関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第399話 E視線

がたがたたたた
スマン「あー、いちいち立たんでええ。そのまま座っとき」
練習生「へ、へえ」
がたがた
ヨンミン「自分らももおすぐデビューやさかい、今日はスマン先生から芸能人に必要な心構えについて講義していただく。
  こんなありがたい機会は滅多にないから、背筋を伸ばしてちゃんと聞くように」
練習生「へえ、ありがとーございますぅ」
スマン「うんうん。まず最初に、売れっ子になると一切プライベートがなくなる。これは覚悟しておいて貰いたい。
  常に大衆の目に晒される訳で、一瞬の油断もならんのや。
  自分らの大先輩にあたる少女時代を例に話そか。(ポチ)まず、この写真を見てや」


    


練習生「わぁ、ユリねえさんや」
練習生「きれいやなぁ」
スマン「これはいわゆる空港写真。入国や出国の際に、必ず人前に姿を晒さねばあかんために、マスコミや写真小僧に狙われやすい。
  本来はプライベートタイムであるはずなのに、オシャレや身だしなみに気を遣わんとあかん」
練習生「ホンマやなぁ。ねえさんの後ろ、カメラ構えてる人ばっかや」
練習生「人気が出るとこうなるんか(ごく)」
スマン「そうや。そやから、どんなに眠くても、このユリのように気を抜いたらあかんで」
練習生「でもでも、このユリねえさんは完璧やないですか」
スマン「アホか、足下をよお見てみぃ。靴下が見切れとるやないか」
練習生「ええー? あ、ホンマや。ちらっと見えとる」
練習生「そ、そんな細かいところまで?(愕)」
スマン「当たり前や。(くり)次にこの写真を見てみ」


    


練習生「今度はシカねえさんや」
練習生「ランニングマンに出たときの奴やな」
スマン「これを見て、何か気づかんか?」
練習生「んー、こんなかぶり物してても芸能人オーラが漂うゆうか…」
スマン「ブー、違いますぅ。正解は”どんな時でも左顔は死守”でした」
練習生「ああっ、ホンマや!」
スマン「かぶり物かぶってMCの突っ込みに笑いながら対応してるときでも、カメラの位置を確認しつつ、自然にそっちに左顔を向けるようにする。プロの技や」
練習生「すげー」
スマン「例えテレビの本番でなくとも、カメラはどこにあるか判らん。ジェシカを見習って、常に気をつけるように心がけましょう」
練習生「はーい」
スマン「続いては、こちら(くり)」


    


スマン「これはアイダーのCMにおけるユナの写真じゃ」
練習生「ユナねえさんが浮いてる瞬間ばっかりですね」
スマン「そう、そこが肝要。浮いてる瞬間の写真しか使わないようにアイダーには申し入れてある」
練習生「なぜですか?」
スマン「なぜなら、着地した瞬間やと縦Gがかかる。いかなユナと言えど、過大な縦Gに対してはこんな顔になるしかない(かち)」


    


スマン「これは着地した瞬間のユナを撮影したものや」
練習生「マジで?(ぴゃー)こんなになっちまうのか?」
スマン「そやから、醜い映像になりそうな場合は、事前にその可能性を潰しておく。もしくは発表しないよう申し渡しておく。こうした事務所の姿勢も大事や」
練習生「なるほどー」
スマン「それから、自分ら年頃の女の子やから、デビューと同時に異性同性を問わず、ジェンダーな視線に晒されることは充分覚悟しておいて貰いたい。いわゆるE視線ゆう奴や」
練習生「E視線…?」
スマン「例えばこんなのとか(くり)」


    


スマン「こんなのとか(くり)」


    


スマン「こんなのとかも(くり)」


    


