関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第244話 覆面座談会

司会「本日は我が”月刊Kポ脳”のために、K−Pop界を代表するさまざまな立場の方々にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
  皆様には”ポスト少女時代はだれか? 2012年のK−Pop界を透視する”と言うタイトルで忌憚なくご意見をいただきたいと思います。
  立場に捕らわれず本音の意見をうかがうために、発言は全て匿名、つまり覆面座談会とさせていただきます」
Lさん(企画社大株主)「ああ、それは助かるわ」
Cさん(マネージャー)「ぶっちゃけ、会社より少女時代に読まれた時が怖いですからね(笑)」
Jさん(元アイドル歌手)「ホンマですわ。やつら狂犬みたいなもんやから」
司会「さて、少女時代の背中に羽が生えて、月光蝶のように美国や欧州に飛んで行ってしまった今、彼女らはもはや世界ブランド、単純にK−Popゆう括りに収まる存在やなくなったと言うのが大方のジャーナルの意見です」
Pさん(企画社創業者)「えらい詩的な表現するやんけ」
司会「文学部出身なもので(てへ)」
Lさん「つまり少女時代はもはや殿堂入り、別格本山總持院ゆうことやな」
司会「おっしゃるとおりです」
Jさん「そうですかぁ? フランスで大コケゆう可能性もありますやん。なぁ?」
Iさん(ソロ歌手)「へえ」
Cさん「フランスでの活動は綿密な市場調査の結果や。ウケることは間違いない。まぁイギリスやドイツみたいなマニアックな国で受け入れられん可能性はあるがな」
Pさん「その場合は”かの国の特殊性ゆえ”ゆう言い訳が出来ますね」
Jさん「ずるーい、お国柄のせいにするなんて」
Lさん「それが殿堂入りするゆうことや。なにがあっても彼女らの方に非はないと解釈される」
司会「さよう、それほど少女時代の実績は飛び抜けています。
  そやけど、国内にはまだまだスターの需要はあるし、アジア近圏ではこれからがK−Popの時代とも言えます」
Lさん「少女時代が突出しすぎただけ、ゆことやな」
司会「そうですね。そやから、少女時代が抜けたK−Pop界で、どのグループが(あるいは誰が)その跡を襲うのか、予測してみたいと思います」
Yさん(企画社社長)「ワシは2NE1やと思うけど。人気、実力ともにずば抜けている。ぶっちゃけ少女時代さえおらんかったら、今頃とっくに全韓を制圧しとる思うで」
Cさん「それは自分ところのタレントやからでしょう?」
司会「(ピピーッ)発言者の身元がわかるような意見はおやめください」
Cさん「あ、すんまへん」
Lさん「どおかなぁ…。2NE1は確かにええけど、あれがK−Pop界のNo.1てことになったら、ルックス的に日本やタイに太刀打ち出来へんのやないの?」
Jさん「まだブアゴルねえさんの方がええかも」
Lさん「そうやな。人気、実力に不足はないし、ジェアさえおらんかったらルックスもまずまず」
Yさん「問題はジェアだけやなく、年齢もでしょう」
Pさん「確かに。年齢だけでゆうたら、もはや彼女らはアイドルやない。現在我々プロダクションに供給が求められているのは、あくまでアイドルやからね」
Cさん「若手は充実してますよ。いまノリにノッてるT−araとか、f(x)とかSistarとかApinkとかMissAとか。枚挙にいとまがない」
Tさん(大物歌手)「オーロラとかWinkとか」
Cさん「トロットは一部のマニアックな層向けやと思いますが」
Tさん「そうかなぁ。テヨンちゃんがトロット歌手として売り出したら、トロット界全体が盛り上がる思うんやけどなぁ。ああ、少女時代の世界挑戦、失敗して解散せえへんかなぁ」
Lさん「縁起でもないことゆうな、ボケ」 ←実はTさんより年上
司会「アジア最大の市場・日本で、少女時代以上に受け入れられているのはKARAですが、皆さんいかがです?」
Yさん「確かにKARAはええですよ。美形揃いやし、パフォーマンスもキュートや」
