関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第275話 スヨン先生のダメ出し

バーン!
スヨン「(ツカツカ)集合! テティソ全員集合!」
TTS「わっ、なんやなんや?」
スヨン「先ほど、録画しておいた『Mカ』でのパフォーマンスを観ましたが、ぜんっぜんダメです!」
ティパニ「なんやとぉ?」
スヨン「ホンマにもお(嘆息)…これやから、ウチがおらんとあかんのや」
テヨン「自分がおったら、もっとどうにかなったとでもゆうんかい?」
スヨン「それはそうでしょう。ウチなら、あんなみっともないダンスは許しません。全員のタイミングと角度が揃うまで、徹夜してでも練習しますもん」
ティパニ「出た出た、口だけ番長や」
テヨン「テティソは少女時代のようなキッチリ感やなくて、可愛さや楽しさが売りのユニットなんじゃ。
  リラックマのような、くまモンのような緩さが大事なんや」
ソヒョン「そうだそうだ」
ダンサー「なんでクマ限定?」
スヨン「(むっきー)セクシーさもキュートさも中途半端で、なにが緩さや。誤魔化すのもええ加減にせえ!
  自分らがただの”テティソ”ならそれでもええやろう。そやけど”少女時代-テティソ”と、少女時代がつく以上は完璧にやって貰います!
  どんなときでも、全力、完璧。それがウチの育てた少女時代のコンセプトや」
テヨン「(ズル)お前が育てた?」
ソヒョン「大きく出たな(呆)」
スヨン「その通り。今後ウチのことはイ・スヨン先生と呼ぶように。この実績を生かして、5年後にはSYエンタテインメントを設立します」
ティパニ「正気か?」
スヨン「とにかく、あんなバラバラな動きは一刻も早く矯正しなければ。
  そや、立ち位置かて等間隔やなかったで。たった3人なのに、なんできちんとフォーメーョン出来へんのや(ぶつぶつ)。
  さぁ、さっさと稽古場に戻って練習練習」
ソヒョン「もうミューバンの本番が始まるって」
スヨン「キャンセルしなさい!」
ソヒョン「無茶苦茶や」
スヨン「む、自分、ハイトーンのところで一カ所サチッってたからな。パニにも発声が不安定な箇所があった。
 ああ、なんてこったい、ヴォーカルも稽古不足やなんて」
ソヒョン「おねえに歌のことを指摘されたくない」 
ダンサー「まぁまぁ、それ以上のダメ出しは本番の収録が終わってから…」
スヨン「あかん! あんたらダンスチームにも言いたいことがあるで。ダラダラダラダラ踊りやがってからに。2NE1かっ!」
ダンサー「いや、2NE1はちゃんと踊ってるでしょう」
テヨン「ただ”ダラ”と掛けたかっただけやないんか?」 ←付き合いが古いのでなんとかわかった
ダンサー「わー、オヤヂみたい(失笑)」
スヨン「いちいちギャグの解説なんかせんでええ!(恥)
  わかった、ほんなら稽古は本番が終わってからにしてやるわ。その代わり、今日はウチがダンスチームに入るで」
ダンサー「はぁ?」
スヨン「自分らバックダンサーに、少女時代水準のダンスゆうもんを教えてやるわ」
ソヒョン「…! ははーん、さてはおねえ、自分もユニットに混ざりたいから絡んで来るんやな」
スヨン「(ぎくっ)そ、そんな訳あるか。ウチは今ドラマで忙しいねん」
ソヒョン「放映は7月からやし、撮って出しの『屋根部屋の皇太子』みたいな無茶なスケジュールやないやろう」
テヨン「所詮ケーブルやしな(笑)」
スヨン「ケーブルを差別すんなよぉ(プンスカ)」
ティパニ「もうすぐユリが撮影終わるから、奴とユニット組んだらええやないか。”少女時代−必ず”ゆうてな(笑)」
ソヒョン「出た、トロットユニットや(笑)」
テヨン「謎の不定形グループ”オーロラ”と海辺で競演やな」
スヨン「馬鹿野郎、ユリなんかとユニット組めるか。去年までずっと一緒やったのに、裏切って自分だけドラマに出たような奴と(わなわな)」
ソヒョン「なんか不純な理由やな」
テヨン「もう23なんやから、独り立ちせえよ(呆)」
ティパニ「じゃあソニと組んだら? ”少女時代−コブクロ”ゆうて」
スヨン「なにそれ? 焼き鳥?」
ティパニ「(コケ)身長差の話やがな。なんでもかんでも食い物につなげるなよ」
スヨン「そーかぁ。でもどうせなら、高身長組で華麗なユニットが組みたいねん。9人の時は短身組が足をひっぱっとるような気がして仕方なかったからな」
テヨン「ほぉ(怒)」
ソヒョン「ならスヨンねえとユリねえ、ユナねえで”少女時代−ドラマ(低視聴率)”やね」
スヨン「だからユリとは組まねえって」
ティパニ「(コケケッ)そっちを怒るのかよ」
テヨン「仕方ない。ユリの代わりに自分が入ってやれや」
ティパニ「よっ、高身長(拍手)」
ソヒョン「えー?」
スヨン「うん、そんならええ。ウチとユナとマンネ、伸びやかな手足で世界を魅了する女神のようなユニットになるやろう」
ソヒョン「歌の負担が全部ウチに来るからヤダ」
スヨン「ウチかてちゃんと歌えるがな。『韓日ウルトラアイドルデュオオーディション』の優勝者やぞ」
テヨン「(うーん)それが自慢なのかトラウマなのか、今ひとつ謎やな」
ソヒョン「とにかく、ウチはテティソで手一杯やし、お断りします」
ダンサー「あのー、ヒョヨンさんと組んだらどうですか?」
スヨン「はぁ? ほんなら、歌はどうするねん?」
ダンサー「歌わなきゃええんですよ。名付けて”少女時代−バックダンサーズ”」
ダンスチーム「ギャハハハッ!」
スヨン「何度も何度も、同じ映画をネタにするんじゃない!」
ティパニ「あ、カンイン、シンドンと組むのは? ”SJGG−食いしんぼ”」
ダンサー「なるほど、チームをまたいで来たか」
テヨン「じゃあ、KARAと組むのもありやな」
ソヒョン「その心は?
テヨン「”日本でだけ人気”」
全員「わははは!」
スヨン「(怒)ほんなら、自分も入れや」
テヨン「なんでや、ウチの人気は国際的やぞ」
スヨン「KARAとウチと自分で”KARA-SOO-Taeng”…烏天狗なんちゅうてな」
全員「…(つ、つまらん)」
AD「(バーン!)テティソさん、スタンバイお願いします」
TTS「はーい!」
スヨン「ほな、本番後、稽古部屋で待っとるからな!」
TTS「つーんだ」


