関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第261話 GPDA in Malaysia

チャーリー・ホワイティング「ほんなら以上でテクニカル・ミーティングを終わる。解散や」
全員「ふー、毎度毎度確認事項だけで頭がウニになりそうやなぁ(がたん、がやがや)」
ペドロ・デ・ラ・ロサ「(サッ)あー、ドライバー諸君は全員残ってや。緊急やけど今からGPDAのミーティングをやるで」
ミハエル・シューマッハ「えーっ? もお疲れたで」
キミ・ライコネン「んだんだ。早く宿帰っておねえちゃんとイチャイチャしたいわ」
デ・ラ・ロサ「まぁまぁ。おねえちゃんたちよりもっとええことあるさかい」
ドライバーたち「いったいなんやねん、勿体つけて」
がたんがたん(座り直し)
デ・ラ・ロサ「よーし、ドライバー以外の連中は出て行ったな。…実は(小声)今回のGPにあの少女時代がやって来るねん」
ドライバーたち「な、なんやてーっ!?(喜)」
ジェンソン・バトン「マジでか?(悦)」
デ・ラ・ロサ「ニコール・シャージンガーとペトロナス・ツインタワーでコンサートやるんやて」
セバスチャン・ベッテル「つ、ついに少女時代に逢えるんか。F1ドライバーになってよかったー(号泣)」
デ・ラ・ロサ「そこでや、我々GPDAとしても、少女時代に親愛の情を表明するため、この機会に何か贈り物をしたい思うんや」
小林可夢偉「賛成! ワシはKARAペンやけど、せっかくソシが会場に来るなら、なにか記憶に残ることをしてあげねば」
ミハエル・シューマッハ「いらんいらん。所詮アジア人やないか」
可夢偉「むきーっ! このアーリア人至上主義者め。決勝でぶつけたるからな」
シューマッハ「少女時代関係なく、どうせいつも接触して来るやんか」
可夢偉「今回はDRS全開で遠慮なくカマほったる!」
フェルナンド・アロンソ「やめえや、ソシ観てるんやから上品にレースしようで…そんでなにを贈るねん? やっぱ米か?」
マーク・ウェーバー「ワシらがゼニ出し合うたら、数百トンくらい贈れるど」
バトン「(ピーン)決勝で勝った奴が優勝トロフィーを差し出すゆうのはどうやろう」
アロンソ「そりゃまた思い切ったプレゼントやなぁ」
バトン「それくらい少女時代を愛しとるんや(えっへん)」
ブルーノ・セナ「開幕戦勝ったもんで、すっかりええ気になっとるな。ウィリアムズに乗っとるワシなんか、万に一つのチャンスもないやんか」
デ・ラ・ロサ「戦う前から諦めるんやない!(パチーン)」
セナ「あうちっ!」
デ・ラ・ロサ「自分の叔父さんが聞いたらがっかりするで。勝負は下駄を履くまで判らへん。そうゆうことならワシかて優勝狙うて行くわ」
セナ「(ぴゃー)HRTのマシンで? ハンパないソシ愛やな」
バトン「ふふふ、連勝してシカさまに愛を囁くのはワシや」
ライコネン「あいつ、日本人の彼女おるくせに」
ウェーバー「二枚目は得やなぁ」
ルイス・ハミルトン「ワシが優勝しても、少女時代は喜んでくれるやろか?」
ベッテル「大丈夫。自分、黒人にしてはハンサムな方やから」
ハミルトン「ケンカ売ってるんかい!」
シューマッハ「お、このジェシカゆう娘は可愛いやん。ほんなら久々に本気出して優勝しようかな」
可夢偉「ぴゃー、民族主義者がアジア人に目ぇつけたぞ」
シューマッハジェシカちゃんに優勝トロフィー渡して、向こうがポーッとなった隙に、ちょっと貴族っぽくポッポ盗んだるねん(げっへっへ)」
ベッテル「アホか、シャクレ同士で気取ったポッポなんか出来るか! この変態三日月野郎!」
シューマッハ「(がーん)先輩に対してえらい言い様やな」
ベッテル「ソシの前に先輩も後輩もあるかい!」
バトン「だいたいジェシカはワシのもんじゃ!」
セナ「自分のジェシカは道端の方やろうが!」
アロンソ「まぁまぁ、どうせ優勝するのはワシなんやから、無駄なケンカはよしなはれ」
ウェーバー「(けっ)あんな失敗作のマシンで優勝出来る訳ないやん」
アロンソ「なんやと? いっつもベッテルに負けてる、万年ナンバー2のくせに偉そうな」
ウェーバー「き、貴様。人には触れちゃならねえ痛みってもんがあるんやぞ。そこに触れたら、あとはもお命のやりとりしか残っちゃいねえんじゃ!」
アロンソ「おお、上等じゃい!」
ドライバーたち「ムッキーッ!(バチバチ)」