Pさん「ただ、あまりにJ−Pop寄りで、日本以外のアジア市場で広く受け入れられるかわからない」
Kさん(企画社社長)「いっそ、J−Popと謳った方がアジアで受け入れられる気がする(笑)」
Cさん「実力的にも、ポスト少女時代とするのは個人的に抵抗があります」
Lさん「まぁ実力云々をここでゆう必要はないやろ。しょせんSME以外のタレントはみんな実力不足やし(笑)」
Pさん「先生、それは言い過ぎでは?」
Yさん「2NE1は少女時代より上手いですよ」
Lさん「ん? チミら耳鼻科行ってきた方がええんちゃう?」
Yさん「(むきーっ!)あんたがそんな態度やから、所属タレントがすぐ造反するんや!」
Lさん「自分らが外からいらん知恵を吹き込むからや。
  それにワシは造反なんてちっとも怖くないモンね。JYJなんて一生陽の目見せたらんのやから」
Jさん「先生、目が怖い」
Tさん「造反はもう勘弁やで。KARAの時は調停すんの大変やったんやから」
司会「皆さん、今日はあくまで覆面座談会ですから。お願いしますよ」
Pさん「ワンゴルは? ポスト少女時代ゆうのも悔しいけど、正統なライバルやし」
Yさん「もうちょっと『The Boys』に太刀打ち出来とればなぁ」
Kさん「5人まとめてのショットならええけど、ひとりずつアップになると厳しくないか?」
Pさん「わしは、あのくらい崩れてる方が好みなんや」
Jさん「ブス専やなぁ(笑)」
Pさん「自分がゆうな(ゲシッ)」
Jさん「キャンキャン」
Kさん「事務所関係なしにゆうと、ワシはT−araに可能性を感じます。あのなんでもありの姿勢は”次にどおゆう手で来るかわからん”ゆう期待に繋がるんやないですか?」
Lさん「T−araはええな。ワシ、いっつもヒョミンたんばっか見ちゃうねん(笑)」
Pさん「わかります。あのヘタレなヒョミンがセンターで頑張ってるのを見ると、ついつい応援したくなっちゃいますよね」
Cさん「せめてソヨンを見てあげなさいよ。先生がクビにしたんやから」
Lさん「ソヨンて誰?」
Cさん「…あかんわ」
Yさん「そおゆうたらワシも、APinkが出とるとき、ずっとウンジばっかり見とるわ」
Kさん「ナウンやなく?」
Yさん「うん、ウンジ。結局APinkはウンジ中心のグループやで。あの笑顔とぶっとい太もも見てるだけで癒されるわぁ」
Pさん「(こけっ)歌唱は関係ないんかい」
Yさん「歌は上手いけど声に透明感がない。将来はセクシー女優になって欲しい」
Jさん「おっちゃんたち、言いたい放題やな」
司会「ええですよ、ええですよ。覆面座談会なんやからそれくらいやって貰わんと」
Kさん「自分は?」
Cさん「ワシですか? そおですねえ。トラブルメイカーではヒョナばっか見てしまいますけど」
Kさん「当たり前や(ゲシッ)。ヒョンスン見てたら病気やがな」
Cさん「いててて」
Lさん「確かにそうやな。ワシ、『冷麺』の時はハゲの方なんかチラッとも見いへんかったもん」
司会「ジェシカ嬢の方を見ていたんですね」
Lさん「ううん、チユル(笑)」
全員「(ズル)『アカン警察』に投稿したろか」
Kさん「最近の新人ではNine Musesが注目株だと思います。
  しかし、いずれにしても、少女時代クラスとなるとなかなか難しいですね」
Iさん「あの〜、グループやなくソロ歌手には可能性はありませんか?」
司会「たとえば?」
Iさん「たとえばアイ…」
Jさん「ジュとかメイビーとかメン・ユナとかってことかしら?(おほほ)」
Kさん「またえらい微妙なとこ掘ってきたな」
Lさん「少なくともジュはないやろ。もお終わったわ」
Pさん「ワシも手は尽くしましたが、おっしゃるとおりです」
Jさん「見捨てるなよぉ」
Cさん「NSユンジは? カン・ジヨン(KARA)の従姉妹だし、ルックスは申し分ない」
Kさん「そやけど、現時点をもってポスト少女時代と言うには、まだだいぶ距離がありますね」
Lさん「だいたいNSてなんやねん。MSガンダムみたいなことか?」
