関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第352話 対決! Dancing Queen

クンミ「ひぃやぁーーーーー!!」
エリン「ど、ど、どないした!?」
クンミ「しょ、少女時代様がぁ…(カタカタカタ)」
エリン「なんや、今朝のエンタメニュースかいな…なになに、”少女時代、新曲のMVを発表。曲名は『Dancing Queen』…!」
クレヨンポップ「な、なんやてぇ!?」


     少女時代『Dancing Queen』


クンミ「なんで天上人である少女時代様が、ウチらの曲に被せてくる?」
エリン「ホンマや。なにゆえわざわざ虫けら同然のウチらを潰そうとするんや?」
チョア/ウェイ「虫けら過ぎて、ウチらの曲なんかハナから目にも耳にも入ってへんのでは?」
ソユル「…」
エリン「そ、そやけど、曲を出したのはウチらが先や。”『Dancing Queen』真似したのは少女時代様の方です!”ゆうたら、ひょっとして世間が認めてくれるかも」
クンミ「いやいやいや…ちょっと待て
  (読み)”少女時代は2013年1月1日に正式4集を公開し、カムバックする予定。
  それに先立ち12月21日午前10時に『Dancing Queen』MVを先行公開した。
  『Dancing Queen』はイギリス人歌手ダフィーの『Mercy』をリメイクしたもので、すでに2008年、レコーディングと共にMVの撮影も行われていた。
  今回のMVは2008年当時の少女時代の魅力をそのまま生かし、前後に2012年現在の画像をはめ込むことでタイムトラベル的要素を盛り込んだ。
  これは4集のアルバムコンセプトに沿ったものと企画社では説明している”」
チョア/ウェイ「つまり、あっちの『Dancing Queen』が4年も先やと?」
クンミ「そうゆうことになるなぁ」
ソユル「…」
エリン「(がっくり)ああ、終わりや。ウチら、少女時代様の新曲盗作疑惑で業界を追放されるんや」
チョア/ウェイ「ひー、勘弁やぁ。衣装かてテツ&トモのお下がりでやってる貧乏新人に、なんでそんな嫌がらせするねん(わーんわーん)」
クンミ「やかましい、いちいち声を揃えて喋るな! あしゅら男爵か!」
チョア/ウェイ「アホか、せめてマナカナゆえや」
クンミ「ふん、自分らなんかせいぜいザ・タッチや」
ソユル「…」
エリン「お前もなんか喋れや!(ポカリ)」
ソユル「えへ、えへへ…(ぽりぽり)」
エリン「このうすらボケが」
ソユル「と、と、突撃! 最強新人、クレヨンポップ!(たー)」
どかっ
エリン「いてて、蹴るなよ」
ソユル「ご、ごめ…ごめ(あたふた)」
クンミ「ええてええて。ソユルはそんな無理して喋らんでもええから」
ソユル「えへへ…(ほっ)」
カツーン、カツーン…
クンミ「むっ? 誰や?」
声「少女時代の『Dancing Queen』には、悲しい逸話があるのですよ」
エリン「そ、その声は?」
チョア/ウェイ「伝説のドロップアウト歌手、JOOやないか!」
JOO「そう、ウチが売れそこないの代表格チョン・ミンジュです…て、おいっ!」
チョア/ウェイ「おお、アンジャッシュ児嶋のような勢いだけのノリツッコミ」
エリン「これは売れないはずやわ」
JOO「ほっとけ」
チョア/ウェイ「それで、少女時代様の『Dancing Queen』に隠された、悲しい逸話とは?」
JOO「それには、この曲が録音された2008年という年を知る必要があります」
クンミ「2008年…それはチョン・ミンジュがJOOとしてデビューしたものの、過去の加護亜依的活動がすぐにバレ、一曲限りで引退した年やな」
JOO「引退してへんわ、ボケッ! ちょっと反省するフリしてただけじゃ」
クンミ「フリかよ(がっくし)」
JOO「とにかく、この年の少女時代、春までは前の年に出した1集で『Kissing You』『Baby Baby』と大活躍。
  前年にブレイクしたワンダーガールズと共にスター街道まっしぐらやった」
ソユル「(ぼそ)うらやましかったんでしょう?」
JOO「そう。でもウチはテヨンねえさんの手下になることで、なんとか生き残りを図った。
  ”長いものには巻かれろ” これがチョン家の家訓やから…て、ウチのことはええねん!」
ソユル「えへへ…」
JOO「春以降、少女時代は第1期個人活動に入り、ユナはドラマ『君は僕の運命』で視聴率40%を叩き出し、テヨンねえさんはMBCFM4Uの『親しい友人』でカンインと共に念願のDJへ。
