関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第234話 Unhot Scandal

ビビビビ!
ユリ「むっ…あっちからスキャンダラスな電波を感じる」
ティパニ「久々やなぁ、妖怪アンテナ(笑)」
ユリ「覗きに行く?」
ティパニ「当ったりまえだまえだの声変わりやがな」


ミョンス「(そわそわ)やっぱ最初が肝心や、ガツンとゆうたる。
  向こうはワシに逢える嬉しさで走って来るやろう。ハァハァ息を切らせて”オッパ、待った?”なんてな。
  乱れた髪が額にかかってチョー艶っぽかったりして(うひひ)。そやけど甘い顔したらあかんねん。
  突き放すように”そこへ座れ! これはなんや?”て…ビシッとな、ビシッと。
  突然呼びつけられた理由が判って、急に震え出したりしても許さへんで。
  今日という今日は、あの尻軽女の性根を叩き直してやるんや!」


ティパニ「(そー)なんや、ミョンスのおっちゃんやんか」
ユリ「ハゲが宙に向かってぶつぶつ喋っとるのも気持ちの悪いもんやな」
ティパニ「これはどーみても待ち合わせ。来るのは多分…」
ユリ「奴か…新鮮味のない」
ティパニ「とか言いつつ、見るのを止められないウチらなのやった(笑)」


ツカツカ…カツン
ミョンス「(き、来た!)」
ジェシカ「何の用? 忙しいんやからサッサとゆうてや(ツン)」
ミョンス「(ぴゃー、全然ハァハァしてへんやんけ)。え、偉そうやな。まずは遅れて来た非礼を詫びるべきやないか」
ジェシカ「メールで一方的に呼びつけて時間を指定したのはそっちや。来てやっただけでもありがたいと思え(どかっ)」
ミョンス「(機嫌悪いなぁ。そやけど負けたらあかん。最初はガツンとや)とにかくそこに座れ」
ジェシカ「もお座っとる」
ミョンス「(がく)そおゆうたらそうやね」
ジェシカ「こんなテレビ局のラウンジみたいなところで二人きりで逢うのは勘弁してや。パパラッチされたら困るやろ」
ミョンス「いや、逆にテレビ局やと自然やし、最近周りにパパラッチおらへんから、大丈夫かなぁて」
ジェシカ「ウチの周りには仰山おるねん(がおーっ!)。日本や香港にまで付いて来るしつこい輩も少なくないんやで」
ミョンス「わかったわかった、ワシが不用意やった(なんでワシが謝らなあかんねん)」
ジェシカ「ふん」
ミョンス「ところで、用件ゆうのはこれや(ピラ)」
    
ジェシカ「…ほお、こりゃまた懐かしい」
ミョンス「えらい仲良さそうやが」
ジェシカ「この頃はちょっと仲良かったかな」
ミョンス「今この写真がネットで話題になっとるんや。練習生同士ゆうてもくっつき過ぎやろ。自分とドンへはどんな関係なんや? え?」
ジェシカ「…」
ミョンス「おっ(黙り込んだ。さすがに言い逃れが出来んと観念したか) どうや、なんかゆうてみれ」
ジェシカ「…呆れた」
ミョンス「呆れ…?」
ジェシカ「そんな何年も前のカビの生えた写真、今更振り回してどうゆうつもり? ウチが練習生の頃モテモテやったのは事実。
  もっとくっついてる写真、仰山あるで。いろんな男子とな。今度持って来て見せたろか?」
ミョンス「むう、反省するどころか逆ギレか」
ジェシカ「(ちっちっ)切れてませんよ。ウチを切れさせたら大したもんですよ」


ユリ「古ーう」


ジェシカ「(すっ)」 ←ミニスカの脚、組み直し
ミョンス「ごくっ(ガン見)」
ジェシカ「ウチの顔見て!」
ミョンス「は、はい」
ジェシカ「ウチの言いたいことは三つある。
  (ピン)まず、オッパと出会う前のそんな古い写真、捨ててしまえ。
  (ピンピン)手垢のついたようなネットニュースでいちいちビビるのは、ウチを信用しとらん証拠や。
  (ピンピンピン)そもそもオッパにウチのプライベートをどうこうゆわれたくない」
ミョンス「ゆわれたくないって、それはちょっと冷たいんやない?」
ジェシカ「ふーん。そおゆうたらパク・ボムさんとはその後うまくいってはるの、オッパ?」
ミョンス「(ぎくっ)そ、そ、そんな去年のネタ持ち出すなんて卑怯やん」
ジェシカ「じゃあこの5年も6年も前の写真はどおやねん(ウッキーッ!)」
ミョンス「そ、それとこれとは別やんか」
ジェシカ「別な訳あるか、ボケ!」


