関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第344話 ハイランダー(続々・K−Popの障壁)

ホテルへ向かう車内にて…
スヨン「それにしても、なんでウニョクにいさんなんやろうなぁ」
クッキーマン「…(どきっ)」
ヒョヨン「なんや、まだニャンユのこと考えてたんかい」
スヨン「うん。…ニョンユの相手はてっきりテヤンにいさんかと思うてたのに」
ソニ「そんなもん、ニャンユの勝手やろ。テヤンにいさんがええゆうのは、自分の願望やんか」
スヨン「う…」
ジェシカ「なるほど、モムチャンが好みか(笑)」
ユナ「ベタやなぁ(笑)」
スヨン「そ、そやかて、小説読んでもだいたい男はワイルドなイメージやで」
テヨン「スギちゃんみたいな?」
スヨン「アホか! ワイルド違いじゃ、ボケ。ワイルドでも、金髪で超イケメンで騎士なんや。
  そやけど主人公の女の子はイケメン嫌いで、だからかえってイケメンの方が女に惹かれていくねん」
テヨン「なんじゃ、そりゃ?」
ジェシカ「くだらない小説読んでるから、そんな妄想に取り憑かれるんや(ひょい)」
スヨン「あ、返せよ〜」
ジェシカ「『ハイランダーシリーズ』? なんや、洋ピンか」
スヨン「ポルノちゃう。ロマンス小説や」
ユナ「似たようなモンやろ? 最終的にはエッチするのが目的の18禁ゲームみたいな存在や」
スヨン「違うモン、もっと純粋やモン」
ソニ「はいはい」
ヒョヨン「それにしても、なんで『ハイランダー』?」
ソヒョン「白人、金髪、背が高い、胸板厚い、ワイルドなのに高貴、略奪者なのに騎士、てイメージなんやないの?」
スヨン「そ、そ。超絶ハンサムベースにギャップが魅力。いつもはしかめっ面で、たまに笑うと可愛いの」
テヨン「なにが”可愛いの”や。このロマンスボケが」
ユナ「そんな男が現実におるか!」
スヨン「いるもん、キミ・ライコネンとかミカ・ハッキネンとか」
ソニ「あー、あのイメージかぁ…て、奴らはフィンランド人やないけ」
スヨン「あれ?」
ソヒョン「ハイランダーゆうたらスコットランド人やろ? ジャッキー・スチュワートとかジム・クラークデビッド・クルサードやで」
スヨン「げ、それは嫌だなぁ」
ソヒョン「それに下着着ないでスカート履いてる変態やし」
ソニ「こらこら」
スヨン「じゃあやっぱりヴァンパイアかなぁ」
ユリ「ヴァンパイア?」
スヨン「いやー、ヴァンパイア・ロマンスってジャンルもちゃんと存在するもんで」
クッキーマン「マジか? ロマンス小説、意外に奥が深いな」
ティパニ「そらー、女の頭の中はイケメンに抱かれる妄想のみとゆうても過言やないからな」
ソニ「さすがに過言やろ、それは」
ソヒョン「そうすると、ロマンス小説と官能小説はどう違うん?」
ヒョヨン「人前で読めるかどうかって差じゃね?」
テヨン「ロマンス小説読んでるとこかて人に見られたないわ」
ティパニ「ウチは人前で官能小説読むの平気やけどな」
クッキーマン「読むなよ」
ユナ「官能小説は”どう犯るか”のヴァリエーションの追求、ロマンス小説は”どう犯られるか”のヴァリエーションの追求ってことじゃないん?」
ソニ「せめて”どう抱かれるか”って言えよ」
ティパニ「犯る犯らんは同じでも、ロマンス小説って愛される物語やろ? 女は愛され方に注文が多いからなぁ。そこが一番のテーマかも。
  逆に官能小説にとって、愛は邪魔やし」
ジェシカ「そうなん?」
スヨン「知らんがな、官能小説なんか読んだことないモン。
  とにかく、ロマンス小説はエッチするだけの官能小説よりずっとちゃんとした読み物や。愛があるからな」
ティパニ「吸血鬼との間に愛なんかあるか?」
スヨン「あるって。
  月の光に照らされて、超絶美形ヴァンパイアと恋の逃避行やねん。わくわくするねん」
ユナ「アホか、捕食者と非捕食者の関係にロマンスなんかない。3秒で血ぃ吸われて終わるわ」
スヨン「夢がないなぁ」
テヨン「夢でこの世界、生きていけるか!」
クッキーマン「こらこら、夢を与える側の人間が、そんなことを言ったらアカンやろ」
テヨン「…そやな。ニャンユみたいにペンの夢を踏みにじったらあかんな。反省しよ」
クッキーマン「…うっ(ズキューン!)、し、心臓が…(はぁはぁ)」
ソニ「結局そこに還るんやな(笑)」
キキーッ
運転手「ホテルに着いたニダ」
テヨン「あー、やれやれ。(よろよろ)腰が痛えよぉ」
ティパニ「歳やなぁ」
ヒョヨン「あ、あのドアボーイ、かっこええ!」
ユリ「ええ? どれどれ?」
ユナ「わ、ホンマや!」
どやどや
ヒョヨン「(ギュー)いててて! 窓に押しつけんなよぉ」
ジェシカ「すげー金髪に青い目、あんなハンサム、この世におるんやねぇ」
ソニ「まるでハイランダーみたいや」
ユリ「うむ、きっと騎士に違いない」
全員「ステキやねぇ(うっとり)」
クッキーマン「あかん、結局女なんてこんなもんや」







※先日本屋で『ハイランダー』って文庫があったので、これの↓ノヴェライズかと思って手に取ったらロマンス小説だったとさ(笑)
     映画『ハイランダー
    シリーズ化もアニメ化もされたカルト映画の名作。今でも人気高いです。


※参考資料…
 http://romancenovel.jugem.jp/?eid=121
 http://www.k5.dion.ne.jp/~dakini/romance/book_pa.html
 なんなんだ、これは?
 お前ら、真面目に恋愛しろ!