関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第324話 そに散歩(前篇)

ソニ「(下からフレームイン)あんにょ〜ん、よろぶん!」
テロップ:散歩人 イ・スンギ
ソニ「最近歩いてますか? 散歩ってええですよー。さぁ、散歩に出かけましょう!」
♪ポロロ〜ン


  OP
  テーマ曲:BIG BELL「ほのか」
  テロップ:散歩は 大人の休み時間
       一歩 踏み出せば 冒険が始まる
    


ソニ「(てくてく)今日の『そに散歩』は、最近話題の街・清潭洞を散歩します」
ユナ「(てくてく)イラストに描くとこんな感じですね〜」
    
ソニ「そんな、いかにも頭の悪い奴が描きそうなイラストマップを制作したこいつが今日のゲストです」
テロップ:ゲスト イム・ユナ
ユナ「どぞよろしゅう(ぺこりん)」
ナレーション:清潭洞は少女時代の事務所もあって、ソニさんやユナさんにはなじみの街ですが、散歩することは意外に少ないんだそうです。
       こうやって歩いてみると、意外な発見があるかも知れませんね。


てくてく
ソニ「…今ウチらは、SMEの前から、高級ブランド店が立ち並ぶ、いわゆるブランド通りに沿って東南方向に歩いてます」
ユナ「そやね、SMの前だけでもアルマーニ、バーチ、DKNYがあるもんね」
ソニ「だったらそうゆうオシャレ店舗をマップに描き込めや。なんで茶房(出前コピ店)とか耳掻き屋とか、エッチな店ばっか描くねん?」
ユナ「いやー、こうゆう店はまず観光地図には載らんからな、男性視聴者へのサービスや」
ソニ「それをこの番組で紹介してどないする気や」
ユナ「(無視)あ、ねえさんねえさん、ジェシカ邸が見えてきましたで」
ソニ「あー、例の高級ヴィラか。ジェシカおるかな?」
ナレーション:ふたりが偶然通りかかったのは、高級住宅地。少女時代のジェシカとf(x)のクリスタル姉妹が住むヴィラもその中にあります。
ガシガシガシ
ソニ「おっ、ちょうどジェシカが家の前で何かやってますね」
ユナ「ホンマや。おーい、シカねえ、『そに散歩』やでー」
ジェシカ「(くるり)ええところに来た。自分らちょっと手伝えや」
ユナ「は? 手伝うて、なにを?」
ジェシカ「まず、ユナは犬のババ掃除や。何回張り紙しても、毎朝うちの前でババさせてく奴がおるねん。ホンマ腹たつわー。
  はい、これ、ババ掴みトングとビニール袋」
ユナ「(ぴゃー)テレビの取材やのに、ババ掃除させる?」
ジェシカ「しゃあないやろ。チョン家の危機やねんから。
  ソニはウチと壁の落書き消しな」
ソニ「落書き? …あー、ホンマや。”ビッチ”だの”ヤリマン”だの、デカデカと悪口描いてあるなぁ」
ジェシカ「そやねん。ウチがもてすぎるのがアカンのやろうけど、アンチの奴らもよお家探して、嫌がらせしてくるよなぁ(ガシガシ)」
ソニ「しゃあない、手伝うか」
ガシガシガシ
ナレーション:ソニさんとジェシカさん、『また出会った世界』のMVのように肩を並べて壁の落書きを消し始めました。
ユナ「懐かしい風景やな。ちょいと絵に描いておこう(描き描き)」
    
ユナ「出来た!」
ソニ「えらい絵が上手くなっとる気が」
ジェシカ「てか右上の”M”マークはなんやねん?」
ユナ「細かいこと気にすんなって。…あれ、今度はパニねえが来た」
ティパニ「(てけてけ)おや、自分ら揃ってなにしとるん?」
ソニ「『そに散歩』の収録や。パニこそなに?」
ティパニ「ウチはアリの散歩や。いっつもこのコースやねん」
アリ「…(ぷるぷる)」
ティパニ「なんや、アリ、身震いして。そうかそうか、ウンジか? ええで、いつも通り、ここで思いっきりウンジしたらええ」
ソニ「ウンジゆうなよ(呆)」
ジェシカ「ちょっと待て! いつも通りて…まさか自分、毎日ここで犬にババさせてるんか?」
ティパニ「そやで。放っといても誰かが片付けてるみたいやし、気の利いた場所やなぁ思うて利用させて貰とる」
ジェシカ「ドアホ! 好きで片付けとる訳やないわ」
ティパニ「おや、ジェシカさんが掃除されてたんですか? それはご苦労様です(ぺこりん)」
ジェシカ「どういたしまして(ぺこりん)…て、ふざけんな! 今後二度とここでババさせるなや」
ティパニ「てゆうても、もうやってるし」
アリ「…ぷるぷる(はぁー、すっきり)」
ジェシカ「ウキーッ! コ、コロス!」
ティパニ「ウンジくらいで怒るなよ」
ジェシカ「ウンジくらいやと? ほんならこれから毎日、自分の部屋の前にでっかいウンジひり出してやるからな!」
ティパニ「わー、それはご勘弁」
ソニ「だからウンジはやめろって。CUBEエンタに告訴されるで」
ユナ「とりあえずアリがウンジしてるところの絵、描く?」
ソニ「いるか、ボケ」