スマン「全部すかさずいやらしい目で見られてまうんや」
練習生「えー? 普通に可愛い写真やと思いますけど」
スマン「甘い! アイドルとなった以上は、ケツぽりぽり掻いてる間抜けな写真かて、そうゆう対象にされてしまうんや。それを理解しろゆうてるねん」
練習生「はぁ」
スマン「どーも、チミらはアイドルヲタの恐ろしさを判っとらんな。ほんならこれを見てみ(くり)」


    


練習生「テヨンねえさんや。かわいー(喜)」
スマン「アイドルヲタが見たらかわいーやすまへんで。さて、アイドルヲタはどう見るかな?」
練習生「おへそが見えてますぅ」
スマン「そうやね。テヨンのへそは一級品やから、そこに食いつくヲタは当然おるやろ。ヨンミンくんはどお思う?」
ヨンミン「気になるのはへその下のパンツですよね」
練習生「えー? パンツゆうてもファッションの一部で、見せパンですよ」
ヨンミン「そんなん判ってるがな。その見せパンも最初の真っ赤から黄色を経て、この写真じゃピンクに変わってる。
  そんなら今までのパンツは誰が保管しててなんに使うてるんか、気になる」
練習生「そこですか(ぞー)」
スマン「な、これがE視線や」
練習生「だんだんE視線のEがなんのことか判ってきたような」
ヨンミン「世の中には、テヨンが外してるこのイヤモニだけで興奮するって危険な輩もおるんやぞ」
練習生「いやー、こわーい」
スマン「ワシなんか、もっと普通ゆうか、横から見たときの、脇の下とアンダーウェアの間の素肌が異常に好きやね。新たな絶対領域と呼んでもええやろ(くり)」


    


ヨンミン「あー、黄色パンツの時のテンたんや(喜)」
練習生「(ひー)もおやめてください、社長ー!」
スマン「まだまだやで。お次はこれや(くり)」


    


スマン「同じくテヨンのステージから『ユリアイ』や」
練習生「…こ、これがなにか?」
スマン「おそらく、チミらのマイクの持ち方はこんな風に握り込む持ち方やと思う」
練習生「そ、そうですね」
練習生「ウチもです」
スマン「少女時代も実に8人がこうゆう持ち方や」
ヨンミン「これはこれで気持ちええと思いますけど」
スマン「そや、手のひら全体で快感を伝えてくる握りで、これなりのメリットはある。
  寿司でゆうところの”本手返し”、古典的な握りやな。
  そやけど、ひとりだけ握り込まないメンボがおる(くり)」


    


練習生「ああ、持ち方がちがってる」
スマン「指先の第1〜2関節だけでマイクをホールドし、手の平は使わない」
ヨンミン「寿司で言えば”小手返し”ですね。これも一流のプロの握りですよ。めっちゃ気持ちええです」
スマン「そや。ただあまりにも職業的な握りになってドライな感じもある。そやからこの国では主流やないねん」
ヨンミン「確かに」
スマン「そやけど、ここが少女時代の偉いところや。ドライになりすぎたと見るや、ティパニはこんな技を開発しよった(くり)」


     


ヨンミン「ああ、両手を添えている!」
スマン「そうや。小手返しのファッション性と情の深さを両立させた究極の昇天技、それがこの”諸手小手返し”や!」
ヨンミン「恐るべし、ファン・ミヨン」
練習生「す、すごい…(真っ青)」
スマン「まぁマイクの持ち方一つでここまで語れる世界が芸能界や。心していただきたい」
練習生「だんだん自信のおなって来たわぁ」
スヨン「大事なのはあくまでペンのニーズに合わせるゆうことや。あっさりしすぎてもマニアックすぎてもあかん。
  たとえばこれ(くり)」


    


