関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ミニそにょ53

スヨンの声『うぉおおおおおお!』
どたどたどた、バーン!
わし「わぁ、びっくりした!」
スヨン「(はぁはぁ)ドラマの主演が決まったでぇ。さぁ、早う新作を書けや!」
わし「ドラマ? まだこだわってたんか(呆) …で、なんてドラマ?」
スヨン「『第三病院』や」
わし「ははぁ、シットコムやな」
スヨン「ちがーう! 真面目な医療ドラマじゃ。4月から撮り始めて7月にtvNで放送予定になっとる」
わし「(こけ)ケーブルテレビかよ。また頓挫するんじゃね?」
スヨン「キーッ、不吉なことをゆうんじゃねえ! 自分かてローカル局に仕事貰うてるくせに、ケーブルを馬鹿にすんな」
わし「大丈夫。陰ではローカル局の悪口もちゃんとゆうとるから平等や(笑)」
スヨン「最低な奴やな」
わし「ケーブルのドラマなんか、放送されたかて視聴率1%台やろ? やめとけば?」
スヨン「いやや。百万大軍が行き来する戦場でも、女優が成すべきはひとつ。演技をすることや」
わし「本業見失うとるで」
スヨン「やかましい! さっさと新作を書け!」
わし「やだいやだい。今から『風の絵師』の最終回を観るんだい。ユンボクとホンドの画事対決、果たして勝者はどっち? うー楽しみやぁ」
スヨン「DVDなんか今でなくても観れるやろ。不幸なネタはすぐ記事にしやがるくせして、なんでめでたいことにはノリが悪いねん?
  なぁ頼むから書いてよ。これ、この通り(土下寝)」
わし「ちぇ、わかったよぉ。書けばええんやろ。
  えーと…(かちゃかちゃ)”ただ今春のプレゼントキャンペーン”」
スヨン「ん?」
わし「”もっとお得に、もっと便利に。ATM時間外ご利用手数料0円”」
スヨン「『第三銀行』ちゃうわ!」
わし「じゃあ…(かちゃかちゃ)”女優チェ・スヨンは役作りに格闘していた。この夏から始まる新作のヒロインに抜擢されたが、今ひとつ役どころがつかめなかったのだ”」
スヨン「お、ええでええで」
わし「”そこでスヨンは演出家の鴻上尚史に直談判を試みた”」
スヨン「(ズルッ)それは『第三舞台』やないか!」
わし「そお? えーと、タイトルなんやったっけ?」
スヨン「『第三病院』や! ニワトリか、貴様」
わし「『第三病院』ゆうと、行政と民間が合同で出資、経営する…」
スヨン「それ『第三セクター』」
わし「ナチスドイツが主張した…」
スヨン「『第三帝国』!」
わし「キャット空中三回転だス〜」
スヨン「それは”大ちゃん”や!
  (ウキ〜)真面目な医療ドラマゆうたやないか!」
わし「ははぁ、大学病院の医局を舞台に、医療そっちのけの醜い権力闘争ドラマやな」
スヨン田宮二郎か!」
わし「そこはキム・ミョンミンでええやろ。韓国人なんやから」
スヨン「とにかくそんなドラマやないわ。科学療法と漢方の対決を描く、全く新しいメディカルドラマや」
わし「漢方やと? するとサイモン・シンとエツァート・エルンストによる『代替医療のトリック』は読んだんか?」
スヨン「い、いや、読んでへんけど」
わし「(ふん)ヒロインゆう役どころに浮かれおって。大事なんは主演か脇役かではなく、女優チェ・スヨンがどれだけ物語に溶け込み、生きたドラマに出来るかやないのか?(どーん)」
スヨン「う、うう(汗)」
わし「役作りの勉強もせんとルンルンしとる貴様なんか女優やない! 出て行きさらせ!」
スヨン「う…うわーん。いじめられたー!」
どたどたどた…
わし「ふぅ、やっと行きよった」
JOO「ちょっと、あないにゆうたら可哀想やないの」
わし「おったんか? 仕方ない、まだスヨンにはこれを知られたないからな(ぽちん)」
JOO「ん…? ”関西ソニョシデ第259話 『第三病院』”…お、おっちゃん?」
わし「ふふふ、スヨンの初主演祝いに執筆中なんや」
JOO「なんや、優しいやないか」
わし「まぁある意味一番苦労しとるのはあの子かもしれんからな。『白い巨塔』を超える渾身の超大作にしてやるぜ!」
JOO「それは楽しみや」
わし「そやけど、大作過ぎて完成まであと3年くらいかかるけどな(わっはっは)」
JOO「(コケッ)とっくにドラマ終わっとるがな」