ナレーション:口喧嘩を始めたジェシカさんとティファニーさんを残して、ふたりは散歩を続けます。
       再びブランド通りに出ると、ドルチェ&ガッバーナの前で人だかりを見つけました。
ユナ「なんじゃありゃ? バーゲンかな?」
ソニ「ドルガバはバーゲンせんやろ。…あー、なんかドラマのロケみたいやで」
ユナ「うわー、すげー、なんのドラマや? 見に行こう、見に行こう(しゅたっ)」
ソニ「女優の自分がドラマで舞い上がるな…て行ってもうた。なんであんなガキっぽいんだか」
てててっ
ソニ「わー、すごい人だかりです。あ、人垣の向こうにムン・グニョンがいますね」
ユナ「(ててて)おねえ、『清潭洞アリス』のロケなんやって」
ソニ「なるほど。それでムン・グニョンがおるんか。ほえー、確かにすごい女優オーラが出とるなぁ」
ユナ「ムン・グニョンがドルガバの前におるってことは、彼女はガバガバってことでしょうか(描き描き)」
ソニ「描くな!(すかたーん!)」
ユナ「いててて」
ソニ「元祖国民の妹やで。迂闊なことゆうたら抹殺されるかもしれんぞ。それに自分、演技の先輩には従順な主義やったんやないか?」
ユナ「そやったそやった。グニョンねえさんは子役あがりの中では出世頭やし、逆らわん方が得やな」
ソニ「今をときめくシン・セギョンでさえ、母親に”せめてグニョンさんの半分だけでも似なさい”て怒られるそうやで」
ユナ「まさに年若き大女優やなぁ」
グニョン「あら、そこにいるのは、少女時代のソニさんとジェシカさんやありまへんか?」
ソニ「わ、見つかった」
ユナ「まずい、ガバガバゆうとったの、聞かれたかも知れん」
ソニ「だからって、またガバガバゆうこともないやろ」
グニョン「ガバガバってなんですの?」
ソニ「い、いえ、その、グニョンさんにはドルガバが似合うなぁって。あは、あはは」
グニョン「似合うかしら? ウチはあんまり華美な服装をすることないんやけど」
ソニ「そ、そうですよね。映画やドラマの出演料も、みんな寄付するお人柄やから。あは、はは」
ユナ「寄付が趣味なんて、なんと言う素敵な…。出来ればウチにもちょいと寄付して欲しいわぁなんて」
グニョン「ユナさんは歌やドラマやCFで、ウチより仰山稼いでるやないですか」
ユナ「そ、それはそうかもしれまへんけど、金はロマンですよって」
グニョン「お金はロマン…?」
ソニ「(ひそひそ)やめろってば。あの人は自分みたいな下賤の輩とは違うんやで」
ユナ「そやかてぇ」
グニョン「お金はロマン、素敵な言葉やね。ええこと聞いたわ」
ソニ「(ずるっ)そ、そうですか?」
グニョン「そう、革命にはお金が必要やもの。お金は国家転覆という夢を成し遂げるための道具。そう考えれば、確かにお金はロマンやわ」
ソニ「か、革命? まさかねえさんがパルチザンの家系ゆう噂は…」
グニョン「そう、ウチが寄付しとるのも革命政府への援助やし、いやしくも光州に生まれた者なら国家の転覆を夢見るのは当然。
  アメリカの傀儡政府め、イ・スンマンの亡霊め、いずれウチがこの手で滅ぼして、純粋な百済国家をおっ建ててやるで〜。待ってやがれ、がーっはっはっは!」
ソニ「うひゃー、そっち方面のお人やったかぁ」
ユナ「ほーら、やっぱりや。湖南人にまともな奴はおらへんのや」
ソニ「さ、すがにこれは放送出来んやろうなぁ」


てくてく
ソニ「さて、ソウルオペラギャラリーの角までやってきました。ここを左に行くとJYPエンタやCUBEエンタの社屋があります」
ユナ「ほんならそっち行ってみる? 仕事にあぶれたJOOが2PMのロケバスでも磨いてるかもしれんぞ」
ソニ「それは楽しそうやな。よし、行こう行こう」
てくてく
ユナ「む…(ピタ)、この家、ハラグーの新居やないか?」
    