ユリ「ウチが見たところ、ミョンスのおっちゃんはアホやろ?」
ティパニ「確かにもともとアホやけど、男って奴は恋をすると、もっともっと果てしなくアホになる生き物なんや」
ユリ「うへー、つきあってる間中、彼氏が坂田師匠みたいになるのはいややなぁ」
ティパニ「そういう意味じゃ…っん、誰か来た」


記者「おっ、パク・ミョンスさんじゃありませんか。それにこちらは少女時代のジェシカさん」
ジェシカ「(ほーら、見つかった)」
ミョンス「お宅は?」
記者「朝鮮エンタメ新聞のMBC番でチョン・ヨンヒョンと申します」
ジェシカ「(すっく)あんにょんはせよ〜、チョンさん。いつもウチらの話題を取り上げてくださってありがとうございます」
記者「これはご丁寧に(さすが少女時代、礼儀がキチンとしている)」
ミョンス「記者かよ。用なんかねーよ。さっさと帰れ(ぺっぺっ)」
ジェシカ「先輩、汚い。こんなところで唾吐かないで」
記者「…(そこいくとこっちのハゲはどうしようもないな)。
  ささ、ジェシカさん、どうぞお掛けになって。
  ところで、珍しいツーショットですね。なんのお話を?」
ミョンス「え? べ、別になんでもあらへん。ふ、不倫とか痴話喧嘩とかしてへんからな」
記者「不倫?」
ミョンス「な、な、なにー? ふ、不倫やとー? 捏造する気か、この三流記者め」
記者「ご自分でおっしゃたんやないですか」
ジェシカ「(まぁまぁ)ミョンス先輩とはいま偶然お会いして。『冷麺』以来ですね、なんて懐かしい話を…」
記者「ああ、あの歌は流行りましたね。もおデュエットはされないんですか?」
ミョンス「やらないやらない。夜のデュエットなんて絶対やってへんもんね(ギューッ)いててて」
記者「それは残念ですね。お似合いのコンビでしたのに」
ミョンス「な、な、なにが言いたいんや、貴様(汗)。名誉毀損で訴えちゃうからな」」
ジェシカ「(なんの名誉やねん?)おほほ、ミョンス先輩にお似合いなのは、ウチより家族の方々ですわ。なにより家庭を大事にしてらっしゃいますもの。
  お嬢さん、お元気ですか?」
ミョンス「ミ、ミンソ? そらチョー元気やで。毎日走りまわっとる」
ジェシカ「それはよかった。もう4歳ですか? 可愛いさかりですねえ」
ミョンス「そうやねん(デレデレ)、ワシそっくりでなぁ…」
記者「(うげ)それはそれは。ではお邪魔いたしました。どうぞごゆっくり(これはなにもないな。時間の無駄や)」
ジェシカ「あんにょんひがせよー(振り振り)」
ミョンス「ふう、びっくりした。急に家族の話持ち出すなんてずるいやないか」
ジェシカ「なんで?」
ミョンス「なんでて、ふたりの時にそんな話はタブーやろ、普通」
ジェシカ「ふたりやなかったし、話を変えにゃオッパ全部バラしてまうところやったで」
ミョンス「そ、そお?」
ジェシカ「それにしても、ミンソちゃんの話になると、あんなに顔が緩むもんなんやねえ」
ミョンス「そ、そうかな(でへへ)」
ジェシカ「ああ、ウチも子供が欲しいなぁ(チラ)」
ミョンス「(ドッキーン!)ア、ア、アホなこと考えるなや」
ジェシカ「うふふ。いっつもフラフラしとる男を繋ぎ止めるには、やっぱり重しが必要やと思わへん? ほな、バイバイキーン!」
ミョンス「うん、バイバイキーン! …てかフラフラしとるのは自分の方やろ…て、もうおらんし。
  …あかーん、今回も負けたような気がするのは気のせいやろうか?」


ユリ「気のせいなもんか。一生勝てんわ、アホ」
ティパニ「とほほ、クソ面白くもないスキャンダルやったなぁ(がっかり)」







※2012年1月16日のオンライン掲示板にジェシカとドンへ(スーパージュニア)のレッスン生時代の写真が掲載され、話題となっている。
 が、古参のファンからすれば、逆に”何で今更?”と思うくらい古いネタであり、その手の話題にはもう辟易なのである。


※その事件のすぐ後(20日)、ドンヘが自分のジェシカとのツーショット写真を掲載した。
    
    「うちの可愛い妹 ジェシカ! 昨日大賞祝ってくれてとてもありがたくて ^^ 今日はドラマ初撮影おめでとう^^ 多くの愛お願いいたしますよ !」
    衣装から推測して、19日のソウル歌謡大賞の終了後に撮ったと思われる。
    ジェシカとの仲が話題になってる最中に、ファンのやきもきを屁とも思わないこの行為。さすがドンヘです(笑)。