烏天狗「よるーっ!」
テヨン「帰ったでー。わ、なんやこの匂いは?」
ソヒョン「生くさー」
ジェシカ「スヨンが焼き鳥を大量に買うて来て、酒のアテにしてるねん」
ソニ「なんか知らんけど、どっかに行く途中、焼き鳥屋台の前通りかかったら無性にコブクロ食いたくなったらしい」
テヨン「どっかて?」
ヒョヨン「それが本人も思い出せんのやて」
テヨン「…」
ヒョヨン「散々食い散らかして、もう涎くって寝てるけどな」
ジェシカ「(あーあ)いつまでたってもアホ治らんなぁ」
ソニ「困ったモンやで」
テヨン「ほーらな、ウチの予想通りや」
ティパニ「さすが口だけ番長、自分で言い出したことをすぐ忘れよる」
ソヒョン「稽古場なんか寄らなくて正解やったな」

スヨン「…うーん、むにゃむにゃ。ちょっとソヒョン、ソロで声に力がないんじゃ。ウチが見てないとすぐこれやから…(ゲフゥ)」







※2012年4月29日に音源を公開した少女時代-テティソは、5月に入って本格的活動を開始した。
 5月2日にCDを発売。翌3日にはMnetの音楽番組『M!Countdown』に出演し、タイトル曲『Twinkle』と『Baby Steps』を披露した。
 この日テヨンは声の調子が良くなく「悔やまれるステージ」と語りながらも、「今後よくしていくので期待して欲しい」と付け加えるのを忘れなかった。
    


 ファーストインプレッションとしては、少女時代最大の個性である群舞より歌唱をメインに据えたと感じられた。
 と言って少女時代らしさが薄れたかと言うとそんなこともない。
 もともと3人は少女時代の中心メンバーでもあるので、良くも悪くも少女時代のユニットだなぁと言う、そのまんまの印象だった。
 翌4日にはKBSの『ミュージックバンク』に出演。この楽屋をスヨンが応援に駆けつけたが、ダメ出しはしていないと思う(笑)。
    
    1分30秒のところでテヨンが一瞬振りを間違え、ソヒョンも喉の調子が良くなさそう。


 更に5日にはテティソ自身がMCを務めるMBC『ショー!音楽中心』で『Twinkle』と『Love Sick』を披露、
 6日にはSBS『人気歌謡』に出演と、意欲的に活動を始めている。


※『屋根部屋の皇太子』…SBSの水木ドラマでJYJのパク・ユチョン主演。
 現在MBCの『The King 2 Herats』と熾烈な視聴率争いを繰り広げているが、無茶苦茶な撮影スケジュールのせいで、まるで生放送のようだと言われている。
 放送日当日までその回の撮影をするのは勿論、撮って出し状態のため、台詞の間違いに誰も気付かずミステイクがそのまま放送されてしまうなど、作品の質にも深刻な影響が出ている。
 制作会社は、とにかく大きな事故が起きないよう、無事に終わって欲しいと語り、もはや内容の心配をする以前の状態だ。
 韓国のドラマにはありがちな状況だが、さすがに今回は批判の声が上がっている。
 こうした事態を招いたのは、長期にわたるテレビ局のストライキの他、視聴率を稼ぐため、ライバルドラマの放送がない日に2話分まとめて放送するなど、無茶なスケジュールを組んだことも影響しているようだ。


※少女時代-必ず(Kkok)…
    
    懐かしい^^


※謎の不定形グループ…手塚治虫火の鳥』に謎の不定形生物ムーピーという種が登場する。
 女性トロットグループ”オーロラ”も活動曲に度に姿を変えていて、もはやファンにすら正体が掴めないのではないかと思う。
 現時点での”オーロラ”の人数、全メンバーの名前、活動曲を正確に言えたら、それだけで「すごいマニアや」とか言われたりして(笑)


コブクロ…日本の小渕健太郎黒田俊介によるユニット。
 いわゆるノッポとチビで身長差は25.4cmもある。
    
    右が小淵で左が黒田。
    黒田はオーディオマニアとしても有名。


コブクロ…焼き鳥のメニューで、豚の子宮のこと。
 独特の臭みがあり、好きな人は好きだが、苦手な人も多い。