  新曲は出さなくとも、数々の問題発言、スキャンダル、沈黙事件と常に話題になっていた」
エリン「ロクな話題がないなぁ」
JOO「それでもペンは夏になれば、新曲と共に少女時代が帰って来ると信じていたんじゃ。当時の新人活動では中空き3ヶ月が常識やったからな」
クンミ「その頃はフルアルバムでカムバックが王道やったしね」
JOO「そうですねん。しかし、アルバムの録音は行われていたものの、その発表はズレにズレ、ついSMEは10月に出す予定、と適当な情報をリークした。
  実際、夏が過ぎた時点で、すでにカムバック曲は決まっていて、蚕室競技場で大々的なMVの撮影も行われたんや。
  少女時代がコンサートを行っている体のMVで、スタジアムを埋める観客として数千人規模のエキストラが必要とされた。
  そやけど、エキストラを雇うと高くつくからネットで少女時代のペンに呼び掛け、収録の時スタジアムに来てもらったんや。ウチも行ったよ」
エリン「(ずる)行くなよ」
JOO「ギャラの代わりに2集CDが出来たら全員にプレゼントするゆう約束やった。
  そしてこの時に撮影された新曲こそ『Dancing Queen』やったんや!」
チョア/ウェイ「な、なんと!」
JOO「当時はこの曲にABBAの『Dancing Queen』がサンプリングして使ってあった。
  ところが、ABBAはサンプリングを許さないので有名なグループ。案の定使用許可は降りなかったんじゃ」
クンミ「アホやなー」
JOO「それに加え、ユナのドラマが大好評で、年明けまで延長されることになり、結局2集活動は一旦延期されたんや」
チョア/ウェイ「なるほどー」
JOO「今回の『Dancing Queen』はどうやらABBAのサンプリングパートを抜き、蚕室での画像も外して、編集し直したもののようやな。
  それでも、その衣装やローラースケートなどいくつかのアイデアが『Gee』に持ち込まれたのを示す資料的価値はある」
ソユル「…」
JOO「それにしても4年前の活動曲をここで使ってくるとは、SMEめ、意外にせこいな」
クンミ「とんでもない。こっちの渾身の勝負曲がテツトモ衣装やったりゲリラライブやったりするのに比べたら、新曲までの10日間のつなぎにこんな金かけたMV持って来れるなんて、羨ましすぎるわ」
チョア/ウェイ「さすが少女時代様やー」
JOO「ふん。そんないじましい根性じゃこの世界生きて行けんぞ」
エリン「ドロップアウトした奴から言われたないな」
JOO「ドロップアウトなんかしてねーよ。今だって少女時代と同じ舞台に立ってるっちゅうねん(ミュージカルの)」
ソユル「そ、それでミンジュねえさん、『Dancing Queen』に隠された、悲しい逸話って、結局なんですか?」
JOO「はぁ? 今の話の流れでまだ判らんか?」
ソユル「ウ、ウチ、ドン臭いから(えへへ)」
JOO「ウチは蚕室まで行ってエキストラとして参加したのに、未だにその見返りのCDを貰ってへんのや。つまりただ働きやねん。
  ”ただ働き”…どや、これ以上悲しい言葉はこの世に存在せんやろうが」
クレヨンポップ「…」
JOO「ん、どうした? あ、自分ら毎晩街角でゲリラライブゆう”ただ働き”をしてるんやったな、こりゃまた失礼しました」
クレヨンポップ「帰れ、ボケッ!」






※参考文献…
 http://www.namdonews.com/news/articleView.html?idxno=331090
 クレヨンポップ自身がTwittewにあげた記事。
 どんなネタでも話題になると嬉しいらしい(涙)


※ダフィーの『Mercy』…
    


※2008年、少女時代のカムバックを伝える嘘記事
 http://media.daum.net/entertain/enews/view?cateid=1033&newsid=20080914074021855&p=starnews&RIGHT_ENTER=R11
 時代を感じさせる^^
 他にも10月17日カムバック説や10月末カムバック説など、毎日のように記事が出てファンを期待させたりがっかりさせたり、大いに混乱させた。
 http://news.sportsseoul.com/read/entertain/612496.htm
 これ以後、私はSMの言うことを総て情報戦略の一環と見なし、まったく信用していない。