バーニー・エクレストン「なんやと? ドライバーたちが少女時代を巡ってものすごい火花を散らしとる?」
ジャン・トッド「へえ、先生。おかげでモチベーションが上がって、今回のレース、面白くなりそうですわ」
エクレストン「ほっほっほ、それはよかった。ほしたら、少女時代のスケジュールは奴らには内緒やぞ」
トッド「勿論ですわ。それにしても、あの忙しい少女時代がイベントが終わった後もマレーシアに残っとる思うなんて、アホばっかりですな(笑)」
エクレストン「そやな。来年はレギュレーションで、ドライバーのおつむのECUを総取っ替えするか。がっはっは!」
トッド「御意。がっはっは!」







チャーリー・ホワイティング…FIA(国際自動車連盟)技術委員。元ブラバムのエンジニア。
 F1運営側のテクニカル部門責任者で、複雑きわまりないレギュレーションを制定し、チームがレギュレーションに従っているかを判断する。


※GPDA…グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション。F1の選手会にあたる。
 2012年からペドロ・デ・ラ・ロサが会長を務めている。


※2012年3月23日、少女時代はF1マレーシアGPの開催を祝う前夜祭『Twin Towers @Live 2012』に出演した。
 少女時代のマレーシアでの公演はこれが初めて。ユリはドラマの撮影のためか、参加しなかった。
 フルコンサートではないので『The Boys』や『Gee』など代表曲を数曲披露した程度だが、つめかけた大勢のファンは満足したと思う。
 イベントを終えた少女たちは、その日の内に帰国したという。


※DRS…ドラッグ・リダクション・システム。もともとは2010年にマクラーレンが採用して流行したFダクトと言う仕掛けが元になっている。
 2011年からFダクトをレギュレーションで禁じる代わりに、レースを面白くするためのギミックとして採用された。
 FダクトとDRSは作動原理は違うが、効果はほぼ同様。簡単に言うとドライバーの操作により、直線でリアウィングの抵抗が減って10Km/h前後速くなる。
 コースの決められた区間で、決められた条件のマシンしか使うことを許されないが、とにかく追い越しがしやすくなってレースがエキサイティングになる。
 2011年のレースでは、確かにFIAが狙った効果は作り出せていたようだ。
 一方で、スポーツとしての正当性には大いに疑問があり、ショー化するF1を懸念する声も少なくない。


※「自分の叔父さん」…ブルーノ・セナアイルトン・セナの姉ビビアーニの息子。


バーニー・エクレストン…第197話参照


ジャン・トッド…FIA会長。フランス人でくまのプーさんに酷似している。
 プジョーのラリーおよびグループC部門の監督で、いずれのチームでも世界チャンピオンを獲得した実力者。
 プジョーのF1計画が頓挫したとき、退社してフェラーリ入りした。
 以後、ロス・ブラウン(エンジニア)、ロリー・バーン(デザイナー)、ミハエル・シューマッハらとフェラーリの黄金時代を築く。
 フェラーリ本社のCEOを経て、2010年より現職。


※ECU…エンジン・コントロール・ユニット。つまりエンジンを制御するコンピュータ。
 以前はGセンサーや速度センサー、熱センサーなどと組み合わせ、ローンチコントロール(ホイールスピン防止)はおろか
 コース内の特徴に合わせて最適な状況を作り出す3Dマッピングなどが用いられていたが、
 2008年からFIAが支給する標準化ECUの仕様が義務づけられ、この分野での研究も禁じられた。