関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第262話 IU,東海に沈む

空港にて
わいわい、がやがや(笑)
てぽてぽ…(しゅーん)
ティパニ「わははは…ん? あれ、アイユちゃうか?」
ソニ「ホンマや。えらい黄昏れてるな」
スヨン「おーい、アイユー!」
IU「…!(ギクッ)」
スヨン「自分も韓国帰って来たとこか? ウチらもなぁマレーシアでライブして来た帰りやねん」
ユナ「エライ盛り上がったでぇ(笑)」
ヒョヨン「まぁウチらが行くとこ、盛り上がらへん国はないけどな(がっはっは!)」
テヨン「自分も、確かに日本でデビューしたんやったな」
IU「う…」
テヨン「オリコン1位行ったか? まさかグンちゃんと発売日Wったりしてへんやろな」
ティパニ「そんで2位止まりやったりして(笑)」
IU「(ずずぅ)う、うわーん!」
ばたばたばた!
ソニ「あ、逃げた」
クッキーマン「そっとしといてやれや。2位どころかトップ10にしがみつくのがやっとゆう状況らしい」
ユナ「マジで?」
クッキーマン「売り上げは、同じ日にリリースしたKARAの半分以下や」
ソニ「ぴゃー、あのアイユが? 信じられへん」
ヒョヨン「確かにKARAは日本じゃめっちゃ強いけど、そこまで差がつくとは」
クッキーマン「19日の出荷以来オリコンチャートで8位→6位→5位→7位→7位てとこや」
ティパニ「あかん。ずぶずぶや」
ソヒョン「さすがローエン、やらかすなぁ(笑)」
テヨン「な、なにが原因や?」
スヨン「テヤンの奴にポッポしたりしてるからやろ」
ジェシカ「ポッポは不人気の原因にはなりません!」
キム・ヨンミン「我々のアナリストはローエンの戦略ミスだと結論づけておる」
ソニ「わ、社長も迎えに来たん?」
ヨンミン「いや、ちょっと日本に行った帰り」
ユナ「日本になにしに行ったん?」
ヨンミン「かかりつけの上野クリニックに野暮用で…」
ジェシカ「皮切った?(笑)」
ヨンミン「ば…ひ、ひとつ上の男になったと言いたまえ。それよりローエンの戦略やが…」
ティパニ「誤魔化してる誤魔化してる(笑)」
ヨンミン「やかましい! アイユのファン層で特徴的なのは?」
ソニ「サムチョンペンが多い」
ティパニ「ロリコンなサムチョンペンが多い」
テヨン「ロリコン包茎のサムチョンペンがやたら多い」
ヨンミン「包茎は余計や! まぁ確かにサムチョンペンが多い。
  大勢のおっさんがアイユに群がったのは勿論『ええ日』からやけど、それ以前におっさんらは『イッチャナ』や『マシマロ』も観ておったはずや。
  ”お、アイユて可愛いじゃん、でもガキじゃん、でも気になるじゃん”て思うてたところに『ええ日』や。
  おっさんが大好きな、ロリロリで、でも子供過ぎない、清純美少女の登場。その瞬間、全韓1000万人のおっさんが一気にサムチョンペンと化したんや」
ソヒョン「それ、自分の告白やろ?」
ヨンミン「一般的なサムチョンペンの分析や(汗)」
ソヒョン「じー」
ヨンミン「う…(無視無視)。アイユの歌唱力もサムチョンペンを味方につける大きな要因や。
  ”なんや自分、アイユなんてガキの歌聴いてるんか?””アホか、この子はめっちゃ歌上手いんやぞ”と言い訳が出来る。
  例えアイユの脚ばかり観てたとしてもや」
ソヒョン「ふん(やっぱり自分のことやんか)」
ヨンミン「アイユの歌唱力はサムチョンペンに免罪を与えるんやな。
  そうした意味ではアイユは間違いなくアイドルなんや。若くて可愛くて、でも歌唱力をタテにおっさんたちが応援出来るアイドルや。
  こうゆう段階を経ずに、いきなり韓国の歌姫ゆうて日本に『ええ日』を紹介しても、あっちじゃアイドルなのかアーティストなのかわからへん」
ユナ「ふーん」
ヨンミン「日本でデビューするゆうことは新しい顧客を開拓することなんやから、それに見合った戦略を立てるべき。
  自分らを『Gee』やなく『Genie』でデビューさせたのは、そのスタイルを武器に若い女の子が憧れる他国のアイドルゆう売り方を考えたからや。先行するKARAとの差別化もあった。
  アイユかて、おっさんをターゲットにするなら『マシマロ』辺りから始めてキャピキャピ路線で売るとか、女子中高生をターゲットにするなら彼女らに受けそうなファッションでアニソン歌うとか、いろいろあったはずや。
  ただ”韓国でめっちゃ売れてる歌手ですよ”で通用するほど甘くはないで。それもCDジャケット3種類て、日本をなめとる」
テヨン「それってローエン批判か? EMI批判か?」
ヨンミン「違う。ワシはただアイユほどの逸材が埋もれるのが残念で…(くくく)」
ティパニ「批判と言うよりアイユペンの愚痴やったか」
ヨンミン「とにかくこのままやと日本で女性ソロシンガーは売れへんゆうジンクスが出来てしまう。K−Pop界にとって、これは大打撃やで」
JOO「(すっ)だーいじょうぶ! このJYPの宝せ…」
ソニ「エイリがおるやんか!
JOO「う…(しゅーん)」
ヨンミン「ああ、エイリはええなぁ」
クッキーマン「デビューしてすぐトップ10入りですもんね」
ヨンミン「ルックス、スタイル、歌唱力、色気、申し分がない。YMCエンタが戦略を間違えなければ、必ず売れるやろう」
ヒョヨン「それはともかく、今一瞬ジュが見えたような気がしたけど」
ティパニ「気のせいや気のせい」
テヨン「まぁソロ歌手だの日本だのはウチらには関係ない話や。ウチらはもう地球を飛び出してイスカンダルを目指しとるんやからな」
JOO「ヤマトか!」
テヨン「さぁ、さっさと帰ってババして寝ようぜ」
全員「そやな、そうしよ」
ぞろぞろ
JOO「…ツッコミまで無視するなんて、非道い(しくしく)」 ←一生東海を越えられない歌手