから、そのヒマを使って部屋の片付けをしてるんやな」
わし「アホか。ワシにゴールデンウィークなんてない。あったらあったで、悲しくなるがな」
JOO「あー、サラリーマンやない人にとっては、ただの仕事のない日やったな」
わし「そうやで。月の3分の1が休みなんて、フリーランサーいじめや」
JOO「しゃあないやん、自分で選んだ道なんやから」
わし「畜生…生まれ変わったら絶対公務員になってやる」
JOO「無理無理(笑)
  そんで、レコードってどんなん? フルトヴェングラー?」
わし「SPじゃねーよ! そもそも、ワシがクラシックなんか聞くように見えるか?」
JOO「そおゆうたら、そうやね。
  (ぺろん)…なになに、『TVの国からキラキラ』? なんじゃこりゃ」
わし「おー、それは名曲や。コピTVの国からちゃうぞ」
JOO「わかっとるわ!」
わし「そんなら特別に映像付きで聴かせてやろう」


     松本伊代『TVの国からキラキラ』


JOO「わぁ、すげー。なんかすげー」
わし「80年代は日本のアイドル界がカンブリア期なみに、爆発的かつ独自の進化を遂げた時代や。
  その多様性たるや、まさに何でもありの時代やったんや」
JOO「この人、オカマなん?」
わし「失礼なことゆうな。声こそはるな愛っぽいが、れっきとした女性や。それも80年代を代表するトップアイドルのひとりやぞ」
JOO「ひゃー、確かにガラパゴスな世界やな」
わし「カンブリアな」
JOO「(無視)この頃からアイドルは、根本まで脚出してたんやな」
わし「そうね。結局、男はいつでもそこに食いつくんや。
  …む?(ぴーん) ひらめいた。自分、この曲でカムバックせいや
JOO「はぁ? 今更ウチが、こんな金色のミニスカ履いて踊るの?」
わし「アホか、自分の役は左から2番目のバックダンサーや」
JOO「ぴゃーっ! 映画女優を刺身のツマ扱い。そんなら松本伊代役は誰や?」
わし「テヨンかなぁ。でもそれじゃ『TVRの国からキラキラ』になっちゃうなぁ。テヨンたん、スーパーカー好きやから」
JOO「なにゆうとるの?」
わし「そうや!(膝打ち)、元APinkのユギョンやがな。これは話題になる!」
JOO「なんか昨今の話題について行かねばゆう必死感が伝わって来るけど」
わし「脚と言えば、この頃は脚出すのが超流行った」
JOO「誤魔化すなよ」
わし「たとえば、この曲」


     倉田まり子『恋はAmi Ami』
    ちゃんと最後にパンチラするところがえらいよね


JOO「わ、ホンマや。いきなり脚!」
わし「倉田まり子は当時のアイドルの中でもずば抜けて脚がきれいな娘やった」
JOO「へー。それで人気あったん?」
わし「いや。同い年の浅野ゆう子に露出競争で負けた上、スキャンダルに巻き込まれて引退した」
JOO「あかんやん」
わし「自分この曲でカムバックを…」
JOO「しません! せめて『恋はAmi Yumi』にしてくれれば美国で売れそうやけど」
わし「お、上手いやんけ」
JOO「そんな年寄り向けのダジャレばっかり上手なってもなぁ(黄昏)」
わし「贅沢ゆうなよ。自分を話題にしてるだけで、K−Popの主流から外れるんやで。
  ワシが相当のリスク背負って、このブログ運営しとること忘れるな」
JOO「そ、そんなに?(よろよろ)」
わし「そうや。そやからワシのため思うて『ひと夏の経験』歌うてや」


     菩薩『ひと夏の経験』


JOO「ぴゃー、菩薩! て、時代、古なってるやん」
わし「ワシらくらいのおっさんはみんな、あなたに女の子の一番大切なものあげるわ、って言われたいんや。あこがれシチュエーションなんや。
  そやから頼む、ワシのためにこの曲を歌うてくれ」
JOO「ウチの大切なものゆうたら、弟のイルフンやけど?」←家族大好き韓国人
わし「(うげー)いらんわ!」
JOO「(ふん)ウチ、もお24歳やで。せめてカムバック曲を提案するなら、もうちょっと大人っぽい曲にしてや」
わし「よし判った。そんならこの曲でどや!」


     桑江知子『私のハートはストップモーション


JOO「うひゃー、なにこれ? おっちゃんもいろんなレコードもってるなぁ」
わし「これはポーラ化粧品のCMソングとして大ヒットした曲や。研ナオコ谷村新司と並ぶ”3大鼻の穴歌手”として一世を風靡した」
JOO「世界3大テノールみたいなノリやけど、たぶんきっと違うな」
わし「この曲なら踊らんでええ、美脚でなくてええ、そもそも美人でなくてええ。(うんうん)自分にぴったりや」
JOO「失礼やな。いろんな方面にあやまれ!」





※ちなみに作者は松本伊代桑江知子のレコードは持ってません。
 今思えば持っておくべきだったか? 今度中古ショップを覗いてみようっと。


※「同い年の浅野ゆう子に露出競争で負けた上」…そんな事実はありません(申し訳ない)。