練習生「あ、これはアイユねえさん」
練習生「ソシねえさんを例に講義するとおっしゃいませんでした?」
スマン「アイユは今では少女時代−IUゆうユニットのメンバーで、立派に少女時代や」
練習生「(ひえー)マジッすか?」
スマン「うむ。そやから余計なこと考えんと、この画像に集中せえ。これを見てどう感じる?」
練習生「(うーん)特にひねりはないような。脚が根本まで露出してて、ちょっとエッチかなーってくらいで」
スマン「その通り! これはきわめて初心者向けのコンセプトで、(第1)絶対領域のみを追求したストレートなものである。
  これはこれで常に需要のある世界やから、へんにひねってもあかん」
ヨンミン「AVでゆうとほしのみゆの『ハイソックス・スクールガール』みたいなもんやな(納得)」
練習生「さっぱり判りませんがな」


    ハイソックス・スクールガール.jpg 直


スマン「かと思うと本仮屋くんの写真集くらいコアな需要もある」
練習生「本仮屋ユイカも少女時代とちゃいますけど?」
スマン「いやいや。本仮屋くんも少女時代に加入したんやで。この写真見てみ(くり)」


    


練習生「ああ、本仮屋ユイカが『アガラボイ』を踊ってる!?」
スマン「今後は妹とともに少女時代−Y&Rとしてがんばって貰う」
練習生「どひゃー」
スマン「で、問題は本仮屋くんのこの写真や」


    


練習生「(ぴゃー)清純派女優がなんて大胆な」
スマン「やらしいやろ? どこがやらしいと感じる?」
練習生「やっぱりお尻が半分出てるし」
練習生「ブラ見えてるし」
練習生「ウチは脇腹かなぁ」
スマン「まぁ一般の需要はそんなところやから、それに対応したらええ。
  ただこの写真からもっとやらしいものを感じているコアな客もおるので、それへの対応も怠ってはあかん」
練習生「もっとやらしいもの?」
スマン「ヨンミンくん?」
ヨンミン「この写真のポイントは、ずばりココですね」


    


練習生「く、くつ?」
ヨンミン「さよう。何気なくスニーカーの踵を素足で踏んでいる。優等生の本仮屋くんなら絶対しないであろう履きこなし。そこがポイントや!
  ああ、萌える〜、ワシも踏まれたい〜。ウンコついてたらもっと最高!」
練習生「…(ぽかーん)」
スマン「と言う需要があることも抜かりなく読み取り、順応していって貰いたい」
ヨンミン「中にはこんな強者もおるからな」


    


練習生「こ、これは?」
ヨンミン「これは堀北真希の森永アロエヨーグルトのセクシーなCFの1ショットなんやけど、強者はもう風呂上がりの堀北真希など見なくても、この画像だけで果てるらしい」
練習生「ぴゃー、アイドル道奥深ーい」
練習生「ちゅうか、ド変態(呆)」
練習生「ソシねえさんたちもこうやって変態のE視線を学んで行かれたんですね」
スマン「いや、あいつらはハナからこっちの専門家やったから」
練習生「すごい。さすが、生まれついてのスターやぁ」
スマン「そうやね。エロ界のね(笑)」






※テヨンのイヤフォン…
 ステージ用のイヤモニですが、以前と色が変わってます。
 以前は米国アルティメット・イヤーズ社のUE−18Proで、それにスワロフスキーを貼り付けたものを使ってました。
 だから遠目には銀色に見えてましたが、最近のものにはこのスワロフスキーがなし。色も地がブルーになってます。
 アルティメット・イヤーズ社のイヤモニは、もともと使用者の耳にあわせて作るので、色も形も様々なものがあり、
 以前と同じものなのか、作り替えたのか、グレードはどうなのか(韓国ではUE−11PROと言うグレード)と言うあたりが全く判断できません。
 これの特定にはしばらく時間がかかるようです。申し訳ない(ぺこりん)


※おまけ…画像をあさってたらこんなのを見つけました。
    
    テヨンとスヨンの立ち位置が…遠近感がおかしい(笑)


※本手返し…
    
    ちゃんと手のひらを使っている。
    強者はこの手と寿司を脳内変換して楽しんでいるのだ! ←作者のことではない


堀北真希の森永アロエヨーグルト…
    
    やはり堀北は天才だと再認識