Cさん「GSユアサバッテリーのようなもんじゃないですかね?」
司会「ew tarのことです」
Lさん「それはあかんやろ。ベテランになっても若手ゆわれるようなもんや」
Pさん「確かにベテランに”New Star”ゆうのはおかしいな」
Cさん「人類が全員ニュータイプになった時にニュータイプってゆうかどうかですね」
Tさん「さっぱりわからん」
Cさん「テジ●先生はオールドタイプですから(笑)」
Yさん「Ailee(エイリ)はどないです? フィソンの弟子やし、ルックス、実力とも充分です」
Pさん「あー『ドリハイ2』に出とる子ね」
Iさん「声がアイユちゃんに似てますね。それやったらアイユちゃんの方がずっとええと思いまへん?」
Kさん「自分でちゃん漬けするなよ」
Iさん「だって覆面座談会なんやもん(プンスカ)。
  アイユちゃんは、『自分とウチは』の大ヒットからまだ間もないし、今度日本でデビューするんですよ」
Pさん「うん。アイユは素晴らしい逸材やで」
Jさん「そうかなぁ」
Pさん「おちこぼれは黙っとき。
  あの子はウチのオーディションを14、5回も受けたらしいんやが、全部落ちてローエンに拾われたそうや。
  く〜、このJ●P一世一代の大失敗や。なんで間違えてジュなんか拾うてもうたんかなぁ」
Jさん「ええ、ええ、そうでしょうとも。ウチもローエンに行けば良かったと最近思いますわ」
Lさん「ただ、アイユは年に1回しかヒット曲出さへんし、タマ(持ち歌)が少なすぎやろう」
Iさん「アイユちゃんはアイドルやありまへんからね。量より質で勝負するアーティストです」
Jさん「そんなん、氷川きよしが”アイドルやない”ゆうのと一緒やぞ。どおゆうたところで実質は同じや」
Cさん「少なくとも自作曲がヒットしてからアーティストゆうて欲しいですね」
Iさん「チッ」
司会「韓国では今はアイドルが圧倒的に強い訳ですが、日本ではいかがでしょうか?
  少女時代は海外ではアイドルよりアーティスト的な売り方を展開しているようですから、そっちの市場も考えてみませんと」
Kさん「日本の音楽市場は韓国の30倍もありますから、アイドルもアーティストも長年住み分けてやって来れました。
  ただ波はあります。ここ2〜3年は、アイドルの需要が爆発的に増えているのは確かです。
  売り上げではアーティストとの関係をひっくり返した感がありますね」
Pさん「うん。今はアイドルの方が稼げるようや」
司会「そんな中、アイユは持ち曲の少ないアーティストとして日本に打って出るんでしょうか?」
Iさん「え? い、いやぁ、他人がどう言おうとアイユちゃんは自分のことアイドルやと思うてますよ、きっと(ほほほ)。日本ではアイドル売りがいいなぁ」
Jさん「ほんならハロプロのオーディション受けて15回落ちろ」
Kさん「日本の芸能界が層が厚いと思うのは、音楽だけじゃなく、若手の俳優やモデルを多く排出していて、これが人気あるんですよ。
  映画やドラマ、CFでの収益を考えると、音楽業界以上という結果も出ています。
  少女時代は音楽で充分売れたので、日本ではあまり展開しませんでしたが、もちろんそういう路線も視野に入れてました」
Lさん「日本では歌手より俳優の方が格上やし」
司会「そうゆう序列になるんですか?」
Kさん「私の調べでは、映画俳優>ショーモデル>ポップスアーティスト>一流スポーツ選手>ドラマ俳優>アイドル歌手>雑誌モデル>グラビアアイドル>AV女優>お笑い芸人、てとこですか。
  あくまで売り上げやなくて格ですが」
Iさん「そんならお笑い芸人のねえさんなんか、最下層ですやん(笑)」
Jさん「だれがお笑い芸人や!」
司会「CFやドラマの分野でいま勢いがあるのは、やはり芦田愛菜ですか?」
Kさん「彼女はもう過去のスターですね」
Yさん「もお? 日本の消費速度、はやっ」
Kさん「ちょっとフジテレビ専属みたいなイメージがついてしまったので、いろいろ使いにくい面もあります」
Pさん「ワシらの調査では、今年来るのは、この子やろうということになっとる(ぴら)」
    