ソニ「ホンマ? あの11億で買うたという?」
ユナ「そうそう。マジでCUBEエンタのすぐ近くやねんな。いやらしいガキやわ」
ソニ「そやけどBEASTの宿所の近くやなしに、事務所の近くやで」
ユナ「判るもんか。夜な夜なここで”ウチのパンドラの箱、開けてみいへん?”なんて卑猥な会話交わしとるに決まっとる」
ソニ「自分、そればっかりやなぁ(呆)」
ク・ハラ「ここはまだリフォーム中です。家の前で妙なことゆわんでください。噂になったら困るやないですか」
ソニ「わっ、おったんかい?」
ハラ「リフォームの様子を視察に来たところです」
ユナ「リフォームやて? 館全体ピンクの内装で鏡張りで回転ベッドを置く予定か?」
ハラ「目黒エンペラーか! そんな内装ちゃうわ」
ソニ「まぁまぁ、怒ると小じわが増えるぞ」
ハラ「あんたらが怒らせるようなことゆうからでしょ、まったく」
ソニ「で、いつからここに住む予定やねん?」
ハラ「ここはたまたま安かったから買っただけで、住むつもりはありまへん」
ユナ「たまたま安かったて、トイレットペーパーちゃうんやぞ。住む気もないのになんで買うんや?」
ハラ「イナゴの養殖場にしようか思うて」
ソニ「イナゴ?」
ハラ「そう、イナゴこそ我ら光州人のソウルフード。今や光州人もソウルに多く出てきていますから、きっと需要はあるはずです」
ソニ「イナゴで財テクかぁ。発想が違うなぁ」
ユナ「そんで、そうまでして金を稼いでどうする気や。まさかハラちゃんのグーに全部貢ぐつもりやないやろな? そんなの無駄やからウチが1割くらい貰うてやってもええぞ」
ハラ「とんでもない! 稼いだお金は全部革命の資金に廻しますよ。いやしくも光州に生まれた者なら国家の転覆を夢見るのは当然。
  アメリカの傀儡政府め、イ・スンマンの亡霊め、いずれウチがこの手で滅ぼして、純粋な百済国家をおっ建ててやるで〜。待ってやがれ、がーっはっはっは!」
ソニ「うひゃー、また地雷踏んでもうた」


つづく







※『ちい散歩』…『ちい散歩』って有名な番組の割に観たことなくて、何でだろうと思っていたら、私が東京を離れた後で放映が開始され、尚かつ今住んでいる地域では放映されてなかった。しかも、朝の番組だった。そりゃ観ないわ。


※チョン姉妹のヴィラは住所が公開されてないが、SMEの北から東にかけてがヴィラが集中してる区画なので、多分その辺だろう。
 表の写真はネットに載ってる訳だから、その気があればすぐ見つかると思う。


※いつも通り…
    
    本編とはなんの関係もない^^


※『清潭洞アリス』…T−ara問題で揺れる『5本の指』の後続番組で、最近流行の女性の自立をテーマにしたドラマのようだ。
 ムン・グニョンにとって『メリは外泊中』以来2年ぶりのドラマ出演になる。


ムン・グニョン…光州出身の女優で”国民の妹”と呼ばれている。
 2008年に、過去5年間で8億5千万ウォン以上もの寄付を社会福祉共同募金会などにしていたことが判明し、”寄付天使”の異名も。
 ただ、その行為に対し「良いイメージを作って自分の価値を上げようとしている」「金をいくらか出したからと恩着せがましい」「匿名で寄付したふり、良い人のふり」などといった悪質な書き込みも見られた。保守派の軍事評論家などは「ムン・グニョンの祖父はパルチザン」「インターネット上の動画や文章は彼女の善行を美化し、ある種の陰謀を演出している。非転向長期囚のパルチザン統一運動家を昇華させようというメッセージが隠されている」などと政治問題を持ち出し話題になったりもした。こちらは概ね妄言で片付けられているが、光州出身者にとって未だある種の差別が残っているのは間違いないようだ。


※シン・セギョン…1990年生まれの女優。『善徳女王』や『屋根を突き抜けてハイキック』で注目される。
 昨年は『青い塩』でソン・ガンホと、今年は『R2B』でRAIN(ピ)と共演を果たしている、今もっとも話題のグラマーちゃん。
 年の割に大人っぽく、2004年公開の映画『マイ・リトル・ブライド』では13歳で3つ年上のムン・グニョンの同級生(高校1年生)役を演じている。
     『マイ・リトル・ブライド』
    左がムン・グニョンで右がシン・セギョン


※「いやしくも光州に生まれた者なら国家の転覆を夢見るのは当然」…そんなことはありません(笑)


※イ・スンマン(李承晩)…韓国初代大統領。イ・スマンではない。


※ハラグーの新居…CUBEエンタの社屋から200mと離れていないと言われている。築37年、地下1階地上2階の中古物件で、ハラが無融資で買ったとのこと。現在改装中。
 ハラがここに住むかどうか不明だが、ハラが投資財テク好きなことから、売却または賃貸目的だと言う声が強い。
 現在ハラは江南区の論峴洞と言う街にチョンセで暮らしていると言われる。チョンセとは韓国独特の賃貸システムで、入居の際に高額の保証金を払うことで家賃がタダになる(家賃を安くする半チョンセもある)。大家はその金を投資資金に廻し、退所の時には保証金は全額返ってくるというが、投資が失敗したらどうなるのか? いろいろ揉めそうなシステムである。


※目黒エンペラー…目黒雅叙園の坂下にあり、かつてラブホテルの代名詞的存在だった。内装はピンクでも鏡張りでもない(と思う)。
 隣は日大のボクシング部ジムで、その数件先には全日本女子プロレスがあった。全体的に汗臭い一角と言えよう。