司会「おお、可愛い!」
Pさん「今年21歳。ルックスは申し分なしだし、目に力がある」
Yさん「あー、スターの条件ですね」
Pさん「名前もごっつ力があるで。
  うちの事務所と専属契約を結んで、ヒム・アヤメゆう歌手名で世界に売り出そうかと」
Cさん「ソロで?」
Pさん「いや、ワシとデュエットで」
Jさん「出た出た。師匠得意の半裸デュエット作戦や(呆)」
Cさん「その変態路線はいかがでしょうかね」
Kさん「剛力彩芽はすでに売れているし、事務所も超大手でしょう? わざわざ渡韓してまで歌手に転向する可能性はゼロです」
Pさん「だから、こっそり拉致って来たらええやん。北みたいに」
Iさん「ひえー」
司会「(ぴぴー)問題発言です。雑誌に掲載できる内容をお話しください」
Pさん「ちぇー。あんな危機管理能力のない国民、ちょろいもんやけどな」
Kさん「我々はもっと合法的に話を進めてますよ。次に売れる女優は間違いなくこの子です(ぴら)。春名風花、通称はるかぜちゃんといいます」
    
Pさん「まだ子供やん」
Yさん「日本のキム・セロンてとこですか?」
Kさん「そうですね。セロンよりひとつ歳下ですが、とにかくいつどもどこでも泣けるのが特技で、最近はバラエティによく出演しています。
  この子を今の内から徹底して教育します」
司会「御社得意の英才教育ですね」
Kさん「ええ。いつでもどこでも泣けるから、笑える、ポッポできる、エッチできる、ハードなプレイもこなせる、魔性の子役に育てます」
Jさん「(ずる)ちょっと社長さん」
Iさん「ひくわー」
司会「(ピピー!)」
Yさん「SMの経営陣は変態ばかりやな」
Kさん「冗談ですがな」 ←半分本気
司会「冗談でもあきまへん。だいたいなんで子役がポスト少女時代なんです?」
Kさん「『マルマルモリモリ』の例があるさかいね。結局人気さえあれば、なにがどう化けるかなんて誰にもわかりゃせんのですよ」
Pさん「この座談会の主旨を根底からひっくり返しましたな」
Lさん「ヨン●ン、それはあかんぞ。やはり、歌手は歌手として、正道を歩いてこそ評価されるべきや」
Tさん「そうやそうや」
Lさん「ポスト少女時代なら、実は我が社で準備中や」
司会「ええ、マジでっか?」
Pさん「ぴゃー」
Yさん「新人?」
Lさん「パダ、ユジン、シューの3人組を復活させる(バーン!)」
司会「え、S.E.S…(絶句)」
Lさん「神話が復活するんやから、うちかてS.E.S復活させたるモンね」
Yさん「もお結婚して子供もおるやないですか」
Lさん「そやから子供抱いて歌えばええねん。『子連れ狼』とか歌わせて。これまでのアイドルにないファミリー層や時代劇ペンも全部取り込めるぞ」
Kさん「そうか、ワシの子役構想も盛り込めるし、それはええ。さすが、先生や」
Lさん「そんでその後は、結婚して子連れになった少女時代メンボ集めて、母親時代を結成する」
Kさん「これを繰り返せば、K−Pop界はいつまでもワシらの天下ですなぁ(はっはっは)」
Lさん「はっはっは」
Jさん「アホばっかり」
司会「1行も記事に出来へんやん(とほほ)」







※作者、日に日に壊れて行ってます(笑)


※「フランスで大コケ」…少女時代はアメリカ進出を果たした直後の2012年2月8日、KBS2の『ミュージックバンクinパリ』に出演した翌日、
 フランス2の午後8時のニュース「ル・ジュルナル・ド20H」でインタビューを行い、13日に現地で発売されるスペシャルアルバムを紹介した。
 また人気トーク番組『ル・グラン・ジュルナル』(10日放送)に出演し、トークと『The Boys』のパフォーマンスを披露した。
 この番組はカナル・プリュスで毎週月曜日から金曜日午後7時まで放送されていて、ビヨンセジャスティン・ビーバーレディー・ガガなど有名ポップスターをはじめ、
 ロバート・パティンソンジョディ・フォスターらハリウッドの人気俳優も多く出演した番組。
 このようなフランスの代表的番組に出演するのは、韓国歌手では初めてとなる。
     『The Boys』in Paris


※Ailee…2012年2月9日に『Heaven』でデビューしたソロ歌手。
     『Heaven』
 日本風に読むと”アイリー”だがハングルでは”エイリ”と表記されている。
 アメリカ、ニュージャージー州出身でR&B歌手フィソンの愛弟子と言われている。
 デビュー曲の『Heaven』もフィソン作。
 2011年9月13日放送のMBC秋月特別番組『歌手と練習生』で初めて世間に知られた。
 スケールが大きく、大物の風格を漂わせているので、一発当たったらブームを起こしそう。


※神話が復活…ゼロ年代に大きな人気を誇った男性6人組のアイドルグループ神話が、解散の危機や兵役による活動休止状態などを乗り越え、2012年再活動を始める。
 詳しくはこちらを参照のこと。素晴らしい記事です。
 http://d.hatena.ne.jp/k2atweb/20120202